ミラノ
ラテン系のイタリア人は仕事より遊び好きで、フェラーリに乗り、グッチ、プラダ、アルマーニと世界に誇る自国のブランドを身に付けて人生を謳歌している印象が強かったのですが、実際、行ってみると、彼らの生活事態は意外に質素だということが分かりました。(ホームステイしたわけではありませんが)
最近、イタリアで「1000ユーロ世代」という本がベストセラーになったらしく、この本は、30代の平均月収が1000ユーロといったことが書かれているらしいのです。1ユーロは目下、150円なので、月収15万円ということになります。これは、日本人の平均月収の半分以下なのです。それなのに、ガソリンが1リットル1ユーロ数十セント、約180円もします。イタリアは日本のように鉄道や地下鉄が発達しているわけではないので、車は必需品です。日本では、だいたい1リットル140円くらいですから、かなり生活も厳しさを伴うわけです。
そういえば、今回の旅行では、やたらとデモとストが多かったのですが、労働者の権利として、イタリア国内では毎月のように行われているそうです。デモやストをやってガス抜きしなければ、やってられない、ということでしょうか。
要するに、グッチだのフェラガモだのトラサルディーなど、高級ブランド品を買えるのは、米国や日本などの金持ちということになのです。
サンタマリア・デレ・グラッツェ教会
それにしても、日本人はイタリア好きです。全国各都市と姉妹都市を締結しています。
ミラノ
首都ローマは東京と、ファッションの街ミラノは大阪と、ナポリは鹿児島市と締結しています。
ミラノでは、青と赤のレジメンタルのネクタイを買いました。18ユーロ(2700円)でした。安物です。
ウインドーショッピングしたところ、イタリアでもアルマーニのネクタイは74ユーロ(1万1100円)もしてましたから。