唖然、呆然、怒髪天を衝く

ローマ

個人的なことを書きます。

先週の金曜日に私の住むマンションの隣家で小火(ボヤ)騒ぎがありました。

不幸中の幸いでした。

正確に言うと、隣りの隣りの部屋の504号室で、隣家の501号室のKさんが異常に気がついて、消防署に電話して「早期発見」のおかげで、ボヤで済んだのでした。

私が、その部屋に入った時には、火は鎮火していたものの、煙が充満していて、息子さんが部屋で倒れていました。動かそうと思っても、恐らく身長は185センチくらい、体重も90キロ以上あり、とても、動かせませんでした。少し煙を吸い込んでしまったの苦しくなり、外に出て、再度、挑戦しようとしたときに、消防員が駆けつけてきてくれて、すべて、解決しました。消防車は3台、消防員は30人以上来たのではないでしょうか。

私も煙を吸い込んでしまったので、その日は半日、気分は冴えませんでした。

これだけの大騒ぎになったのに、504号室の住人は、その後、Kさん宅にも私宅にも何の挨拶もありませんでした。

別に「貸し折り」を持って来いと言っているわけではありません。ただ一言、「先日はご迷惑をお掛けしました」と言ってくだされば、「これからは気をつけてくださいね。我々も協力しますから」で終わる話なのです。

そんなコミュニケーションさえありません。

背中がそら寒い恐怖さえ感じました。

実は、504号室の住人は、昨年末、ひっそりと引越してきて、近隣に何の挨拶もありませんでした。ですから、家族構成も名前すら知らなかったのです。

それが、今回、判明したことは、どうやら、お父さんと息子の二人暮らしで、母親は事情があって、いませんでした。その息子さんも知的障害のある人でした。30歳くらいにみえたのですが、16歳でした。

そういう複雑な事情があって、引っ越してきても周囲に挨拶をせずに「ひっそりと」暮らしたいという気持ちは分からないでもありません。しかし、とはいえねえ…

お父さんが仕事に出ていて、息子さんが一人きりになった時、また、火の不始末で、再度、こういう事態が起きない可能性はありません。消防も、詳しい、出火原因を詳らかにしなかったので、ますます、疑念と不安が深まります。

それにしても、このお父さんという人の頭の神経がどういう構造をしているのか分かりません。

常識に欠けた人が世の中にいるものだと注意しながら生きるしかないのかもしれません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

旧《溪流斎日乗》 depuis 2005 をもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む