帯広動物園
うーん、昨日、「絶縁状」なるものを戴きました。これで何人目でしょうかね。
去年、帯広から3年ぶりに関東地方に戻りましたが、それまで、かなり頻繁に会っていた人でも、疎遠になってしまいました。私は、こちらから敢えて交際を絶つようなことはしません。よって、こちらから再会の約束をすると、向こうというか相手の方から、お断りの連絡があるのです。理由は「忙しい」とか、「時間が取れない」とか。中には「病気した」とかいうのもありましたが、ピンピン歩いている姿を見かけました。
要するに、不遇な境遇にある私とつきあってもメリットがないということなのでしょう。こちらは、損得勘定抜きで付き合っていたつもりなのですが、向こうは「もう利用する価値がない」と判断したのでしょう。
不思議なのは、そういう絶縁状態がここ一,二年で集中的に起こっていることです。数ヶ月前、数年前に知り合った人もいれば、もう30年以上も前に知り合った旧友もいます。10人以上になるのではないでしょうか。ドビュッシーも、旧友が離れていった経験がありますが、それは自分が蒔いた種でした。
もう、思春期ではないので、悩むことはないのですが、一抹の孤立感を感じます。その一方で、段々、長年染み付いた生活の苔みたいなものが取れる気がします。ある友人は「君も悲惨だね。もう少し、人は穏やかに年を取っていくものだと思ったのにね」と慰めてくれましたが、自分自身は如何ともしがたい問題なので、冷静に達観するしかないのです。
長生きするには、「三つの欠け」をしろ、とよく言われます。「義理を欠け」「礼を欠け」「人情を欠け」、いや間違っているかもしれませんが…。(どなたか知っている人は教えてください)
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向こうから離れていくのなら、それでいいのではありませんか。義理を欠く相手もいなくなったし、戦国時代のように、裏切られて、命を落とすこともないのですから。
来る者は拒まず、去る者は追わず