今朝、新聞を読んでいて面白かったのは、産経新聞に載っていた角川春樹さんのエッセイでした。何しろ、タイトルが「文句あるか」なんですからね。
同氏は、最後の方で「何よりも今、奇跡のような恋がしたい。文句あるか。」と結んでいます。「まあ、勝手にやってください」と言いたいところですが、面識もないので、黙っておきます。
何しろ、同氏は、平成16年1月1日に、静岡刑務所の独房に入っておられた時に、「人間は遊ぶために生まれてきた」などと悟ったそうなのです。同年4月8日に仮出獄した時に、角川氏は「生涯不良」を宣言し、「以来、やりたいことしかやってこなかったし、これからもそうだ」とおっしゃるのです。
御年65歳。
何やら昨年、北軽井沢の神社で「全脳細胞覚醒」を祈願したおかげで、肉体が日増しに強靭になり、自宅マンションの1階から9階まで、1日50往復以上し、木刀より数倍重い木剣を1日1万5千回以上、素振りをしているそうな。とりあえず、日本一の武道家を目指しているらしい。
本人はいたって真面目そうなので、思わず、尊敬してしまいました。「生涯現役」と言う人はいても「生涯不良」を宣言する人なんて、歴史上空前絶後でしょう。しかも、65歳ともなれば、普通の人ならある程度、分別というものが備わるものです。それに、角川氏はちょっとどころではなく、精神的にも肉体的にも世間から痛い目に遭った人でもあります。(少しは懲りると思うのですが)
すごい人です。