豊かさの探求

  昨日は、「信長の棺」でベストセラー作家になった加藤廣さんのお話を聴きに行きました。講演会ではなく、小さな勉強会で、参加者は20人もいなかったでしたが、本当にもったいなかったです。今の加藤さんなら2000人くらいの中ホールでも簡単に満員にさせることができるからです。

 

「豊かさの探求」がテーマでした。これは、加藤さんが、サラリーマン時代の20年前に書いた本に加筆したものです。加藤さんは時代小説で世に出る前に十五冊ほど、経営コンサルタントとして本を書いてきましたが、この本が一番愛着があったそうです。

 

この本は昨年、新潮文庫から出ていますので、ご興味のある方は是非読んでください。

 

昨日の話で一番印象深かったのは、現在、「格差社会」が問題になっていますが、昔はそれどころではなかった。今の日本は、世界一格差が少ないというのです。

つまり、現在、新卒社員の初任給が20万円。社長は160万円。8倍の格差です。

しかし、昭和5年の新卒社員の年俸は1500円で、社長は16万円。つまり100倍以上の格差があったのです。

明治新政府の俸給に17階級あり、最高が三条実美の1500円、最低の巡査が12円と千倍以上の格差があったということです。12円の巡査が貧民だったかというとそうではなく、ちゃんと1軒家を持ち、女中を使い、才覚があれば二号さんも持てたというのです。

なぜ、戦後、こんなに格差が少なくなったかというと、GHQの政策の影響だったそうです。累進課税を強化し、富裕税をかけ、日本の金持ち階級を一掃してしまったというのです。

豊かさの探求ですが、人生の豊かさで大切なことは「MIT」なんだそうです。マサチューセッツ工科大学のことではありません。Mはmoney (お金)、Iは intelligence(知性)、 Tは time(時間)で、それらの掛け算で豊かさは決まるというのです。お金や知性だけあっても駄目です。時間がなく、つまり、ほとんどの時間を仕事に取られ、日本人のサラリーマンの多くは家庭崩壊の危機にさらされています。

「仕事に人生を入れるな。人生に仕事をいれなさい」というのが、加藤さんはアドバイスでした。

もっと、知りたい方は、本をお読みくださいね。

【追記】皆さん、コメント有難うございます。お一人お一人に御礼を述べることができないので、茲で感謝申し上げます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください