2003年から06年にかけて、北海道の帯広に一人で住んでいました。
一番辛かったのは、全く生まれて初めての土地で、「地縁」「血縁」「看板」「カバン」がなく、初対面の人に慣れない営業をして回らなければならなかったことです。
そして、厳冬の時はマイナス20度以上にもなる寒さには堪えました。
「何でこんな所にいるんだろう」と、ここはどこ?わたしは誰?という状態でした。
そんな時、自分の運命というものを必死で考えました。
地元のカルチャーセンターで「風水」なんかも勉強しました。
でも、今、こうして思うのは、北海道に行って本当によかったということです。北海道はもともと明治以降に開拓され、余所者を受け付ける所ですし、素晴らしい人にたくさん出会うことができました。
結局、運命とは何か分からなかったのですが、何かがあるような気がしています。
人生には流れがあって、良い時も悪い時もある。ジタバタして足掻いても、一生懸命努力しても実を結ぶことがなく、どうしようもない時があるーといったことを悟りました。
そして、今。また、流れが変わって、永年の努力が実を結んだり、色んな新しい人に巡りあったりしています。
「人生、捨てたもんじゃない」
と生意気ながら思っています。
昨日、敬愛するSさんからメールが来ました。
「朋之介さんはご自分が思っているよりも運を掴み取る力を持っているのだから、これからも前向きに頑張ってくださいね。今年から朋之介さんにとって幸せなことを多く掴み取れるようですよ。自分をごまかさず、人をないがしろにせず運を掴んで下さいね」
と書かれていました。
肝に銘じます。
今、どんなに苦しい暗い状況に置かれている人でも、いつか必ず、報われるということを信じてください。たとえそれが、5年かかろうと、10年かかろうと…。