キューバのカストロ氏の引退は何を意味するのか?


 


 キューバのカストロ氏が19日に国家評議会議長と軍最高司令官の職からの引退を表明しました。


 一昨年から病気療養中だった同氏は81歳。


 1959年のキューバ革命以来、約半世紀にわたって独裁的指導者として君臨してきましたが、ついに城を明け渡すことになったのです。ついにその時が来たのですね。


 しかし、共産党中央委員会第一書記と閣僚評議会議長(首相)の職については、どうするのか言及していなかったので、専門家によると、小平のように院政を引くのではないかという観測があります。


 


 私は2000年6月に、キューバ音楽の「ブエナヴィスタ・ソシャル・クラブ」に憧れて、ハバナに行ったことがありました。驚きました。社会主義とは名ばかりで、ストリートチルドレンが街にあふれ、観光客とみると、物乞いに寄ってきました。黒人(恐らく奴隷の子孫とネイティブ)と白人(スペイン系)との差別が依然として濃厚で、現地で知り合ったカルロス君は黒人で、ハバナ市外からの移動は厳しく取り締まられるというのです。彼は、ヘミングウエイの「老人と海」の舞台になった海岸にまで、案内してくれたのですが、「警察に見つかると捕まる」と言って、タクシーから出てこなかったのです。


ひどく失望したことを覚えています。

 カストロと言えば、とてつもなく大柄な人だそうですね。キューバ革命後、日本人の民間人として割合早くカストロに会ったという元船員の話によると、手が異様に大きく、日本人の小さな手では握っても手が回らず、万力のような力だったというのです。「あれだけ、デカくなければ、革命なんかできないんだなあ」と言うのが、その元船員の感想です。


 

 カストロ氏は、若い頃は一流の野球選手で、米大リーグからもスカウトがあったらしいです。


 「もし、カストロが大リーグに行っていたら、キューバ革命なんか起きなかったのに…」というのが米国人や亡命キューバ人の間で流行っているジョークだそうです。

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