米倉久邦さんー。今、日本で最も有名な人物です。
日大アメフト反則事件で、内田前監督、井上前コーチの記者会見を仕切って、質問する記者に「迷惑だ」と早く打ち切るよう命じ、「そんなことしたら、日大のブランドが堕ちますよ」と反駁する記者に、きっぱりと「堕ちません!」と切り返した日大広報担当の司会者といえば、分かるかもしれません。
まさに、「傲岸不遜」「横柄」「上から目線」「無礼千万」「何様なの???」…。
どう見ても後期高齢者に見える老人。利権が盛りだくさんの日本一のマンモス大学でそれなりのポジションを確保しているこの人物は一体誰なのかー???
ちょうど、昨晩も、広島にお住まいの菅原先生と電話で話しをしていて、この話題となり、右翼の菅原先生は「じゃけん、あの広報はいいのお。しつこい記者の質問をさえぎって、面目躍如じゃ。読売新聞の出身じゃないかのお」とべた褒めでした。
やはり、どう見ても、教育界出身に見えない。どこかのマスコミ出身の匂いがするというのが、二人の一致した見解でしたが、やはり、(と繰り返しますが)マスコミ出身者で、それが共同通信出身だと聞いて、驚くやら、納得するやら。
「横柄」「傲岸不遜」「無礼千万」はまさしく共同通信らしい。。。
しかも、この米倉さん。記者としては最高の地位の論説委員長にまで登りつめた人だったんですね。1942年生まれといいますから、今年76歳。やはり、後期高齢者でしたか。きょうび、この年まで働けるのは、稀というか、奇跡に近いのが現状です。
ます、60歳過ぎればハローワークに行ってもほとんど職が見つからない。65歳過ぎればまず無理。70歳過ぎればあり得ません。
共同論説委員長まで務めた米倉さんにはそんな苦労話は無縁だったことでしょう。
多くの人は勘違いしてますが、「広報」の一番の仕事というのは、マスコミに情報を公開することではなく、逆に、いかに、スキャンダルやネガティブ情報を隠蔽することが主目的で、その手腕が問われるわけです。ですから、米倉さんの「QBを潰してこい」という内田前監督顔負けの「記者を潰してこい」という八面六臂の大活躍は皮肉な意味で賞賛に値するのです。
この方、どうやら「前科」があるらしく、日大大学関係者が、広域暴力団からお金を借りてスキャンダルになりそうになったところ、豪腕で情報を握りつぶしたらしいですね。
下衆の勘繰りと言われようが、彼の年俸が気になりますねえ。
ほとんどの人は、マスコミ業界の内幕を知らないでしょうから、これを機会に個人的感想を述べますと、東京の大手新聞・通信社と言われる8社を色分けしますと、まず、産経新聞と時事通信社は論外で、落選。昔から産経=残酷、時事=地獄と言われてきましたが、その社風と伝統は、人事面でも待遇面でも、今でも変わらないからです。
業界のトップはやはり、朝日新聞で「お殿さま」。部数がトップの読売新聞はせいぜい「外様」止まり。日本経済新聞は、そのものずばり「勘定奉行」といったところでしょう。毎日新聞は、薩長に逆賊扱いされた「会津藩」。最後に残った共同通信(=東京新聞)は「お公家さん」ですね。
なぜ、共同がお公家さんかと言いますと、全国の地方新聞社やスポーツ新聞社、テレビ、ラジオ局などからの分担金から成り立っている社団法人ですから、汗水たらして営業することはありません。オリンピックなどの一大イベントがある時は、目の玉が飛び出るほどの特別金を徴収します。ですから、共同通信の記者は、他人様に頭を下げることはなく、宣伝してほしい企業や作家やタレントや政治家や行政から「先生、先生」呼ばわりで、チヤホヤされ通しなのです。
同業他社より2~3倍の人的資源があるので、1人の原稿を書く量も忙しさも、他社と比べて半分か3分の1で済みます。そりゃあ待遇も抜群です。
「横柄」「傲岸不遜」「無礼千万」な態度は、米倉さんに限らず、共同通信の記者に多く見かけました。全員じゃありませんけどね。一部かもしれませんが、そういう甘い会社がそういう人間を育てる伝統と土壌があったというわけですね。
米倉さんの態度は、驚くに値しないわけだったのです。
あくまでも個人的な感想ですけどね(笑)。
あはは? 前職がなんであろうと、老害そのものじゃあ、かっこ悪いっすネ。朝日臭がしてたんですけど、まさかの共同でしたかぁ。。