京都の京洛先生です。
愈々、京都も「祇園祭」の時季なってきました。一昨日(6日) は、「長刀鉾」のお稚児さんと、禿2人が決まり、報道陣に発表されました。
京都新聞HPを検索されると記事が出ています。
稚児、禿の三人はいずれも小学三年生の8歳~9歳ですが、 東京では、5歳の女児が親に虐待され亡くなくなりましたが、 年齢に大差はありません。親の違いや境遇で、こうも、 幼い人生が大きく違ってくるのか、と思うと、厭な世の中で、 嫌な気分です。
ちなみに、このお稚児さんになると、大変なもの入りです。「 もの入り?、と言うのことは、おカネがかかるという事ですか?」 と、野暮な渓流齋さんは目をシロクロされるでしょう。
そうなんですよ。大体、 選ばれる基準やプロセスが一般には全く分かりませんね(笑)。
「透明性!透明性!」と、いつも声高に叫ぶ、マスコミ各社、 報道機関もどういうわけかこれには沈黙です。
さらに、「大相撲の土俵に女性を上がらせない!、「男女差別だ! 」と、文句を言う人たちは、この、お稚児さんが、祭祀で、 母親は勿論、女性の世話を一切受けることが、「厳禁」なのに、 これまた問題にしませんね。世間とは、 本当にいい加減なものですよ(大笑)。
「民間の祭祀だから」という皮相な見方もあるでしょうが、 実相は、”舞台裏”には、大変な、おカネ、予算がかかっていて、 今時の、建前を言っていては「スカタンか! そんなこというてたら、やってられまへんえ」ですよ(笑)。
稚児の世話をする周囲、関係者への、心づけ、 気配りなど半端ではありませんね。言ってみれば”消費の世界” です。
着物を着て、何処へでも、ウロチョロするだけの、 サンドウィッチマン程度の京都市長や、 京都役所がお金を出すわけがありません(笑)。 八坂神社も出しません。鉾町は下働きはしても、それ以上でも、 それ以下でもありません。当然、稚児の費用は、 お稚児さんの家が受け持つわけです。
「どれくらいかかるものですかね?」と、下品な探訪記者の習性、 根性で、すぐ、下種の勘ぐりに走るでしょう。当事者に、 直かに聞かれれば、正確なことが分かると思いますが、 そんなことは、口が裂けても、家人が言うはずがないでしょう( 大笑)。
巷間、一説には、「一本とか、二本とか」言われていますね。
貴人の事だから「え!一本とは、つまり百万円ですかね?」 なんて言いそうですが、桁が違いますよ。まあ、 一流大会社のサラリーマン風情の子供ではとても無理でしょう。
5歳の女児の虐待死と重ねて思うに、「階層社会」は、 厳然とあるという事です。
写真は新緑の大徳寺の境内と、過日、 渓流斎ブログで取り上げて頂いた京洛人士による「 昼食探訪の会」で出かけた、洛西のはずれの「すしごはん 馬ん場」の、評判の「海鮮丼」です。ランチタイムのこの時間は、 食欲旺盛、体力ある大学生、若いサラリーマンが押し掛け、 店内は満員御礼。食が細っている「還暦」を過ぎた年寄りには、 ヘビーな分量でした(笑)。
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