稲庭うどん・秋田郷土料理店「銀座 佐藤養助」=菅首相と柿崎首相補佐官が御会食

 菅首相は、「首相の一日」を見る限り、朝、昼、晩のご飯はほとんど高級ホテルで召し上がっておられます。赤坂の議員宿舎では、どうも、奥方様と一緒に住んでいらっしゃらないんじゃないかと思われます。余計な推測ですが。

 食事はいつもホテルなのに、10月1日(木)夜は珍しく東京・銀座の稲庭うどん・秋田郷土料理店「銀座 佐藤養助」で会食されておりました。御相伴に与っていたのが、あの注目の共同通信・元論説副委員長から首相補佐官に御栄進されたばかりの柿崎明二氏と園田修光参院議員です。柿崎氏は菅首相と同郷の秋田県出身でしたね。

 それで秋田郷土料理店ですか。彼の首相補佐官就任祝いを兼ねていたのかもしれません。10月1日付の人事でしたから間違いないでしょう。

 場所が銀座ということでしたら、私もそこにランチに行かざるを得ません、ということで、本日行って参りました。

 お店は、泰明小学校近くと言えば見つけやすいかもしれません。斜め向かいにラーメンの「はしご」があります。私も何度も傍を通ったことがありますが、入店するのは今回が初めてでした。

 注文したのは、かけうどんの次に安い「二味せいろ」です。それでも1300円。天ぷらせいろになると2200円でした。残念、手が届きませんでした。そしたら、お隣の若い女性が平気で注文して食べておられました。

 麺に独特のコシがあり、実に美味い。一口食べただけで絶品さが分かりました。それだけの値段の価値があるお店でした(笑)。「八代目 佐藤養助」の創業は、万延元年。この年は、桜田門外の変があった年でしたね。まあ、凄い歴史です。

 秋田県湯沢市に総本店があり、同県内に10店舗、このほか、東京と福岡や、海外では香港とソウルに出店しているようです。

 うどんでこれだけ美味いのですから、秋田郷土料理なら大いに期待できます。その夜は、柿崎氏もさぞやご満悦だったことでしょう。

 帰り、お勘定を払うときに、早速、取材しました。「この店はお二階もあるんですか?先週、菅総理大臣がお見えになったようですね」

 「そうなんですよ。新聞に載っちゃいましたからね。先週の木曜日でしたか、飛び込みで来られて、SPが20人もいらしたんですよ」。あらま、僕みたいな密偵にそこまでしゃべっちゃっていいんでしょうか(笑)。しかも、ちゃんと、20人、本当に一人ずつ数えたのかしら? それにしても、日本の最高権力者が予約なしで来られたとは驚き。

 「(菅首相は)官房長官時代からよく御利用して頂いてますからね」

 あ、そういうことでしたか。菅首相にとって、ツーカーで話が通じる馴染みのお店だったんですね。

 最近の渓流斎ブログは、銀座のランチの話ばかりですが、本日は内容が濃いので、大目に見て頂けることでしょう(笑)。