日本の食料自給率39%を放置してええものか?

東京スカイツリー

JBSと聞いて、すぐ何の会社か分かる日本人は皆無に近いと思います。

恐らく、スピーカーの会社(それはJBL)か、ミュージシャン(それはJSB)だと勘違いする日本人が多いと思います(笑)。

実は、世界最大級のブラジルの食肉会社なのです。牛肉、豚肉、鶏肉なんでもござれ。アメリカまで含む世界各国の食肉会社をM&Aで傘下に入れ、まさに飛ぶ鳥を落とす勢いです。

ブラジルには第2位の食肉会社BRFもあります。いずれも今、腐った不衛生な食肉を世界各国に輸出しているのではないかという疑惑に晒されております。

日本ではあまり報道されていないので、知らなかった人も多いと思います。

何しろ、しっかりと会社名を具体的に出していたのは、ロイター通信など外国の通信社だけでしたからね。

それら外国の報道などによると、これらブラジルの食肉会社は、もう何年も前から、衛生管理の行き届いていない食肉を世界各国に輸出していたそうです。何故、そんなことができるのかというと、検査官に多額の賄賂を贈って見逃してもらっていたからなのです。

早速、ブラジルからの食肉輸入の禁止措置を講じたのが、中国、韓国、ベトナムなどのアジア諸国です。日本も鶏肉の80%もブラジルから輸入しているので、遅ればせながら対策を打ち出し始めました。

あ、先日、たくさんの焼鳥を食べてしまった!

お~こわ~です。

兎に角、日本の食料自給率は、カロリーベースでわずか39%なんですからね。何処かの国からの食料輸入が止まったら、もう日本はお手上げです。貧乏を売り物にしているタレントさんのように、公園の草を食べて生き延びるしかありません。

いずれにせよ、日本の食料自給率は低過ぎます。カナダの258%は異様に高いとしても、フランスは129%、米国も127%もあります。鎖国したって、十分に食べていけます。

政財界の偉い方々は、この異様に低過ぎる日本の食料自給率について、もう少し考えて頂いてもよろしいんじゃないかと、私は心配してます。

京洛先生を囲む会

霞が関

昨晩は、久し振りに痛飲し、翌日は二日酔いで半日は使いものにならず(笑)。

京洛先生が京都から東下りされて、彼を慕って集まった人雲霞の如く。まさに、仕事も取引先とも監督官庁でもないのに、老若男女が16人も参集しました。

東京・内幸町のプレスセンター地下にある「おか田」という焼鳥店でしたが、10人の予約なのに、後から後からいらっしゃるもんですから、花金のせいで座る席もなく、立っても執念深く呑み続ける方もいらっしゃったか、いらっしゃらなかったのか、群衆にまみれて確かめようもありませんでした。

昔のプレスセンターの地下は、呑み屋さんや喫茶店だらけでしたが、驚いたことに、今では飲食店は、この「おか田」のみ。あとは、眼医者とか歯医者さんだらけになってしまい、つわものどもが
夢のあとを感じました。

飲み会には、「破(わ)れ鐘三羽烏」と呼ばれる声が半端じゃないくらいどデカイ三人衆が集まったものですから、この3人による独演会となりました。

まあ、他愛のない話です。単に普段の欲求不満を解消するような与太話ですが、早晩、こんな与太話も共謀罪法の成立で、何もできなくなるかもしれませんね。

皆さん京洛先生を通じて集まったものですから、どういう繋がりあるのか、京洛先生のみぞ知るという感じで、こんな与太話会が30年以上も続くこと自体、奇跡に近いと言えます。

私は、破れ鐘どもの聞き役に徹しておりました。後で、森友学園問題の鍵を握るノンフィクション作家の菅野完さんとフランス大使館の近くで本当に偶然にお見かけした話でもすれはよかったかなあ、と思いました。

参集された方は、殆どこのブログを読まれていないでしょうからね。

それにしても、あれは本当に凄い奇遇だったなあ、今思い出しただけでも、武者震いがしてきます。

ナンデ…(笑)。

戦後2番目の疑獄 アッキード事件 終わりの始まり

ウマイめんこい村通信

ついに昨日、千両役者森友学園の籠池理事長さんが国会の証人喚問に登場しました。

昨晩は、東京・銀座の超高級料亭「東京吉兆」で、お仲間の今井敬経団連名誉会長らとご一緒に、官房機密費かなんかで会食会を開催して、「籠池屋、お前も悪やのぉ~」などという話で盛り上がりました。

周りの芸者衆も「お戯れを~」と大はしゃぎでした。

勿論、私や妻が森友学園問題に関係したとしたら、わたくしは、首相どころか、国会議員も辞めるつもりです。このことは、国会でも堂々と宣言致しました。

ただ、谷査恵子の名前が籠池理事長さんの口から出てくるとは思いも寄りませんでしたね。

谷は、首相夫人付秘書です。私があれだけ、「妻は公人ではなく私人だ」と口を酸っぱくして言いくるめたのに、これでは台無しです。

いくら無能な国民でも、「何で、私人なのに公務員の付人をつけるんだ?」と素朴な疑問を呈せられてしまっては一貫の終わりです。

谷は、大変優秀ですから、妻に代わって、お堅い財務省との交渉役を進んでかって出てくれました。いわゆる口利き、政治的圧力かもしれません。

まさか、籠池理事長さんが、証拠品のファクスを国会にまで持ち込むなんて思いも寄りませんでしたけれど…。

おお!既に、谷が1998年経済産業省入省の公務員であることが、ネットでバレてしまってますね。顔までアップされてしまってます。誰なんでしょう。こんなこと書く素人は!

でも、女房役の菅官房長官には厳しく、火消しに努めるよう発破をかけておきましたから、大丈夫。新聞の論説委員連中には既に手を回しておきました。

テレビのワイドショーには、いつも接遇している強力なシンパのコメンテーター、スシローがおりますから、馬鹿な国民を上手く騙くらかしてくれるので、これで安心です。

街の声とやらは、吉本かジャニーズしか興味ないことは私もよく分かっていますからね。こんなコップの中の嵐はすぐ止んで、年を越す頃は、みんな忘れていることでしょう。

この世で、私ほど天下国家の行く末を案じている者はいないでしょう。

首相の私が、100万円の端金なんか渡すと思ってるんですか?桁が違うでしょ、桁が!

私は辞めません。これで日本も安泰だ。

(最近の事案を元に創作されたもので、事実関係は不明です)

ポールの10万円は暴利では?

竹林の賢人

ポール・マッカートニーが4月に再来日して、日本武道館で公演を行いますけど、SS席が何と10万円なんですからね。ぶったまげましたよ(笑)。

今の私の一人当たりのGDPは、ベトナムかカンボジア並みですから、チケット代が、私の1カ月に貰える手取り給金よりも高いとは!

一体、誰が行くんじゃい、とファンを返上したくなりました。

ポールで連想すると、彼はよくビートルズのメンバーだったジョージ・ハリスンのことを最年少で弟分だったことばかり強調していました。

しかし、ポールは1942年6月生まれ。ジョージは1943年2月生まれですから、日本で言えば、学年は同じで全く変わらないんですよね。

ところが、英国の教育制度では、新学期は9月から始まり、7月に終業しますから、ポールは41年9月以降生まれと同学年、ジョージは42年9月生まれ以降と同学年で、ポールが一年、リバプール高校で先輩だったわけです。ちなみに、ジョン・レノンは1940年10月生まれですから、ポールの2年先輩だと思っていたのですが、1年先輩だったということになります。

何でこんなことに拘るのかと言いますと、教育制度だけでなく、国家予算の会計年度が世界でバラバラだということに、3月の卒業シーズンになって気づいたからです。

我が国日本は、新学期も会計年度も4月から始まり、3月に終わります。企業の決算もそんなもんでしょう。

一方の米国は、教育は9月~8月(7~8月は夏休みですが)なのに、合衆国連邦の会計年度は10月~9月なんですよね。

そして、企業の決算も10月~9月もあれば、1月~12月もあればバラバラのようです。

面白いのは英国で、教育は9月~8月なのに、会計年度は日本と同じ4月~3月だとか。

ちなみに、中国やベトナム、それにフランス、ドイツ、ロシアなどの会計年度は1月~12月です。

よく国の予算と企業決算と教育がバラバラでやっていけるものだと思いますが、英米は、日本のように、新卒の集団面接試験とか、採用時期が決まっていないからなんでしょうね、きっと。

こんなもん世界で統一するのも愚の骨頂ですが、教育制度の違いで先輩と後輩の概念も変わるのですから、面白い現象だと思います。

シムズ理論は国民を幸福にするのか?

竜宮小僧?

黒田さんが日銀総裁に就任して5年も経つのに、デフレ脱却と2%インフレ目標の達成は、結局うまくいかず、いわゆるアベノミクスも失敗に終わったようです。

黒田さんの標榜した異次元の緩和とやら、国債をジャブジャブと発行して買い漁り、遂には、マイナス金利という禁じ手の金融政策を導入しながら、大衆の消費は伸びず、景気も上がらず。

笛吹けども踊らず、というより、無い袖は振れず、ということなのでしょう。

所詮、無理な話なのです。

賃金も上がらず、年金もカットされれば、大衆は馬鹿じゃないですから、敢えて欲しい物は我慢することでしょう。

竜宮小僧?

今は、スマホという大変な武器がありますから、これさえあれば、ゲームも出来れば、新聞雑誌も読めれば、百科事典にもなり、料理本にもなり、教則本にもなり、テレビにも映画にもなりますから、敢えて少ない可処分所得から消費動向に貢献しないでも済んでしまっているわけです。

そこで、ここにきて、金融政策の限界説から、財政政策にシフトして、今「シムズ理論」なるものが脚光を浴びてます。

何知らない?

今や経済専門紙・雑誌で取り上げられない日はないくらいですから、知らない人は潜りですよ(笑)。

竜宮小僧?

何の潜りか分かりませんが、私も潜らずに浮かび上がってみました。しかし、このノーベル経済学賞を受賞したプリンストン大学のクリストファー・シムズ教授の「物価水準の財政理論」を理解できる人は、世間ではそうザラにはいないだろうと確信しました。

何しろ、基礎的財政余剰の実質値やら、貨幣発行益の実質値やら、専門用語の基礎知識がなければまずお手上げです。

とはいえ、こんな専門用語なんて、その筋の符丁と同じような虚仮威しで、怖がることもないのです。

ある経済評論家が、分かりやすく解説してくれたところによると、このシムズ理論というものは、政府が財政赤字を放置して、政府は借金を返済できないのではないかと国民の不安を煽ることによって、通貨価値を下落させ、物価を上昇させて目標を達成するという実に強引というか、ヤクザのような手口なんですからね。

こんな財政政策が国民の幸福に寄与するというのでしょうか?

片岡みい子さんのお別れの会

神楽坂「紀の善」のクリームあんみつ

昨日は東京・神楽坂の日本出版クラブ会館で行われた翻訳家・フリーライターの片岡みい子さん(1950~2017)の「お別れの会」に参列してきました。

彼女の交流の深さと人徳でしょうか、およそ170人もの友人知人が集まりました。亡くなったのが2月7日ということでしたが、まだこれから先のあるお若い年齢であの世に旅立たれたので、多くの方から惜しまれる声が聞かれました。

本当に、多くの友人知人に恵まれました。旧ソ連の反体制派の人々の支援運動家として活動した正垣親一氏(1947~2001)を支えるパートナー、妻として、毎年東京・銀座の渋谷画廊で発表する「It’s 展」会員の芸術家として、世間ではよく分からないおつな寿司セミナーの世話役などとして日々社会貢献されてきたせいか、彼女と関わってきた人たちが縁の下で働き、会場には、彼女が翻訳した数多くの本や、描いた絵画なども展示され、パワーポイントで作成された写真や動画も公開されていました。

これらは、すべて、残された友人知人が手分けしてボランティアでやったわけで、とても人徳がなければ、こんな形で盛大な会が催されることはないと思いました。

中国 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

小生は、(2014年に解散した)おつな寿司セミナーのメンバーの一人として、もう30年近いお付き合いでした。大学の後輩であったので、「先輩」と呼び掛けると、よく「先輩はなしにしましょうねえ」と怒られたものでした(笑)。

それでいて、「渓流斎君、これちょっと調べといてくれない?」「渓流斎ブログで本の宣伝してくれない?」なぞと、さりげなく頼りにされたこともしばしばでした。いや、ほんの数回程度ありました(笑)。

彼女の辛酸を舐めるような人生体験は、著書「たいへんよく生きました」(論創社)に詳しいのでここには触れません。

ただ、とても、しっかりとした方で、苦悩は表には出さず、むしろ、物事を前向きに明るくとらえて、話が暗くなったりすると、「そっかー」と相槌を打ちながらも、「もうその話は終わりにしましょうねえ」と言う方でした。

 中国 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

そして、準備のいい方で、遺言として以下の言葉を我々に残してくれました。

「皆さま、生前は大変お世話になりました。仕事や旅行や会食や趣味や、色んなプロジェクトでご一緒でき、本当に楽しかったです。いろいろ教えていただき、誘っていただき、心配していただき、美味しいものを御馳走していただき、見守っていただき、有難うございました。私はお先に参りますが、もし精霊になったら、皆さまをしっかり応援することをお約束します。

2017年2月 みい子」

あの世に旅立ち、精霊になったら見守ることを約束する、なんて実に彼女らしい。彼女の性格がモロ表れていました。

お別れの会で、司会進行役を務めた方は、彼女と親しかった元民放の女性アナウンサーの方でしたが、この文章を読みながら途中でもらい泣きさえしておられました。

 中国 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

私も、多くの方が集まる会合は3年ぶりぐらいで、久しぶりに参加しました。

会場には、おつな関係の方は、全体からみると意外と少なく28人程度でしたが、それでも多かったようです。

中には、3年ぶりのYさん、5年ぶりのHさん、10年ぶりぐらいのSさんら久しぶりにお目にかかる方もおりました。自分を棚に上げて何なんですが、皆さん、さすがにお年を召しました。

会が終わって、せっかく神楽坂にまで出て来たものですから、私の行きつけの料亭に行く予定でしたが、そんなものあるわけなく、いつものことながら、一体何人集まるのか分からないので予約もできず、その場で決めてしまうのですが、京都から下って来られた京洛先生がお入りになった所は、何と、近くの目の前に飛び込んできた焼き肉屋さんでした。

そこには後から合流した方も含めて12人ぐらいの大所帯になり、朝鮮の濁り酒のマッコリをガバガバ飲んで、「おつなの会って何なのですか?」と聞かれ、なんやらかんやらお話をして帰りました。この中で、この春、O氏の御子息が名門校から赤門大学に現役合格された話や世界シェアナンバーワンのベンツのバスがなぜ日本に参入できないのかといったKさんの講義は面白かったですね。

このまま帰る予定で一人、皆さんと別れたところ、途中で、悪い人たちに捕まって、何と、昼間は行列ができる老舗甘味処「紀の善」に入って、クリームあんみつまで食してしまいました。

昔は、お酒を呑んだ後はラーメンが定番でしたが、今はもう、お酒を呑んだ後はあんみつの時代になりましたか(笑)。

ここでは、重職に就いているY君が54歳にしてパパになる話(ママは何と犯罪的にも21歳も年下!)や、スウェーデンから帰国中のH氏が、意気盛んにも若い女性からもてているという自慢話をさんざん聞かされて盛り上がりました。

本当にごちそうさまでした!

サイバー攻撃には気をつけろ!

Invalid

この世は悪意に満ちた世界なのか。

庶民の必死の防衛策として、先日、銀行の振込手数料が格安か無料になるいわゆるインターネット・バンキングを申し込んだところ、サイバー攻撃犯罪のニュースを聞きました。

スパムメールや、マルウェアウィルス等を送りつけて、ID、パスワードを盗み、遠隔操作するという奴らの手口は分かっていました。

だから、決まったパスワードではなく、瞬時にしてコロコロと変わる使い捨てのワンタイムパスワードなら大丈夫かと思ったら、何と、今のハッカーの皆さん(なんて言う必要もないか?)には、そんなもんでさえ簡単に打ち破ることができるんですね!

我々庶民は、どうせよと言うんじゃいと、力なく苦笑するしかありません。

世の中、悪人だけが住んでいるわけではありません。

そんな悪意のソフトが、パソコンやスマホやタブレットに紛れ込んでいるか無料で診断してくれるサイトを、一般財団法人「サイバー犯罪対策センター」が公開してくれました。

このニュースは、瞬く間に広がったせいか、このサイトにアクセスするとかなりの民衆が雲霞の如く押し寄せているようでなかなか繋がらず、かなり待たされます。

それでも辛抱強く待っていると、繋がり、数秒で診断してくれます。

私もやってみました。

大丈夫でした。でも、インターネット・バンキングを利用する前に、毎回、診断をやってみようかと思ってます。

先日も、東京都税局と名乗る収税人から、ネット登録して納税すれば楽ちんよ、と勧誘のお手紙が届きましたが、その数日後に、都税局のサイトにサイバー攻撃があり、何万人かの住所氏名年齢から口座番号等がハッキングされたという ニュースを聞き、嗚呼、ネット登録しなくて良かったと安心したものでした。

やはり、毎日、毎時、ニュースに接していなくては、現代社会を生き抜いていくことができません。新聞も一紙だけ読んでいては駄目です。複数紙読んで初めて違いが分かり、各紙の趣味趣向も分かり、欠けた部分も補うことができます。

ワンタイムパスワードを盗み取る事件も、某大手紙には一行も載っていませんでした。私は、ラジオのNHKニュースを聞いて知りました。

稲田防衛相の父君

都内
甲子園球場です。

森友学園の快進撃は止まりません。下馬評に違わず、三回戦、準々決勝は、楽々突破し、今、準決勝にまで勝ち進みました。

このままいけば、確実に決勝で安倍学園と激突するはずです。

さて、一昨日、偶然にも森友学園のキーパーソンの一人である「日本会議の研究」作家菅野完氏と遭遇したことを渓流斎ブログに書いたところ、普段読んだことも見たこともない人までが多勢アクセスされて、サーバーがパンクしたようです。

というのは、ポスト真実です。実際はほんの少し増えた程度です(笑)。

◇千両役者の登場

森友学園物語も、かなり芸達者な千両役者が出揃いました。

最初は、何が何だか分からず、そのまま深みにハマって、まるで、実況中継のようなことをこの渓流斎ブログで始めましたが、今でも実際、どんな方向に展開するのか見当もつきません。

昨日は、森友学園の籠池理事長が「安倍首相から100万円貰ったでがんす」と、テーブルがひっくり返るような爆弾発言を野党議員団の前で発言し、慌てた自民公明与党は、あれ程拒絶していた籠池理事長の証人喚問を、渋々どころか、今度は積極的に決定したということですから、リング最前席の観客からも大きなどよめきが聞こえました。

◇日本会議人脈

さて、森友学園物語には、沢山の千両役者が登場したことに触れましたが、地下水脈のように繋がっているのは、日本会議人脈だと言えます。

籠池理事長本人も、日本会議大阪支部の幹部ですし、安倍首相、鴻池参院議員、稲田防衛相ら名前が出た政治家もほとんどが日本会議シンパの議員連盟として名を連ねております。

周囲に大阪府の松井知事と財務省理財局長らの高級官僚、狂言回し役者として、ノンフィクション作家の菅野氏と、まさに社会派の広津和郎か石川達三や山崎豊子が飛び付きそうな題材です(笑)。

ここ数日、脚光を浴びているのが、何と言っても稲田防衛相でしょう。お膝元では、南スーダンにPKOとして派遣された日報隠し疑惑問題が浮上しているのに、籠池理事長との浅からぬ関係まで暴露され、針の筵に座らされているようです。

私は、稲田氏のことは、もう9年前の2008年に上映禁止問題で揺れて、結局、警察官が劇場の出入口で立ち会いしてまで公開された映画「靖國」の中で、絶叫しているお姿を拝見したのが初めてでした。

当時は、まさか、防衛大臣にまで昇り詰めるとは想像もつきませんでしたが、安倍さんがこの映画を御覧になって、スカウトされたのではないかと、勝手な想像が働いてしまいました。

◇「頑張れ日本!」の椿原氏登場

稲田氏は、早稲田大学を出た弁護士として著名ですが、なぜ、ここまで民族主義的な愛国者になられたのか不思議でしたが、稲田氏以上に輪を掛けて、愛国主義の急先鋒とも言えるのが稲田氏の父君椿原泰夫(1932年~2016年10月8日)氏だったことは、新聞、テレビではあまり触れられておりませんが、ネットの住人の世界では、ごくごく当たり前のことになっていたのです。

椿原氏は、福井県出身で、京都大学文学部を卒業(フランス文学専攻)。そのまま大学院まで進学されております。

その後、教職に就かれ、京都府立洛北高校の校長まで務めました。

政治運動家としても活動し、「頑張れ日本!全国行動委員会」の京都本部代表となり、桜チャンネルに御出演されて持論を展開されておりました。

実は、これらの情報は、一昨日遭遇した作家の菅野完氏のツイッターを見ていたら、出てきたことでした。

彼は、かなり、言葉遣いが荒いですが、籠池理事長の「安倍首相から100万円貰った」発言が昨日明るみに出るもう何日も前から、御自分のツイッターでこのことに触れておりました。

既成のメディアは何をやってるんでしょうかね?

あの京都にお住まいの京洛先生も御存知なかったかもしれませんが(笑)。

森友学園関係者らしき人物がマスコミに囲まれていた現場に遭遇。いや、関係者ではなく、菅野完さんでした

フランス大使館
昨年は、引退を表明し、「終わった人」に成り果てた渓流斎ですが、昨晩は見事現役復帰致しました。

もしかしたら、完全復活かもしれませんね(笑)。

それはさておき、毎日、自宅と銀座の職場の往復です。最近全く遊んでいません。居酒屋にも行かず、痛飲もせず、咳もクシャミもせず、髭も剃らず、仕事が終わればそそくさと真っ直ぐにお家に帰る謹厳実直な毎日です。

銀座も飽きました(笑)。

そんな時に、かのフランス大使館から招待状が届きました。勲章授与式に出席せよとの仰せです。あのナポレオンが制定したレジョンヌ・ドヌール章です。残念ながら、何の功績もない小生に与えられるわけがありません(苦笑)。他の偉い日本人です。

それでも、私は喜び勇んで参加しましたね。目的は、高級ワインとシャンパーニュです(笑)。
フランス大使館

普通の人間でしたら、フランス大使館なぞ、そう滅多に足を踏み入れることなんかできません。

私は、皆様御存知の如く、普通の人間ではないので(笑)、仏大使館は7、8回目です。(何度行っても、方向音痴なので迷いますが)また、都内の数ある大使館には何カ所かお邪魔したことがあります。

一番風格があるのは、歴史がある半蔵門の英国大使館でしょう。まあ、麻布のフランス大使館も引けを取りませんけど。

虎の門の米国大使館は、何となく機能的過ぎます。面白みに欠けると言ってもいいかもしれません。

斬新なのは赤坂のカナダ大使館です。居心地が良かったのは、代々木八幡のベトナム大使館でした。

最も、セキュリティーが頑丈なのは、何と言ってもイスラエル大使館です。二重三重、四重五重の関所があり、その度に金属探知、持ち物検査があります。

ロシア大使館もそれに負けず劣らぬ厳しいセキュリティーですが、案外、拍子抜けするほど厳しくないかもしれません。警察官の数は異様ですが。

いずれにせよ、どこの大使館も事前に訪問客は予約、もしくは登録されており、後は顔の照合といった感じですから、まず、普通の方はお呼びでないと御理解されてもいいでしょう。

森友学園関連でマスコミ殺到

で、何で、完全復活だのと大袈裟な物言いをしたかといいますと、この小生が御招待された麻布のフランス大使館の近くで、報道関係者らしき集団が、あるマンションの前で張り込みをやっていたからでした。

新聞各社とテレビカメラが4、5台あり、東京の民放キー局と天下のNHKと全て揃っている感じでした。

一体何の取材かなあ、と思いつつ、仏大使館での勲章授与式がありましたから、私は先を急ぎました。

そしてレセプションが終わり、大使館からの帰路、再び彼ら報道陣と遭遇しました。今度は、しっかり、集団で、マンションの前で誰かにインタビューしておりました。

この人垣の周辺は公道ですから、2、3人の警視庁巡査が交通整理に当たっていました。

一般人の私は、報道陣に紛れ込んで、人垣の後ろから話を聞いてみました。そしたら、顔の知れた芸能人でも政治家でもなく、40代ぐらいの何となく政治家秘書といった風情でした。

その彼の口から出る言葉は「籠池さん」だの「森友学園」だの、なーんと、今ときめく森友学園問題の話だったのです。

どなた様か分かりませんが、東京のテレビ局が全局集まるぐらいですから、相当なキーパーソンだったのでしょう。

私も、昔取った杵柄で、久し振りに少し興奮してしまいました。

勿論、私の目の前の若い女性の音声さんは、胡散臭そうなおじさんが野次馬のように後ろから潜り込んできたので、さぞかし、迷惑だったことでしょうが…(笑)。

でも、悪いですけど、私は、場馴れしてますからね。報道陣とはいっても、所詮、烏合の衆なんです。イッタレー、という気分でしたよ。
南麻布

森友学園の籠池元理事長は昨日、東京の日本外国特派員協会で会見する予定だったのに、ドタキャンしましたからね。

それにしても、偶然にしても程がある。東京は凄い所だということを再度認識した次第です。

【追記】

今朝の朝刊を見たら、報道陣に囲まれていた人物は、ノンフィクション作家の菅野完(すがの・たもつ)さん(42)だったことが分かりました。

年格好は当たりましたが、森友学園関係者でもなく、政治家秘書でもなく、大外れでした。

しかし、この方の顔を知らないなんて、報道陣に紛れ込むぐらいですから、潜りでしたね(笑)。

この方、「日本会議の研究」を出版され、極右から極左まで世間から猛攻撃を受け、今最も注目されている作家さんだったのです。若い頃、解放同盟から脱退したり、ホームレスになったり、まさに凄まじい経歴の持ち主です。

先日、森友学園の籠池元理事長にインタビューして、稲田防衛相と親密な仲であったことを引き出し、国会でも取り上げられた程でした。

まさにキーパーソン。いやあ、本当に凄い人と遭遇しました。

インタビューを受ける菅野完氏(Photo par Keiryusai)

稲田姫、万事休す

東京・東銀座にてのひと時

週末の土曜日に都内で開催されるおつな会のお仲間、故片岡みい子さんのお別れ会には、何と、200人近い方々が、スウェーデンをはじめ、世界各国から駆け付けて、参集されるようです。

いやあ、大変な驚きです。

あたしなんか、どう考えても、たとえ生前葬をやったとしても、5人も来てくださればいい方ではないでしょうか。改めて、片岡さんの人徳の厚さと人望の深さを感じます。

片岡さんは生前、もしもの時に知らせてほしい、という連絡先の1人に私め渓流斎の名前もあったということを漏れ伺い、当日は、「世話人」として参加させて頂くことにしました。

世話人といっても、木偶(でく)の坊ですから、皆様の邪魔にならぬよう、世話を焼かせないよう気をつけるだけですが、粗相のないよう頑張って務めさせて頂く所存です。

◇稲田姫が危ない

さて、防人守(さきもりのかみ)大臣(おおおみ)稲田姫こと稲田朋美防衛相(58)が、森友学園の余波で窮地に立たされ、青息吐息のようです。

まあ、主権の最高国家機関である国会で嘘を言っちゃ信頼問題に発展してしまうという好例ですかね。

稲田防衛相は当初、森友学園の籠池泰典元理事長との関係について、国会で「籠池夫妻から何らかの法律相談を受けたことはない」「裁判を行ったこともない」などと答弁してきたのに、実は2004年12月に、森友学園が起こした民事訴訟の第1回口頭弁論に、原告側代理人弁護士として出廷した記録をマスコミから暴露されて、前言を撤回。虚偽答弁は否定したものの、「記憶違い」などを理由に謝罪するというとんだ失態を仕出かしてしまいました。

まるで三流の時代劇を見ているようです(笑)。

「知らぬ存ぜぬ」が、証文を突きつけられてからは一転して、謝るようでは、何か後ろめたいことがあったのではないかと、ヒトは勘繰りたくなりますね?

稲田防衛相の事務所には籠池夫妻から献金までされたというのに(しかも6000円ずつもの大金!)、稲田姫は「10年ほど前に籠池さんから大変失礼なことをされて関係を絶った」と、いきなり告白するんですからね。

えっ?な、な、なんですか?その失礼なこととは? とヒトはスキャンダルに飢えていますから、突っ込みたくなる心情もよく分かりますよ。

それにしても、こんなスキャンダルが告白されたりしている場所は、国会の予算委員会ですよ。日本国民よ、こんなことばかししていていいんですか?

本日、籠池元理事長が、外国人特派員協会で記者会見するようですから注目しましょう。