休息のすすめ

東京スカイツリー

春先は大気が不安定で、天気の移ろいも激しい。人間も同じかもしれません。

先週は、帰宅の通勤時間帯に、人身事故が、木曜日と金曜日の二日連続起きまして、さすがにウンザリしました。

ダイヤが乱れ、時間調整のために、駅で何度も何度も停車したため、倍近く帰りの時間がかかりました。

混雑も半端ではありませんでした。
電車から駅に降りたら、人相の悪い餓鬼に小突かれて、危うく転倒しそうになりました。

民度の低い所に住んでいるので致し方ありません。

地方では過疎化、限界集落となり、商店が軒並みシャッターで閉じられてしまっているというのに、一極集中のお陰で、首都圏の過密と混雑は異様です。

新年度、新学期が始まり、五月病が増える来月は、恐らく、今以上に人身事故が増えることでしょう。

何かいい対策、解決策はないものか…。

東京日比谷

偉そうなことは言えませんが、気が重い場合、どうしようもない場合、心が風邪をひいたと悟って、思い切り休んだらどうでしょうか?

1カ月ぐらい休んでも、どうってことはないと開き直ったら如何でしょうか。

しかし、思い詰める人に限って、「自分がいないと仕事が進まない」「周囲に迷惑を掛ける」と気ばかり焦ることでしょう。

でも、「周囲に迷惑を掛ける」という気持ちが少しでもあれば、わけが分からなくなってしまう前に、思い切って休む方が得策です。

老婆心ながら、経験者は語る。

駅で小突かれて転倒しそうになった時、昔なら頭に血が上って反撃したかもしれませんが、異様に冷静で少しも腹が立ちませんでした。むしろ、可哀相にと思いました。

自分でも不思議でしたが、歳を取るのも悪くないと思いました。

自分さえ良ければ、人を押しのけてでもよいという考えの加害者にはいつか報いが来ることを経験の上で知っているからです。

北朝鮮一触即発? AFNで情報収集

霞神社

一触即発か!?

明日15日は、北朝鮮の金日成国家主席生誕105年ということで、盛大な式典とともに、6回目の核実験とミサイル打ち上げが計画されていると言われ、朝鮮半島は一段と緊張が高まってきました。

何しろ、相手はトランプ米大統領です。先日は、米議会も、安保理も無視して、いきなりシリアに巡航ミサイルを打ち込み、「有言実行」を全世界に見せつけましたから、もしかして、ではなく、高い確率で、北朝鮮攻撃もあり得ます。

トランプ大統領の娘婿クシュナー顧問と対立し、シリア攻撃に反対したスティーブ・バノン大統領上級顧問を重職から解任したぐらいですからね。やると言ったら、やることでしょう。本気です。

それなのに、我が国日本の緊張のなさは、一体全体どうしちまったんでしょうかね?

滝山城址

原子力空母カールビンソンもまもなく、朝鮮半島に到達するようです。当初は25日ごろと言われてましたが、明後日16日にはスタンバイできるようです。

お隣の韓国では、この「カールビンソン」が検索ランクで第1位なんだそうですね。日本の第1位は「佐々木希と渡部結婚」ですから、緊張感が全く違うということがよく分かります。

そのカールビンソン。私も検索してみました。

下院議員カール・ビンソンの名前から取ったんだそうですね。

それなら、カールビンソンではなく、カール・ビンソンの表記が正しいわけです。原子力空母ロナルドレーガンと続けて表記しないでしょ?

この原子力空母、とんでもない代物だったんですね。何しろ、乗員は6000人近く。搭載機は90機。全長は、東京タワーと同じ333メートルもあるんですからね。

中には、売店、床屋、教会まであるというのですから、いわゆる一つの町か村です。

こんなのが、と言ったら殺されるかもしれませんが、大海を悠々と泳ぎ回っているんですからね。しかも、燃料が原子力だとは。

これでは、世界一巨大の動物である鯨さんも逃げますよ。

変わった桜花?

いやはや、それにつけても、これからどんな展開になるのか。恐らく、北朝鮮最高指導者金正恩第一書記も、習近平中国国家主席も、トランプ米大統領も分からないことでしょう。

いずれも「相手の出方次第」と思っているからです。

私の予想では、15日の生誕105周年に、北朝鮮がミサイルを打ち上げても、米国は直ちに行動は起こさないと思います。なぜなら、16日にペンス米副大統領の訪韓が予定されているからです。

カール・ビンソンは16日に到着しますから、臨戦態勢に入るとしてもそれからでしょうね。

しかし、勘弁してほしいものです。

有事の際、真っ先に標的とされるのが、沖縄か、岩国か、横田か、三沢か、横須賀か在日米軍基地だからです。日本が戦争に巻き込まれるといった生易しいものではなく、自衛のための反撃として当事者にでもなりかねないかもしれません。

私は、いち早く情報を察知したいと思い、昨日は、米軍専用のラジオAFNをスマホにダウンロードしました。

以前は、FEN(極東ネットワーク)と言われており、私が初めて聴いたのは半世紀も昔の1967年です。米国の最新のヒットチャートが聴けたからです。

ドアーズの「ハートに火をつけて」、クリームの「ホワイトルーム」、ジミ・ヘンドリックスの「パープル・ヘイズ」などは、FENで日本人としてはいち早くキャッチしました。

ちょうど20年前の1997年にFENからAFNに名称が変わりましたが、日本のメディアより情報が早いことには変わりません。

いや、もともと取材力のない日本のマスコミも、学者さんも、米軍情報を翻訳して、焼き直しているに過ぎないのが実態です。

何しろ、今ではご存知の方も少なくなりましたが、そもそもインターネットというのは、軍事目的で米軍が開発したものですからね。

使い勝手がいいはずです。

かつての最新の音楽情報収集から、今回は軍事情報のキャッチに変わりました。ここ数日は、AFN情報が手離せません。

文楽~うさみ亭マツバヤ

銀座 和らん ランチ豪華天丼

もう何年も前に、大阪府知事か、大阪市長か忘れてしまいましたが、「どうせ、大阪人は、つまらない文楽など見やせんから、いらんやろ」と、大幅に助成金をカットする政策を打ち出して大騒動になったことがありました。

あれからどうなったのでしょうか?

名古屋にお住まいの海老普羅江先生は「大阪は民度が高いから、高尚な文楽なんか見やしない。簡単にチケットが手に入るので、こればかりは本当に助かってます。汽車賃かけて行く甲斐がありますよ」と仰り、昨日は、難波の国立文楽劇場まで、あづさ2号でお出掛けになったそうです。

出し物は、「菅原伝授手習鑑」桜丸切腹の段などを始め、豊竹英太夫改め六代豊竹呂太夫襲名披露 口上もあったそうです。

どちらかと言うと、呂太夫襲名を見たかったようです。

料金は、二等席で2400円。歌舞伎座の二等席は1万4000円ですから箆棒に安いですね。

それでも、劇場は空いているというのですから、やはり、現代人は進化しましたね。

えっ?皮肉に聞こえましたか?

大阪難波と言えば、法善寺横丁です。海老普羅江先生も、芝居がはねて、織田作之助の行きつけだった「正弁丹吾亭」の暖簾でも潜るのかと思ったら、何と、お隣の船場にまで足を伸ばして、入ったお店が「うさみ亭マツハ?ヤ」。

「知りませんね」と、私が正直に応えると、「駄目ですねえ、渓流斎さん。だから、駄目なんですよ、ああたは。うさみ亭は、きつねうどんの発祥地ですよ」と仰るではありませんか。

「えー!?」

これでも、渓流斎。ちょうど30年前に、3年間ほど大阪で暮らし、名のあるお店は制覇したつもりでした。

うさみ亭は、明治26年(1893年)開業。厨房の暖簾には初代の宇佐美要太郎の「要」と、二代目宇佐美辰一郎の「辰」の字が描かれております。

現在は三代目宇佐美芳宏氏。海老普羅江先生も、ヨロヨロと二階から降りて来たこの三代目と遭遇します。

三代目は「おい、誰か、日経の夕刊を買って来い」と手代に命じているのでした。

ちょうど昨日の日本経済新聞夕刊(関西版)に、この店が紹介されていたのでした。

ご興味のある方はご参照のほどを。

知らなかったフランス地方行政区改革

村上華岳の名作「夜桜」にも描かれた円山公園の枝垂れ桜 par Kyoraku-sensei

京都にお住まいの京洛先生から、村上華岳の名作「夜桜」にも描かれた円山公園の枝垂れ桜の写真を贈ってくださいましたので、アップいたします。

いつも有難う御座います。

大した魂消たです。

村上華岳の名作「夜桜」にも描かれた円山公園の枝垂れ桜 par Kyoraku-sensei

ところで、これでも私(わたくし、と安倍首相風に)渓流斎は、「フランスの専門家」と誰も言ってくれないので、ただ単に自称しているだけなのですが、つい、2年近く前に三途の川を渡りかけて全くの不勉強だったため、フランスに関して、世の中がすっかり変わっていたことを全く知りませんでした。そのことを、最近になって初めて分かったのです。

人間、やはり、ボヤボヤしていたら、置いていかれますね。(確かに、ボヤボヤしていたことはまぎれもない事実でした)

一体何のことを言っているのかと言いますと、フランスの地方圏の行政区が、2016年1月1日を境に、従来の「22」(海外地域圏は5)から、「18」(海外を含む)に統廃合されていたのです。

日本人なら、パリとかリヨンとかカンヌ程度の地名を知っていれば、もしくは知らなくても、何不自由もなく暮らせて困らないのですが、当のフランス人にとっては、明治維新後の「廃藩置県」にも相当するような革命的なことだったはずです。

そんなことさえ知らなかったんですからね。ボヤボヤしていて、日々のニュースを追っていなかったせいでした。

村上華岳の名作「夜桜」にも描かれた円山公園の枝垂れ桜 par Kyoraku-sensei

どう変わったのかと言いますと、例えば、アルフォンス・ドーデの小説「最後の授業」で有名なアルザス地方とロレーヌ地方は、隣のシャンパーニュ=アルデンヌ地方と統合して「グラン・テスト地域圏」(首府ストラスブール)になっていたのです。

知らなかったなあ…。

よく分かりませんが、あのシャンペンで有名なシャンパーニュもアルザスもロレーヌも少なくとも行政区の名前から消え去ってしまったわけです。

統合された代わりの名前の「グラン・テスト」とは、「偉大なる東」という意味です。何か、胡散臭い名前です(笑)。左派社会党政権でこんな名称を付けるものなんですかねえ?

とにかく、不勉強のため、今の時点で何でこうなったのか経緯もよく分かっておりません。

ただ言えることは、私が昔から使っていたフランス語の辞書や地図がすっかり使い物にならなくなってしまっていたということでした。

失われた今村復興大臣の時を求めて

桜はまだかひな

今月4日に行われた記者会見で、福島第一原発事故での国の対応や責任を問い糺された今村雅弘復興大臣が激昂して、質問をしたフリーの記者に対し、「出ていきなさい!」「うるさい!」と、机を叩きながら、罵声を浴びせるパフォーマンス。

今の世の中、そのニュースを見逃した人でも、出回っている動画を見ることができます。

私が会った今村という名前の人、いまだかつて、悪い人はいませんでしたけどね(笑)。

しかし、この人、見るからに悪相。「裁判やりたきゃ、やればいいじゃない」という大臣とは思えない程の開き直り。

復興大臣に、被害者にムチを打つような人格の持ち主が居座っているとは、安倍首相の任命責任が問われて当然でしょう。

しかし、大臣の資質に欠ける、という話以前に、この今村復興相は、人類として、いや、霊長類のレベルで資質に欠けています。

見るからに、悪代官風情で、知性のひとかけらもないように見えるので、本当は、興味なんて全くないんですが、この人のことを調べてみました。

今の時代、マスコミの政治部記者が独占していた「国会便覧」なんかなくても、簡単に調べられますからね。

【今村 雅弘氏】1947年1月5日、 佐賀県鹿島市生まれ。70歳。自民党所属の衆議院議員(7期)、復興大臣(第6代)。

佐賀県立鹿島高校~東京大学法学部卒。1970年、国鉄入社。民営化後、JR九州の経営管理室長などを歴任。

えっ!?

この方、最高学府を出てはったんですか?

それも、元国鉄マンだったとは!

馬酔木

あの冷血ぶりは何処から来たのか?

年格好からして全共闘世代ですから安田講堂事件の頃は、本郷で在学中。何かあったのかしら?

血も涙もない悪代官ぶり。自分が大臣であるにもかかわらず、フリーの記者相手に常軌を逸した目つきと言動。

もしかして、大新聞の記者が相手だったら、あそこまで居丈高になれなかったかもしれない(笑)小心翼々な性格。

興味はないですが、少し気になります。

しかし、九州人として恥ずかしいなあ。

ルペン党首がフランス大統領に

幸手権現堂桜祭り

ウマズイめん食い村の赤羽彦作村長さんが、村民2号に引きつれられて、遠路はるばる埼玉県の幸手権現堂桜祭りにお出掛けになられた、ということで、写真を送って下さいましたので、アップさせて頂きます。

これらの写真をお使いになりたい方は、赤羽彦作村長に了解を取って下され。

幸手権現堂桜祭り

扨て、気になるのは、今月23日のフランス大統領選挙です。

あまり頼りにならない(笑)マスコミの事前予想によると、極右政党国民戦線党首のマリーヌ・ルペン党首(48)と、超党派の市民運動「前進」代表エマニュエル・マクロン前経済相(39)との一騎打ちとなりそうです。

恐らく、お二人とも、第1回投票では過半数を獲得できないので、5月の決戦投票に持ち込まれるのではないかというのが大方の見方です。

ルペンさんは、今や世界中で、知らない人は誰もいない有名人です。

もしかしたら、大塚家具の創業者の父親と跡目争いを演じて打ち勝った娘さんより有名かもしれません。

幸手権現堂桜祭り

マクロンさんの場合、まだ、30代という異様な若さが目を引きますが、それ以上に地元メデイアから一身に注目を浴びているのが、彼より24歳も年上の妻ブリジットさん(63)で週刊誌などがこぞって取り上げ、話題となっています。

ブリジットさんは、何と、マクロンさんの高校の先生だったそうですね。

昔、アラン・ドロン主演の「高校教師」という映画がありましたが(古い!)、まさに映画のようなことが実際に起きるんですね(映画の筋とは全く違って、マクロン夫婦は仲睦まじく、10年以上結婚生活を続けているようですが)

幸手権現堂桜祭り

そこで、私の勝手な予想ですが、ルペン党首が結局、フランスの大統領になると思ってます。

ルペン党首は、国粋主義者で、反イスラム、反EU、そしてトランプ米大統領と同じように親ロシアでプーチンさんが大好きです。

何故、ルペン勝利を予想できるかと言いますと、現職のオランド大統領と左派社会党の支持率がガタ落ちで、社会党から離れた有権者が、こぞって国民戦線に乗り換えているからです。

国民は、左翼が政権を握ろうと、右翼が政権を握ろうと、王制が復古しようと、ナポレオンが皇帝を宣言しようと、自分の生活が全てですからね。

国粋主義という言葉も、保護主義というマイルドな言葉に変革され、今では、アレルギーを持つ人も少なくなりました。

以前、かのアラン・ドロンさんが、マリーヌのお父さん率いる国民戦線への支持を表明して、総スカンどころか、大反発を産みましたが、今では、もうそんな事態はなくなったようです。

もう「まさか」じゃないんです。

私は、もう投票前から、ルペン大統領誕生を確信してます。

忖度の世の中は損た

馬酔木

買ったばかりのラジカセがもう壊れてしまいました。

ラジカセ、てゆーか、CDが聴けるラジオです。

そのCDが、何の曲をかけても、1分40秒で止まってしまうのです。

これを買ったのが、2016年1月。まだ、1年3カ月しか経っていません。1万3000円ぐらいしました。

でも、逆に、「1年間の保証期間」がギリギリ過ぎてしまい、修理代が全額負担になってしまいました。

二分咲き

量販店に持って行ったら、何と!案の定、修理すると、1万1000円も掛かるというのです。

これじゃあ、新しいモノに買い換えたって、変わらないじゃないすか!?

悲しいことに、この機種は、日本を代表する世界的なメーカーなんですよ。

勿論、新自由主義のグローバリズムで、安い搾取賃金で、世界第2位の経済大国で作られたものでしたけど。

安かろう、悪かろうではねえ…。

量販店のお兄さんも「ここのメーカーのこの手の修理は、多いんですよ」と言うから、穏やかではありません。不良品を市場に出していると糾弾されてもおかしくないのでは?

最近メデイアを騒がせている会社ですが、こんな庶民が使う安物でも、細かい配慮に欠けるのではないのでしょうか?

政治家や最高権力者夫人に忖度ばかりしている世の中では、そのうち、日本も駄目になりますよ。

えっ?もう既に?…

田蓑橋の桜

田蓑橋の桜 par Naniwa_sensei

 大阪の浪華先生です。

大阪・中之島の「国立国際美術館」に、「クラーナハ展」を見に出かけてきました。

 東京は桜が開花したそうですね。

大阪の桜見物は「造幣局」の通り抜けが有名ですが、堂島川に面した田簑橋傍の小さな一角に植えられた枝垂れ桜は、日当たりが良いせいか、このように咲き始めていて、カメラを向ける人が目立ちました。

 クラーナハ展は、既に”花のお江戸”では開催が終わり、その巡回が、此処、浪華でも、今月16日まで開かれています。1月28日から始まっているためか、入場者は少なく、ゆっくり見られました。

 1517年の宗教改革から500年を記念した展覧会ですが、この時代に生きた宮廷画家クラーナハは、単なる画家、芸術家というより「政治的に生きた人」とも言えますね。というのも、「宗教改革」のマルティン・ルターとも親交があり、彼の肖像画を何枚も描き、プロテスタントのシンパとして、対立するカトリック側からは、絵の注文をとる”商売人”か”実業家”と見ていたようです。

田蓑橋の桜 par Naniwa_sensei

会場に並んだ作品も、首を切断された男と、貴婦人の「ホロフェルネスの首を持つユナイト」。透けたベールの、愛の女神を描いた、艶かしい「ヴィーナス」。老いた男と、若い女性の不釣り合いなカップル」。どれも、見る人の心理を見越していて、刺激的な絵ばかりでした。

そう言えば、ここを発祥地とする大阪朝日新聞社の見るからに巨大なツインタワービルが完成しつつあります。テナントオフィスと高級ホテルが開業します。

本業である新聞販売が激減、というより頭打ちのせいか、副業の不動産業で生き残りをかける魂胆なのでしょう。

この辺り、天下国家を論じたがる新聞記者諸君は少しも分かっていない。自分たちの足元に野火が迫っているのに、手を拱いているばかり。灯台下暗しですね。

まあ、「教育勅語復活」「共謀罪採決」「お友達加計学園血税導入疑惑」の安倍首相の支持率が、いまだに50%も超えるようでは、この先の日本も心もとないですが。

貧民の反乱

Bourbon St. Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
 京都にお住まいの京洛先生から、哀しいような笑ってしまうような複雑な話を伺いました。

 市内の公共図書館の新聞に掲載されていた「餃子の王将」の100円引きのクーポン券のところだけが切り取られる事案があったというのです。

 わずか、100円引きなのに、それ欲しさで、軽犯罪を犯す人がいるとは!

 「それはまだ良い方で、新聞そのものがなくなってしまうのです」と京洛先生は呆れ顔です。もう窃盗罪ですね。

 それだけ、今の世の中、貧困層が困窮しているのです。ホームレスの人だけでなく、若者も中年も老人も。。。国民年金が月額6万円ではどうやって暮らしていけというんじゃい、と叫びたくなりますね。100円のクーポン券を盗む人を責めることができるのは、日々の生活に困っていない人だけかもしれません。

 それだけ、今の世の中、弱肉強食のジャングル化の様相を呈してきたわけです。

 右や左だの、思想信条だのと騒ぐことができるのは、裕福な特権階級だけなのです。

 庶民に唯一できることは、税金で裕福に暮らして胡坐をかいている政治屋や派手な喧伝で暴利を貪っている詐欺師たちを監視して、異議申し立ての声を上げることですね。

Bourbon St. Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 さて、昨日は、久しぶりに感心するとても面白い記事を読みました。

 東京新聞4月1日付朝刊25面。「ツイッター 起源は奈良時代? 木簡に140字制限 『忖度』や『#』の記述も」という見出しです。「忖度」などの文字も写った木簡の写真付きです。

 内容は、大阪北部の国有地で奈良時代に制作したとみられる大量の木簡が出土し、唐などから人材が流入した影響で、ある木簡には、出世競争に負けた役人が腹いせに書いたものとみられる「異国からの流入者を制限しろ。壁をつくって流入を制限しろ。費用はやつらに払わせろ」(現代語訳)といった文字などが見つかったというのです。

 凄い歴史的大発見です。1300年経っても、人間の本質は全く変わっていないという証拠です。

 Bourbon St. Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 でも、これほどのビッグニュースなのに、「あまり話題になっていないなあ…」と、冷静になって、その紙面の他の記事を読んでみると、「デスクメモ」とか称する囲み記事の中に「本日はエープリルフール紙面です」と書いてあるんじゃありませんか!

 ゲッ! やられた。うまくかつがれた…!

犯人に間違えられた話

銀座

日本は少子高齢化で、この先、景気が低迷して、近い将来、もはや経済成長が見込まれないアジアの小国になると識者は予想してます。

しかし、生活のため、都会に出稼ぎに出てきますと、そんなこと、あまり感じられませんね。

都心の駅は、とにかく人、人、人でいっぱいですからね。電車内も立錐の余地もなく立ちっぱなしです。鬱陶しいと言ったらありゃしまへん。

昨日の夕暮れ。帰宅を急ぐサラリーマンや天下りした文科省の元役人に混じって、混雑する駅の構内を蟻の兵隊のように順列縦隊で歩いていたら、右横斜め前を歩く中年女性の肩がけのツーウェイバッグのチャックが半分ぐらい開いているのが目に飛び込んできました。

貴重品が入っていなければ、別に大したことなく、もしかして、格好良いと思って開けているのかもしれませんが、スリの多い諸外国ではまず考えられません。

どうしようかなあ、と思って、彼女の方をチラッと見たところ、たまたま目と目が合ってしまったので、「チャック開いてますよ」と声を掛けてあげました。

そしたらどうでしょう。

そのオバハン(もう女性ではなく)は、キッとこちらを睨み返し、まるで私がチャックを開けた犯人か痴漢であるかのような扱い方をするのです。

呆れましたよ。

見て見ぬフリでもすればよかったのでしょうか?

だから、都会を彷徨く田舎もんは嫌いです。