戦後60年

 1948年から78年までの30年間、週刊新聞「たいまつ」を刊行していた、むのたけじさんが現在も郷里の秋田県横手市で元気に活躍している記事を目にして、大変頭の下がる思いを感じました。現在、90歳という高齢にもかかわらず、毎日、原稿の執筆を欠かさないというのです。
 
 むのさんは、本名が武野武治。戦中に、中国などで朝日新聞の従軍記者として活動し、「この戦争は間違っている」と確信しながら、記事にできなかったことを悔いて、戦後、新聞記者を辞めて、自ら、週刊新聞を発行した人です。戦後60年ですから、その頃、30歳そこそこだったわけです。

 どうやって、新聞経営を軌道に乗せたのか。家族がいらしたのかどうか。いらしたら、どうやって食べさせたのか…。知らないことだらけですが、「志」を持つことが如何に重要か、教えられます。

 60年前の戦争が如何に悲惨だったか、彼のような生き証人がいたおかげで、「抑止力」が働いたと思います。でも、これから、戦争を知らない世代が大半を占めた時に、日本がどう変わっていくのか…。
 否、もう随分変わっているかもしれません。

 日本人は集団ヒステリーに陥りやすいことは、先の大戦の例をみても明らかです。結局、冷静に戦局を分析して、歴史的にも正しかったのが、あのつむじ曲がりで、世をすねて世間に背を向けて生きていたような作家の永井荷風だった、という事実をもう一度、目を向けるべきだと思っています。

勝毎花火 

全国的に有名になった勝毎花火大会を見に行ってきました。

ある週刊誌で、全国ナンバー1に輝いたとか、ならなかったとかの噂で、とにかく沢山の人出です。

帯広の人口は17万人ですが、この勝毎花火の見学者は15万人にも及ぶそうです。

帯広にこんなに沢山の人がいたのかと思われるくらい、多くの人が詰め掛けました。

それにしても、花火の写真がこんなに難しいとは思いませんでした。

動物写真のように、シャッターチャンスを見つけるのがなかなか大変なのです。百枚近く撮ったのではないかと思います。

ということで、これらの写真は、それらの中から選りすぐったものです。
とくとご鑑賞ください。

バルーン

バルーンの中に何が入っているかご存知ですか?

熱気球、というくらいですからね。

そう、ただの空気が入っているだけなのです。その空気をガスバーナーで暖めて、空中に浮かびます。

気球といえば、思い出すのが飛行船「ツェッペリン号」です。

確か、水素が入っていたため、電線か何かに引っ掛けて大爆発しました。

これに懲りて、ヘリウムを使うようになったのですね。

ツェッペリンといえば、ロックバンド「レッド・ツェッペリン」です。英語の発音では、正しくは「レッド・ゼッペリン」です。

ジミー・ペイジによると、本当は「LED ZEPPELIN」ではなくて
「LEAD ZEPPELIN」という綴りにしたかったのですが、アメリカ人が、リード・ゼッペリンと読む恐れがあるので、LEDにしたのだそうです。

LEADでレッドと発音します。鉛のことです。

政界

今、やはり一番面白いのは、政界でしょう。
造反組37人。
郵政法案反対の急先鋒、小林興起氏の選挙区「東京10区」に小池環境相を対抗馬に。
亀井静香元政調会長の「広島6区」に、竹中郵政民営化担当相を対立候補に?

次から次に出てくる、驚きの連続。

小泉首相が、「それでも地球は動く」と自説を曲げなかったガリレオの話を出せば、亀井氏は「これでは、安政の大獄だ」と言う始末。

まさに歴史的な戦いになりそう。

9月11日が楽しみですね。

三浦知良は悲劇のヒーローか?

カズこと三浦知良選手は、サッカーのスーパースターながら、どうも悲劇のヒーローのイメージが強いです。
全盛期にイタリアのジェノアに移籍しても、試合中のヘディングで相手と競って衝突して、顔が変型するくらい血まみれになったり、何と言っても、フランスのワールドカップでは直前に日本代表をはずされたり…。「何か土壇場でついていない人だなあ」と同情していました。
その彼も今年で38歳。7月にはJ1のヴィッセル神戸をクビになっても、J2の横浜FCに移籍して、まだまだ現役を続けようとしている姿に感動してしまいました。

もちろん「サッカーが大好き」というのが根底にありますが、彼の類稀なる前向きな精神は厳しいプロの世界では最も大事なことだと痛感しました。

「週刊文春」8月11日・18日夏の特大号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場したカズは、これまでの波乱万丈のサッカー人生を非常に冷静に分析していました。最も印象深かったのが、以下の言葉。
「技術とかサッカー的なことより、何があっても常に人生楽しまなきゃいけないなということ。いいことも悪いことも全部自分のプラスに変えていくというマインドが大事ですね」

この話は何にでも通用するのではないでしょうか。

NPO

今日は、NPOサポートセンター常務理事の田中尚輝さんの講演を聴きました。

講演が終わって、ある中年のインテリ風の男性が「何で、それほどお金にもならないのに、ボランティアやNPO活動を、そんな楽しそうにできるのですか」と、質問していました。随分、ズケズケと聞くなあと、内心ヒヤヒヤでしたが…。

田中先生の答えは明解でした。

「人は、自分の利益のためだけで動かないものなんです。人の利益のためにも動くんですよ。結局、自分にはね返ってきますからね。自分の人生です。でも、いつか、終わりがあります。せっかく生まれてきたのですから、楽しみたいのです。それなら、義務感からではなくて、世のため、人のために行うと、結構、人生が充実するものなのです。私も民間の企業に勤めて、同じような仕事をすればもっと稼げると思います。でも、お金じゃないんですよ。逆に単なる仕事になれば、楽しめないと思います」

森の国、日本

日本は森林王国です。
国土の何と67%が森林です。

森の国と言われているドイツでさえ、40%もないのです。

フランスは23%。

イギリスは12%しかありません。

日本の何十倍もの広大な面積を持つ中国は、驚くべきことに10%しか森林がなく、砂漠化が進んでいるそうです。

それで、最近の中国の動向の背景が分かりました。

最後は、エネルギー問題に行き着くのです。

12億国民をどうやって食べさせていくか。統治者ならずと考え込んでしまいます。

北海道バルーンフェスティバル

北海道上士幌町の北海道バルーンフェスティバルに行って来ました。
実は昨日も行ったのですが、午後4時の飛行は「風のため中止」。悔しくて今朝5時に起きてでかけたのです。

競技は朝の6時から始まるのです。
でも早起きした甲斐がありました。ほんの少し風が吹いただけでも競技は中止されるからです。昨年と一昨年は、霧と強風で中止されています。

本当に見られただけでもラッキーだったのです。

ナイタイ高原牧場  

日本で一番広い牧場といわれているナイタイ高原牧場に行ってきました。

放牧された牛が3000頭もいるそうです。

あまり人間に慣れていませんが、思い切って近寄ってみました。

でも、皆、食べるのに忙しそうでした。

こうして高原牧場の夜は更けていく。

北海道池田町、全国初のドリカム専門ショップ

北海道池田町町営の「ワイン城」にある旧物産の館が人気グループ「ドリームズ・カム・トゥルー」の関連商品を販売する店舗に生まれ変わるそうです。

ボーカルの吉田美和さんが同町出身で「故郷に恩返しがしたい」という思いが実現しました。
この人、なかなかの故郷思いで、2年前の十勝沖地震では、ポンと500万円の義捐金をポケットマネーの中から贈っています。10月2日にオープンする予定で、ドリカムの専門ショップは、全国でも初めてだそうです。

ドリカム専門ショップは「DCT garden ikeda」(仮称)と呼ばれ、敷地面積が120平方メートル。メンバーのステージ衣装などを飾る「展示室」とTシャツやポスター、キーホルダーなどの関連グッズを販売する「ショップ」があり、年間2000万円の売り上げを目指すそうです。

だから何だ、と言われそうですが、だから何なんでしょうね?