サミットの3F問題

 洞爺湖

 

 

 

いよいよ、今日7日、七夕からサミットが始まりますね。

 

偉い人が世界各国から集まって、何を話し合うのかと思ったら、「3E」とも、「3F」とも言われています。

 

「3E」とは、Economy(経済・金融) Energy(エネルギー) Ecology(環境)のこと。

 

「3F」とは、 Fuel (燃料)Finance(金融) Food(食糧)問題のこと。

これら3つは、相関関係があって、マネーの急激な流動性が投機に走り、ドル安や原油高や食糧価格の高騰をもたらし、環境問題が地球温暖化、食糧危機等に発展するというのです。

識者からこう説明されても、庶民にはよく分かりませんね。経済発展するには、余剰マネーをどこかに振り向けなければならず、トウモロコシや大豆、小麦等の投機に走るのは、自然な流れで、なぜ、トウモロコシ等の価格が高騰するかといえば、石油に代わる代替バイオ・エネルギーとして注目されるようになったためで、この期に及んで「家畜の飼料になるべき穀物が車に回っているのは何事か」という反発も聞かれるようになりました。

要するに、3Eも3Fもすべて、密接に連鎖しているので、この複雑にからまったリングをほどくのには、相当な覚悟と痛みと良心が必要とされます。「石油獲得のために戦争を起こし」「京都議定書にさえ加盟しない」大国が率先して3F問題を解決しようとも、できるとも思えませんね。悲観論ですが。

それではどうすればいいのか?

環境問題の諸悪の根源は人間ですから、問題は複雑です。まさか、皆で息を止めるわけにはいきませんからね。ビル・ゲイツさんのように、早く引退してチャリティー活動に専念するとか、なるべく、自動車やエレベーターを使わないとかして、個人が自分の良心に基づいて生きていくしかないのではないでしょうか。

つまり、サミットの偉い人だけに夢は託せないわけです。北極の氷が解けて彷徨うホッキョクグマや、南極の氷が解けて、地肌がむき出しになった所でうろたえているペンギンの姿を見れば、同じ地球に住む人間として責任を感じないわけにはいかないのです。

「ほんとうの環境問題」

養老孟司氏との対談「ほんとうの環境問題」http://www.shinchosha.co.jp/books/html/423104.htmlを上梓した早稲田大学の池田清彦教授が昨晩、ラジオに出演していましたが、非常に興味深かったです。

残念ながら、メモをしないで、聞き流していたので、正確なことは書けませんが、今の「環境問題」にはかなり、政治的な恣意的な戦略がある、というのが氏の大方の見解でした。

例えば、石油に代わる代替エネルギーとして、トウモロコシなの穀物から取ったバイオエネルギーが注目されていますが、これは、アメリカの余った穀物の価格を維持し、相場を上げるという国家的戦略なのではないか、とか、地球温暖化の元凶として二酸化炭素(CO2)の排出ばかり問題にされているが、CO2の排出を下げるために投入する税金はそれほど効果があるとは思えず、例えば、ツバル諸島に堤防を作る費用に充てた方がいいのではないか、などといったことを提言していました。

同書によると、地球温暖化論というのは、1988年にジェームス・ハンソンという人が言い出したのがきっかけだそうです。

先頃、ホッキョクグマが絶滅危惧種に指定されましたが、それは、地球温暖化で、北極の氷が解けて、ホッキョクグマが溺れてしまい、食べ物もなくなってしまう、という説が背景にありますが、池田教授によると、今から12万年前にホッキョクグマの化石が見つかったそうで、12万年前も今より、4度ほど気温が高かったそうです。

ということは、騒がれている地球温暖化が起きて、環境が変化してもホッキョクグマは、ヒグマのように鮭を食べたりして、何とか生き延びるのではないか、というのが池田教授の主張でした。

CO2排出問題にしても、原発を推進するグループによる陰謀説すらあるぐらいです。「石油は駄目だ。原発ならCO2を出さないから安心ですよ」というわけです。

 

環境問題を声高に叫ぶ人々に限って、大量のエネルギーを消費し、タクシーやエレベーターは乗り放題。まるで、「省エネ、節電は庶民の仕事。我々は免罪符を持っています」と言いたげです。

いずれにせよ、一口に環境問題といっても、根が深い問題であることは確かなのです。

文明の行方

 

「世界」4月号と5月号に連載されていた松井孝典東大大学院教授と松本健一麗澤大教授による対談「維新か、革命か」は非常に刺激的で深く考えさせられる内容でした。ある意味で、昨日書いた靖国問題にも通底するような論考でした。このお二人は、現代日本を代表する科学者と思想家だと私は思っています。

 

ちょっと、自分のメモのためにまとめてみたいと思います。二人の意見は必ずしも全て一致していたわけではありませんが、一々区別することなく、あくまでも自分の備忘録として書くだけです。ですから、皆さんは直接、文献に当たられるのがいいと思います。

人間圏の文明は、大きく3つ分けられる。

1、西洋近代文明

・外に進出する駆動力を持ったストック依存型⇒蒸気船、大砲、電信機、国際法を持つ

・「石の文明」、牧畜⇒移動し、外に拡大してテリトリーを広げないと生きていけない

・近代科学が発達

・リベラルな民主主義、植民地・帝国主義

…環境問題で、やがて破綻

2、アジア文明

・内部に駆動力を持たないフロー依存型⇒貯蓄率が高い

・「泥の文明」(土壌の生産性が高い)、農耕⇒農地相続は長男だけなので、それ以外の子供は教育によって自立させるために教育水準が非常に高い

・本草学(何が毒で何が食用か区別する)が発達

・「なぜ人間は存在するのか」を問うインド哲学

・アジア文明が西洋近代文明に遅れていたわけではない。紙も火薬も活版印刷も中国で発明

3、イスラム文明

・外に進出せず、内に蓄積しないネットワーク型

・「砂の文明」、遊牧、交易

・天文学、数学が発達

【現状】

・竹中平蔵が、日本的会社資本主義を壊して、株主だけのための短期的利益をあげるアメリカ型株主資本主義を導入。

・規制緩和や法人税減税など、儲けられる人間がより儲けていくという新自由主義、市場原理主義を導入

⇒郵便局がなくなり、農村の小規模経営の小農は崩壊。混沌と無秩序

・コーヒー豆は、南米産でもアフリカ産でも、「ヤコブ」と「ネイキ」という2つの会社に支配され、価格も決定されている。

・コメの消費量は、日本は1960年代から40年で半分。韓国は70年代から30年で3分の1に減少し、農業が危機的状況に。

【今後】

・人間圏のユニットは国家(共同幻想で、擬制とはいえ、国土・国民・国家主権という要素を持ち、人々の帰属性をはっきりさせ、大きな求心力を持つ)だが、インターネットが発達したおかげで、個人をユニットとしたシステムが発達するようになる⇒国家主義の崩壊?

・自然と人間が共生するアジアの哲学や宗教で、右肩上がりではない循環系の文明を再構築できるのではないか?

環境ジャーナリスト村田さんの話を聞く

 

昨日は、プレスセンターで開催された「おつな寿司セミナー」に参加しました。ゲストは、環境ジャーナリストの村田佳壽子さん。

色々お話をうかがっていると、結局、環境問題は、人間問題に行き着いて、人間が生きている限り、食物を動植物から搾取し、空気を吐いて、大気に二酸化炭素を撒き散らすわけですから、どんな奇麗事を言っても、始まらないという感想を持ってしまいました。

「不都合な真実」でアカデミー賞とノーベル平和賞を受賞したアル・ゴア元米副大統領だって、大変大変、高邁な精神をお持ちながら、ご自宅の大豪邸では、年間3万ドル(350万円)もの電気・ガス代を消費していたことが判明したように、人間さまは、皆さん「自分だけは特別」だと思っていますからね。

ですから、このまま、人類は破滅に向かっていくのでしょうか?

村田さんのお話によると、今、盛んに話題になっている「地球温暖化」の問題より以上に、「人口問題」や「食料・水問題」「エネルギー問題」の方がもっと深刻だということです。

1985年に全世界の食糧生産高がピークに達し、年々減少し、現在の食糧生産では57億人分しか養うことができない。現在の世界の人口は68億人ですから、11億人が餓死するという計算になるそうです。お金があっても、食糧が買えない時代になるというのです。

世界の68億人の人口のうち、28億人が先進国に暮らしていますが、世界の80%が途上国に暮らし、絶対貧困と言われる1日百円以下で暮らしている人が世界に8億人から10億人いるということです。世界人口が「静止人口」と言われる80億人を突破すると、人類は破滅すると言うのです。2050年には、世界の人口は90億人に達するという予測もあります。

皆さんは生きているので大変ですね。

日本は、現在食糧自給率は39%と言われています。つまり、70%以上、食糧は輸入に依存しているのです。

それなのに、全体の40%を賞味期限切れや売れ残りなどを理由に廃棄されているというのです。

資源についても、石油の場合、1990年と比べ、消費伸び率が0%なら645年、2%なら133年、5%なら70年持つと言われていたのですが、現在、中国だけで11%の伸びなのだそうです。そうなると、あと10年、いや5年ぐらいしか持たないのかもしれません。それ以前に2015年になると、石油価格は高騰して、もう使えないという専門家の予測もあります。何しろ、デビアスのダイヤモンド鉱山は、今年2008年いっぱいで掘りつくしてしまうという予測もあるくらいですから。

うーん、何か絶望的な話ばかりですね。村田さんの話ですと、もっと、市民が意識を持って、環境問題に取り組む代表を政界に送り込んで、改革しなければならないということになります。政治に無関心で現状の30%ぐらいしか投票率がないと現状の大企業などをバックにした既成の政党出身の代表しか政治家になれないというのです。

個人個人でできることは、なるべく車を使わず、エレベーターやエスカレーターにも乗らず、レジ袋を断って「マイバッグ」を用意し、とにかく省エネに配慮するということなのですが、もし、日本人100万人が実行するとCO2を6%削減できるそうです。

結局、環境問題ではなく、人間問題、もっと言えば、「人間、いかに生きるべきか」という哲学問題に行き着くのではないでしょうか。そういう思いを強くしました。

食品の安心・安全

300年以上の伝統を誇る伊勢の老舗菓子「赤福」で、賞味期限の製品を冷凍し、再び、原材料として使用していたことが明るみにでました。

 

今年は苫小牧の「ミートホープ」、札幌の「白い恋人」…とやけに食品の安心・安全を脅かす偽装事件が多いですね。

 

何も、今年が多いのではなく、いずれの事件も何年にも渡って偽装されてきたわけですから、多くは、既に、我々消費者のお口の中に入ってしまっているわけです。

 

私の知っている人に、冷凍保管会社に勤務する人がいます。漏れ伝わってきたところによると、賞味期限切れ(と思われる)食品を冷凍保存している会社は、赤福だけではないようですね。

 

この事実が白日の下に晒されると、日本国中は一大パニックになることでしょう。

 

自社製品の食べ物や飲み物は決して飲んだり食べたりしない食品関連企業の幹部もいるという話も噂で聞いたことがあります。

 

今こそ、政府、企業、学界、メディア、消費者が一丸となって、食品の安心・安全問題に取り組むべきではないでしょうか?

カムチャッカ熊 

 帯広

 

カムチャッカ半島に棲息するカムチャッカ熊は、平均体重500キログラムもある超巨大グマです。なぜ、こんな大きな熊がいるのか、NHKの「ダーウインが来た!」と解明していました。

 

原因は火山だそうです。火山のおかげで、プランクトンの好きなリンが散布され、プランクトンが大量に発生し、このプランクトンを目当てに何十種類ものサケやマスが何十万匹も押し寄せてくる。これらを、熊さんたちが、何の苦もなく手づかみで食べられるので、食物の心配がない。疲れた時に、温泉に入ることができ、火山で地熱が高いので、餌にもなる植物もよく育ち、冬眠期間も普通の熊の半年ではなく、3,4ヶ月で済んでしまうというのです。

 

面白かったのは、熊は子供ができると、雄は家族から離れて、雌と子供たちは雄から隠れて棲むようになる。雌は子供がいる限り、発情しないので、雄は時々、子供を襲うことさえあるというのです。嗚呼、熊も人間と同じなんだなと思いました。(え?)

 

そういえば、写真家の星野道夫さんが襲われたのもこのカムチャッカ熊だったはずです。

 

森の哲人、その後…

このブログでも何回かご紹介した「森の哲人」こと、北海道紋別郡滝上町の森に住む徳村彰さんが発行する「森の子ども村つうしん」が久しぶりに届きました。1年ぶりくらいではないでしょうか。何で、こんな間隔があいたのか、どうしたものかと思っていたのですが、これを読んで分かりました。徳村さんにとって、昨年は大変な年だったようです。

 

何と言いますか、彼にとって、昨年は不運続きでした。1月に交通事故に遭ったことを皮切りに、森の小屋が全焼するという災難に遭ってしまいます。その後、昨年から今年にかけて4ヵ月半も原因不明の下痢に悩まされていたということでした。

 

徳村さんは、今年で80歳になるそうです。若い時、どういう生活をしていたのか不明ですが、噂では貿易会社に勤務していて、中国大陸を中心に駆け回っていたと言われますが、40数年前(ということは30歳代後半)に大病を患い、名医から「あと2年の生命」と宣言され、当時の仕事も都会を捨てて、森での生活を選ぶことにしたのです。

 

北海道の滝上町は、冬はマイナス30度にもなる極寒の地です。そこで、想像も絶する重労働の雪かきと森林での生活で、すっかり健康を回復し、視力も0・1と0・09だったのが、1・0と1・2にまでなったという人です。

 

徳村さんは、今でも環境問題に非常に関心があり、舌鋒鋭い論文も書いております。ご興味のある方は、どうか、検索して調べてみてください。有名な方ですから、彼の著書が何冊か紹介されています。

エタノールの落とし穴

トレビの泉

これまでのガソリンと違って、E3車とかE6車とか呼ばれるエタノールの車は、環境にやさしく、何と言っても、政情不安定な中東の石油に依存しなくて済む夢の自動車が登場したものだ、とばかり思っていたのですが、事態はそんなに単純ではなく、深刻な問題をはらんでいることが、今日の日経紙で分かりました。

インタビューに応えているのは、環境保護論者として著名なレスター・ブラウン氏。「エタノールブームは、穀物と水の連鎖危機を招く」と警鐘を鳴らしています。

同氏によると、大型車のガソリンタンクをエタノールで満タンにするには、人間一人が1年に食べる穀物が必要なのだそうです。それだけではなく、1トンの穀物を作るのに、1千トンの水が必要とされ、水の問題も生じてくる。地球全体でみると、自動車に乗ることができる8億人の人間と、極めて貧しい生活をする20億人が同じ穀物を巡って争っていることになるというのです。

さらに、水をそのまま輸入するよりも穀物の形で買う方が効率的で、豊かな国は穀物をどんどん買うようになり、貧しい国は買えなくなる。未来の戦争は石油よりも、穀物を通じて水の奪い合いになる可能性が高いというのです。

問題のあまりにもの深刻さに文字通り、頭を抱えてしまいました。

 

嫌な東京人

Rome

「クルマを捨てて歩く!」(講談社新書)の著書がある帯広畜産大学教授の杉田聡さんは、広い北海道の大地で、車を持たずに、絶えず歩く、という記事を読みました。(9日付朝日新聞)懐かしいですね。

杉田さんは、自宅と大学まで片道3キロ、近所のスーパーまで週2回、1・5キロを、よほど体調が悪い時を除き、吹雪の日も、零下30度の朝も、只管、歩くそうです。

私も経験があります。帯広に住んでいた頃、自家用車を持ちませんでした。只管、歩きました。でも、最低温度を経験したと言っても、零下19度くらいだったと思います。帯広では、マイナス10度を上回ると、暖かいと思ったくらいでしたが、さすがに、マイナス19度は、堪えました。耳が千切れるので、毛糸の帽子は欠かせません。もちろん、オーバーに手袋。それでも、頭がクラクラすることがありました。歩くといっても、1キロくらい。せいぜい20分か30分くらいです。ほとんど人間は歩いておらず、鹿さんやキタキツネさんと出会いました。

杉田さんは言います。「車は速すぎて、人間の認知速度ではない。他人の思いやりを可能な限り深めることが文明化であるなら、車は文明の利器かもしれないが、文明を破壊する道具ではないか。歩いている限り、多かれ少なかれ人と出会う。車という個室化された自分の領域に入ると、外部の人間のことが分からないと思う」

今、東京のどす汚れた大気汚染の中を歩いています。無関心を装う人間とすれ違うだけです。東京の人は、身内贔屓と、傲慢と贅沢三昧の海外高額出張する人間が大好きなようです。ババア呼ばわりされても、自分のことではないと思っているらしい女性の多くが彼を支持しました。

大新聞に投書した東京に住む45歳の主婦は「影響力の大きさと実行力、思いをかねようとするエネルギーの強さ」に目がくらんで、彼を批判しつつ、清き一票を入れたそうです。

矛盾しているなあ、と思ったら、結局、ご自身が一番大事なのですね。

そういう東京が嫌になりました。

音更町で見た目に痛いほど降り注ぐ星々が忘れません。闇夜一面に星が広がり、自然への畏怖を感じたものです。倣岸な人間など、吹き飛んでしまいます。

水も空気も食べ物も美味しく、暖かい温泉が身に染みました。

東京人は、自分を中心に世界が回っていると考えている人間が何と多いことか!

フェアトレード 

ローマ

旧聞に属しますが、2月のヴァレンタインデー。

もてもてだった若い頃は、トラック1台分のチョコレートがドサリと贈られてきたものです。まあ、こういう罪のない嘘は、許容範囲で許されたし。

それが、年を取るにつれ、年々、その数が幾何学級数的に下降線を辿り、正直、今年はSさんから1つだけ、戴きました。

そのチョコレートは、フェアトレード商品というものでした。

フェアトレードカンパニーというのは、その時、初めて知ったのですが、発展途上国の人々が、ものをつくることを通じて自立を果たすことができるように、現地のNGOや共同組合と連携して、消費者との橋渡しをする会社なのだそうです。まさしく、利益還元。

その商品は、チョコレートだけではなく、衣類、アクセサリー、小物、インテリア、食品と多岐にわたっています。

カタログやネットによる通信販売を行っています。

最近、そのネットのアドレスが分かりました。

http://www.peopletree.co.jp/index.html

そこには、こんなことが書かれています。(無断転載、換骨奪胎)

フェアトレードとは、貧困のない公正な社会をつくるための、お互いの敬意に基づいた貿易のパートナーシップです。アジアやアフリカ、中南米などの農村地域や都市のスラムなどに暮らす人々に仕事の機会を提供することで、貧しい人々が自らの力で暮らしを向上させることを支援しています。小規模農家や手工芸職人に継続的な仕事をつくり、農薬や化学肥料に頼らない自然農法や、生産地で採れる自然素材と伝統技術を活かした生産によって、持続可能な社会を目指しています。

1995年1月に環境保護と途上国支援を目的としたビジネスの実践と波及を目指して設立され、サフィア・ミニーという女性が代表のようです。
会社形態なので、利潤追求が目的なのですが、これまでとは少し違った環境に配慮した持続可能の社会を目指した団体のようです。
今後も注目してみたいと思っています。