パソコンのトラブルで疲労困憊 チョムスキーの「誰が世界を支配しているのか?」も問題山積で重すぎる話

ここ2,3日、先日買い換えたばかりのDell パソコンでちょっとトラブってます。

Wi-Fiの接続で、通信速度が極端に遅くて、うまく繋がらないと思ったら、原因はルーターが「節約モード」になっていたためで、「節約モード」をオフにしてやっとスムーズに繋がり、解決しました。

そしたら、今度は、Windows10のエクプローラーEdgeとかいうのが、うまく起動しません。どうやら買ったばかりなので、うまく初期化されていない感じで、すぐ「IMEが無効です」とバッテンが表示されて、フリーズしてしまいます。

相手は機械ですから、こっちがイライラしても始まりませんが、時間ばかり無駄に流れて疲れてしまいます。

今日は会社の富士通のパソコンまでご機嫌斜めで、社内無線LANで繋がってますから、アップデートを指令され、再起動をかけたら、今度は、ワードもブラウザーもフリーズ(もしくは応答なし)ばかりするようになり、仕事が何度も中断されて余計疲れました。

幸い会社には技術担当の青年がいるので、診てくれますし、個人用パソコンの方は、この機種を勧めてくれたITに詳しい石田先生がいるので、何度もメールで問い合わせて、救って頂きました。感謝深謝多謝です。

先達はあらまほしけれ、ですね。

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そんな中、今、寸暇を惜しむようにして、ノーム・チョムスキー著、大地瞬、榊原美奈子訳「誰が世界を支配しているのか?」(双葉社、2018年2月25日初版)を読んでますが、内容が深刻過ぎて、心苦しいといいますか、読み進めるのが辛いです。

チョムスキーは、「生成文法理論」を提唱して現代の言語学に革命を起こした言語学者で、私の学生時代から既に著名で、雲の上の存在のようなオーソリティーでした。今はどうしているのか、学生時代の友人の安田君という奇才が熱烈に信奉していたことを思い出します。

チョムスキーは1928年、米ペンシルベニア州生まれですから、今年90歳です。マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授。1960年代のベトナム反戦運動から筋金入りの反政府主義者で、何度も投獄された経験の持ち主です。

ですから、この本も反体制=反米、政府批判の書と言ってもいいでしょう。何しろ、アメリカという国の成り立ちである先住民の大虐殺にも触れ、裏庭である中南米には親米政権になってもらわないと困るので、CIAによる反米国家の転覆(チリのアジェンデ政権など)や、「世界制覇」を維持するためのイラク、イランに対する封じ込め、親イスラエル寄り政策によるパレスチナ人の虐殺への直接的、間接的加担、そしてゴールドマン・サックスなどによる金融支配など、これでもか、これでもかと抽出し、白日の下に晒し出します。

比較的進歩的で、穏健派と言われた民主党のケネディやクリントンやオバマ大統領についても、「共和党のブッシュよりひどい」とコテンパンに批判します。

パレスチナ問題にせよ、地球環境問題にせよ、本書でこれだけ多く問題提起されると、とても、とても、安穏には暮らせず、まともな神経では立ち向かえないと思いました。

正直、逃げ出したくなりました。

さて、一体、誰が世界を支配しているのか?ーチョムスキーによると、「世界」とは、ワシントンとロンドンの政治支配層のことで、彼らの意にそぐわない輩のことを「テロリスト」とか「過激派」とかレッテルを貼り付けて、最後は殲滅するというのです。

個人的に以前から「正義」というのは胡散臭いと思ってきましたが、正義というものは、そういう脈絡で主張されていくものなのですね。

「勃興するチャイナタウン 中国人激増の西川口をディープルポ」から多くを知りました

最近、電車に乗っても、街を歩いていても、外国人が増えたような気がしています。

それも、観光客ではなく、子ども連れ、乳母車で電車内に突進してくる赤ん坊を連れた母親など、どうみても働いて暮らしているような外国人家族です。数年前ではなく、1年前から急に増えた気がします。

先日、都心から離れた京浜東北線沿線の某駅で、目だけを出したブルカを着た黒ずくめの女性を、この年で、間近に生まれて初めて見たときは、さすがに驚きました。嗚呼、そういう時代になったのかと。

新聞の片隅に載ってましたが、今や、全国のコンビニでは約2万人の外国人が働いているそうですね。「留学生」とか「研修生」という「かたち」らしいのですが、実質、門戸開放ということなんでしょうね。超高齢社会の少子化で、霞ヶ関も財界も永田町も「人手が足らない」「人手が足らない」と恐怖心を煽ってますから。

京浜東北線といえば、東京の赤羽から二つ目に西川口という駅(埼玉県川口市)があります。ここは、かつては過激な風俗店がひしめく歓楽街だったのですが、いや、らしいのですが(笑)、2000年代前半から埼玉県警による一斉撲滅キャンペーンなどで店が激減し、「空白地帯」になったビルに中国人が大勢大挙し、今や、横浜や神戸と比べ物にならないくらい本場の中国料理店(日本人向けの中華料理ではなく、中国人による中国人のためのモノホンの中国人向け味付け料理)が軒を連ねるようになったそうです。

「日本にいながらにして本場中国料理が味わえる!」と「日本人観光客」も押し寄せているそうです。

この模様を現地ルポしたのが、高口康太さんというジャーナリストで、「週刊東洋経済」2018年2月3日号の「隠れ移民大国ニッポン」特集に「勃興するチャイナタウン 中国人激増の西川口をディープルポ」と題して、探訪してます。

もう4カ月以上前に出た雑誌なので、データがほんの少し古くなってしまいましたが、川口市に住む中国人は、2012年末~17年6月末で6222人増加し、1万8698人。市民の3・2%が中国人だといいます。今(2018年6月)は、これよりさらにもっと増えていることでしょう。

川口市は、東京都と埼玉県の県境の荒川を越えた埼玉県の街で、吉永小百合主演の「キューポラのある街」の舞台として知られています。東京と比べると物価も土地も家賃も安いことから、多くの外国人が住むようになったとも言われます。

特に西川口では、中国人が多く住み、中国語の看板が多くみられ、日本語ができない読めない書けない中国人でも生活に困らないため、いつの間にか集まるようになったと言われてます。

先ほど取り上げたルポでは、高口さんはよく取材しており、「飲食店は東北地方(かつての満洲)出身者が多く、水商売は福建省出身者が多い」とのこと。お互いに棲み分けしているらしいのです。

店舗を借りるのに高額の敷金がいるはずですが、ちゃんとそこには裏業者がいて、闇取引の地下銀行もあることも暴いてます。

この記事は、骨太のルポルタージュとして私は絶賛したいと思います。

ちなみに、高口さんの奥さんは中国・天津出身で、西川口駅前エリアを歩きながら「(ドラえもんの)どこでもドアで中国に帰ったみたい。懐かしい!」と感激したそうです。

電車内を見回すと、働き盛りの日本人の紳士淑女のほとんどがスマホのゲームに熱中してました。国際競争時代、これでは、日本人はハングリーな外国人に負けてしまうなあ、と思った次第。余計なお世話か?

ただのネット情報は「万引き情報」

福島の柴先生です。
渓流斎「おや、随分お久しぶりですね」
柴「おぬしは最近、六本木のデスコでブイブイいわせてるらしいじゃないか」
渓「何十年前の話をしてるんですか」
柴「おお、随分久しぶりだったからな。ところで、『米朝首脳会談』はマスコミの予想を大きく覆して『和気あいあい』で終わるでしょうなあ。『拉致問題』はどうなりますかなあ。注目しているのは日本だけの話で、刺身のツマにもならないかもしれませんぞ」
渓「急に随分大胆な発言…」
柴「まあ、長州の安倍首相が、単なる『米国頼み』で、自分では何も拉致交渉していない。そのことを全く批判しない日本のマスコミは痴呆老人と同じですよ。NHKを見ていたら『安倍の代理人』の岩田明子記者が『トランプさんが、このホテルを決めたのは、安倍首相が訪米した時に、板門店よりこちらが良いと進言したからです』と話していましたが、まさに、安倍政権べったりの御用ジャーナリスト田崎四郎の『女・田崎』版です」
渓「あらま、凄い言い方!」
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柴「また、話が変わるが、電脳空間では色んな情報が飛び交ってますなあ。『金正日は日本人だった』なんという『説』まであります。金日成の右腕だった陸軍中野学校出身の畑中里の息子だったというのです。まあ『噂』ネタでしょうなあ(大笑)。近頃、ネットではなく、直接に個人と一対一で話をしたりする人や、直かに、おカネを投じて情報を入手する人が本当に少なくなりました。トランプ米大統領が『包括、多国間交渉』よりも個別の『一(国)対一(国)の交渉』を主張するのは時代のその先取りですよ(笑)。
 合理的に見えるようでも、もう、多国間、包括交渉の時代じゃないのです。WTOもG8もTPPもEUもすべて包括、団体の取り決めです。時代遅れなのです」
渓「おやおや、随分、話がバカでかくなってきましたね」
柴「マスコミ出身の貴人も御存知のように、直接の情報収集にはおカネがかかるので、その『値打ち』が分からない人間ではやれません。ただし、手間がかかっても直接情報は中身があります。だから、ただのネット情報は、いわば、安直な『万引き情報』なのですよ」
渓「うまいこと言いますね。カンヌ映画祭グランプリの是枝監督『万引き家族』をご覧になったんですか?」
柴「もちのろんだよ。それより、この映画は右翼からは頗る評判がよくないらしいな。いつも、アッキーと手をつないで映画鑑賞する映画好きの安倍首相も、この映画は全く無視。是枝監督の『公権力から距離を置きたい』とブログに書いたことに腹を立てているという噂が流れている」
渓「ははは、それも『噂』情報でしょう。昔、先生は、ネットなんて単なる『便所の落書き以下』と称されてましたが、最近は『万引き情報』に格上げですか?」
柴「格上げじゃないよ。今でも『便所の落書き以下』という思いは変わってない。ネット情報もSNSで故意にコンピューターで操作して、フェイクニュースを垂れ流したり、リツイートしたり、拡散したりしているらしい。おっそろしい世の中になったものだよ」
渓「御意。確かに。何を信用したらいいのか分からない時代になってきましたね。ネットには『万引き情報』といわず、『詐欺情報』が溢れてますからね」
柴「ま、気をつけることだね。自分だけは引っかからないと傲慢になったらおしまいだよ。…ということで、今日はこの辺で」

自殺した米有名シェフ、ベトナムでも悲しみに包まれる

昨日の休み、家でたまたま米CNNテレビを見ていたら、米著名料理人アンソニー・ボーデインさん Anthony Bourdain という人が、8日にフランス・アルザス地方のケゼルスベールの高級ホテルで首吊り自殺したというニュースが報じられていました。61歳だったといいます。

私は全く知らない人でしたが、2013年に放送が始まったCNNの料理・旅番組「パーツ・アンノウン(邦題:アンソニー世界を駆ける)」に出演して、一躍人気者になり、世界中で顔が売れている超有名シェフだったとか。

2016年にはオバマ大統領(当時)がベトナムを公式訪問した際に、彼と2人でハノイ市内のブンチャー(つけ麺)食堂で、気軽に食事を取っている姿が同番組で紹介されたこともあり、ベトナムでもボーデインさんの人気が高かったといいます。

“Low plastic stool, cheap but delicious noodles, cold Hanoi beer.” This is how I’ll remember Tony. He taught us about food — but more importantly, about its ability to bring us together. To make us a little less afraid of the unknown. We’ll miss him.

↑ オバマ氏による追悼ツイッターから転載(オバマ氏の右がボーデイン氏)↑

何と言っても、ボーディンさんはその前に何度もベトナムを訪問し、ベトナム料理の魅力を世界中に伝えるテレビ番組を何本か制作していたそうです。

ボーディンさんは気取らない性格で多くの人に愛されたらしく、あの大統領のオバマ氏と食事をするというのに、豪華とは言えない狭い大衆店で、ビールを飲みながら、わずか3米ドル程度のポーク麺と春巻きを注文して食べたといいます。ボーデインさんが、この店の味を気に入っていっていたからなのでしょうね。

お蔭で、そのハノイ市のつけ麺店「フオンリエン」は、世界中から観光客が押し寄せるほどの人気店となり、店内にはオバマ大統領とボーディンさんが座った上の写真の小さなテーブルといすがショーケースの中で飾られているそうです。

ボーディンさんの死を知った多くのベトナム人がこの店に詰め掛けて、彼に哀悼の意を捧げるとともに、ベトナム料理の素晴らしさを世界中に広めてくれたことを感謝していたことが、地元の新聞に載っていました。

かつて米国はベトナムで泥沼の戦争を続け、枯葉剤などの後遺症もいまだに残り、ベトナムにとっては、憎んでも憎み切れないかつての敵国なのに、こうして、食を通して市民レベルの友情が育まれるものなのですね。

ホッとするエピソードでしたので、茲にご紹介致しました。

細川護熙元首相まで藤原氏の末裔だった

倉本一宏著「藤原氏」(中公新書)をやっと読了できましたので、書評ではなく、備忘録として書いてみたいと思います。

登場人物を一人一人、家系図で追いながら、いちいち人物相関図を確かめていたので、通読するのに2週間以上掛かりました。 前回書いた時は「大学院の修士課程レベル」と書きましたが、訂正します。「大学院の博士号課程レベル」でした。ここに登場する天皇、藤原氏、皇后、中宮、家系図、分家図を全て諳んじて言うことができれば、博士号取得は間違いないことでしょう。

それでは行きます。

・藤原鎌足を継いで中心に立った二男の史(ふひと)は、鎌足が亡くなった時、まだ14歳だった。幼少期は、百済系渡来人田辺氏の許で、養育された。権力取得した後は、史を「等しく比べる者がいない最高名」として不比等と改名した。

・藤原氏の礎を作った不比等の四兄弟が、その後の藤原氏の繁栄の祖を作る。(1)南家の武智麻呂(2)北家の房前(3)式家の宇合(4)京家の麻呂ーの4人だ。あいにく、この4人とも同じ疫病で亡くなった。何の疫病だったのか、この本には書かれていなかったが、洋泉社ムックの「藤原氏」には、天然痘と書いてあった。

・「御堂関白記」を残した藤原道長は、関白には就ていなかった。内覧と太政官一上(だいじょうかんいちのかみ)と左大臣のみ。天皇の外戚を利用して、摂関政治の頂点に立った。

・道長のピークはちょうど今から1000年前の寛仁2年(1018年)10月、三女威子を後一条天皇の中宮に立て、二次会の宴席で、「この世をば 我が世とぞ思ふ 望月の 欠けたる事も 無しと思へば」という有名な句を詠んだ。道長の21年間に及ぶ絶対的な権力政権により、政治が安定し、女房文学の繁栄がもたらされた。(道長の末子長家の子孫が和歌を司る冷泉家)

・道長は1028年に62歳で死去。道長を継いだ頼通は、4人の妃を後宮に入れたが、皇子を儲けることが出来ず、外戚の地位を得られなかった。これが摂関政治の衰退に繋がり、院政の道を開く。道長の死後は、頼通より4歳年長の姉彰子(一条天皇の皇后で、後一条天皇と後朱雀天皇の母。紫式部、和泉式部らが仕えた)が権力を握ったが、頼通は51年間もの超長期政権を築いた。

・北家冬嗣の兄である参議真夏を祖とする日野家からは、親鸞や、室町八代将軍義政の室となった日野富子らがいる。

・北家魚名の五代目に当たる秀郷は、承平・天慶の乱を鎮圧したとして有名だが、その後、「武将の祖」と仰ぎみられ、奥州藤原氏、足利氏、北面の武士佐藤義清(西行)らを輩出する。戦国武将の大友氏、立花氏なども秀郷の子孫を自称するも確かな証拠はないらしい。

・現代の細川護熙元首相は、熊本藩主の子孫としてよく知られているが、母親温子(よしこ)は、近衛文麿の娘で、実は藤原氏の末裔でもあった!

パソコン繋がりました お騒がせしました

最近、どういうわけか、お蔭様で、《渓流斎日乗》の読者の皆様がそこはかとなく増えているような気がします。1日平均100アクセスぐらいだったのが、最近では200アクセスぐらいになっています。

これもまた、わざわざアクセスして頂いている皆様のお蔭です。どうも有難う御座います。

ということで、あまり書きっぱなしでは、皆様の気をやきもきさせてしまうのではないかと拝察し、なるべく以前書いた記事のフォローをさせて頂こうかと存じます。

昨日書いた新しく導入した(大袈裟な=笑)パソコン(米デル製 5万9651円)は昨晩、悪戦苦闘した結果、やっと繋がりました。

原因はやはり、NTTコミュニケーションズのWi-Fiが原因で、昨日は、「1日使い放題」540円分を払って、自宅でWi-Fiを利用したのですが、驚くほど回線速度が遅く、30分も1時間も待っても反応しないのです。昔、インターネットを繋ぐ時は、ダイヤルアップ接続で、静止画像をダウンロードするだけで、随分時間が掛かった時代がありました。あれと一緒です。

結局、回線の込み具合が緩和された夜中の10時過ぎになって、やっと繋がるようになったわけです。いやああ、本当に疲れました。夜中にパソコンを操作したので、昨晩は目が冴えて眠れませんでしたね。

皆様にも私のイライラが伝染していたら、申し訳ないと思い、早速弁明させて頂きました。

今は、ネットが無料で使える駅前の某喫茶店に行って、このブログを書いています。

パソコンに内蔵されているオフィスのワードやエクセルなどを使えるようにしようと思い、操作したら、マイクロソフトのアカウントを要求され、これまた、随分前に登録したので、パスワードを忘れ、悪戦苦闘しました。やっと思い出して、これも、うまくいきました。

今はこうして、新しいパソコンに向かっているわけですが、快適ですね(笑)。テクノロジーの進歩は、日進月歩ですから、7年前に買ったパソコン(NEC ラヴィ 12万0430円)と比べると価格が半分になったのに、起動時間が早いし、機能も2倍どころか20倍ぐらい進歩した感じです。

ネットで買ったパソコンには、マニュアルが付いてなくて、起動の仕方は分かってもも、シャットダウンの仕方が分からない(笑)。急いで「Windows10」のマニュアルも買ってきましたよ。

とにかくお騒がせ致しました。

「万引き家族」は★★★★★

今日はついにネットで買ったパソコン(米デル製 6万6980円の15%引きで5万5233円+税4418円=5万9651円)が自宅に届き、色々と設定してみましたが、NTTコミュニケーションズのWIFIが良くなかったのか、うまく繫がらず、結局失敗。半日も無駄にしてしまいました。

凄いフラストレーション。時間がもったいなくてイライラしてしまいました。

それはともかく、午前中、是枝裕和監督の映画「万引き家族」を観に行ってきました。この作品がカンヌ映画祭のパルムドールを受賞していなければ、わざわざ観に行くことはなかったと思います。けど、観てよかった。うまく騙されました。(この先、少し内容に触れますから、これからご覧になる方は、ここでやめておいた方がいいと思います。さようなら)

映画は大抵、美男美女が出てきて、色んな災難やイジメや嫌がらせなどに遭いながら、それらを努力やら周囲からの助けやら超能力やらで克服して、あとはめでたし、めでたしのパターンが多く、観る者もそんなお約束事を安心して観るのがお決まりでした。

しかし、この映画に関しては、真逆です。美男美女が出て来ないどころか(失礼!)、主役は「犯罪者」なんですからね。

罪状は、万引き、誘拐容疑、年金詐欺などですが、舞台が、グローバリズムやフィンテックなどの世界の最前線から取り残された東京下町で、題材も極めて日本的な話。こういう作品が国際映画祭で最高賞を受賞するということは、話がドメスティックであれば、ドメスティックなほど、人種や国籍や性別を超えた実に人間的な共感と普遍的な感動を得るものだと思いました。

主役の治役のリリー・フランキーは、素顔はインテリの作家・芸術家なのですが、風采は失礼ながら、パチンコや競輪競馬三昧で、いかにもコップ酒が似合う日雇い労働者風。演技をしなくても、見事に役をこなしてました。

その妻信代役の安藤サクラは、初めて主役作品を観ましたが、決して美人ではないのに、実に魅力的で、親(俳優の奥田瑛二と安藤和津)の血を受け継いでいるのか、抜群に演技がうまい。つまり、ドキュメンタリーを撮っていると観る者を錯覚させるほど、自然で、演技をしているように思わせないのです。

特に、警察署の取り調べで、「貴女は、(誘拐してきた)じゅり(佐々木みゆ)ちゃんに何と呼ばせていたの?」と婦警(池脇千鶴)に聴かれて、「何と言ってましたかねえ…」と言いつつ、自然と涙が何度も何度も溢れる場面は秀逸でした。そこの近辺だけでももう一度観たいぐらいでした。

人物構造図がちょっと複雑で、最後に種明かしされます。おばあちゃん初枝役の樹木希林は、まあ別格ですが、信代の妹の亜紀役の松岡茉優、そして、息子の祥太役の城桧吏もカンヌで大喝采されたぐらいですから、やはり、演技が上手く、違和感なく映画の世界に溶け込んでおりました。

原案、脚本なども手掛けた是枝監督は、台詞を極端に切り詰めて、役者に背中で演技をさせるような過酷な演技指導をしたのではないかと思わせました。

また、小津安二郎に影響を受けたのか、彼のどの作品でもそうですが、食べるシーンが異様に多い。所詮、人間なんて、食べて、交わって、寝て、家族が支え合って、笑っていられればこれ以上の幸せはないと言いたげでした。

久し振りにイイ映画を観させてもらいました。

【追記】

昨晩、ふと、是枝監督がこの映画で一番言いたかったことはこんなんではないかと想像しました。

主人公の「万引き家族」は、確かに社会から抹殺されるべき悪人ですが、それなりに、それぞれが小さな幸せを感じながら健気に生きています。一方、女児が誘拐された夫婦は、実は自分の子どもを虐待し、「こんな子を産まなければよかった」と子どもの前では邪見にしていたのに、マスコミの前では、しっかりとスーツを着込んで可哀そうな実直な被害者を演じていました。こんな「偽善家族」と「万引き家族」を対比して、是枝監督は、人間の本当の幸福とは何かを訴えたかったのではないか、と思ったわけです。

やられたあ…Apple ID 乗っ取りか?パニック

昨晩、急にアップルのサポートセンターから以下のメールが来ました。

ご利用の Apple ID(○○○○○@yahoo.co.jp)に、2018年6月7日20:45:23 GMT+8付けで以下の変更が行われました。
生年月日
セキュリティ質問と答え
お客様がこの変更を行っていない場合、または他人が不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、速やかに https://appleid.apple.com の Apple ID アカウントページでパスワードを変更してください。

何じゃあ、こりゃあ!

てな感じです。

このヤフーのメルアドで Apple IDを登録した覚えがありませんが、もしかして、昔、iTunesを使うために、パソコンで登録しことがあるかもしれません。しかし、全く忘れていました。

いずれにせよ、私自身が生年月日やセキュリティ質問と答えを変更したことは一切ないので、他人が不正に侵入したことは間違いありません。

一番怖いのは、クレジットカード番号まで侵入して不当な請求があった場合です。

ITに詳しい石田先生に相談したら、「そのApple IDは使えないように削除した方がいいよ」ということで、Apple IDのサポートセンターの連絡先まで教えてくれました。

そしたら、セキュリティ質問が何と!中国語に変更されていて、意味も分からなければ、答えも分からないのです。Apple IDのサポートセンターに1時間以上も通話して、IDを削除しようとしましたが、結局、その中国語の質問と答えが分からず、それ以上先に進めず、Apple IDのサポートセンターは「こちらでも、もうどうしようもできません。もし、被害が出た場合、対処することができます」との返事。

このサポートセンターの担当高橋さんという方はとっても良い人で、後からもう一度電話を下さって、「中国語の質問の意味が分かりましたので、思い出せる答えを入れてみましょう」と言うのでやってみましたが、犯人が答えを変えてしまっては、どうしようもありませんからね。これもうまくいきませんでした。

京都 Copyright  par Kyoraque sensei

そこで、万が一を考えて、「事前にiTunesから引き落としがあった場合、ストップするか、事前にご連絡できますか?」と契約しているクレジット会社に電話したら、「事前にはできません。もし被害が出たら、その時もう一度ご連絡ください」とのこと。

何ぃーー!!怒りで震えました。いつ被害に襲われるか分からないのに、毎日チェックして、脅えて暮らせ!と言明されたようなもんですからね。

とにかく、厄介なものに巻き込まれてしまいました。

犯人は、中国人だけとは限りませんが、中国語と日本語を巧みに操る集団なのでしょう。お金目当てなんでしょう。

俺は紀州のドン・ファンじゃないのにねえ。嗚呼、もう少し穏やかな生活をしたいものです。

お稚児さんと禿の秘密

京都の京洛先生です。
 愈々、京都も「祇園祭」の時季なってきました。一昨日(6日)は、「長刀鉾」のお稚児さんと、禿2人が決まり、報道陣に発表されました。
 京都新聞HPを検索されると記事が出ています。
 稚児、禿の三人はいずれも小学三年生の8歳~9歳ですが、東京では、5歳の女児が親に虐待され亡くなくなりましたが、年齢に大差はありません。親の違いや境遇で、こうも、幼い人生が大きく違ってくるのか、と思うと、厭な世の中で、嫌な気分です。
 ちなみに、このお稚児さんになると、大変なもの入りです。「もの入り?、と言うのことは、おカネがかかるという事ですか?」と、野暮な渓流齋さんは目をシロクロされるでしょう。
 そうなんですよ。大体、選ばれる基準やプロセスが一般には全く分かりませんね(笑)。
 「透明性!透明性!」と、いつも声高に叫ぶ、マスコミ各社、報道機関もどういうわけかこれには沈黙です。
 さらに、「大相撲の土俵に女性を上がらせない!、「男女差別だ!」と、文句を言う人たちは、この、お稚児さんが、祭祀で、母親は勿論、女性の世話を一切受けることが、「厳禁」なのに、これまた問題にしませんね。世間とは、本当にいい加減なものですよ(大笑)。
 「民間の祭祀だから」という皮相な見方もあるでしょうが、実相は、”舞台裏”には、大変な、おカネ、予算がかかっていて、今時の、建前を言っていては「スカタンか!そんなこというてたら、やってられまへんえ」ですよ(笑)。
 稚児の世話をする周囲、関係者への、心づけ、気配りなど半端ではありませんね。言ってみれば”消費の世界”です。
 着物を着て、何処へでも、ウロチョロするだけの、サンドウィッチマン程度の京都市長や、京都役所がお金を出すわけがありません(笑)。八坂神社も出しません。鉾町は下働きはしても、それ以上でも、それ以下でもありません。当然、稚児の費用は、お稚児さんの家が受け持つわけです。
 「どれくらいかかるものですかね?」と、下品な探訪記者の習性、根性で、すぐ、下種の勘ぐりに走るでしょう。当事者に、直かに聞かれれば、正確なことが分かると思いますが、そんなことは、口が裂けても、家人が言うはずがないでしょう(大笑)。
 巷間、一説には、「一本とか、二本とか」言われていますね。
 貴人の事だから「え!一本とは、つまり百万円ですかね?」なんて言いそうですが、桁が違いますよ。まあ、一流大会社のサラリーマン風情の子供ではとても無理でしょう。
 5歳の女児の虐待死と重ねて思うに、「階層社会」は、厳然とあるという事です。
 写真は新緑の大徳寺の境内と、過日、渓流斎ブログで取り上げて頂いた京洛人士による「昼食探訪の会」で出かけた、洛西のはずれの「すしごはん 馬ん場」の、評判の「海鮮丼」です。ランチタイムのこの時間は、食欲旺盛、体力ある大学生、若いサラリーマンが押し掛け、店内は満員御礼。食が細っている「還暦」を過ぎた年寄りには、ヘビーな分量でした(笑)。
All photos Copyright by Kyoraque-sensei

気の毒過ぎる結愛ちゃん

東京・目黒区の女児虐待死事件。

今月の話かと思ったら、事件はもう3カ月前の3月2日の話だったんですね。しかも、2年以上も前から香川県で虐待が続いていて、犯人の両親は児童相談所から逃亡目的なのか、今年1月に東京に引っ越して、東京でもしつこく虐待を続けていたようです。殺された結愛ちゃん(当時5)は「反省文」まで書かされ、「もっともっときょうよりかあしたはできるようにするから もうおねがい ゆるして ゆるしてください」とまで書いていたそうです。

胸が締め付けられほど気の毒な話です。

父親の船戸雄大(33)容疑者は何と無職、母親の優里容疑者は25歳だったとか。2人は結愛ちゃんに食事を1日1食しか与えず、死亡時の体重は、同年齢の平均より7キロも少ない12キロしかなかったそうです。

何故、可愛い我が子なのにそこまで虐待するのか、良心の呵責も罪悪感もないのか、はたまた悪魔なのか、全く不思議で理解不能でしたが、結愛ちゃんは、雄大容疑者の子ではなく、2人の間に他に1歳の男の子がいると聞いて少しだけ分かるような気がしました。

ライオンやチンパンジーなど、前のオスから生まれた子どもは、殺してしまう習性を持つことを昔読んだ本などで知っていたからです。自分の血統を残すためです。

それにしても、人間には理性があり、理性があるのが人間です。私も、前の結婚で生まれた子どもと一緒に、夫婦になった友人を知っておりますし、(彼は「不労所得だあい」と嬉しそうに可愛がってました)、その後に子どもを授かっても、血の繋がりのあるなしで兄弟を区別することなど決してありませんでした。

幼児虐待の背景には大抵、このような要素がありますが、他に何かできなかったのか、手立てがなかったものか、といつも悔やまれます。行政だけに任すだけではなく、前の旦那さんが引き取ってもいいでしょうし、祖父母もまだ40代か50代で健在でしょうから庇護してもいいはずです。頼れるのは親しかなく、全く無抵抗の女児の魂が全く浮かばれません。