やっと、映画「ダ・ヴィンチコード」を見てきました。
見る前は、酷評ばかり目にしました。
例えば、「ラングトン教授役のトム・ハンクスは、とてもハーバード大学の宗教象形学者には見えない。あくまでも、トム・ハンクスにしか見えない」
「トム・ハンクスの長髪が似合わない。あれは鬘だ」
「物語の展開が早すぎて何がなんだかわからない」
「わずか2時間半に沢山のものを詰めすぎ」等々…
確かにそういう所がありました。原作を読んでいなければ、よく筋がわからないかもしれません。それでもあえて言いますが、「とてもよかった」
DVDでもう一度じっくり見たいくらいです。
暗号解読官ソフィー役のオドレイ・トトゥが非常に知的に見えてよかった。何しろ、彼女はイエス・キリストの末裔ですからね。
世界中の熱心なキリスト教信者がこの映画をボイコットしているそうですが、確かにわからないわけではありませんね。彼らにとっては、イエスにマグダラのマリアという妻がいて、おまけにイエスが磔になった後、マグダラのマリアはフランスに逃れて娘をもうけたという話は荒唐無稽どころか冒涜そのものなのですから。
しかし、エンターテインメントとしてはよく出来ています。監督のロン・ハワード(あの「アメリカン・グラフィティ」のそばかす少年!)がよく世紀のベストセラーを映像化したものです。(「ダ・ヴィンチコード」の日本語版文庫が1000万部に達したそうです。)