久しぶりに秋葉原に行ってきました。やっぱり3年ぶりですかね。すっかり、全く変わってしまいました。東口にはつくばエキスプレスなるものが開通し、どでかいヨドバシカメラが睥睨していました。昔は何だったのかさっぱり覚えていません。操作場だったのか、何か他の古い建物だったのか、どちらかだったでしょうが、昔の面影は全くありません。ヨドバシカメラに足を踏み入れたのですが、特に買うものがなかったので、その商品の多さに圧倒されて眩暈がしてすぐ出てきてしまいました。
それに外人が異様に多かったです。緑光したセネガル人、ブルカを被ったアフガニスタン人、商売人風のイラン人、顔は東洋系なのにネイティブにロシア語をしゃべる人、台湾人、韓国人、コートジボワール人、クロアチア人、あ、オーストラリア人もいましたね。
なぜ、秋葉原に行ったのかといいますと、月刊ギャラリーの本多隆彦編集長と会うためでした。場所は「赤津加」。この居酒屋を知っている人はかなりの通です。電気街のど真ん中にある仕舞屋風の店です。シマアジの刺身950円が美味しかった。
月刊ギャラリーは、6月下旬から7月初旬にかけて「第一回日中友好絵手紙コンクール」を開催するということで、その審査を頼まれたのです。私は、顔の左半分が歌舞伎の女形、右半分が京劇をあしらって「中日友好」をアピールした作品を最優秀賞に選ぶことにしました。
本多編集長は2年前にわざわざ帯広にまで遊びに来てくれた人です。その洞察力の鋭さにはいつも驚かされます。昨晩もはっきり言われてしまいました。
「君は目の前の幸せを捨てて、10年後の心配ばかりしている」
あまりにも図星だったので、20年ぶりにタバコを吸ってしまいました。