ひのき屋

函館 赤レンガ倉庫群

公開日時: 2006年3月24日 

NHK「ふるさとドキュメント」で「ひのき屋」という函館出身のバンドを初めて知りました。

函館に行ったばかりなので、ちょっと懐かしく、ちょっと近しく感じ、地元の子どもたちから年配の人にまで愛されている彼らを羨ましく思いました。

彼らのホームページhttp://www.hinokiya.com/jp/index.htmを覗くと、「ソガ直人(篠笛)・しまだめぐみ(たいこ・うた)・渡部洋士(ギター・たいこ)・雨宮牧子(パーカッション)によるユニット。1998年にデビュー。日本の篠笛やたいこの魅力を生かした音楽で、世界を旅するトラベリングバンド」と書いてありました。

番組によると、どうやら彼らは北海道教育大学函館校の卒業生らしいです。奈良県出身のソガ直人を中心に学生時代にバンドを組み、本来なら卒業して先生になるはずが、「このままメンバーが全国に散らばってバラバラになってしまうのは惜しい」ということでプロになったようです。全国のお祭を見て歩いて、文化人類学者のように祭の音楽を採取して、自分たちの音楽を作り上げたといった感じです。だから、篠笛と太鼓がサウンドの中心です。リーダーのソガが作曲を手掛け、30曲ほどのオリジナル曲があります。

ソガさんは、歴史のある函館の街を歩くだけで、すぐ曲想が浮かんでいました。例えば、倉庫の屋根瓦の波曲線を見ただけで、自然と軽快なメロディーが口笛となって生み出されるのです。

今年はデビュー8年目で、既に、フランスやギリシャなどで演奏活動を行い、海外でも人気急上昇中です。もちろん、全国津々浦々でコンサートもしています。本当に「村の鎮守様のお祭太鼓」といった感じの音楽です。聴いていると、手拍子を叩きながら浮かれたくなります。

実際、番組では幼稚園児から素敵なおじさままで、本当に楽しそうに、彼らの音楽に酔いしれていました。

すらばしい!