漆黒の闇夜の世界

 

今晩も個人的な話なのでうんざりしている方は、どうぞ他のサイトへ。

 

今晩は、フランス料理を食べに行きました。東京の高級料理店と変わらない価格です。味も互角です。マメや野菜など十勝の特産品を生かしているのが特徴です。

 

帯広の隣の幕別町新和にある「オーベルジュ コムニ」という店です。10部屋ほどですが、ホテルも併設されていますし、空港から車でわずか20分ほどの距離なので、芸能人のお忍びにはもってこいのリゾート地です。ちなみに、1部屋1泊31,500円だそうです

 

帯広の中心地からは、車で50分くらい掛かりました。しかし、感覚的には3時間くらい掛かった気がしました。

 

何しろ、対向車ばかりか、前後にも車の影も形もありません。信号もありませんし、標識もあまりありません。只管、孤独地獄の中、黙々と運転するしかありません。しかも、外は、季節外れのボタ雪です。雪は垂直に降っているのに、車を運転していると、正面にぶつかってくるように降ります。まるで、映画「スターウォーズ」の世界です。漆黒の闇夜の中で雪だけがこちらにジェット噴射のように注いでくるのです。

 

本当に幻想的な世界でした。まるで、車が止まっているような感じで、漆黒の宇宙の闇の中に投げ出されたような錯覚に陥りました。

 

怖くて、遭難してしまうのではないかという不安に襲われました。

 

やっと、お目当てのオーベルジュ・コムニに着いたときは、午後8時を過ぎていました。

 

ちなみに、ムニュ(英語のメニュー)は以下の通り

 

ニンジンのムース

 

フォアグラと豚肉のキャベツ包み

 

海の幸のピスク ラングスティーヌと共に

 

鯛のポワレ 洋酒の香り

 

フランス産鴨のロースト 大正産うずら豆とドフィノワ添え

 

キャラメルアイスとチーズケーキ

 

エスプレッソ

 

以上

 

本州では桜が開花したというのに、ここ十勝では、まだ真冬の雪景色です。レストランのBGMにウォン・ウィン・ツァンの静かなピアノ曲が流れ、アルファア波が全開になりました。