困った問題ーカルト集団「顕正会」

ヴェニス

公開日時: 2006年11月22日 @ 16:05

友人のT君が、変な新興宗教集団に入信してしまいました。心の隙をつかれて、しつこい勧誘に根負けしていつのまにか洗脳されて、入信書にサインしてしまったようです。

そもそもT君は、塾の講師の職を求めて、面接に行っただけでした。それが、奴らの隠れ蓑だったのです。団体本部に連れて行かれ、まるで、暴力団事務所のようなところで、心理的圧迫を加えられて、入信させられたのです。塾という教育機関の背後に、如何わしいカルト集団があるなどと、誰が想像がつくでしょうか。

特に、T君は普段、テレビも新聞も見ない「世間知らず」の人間なのです。そのカルト集団が、度重なる恐喝まがいの勧誘と傷害事件や、多額のお金を寄付させて信者を自殺に追い込む事件などを起こして新聞沙汰になっていることを彼は知らなかったようです。

はっきり書きます。

その塾は、さいたま市大宮区にある「フェニックスアカデミー」です。

カルト集団は、その、さいたま市大宮区に本部を置く「顕正会」です。もちろん北海道などを除く全国津々浦々に「支部」があります。公称会員は100万人ですが、実態はその1割も満たないと言われています。

カルト集団と呼ぶのも「顕正会被害者の会」のホームページのアドレス

http://www.higaisyanokai.jp/

を見てください。higaisyanokai(被害者の会)で通用するのですよ。世の中に数多のカルト集団がある中、higaisyanokaiのアドレスだけで、通用するとは、その被害の多さと大きさが容易に想像できるのではないでしょうか。

彼らは、まず「あなたの幸せを願っています」とか何とか甘い言葉で近づいてきます。そのうち「敵が日本を攻めてくる」など、「入信しなければ、地獄に落ちる」など「あなたは破滅する」など、「前世の報いがある」など様々な手を使って、人の不安心理に追い込んでいきます。

信者に対する強制的な寄付と会合出席によって、職場をやめざるをえなかったり、家庭が崩壊したりする事例は、枚挙に暇がありません。

それにしても、学歴のある分別のある大の大人がコロリと騙されてしまうものなのですね。

T君はとても純粋な人なので、断りきれなかったのでしょう。

人の弱みに付け込む悪徳集団には、本当に憤りを感じています。私は断固として戦います。