三島由紀夫の愛したマドレーヌ=うまいめんこい村

日新堂のマドレーヌ

うまいめんこい村の白羽へこ作村長です。

今日は、作家三島由紀夫が「日本一」と絶賛したマドレーヌをご紹介します。

マドレーヌといえば、マルセル・プルーストがすぐに思い浮かびますが、それは、置いといて、このマドレーヌは静岡県は下田にある日新堂菓子店が製造販売しているものです。日新堂は大正11年創業です。関東大震災が起きる前の年で、永井荷風が、掃苔趣味を始めた年です。えっ?掃苔を知らない? 探墓なら分かりますね。その探墓を始めた年です。(自分も知らなかったくせに)

これを一切れ、口にすると懐かしい大正というか、昭和の味がして、何とも言えない奥ゆかしい食感が最後まで残ります。私も「日本一」だと思います。
もしかして、本場フランス菓子と背比べすれば並ぶかもしれません。

今、日新堂は、ジャズ歌手の横山郁代さんが家業として継いでます。つい最近の11月18日に東京・銀座で「生誕90年 没後45年 三島由紀夫Night@東京・銀座」のジャズコンサートを開いたばかりです。(残念ながら私は行けませんでしたが)

横山さんは、お菓子屋さんとジャズ歌手の「二足の草鞋」を履いていますが、実は、お菓子の方はあまり採算が合わないそうなんです。

また聞きですが、横山さんは「三島さんから、『このマドレーヌは日本一だ。ずっと続けてください』と言われた言葉を胸に今までやってきました」と言うではありませんか!つまり、恐らく赤字だということでしょうね。理由を考えてみると、下田市内の店舗でしか販売していないからではないでしょうか。大東京に支店をつくれば、爆買いが見込まれるでしょうけどねえ…。

何と言っても、日本人として、こんな美味しいものを知らないとは本当に残念です。

そこで、ネットで検索したら、ネット通販でも販売しているようです。

まるで、宣伝みたいですが、これは宣伝ではありません。驚くほど美味いんです。本当ですよ。渓流斎のお墨付きです(笑)。プルーストを体験してみてください。

ま、ご興味のある方だけ、下のホームページをご覧ください。

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天才児の行方


いつも、このブログではテレビの悪口を書いているので、もしや、テレビ関係者が見ているとしたら、さぞかし、不愉快な思いをされているでしょう。

 あいすいません。

 昨日か、一昨日か、あの天下のフジテレビが開局以来初の赤字に転落というニュースには本当に驚きましたね。昔は、とはいっても「トレンディ・ドラマ」が流行っている頃ですが、フジは、バラエティを含めて破竹の勢いで、視聴率三冠王を毎年のように獲っていたものです。それが、今ではテレビ離れが進み、赤字まで転落するとは…。

 かつては、視聴率競争で「振り向けばテレ東」と揶揄されていたテレビ東京は、今ではトップクラスですからね。私も「何でも鑑定団」など好きな番組がありますが。

 さて、「テレビは見ない」と公言している渓流斎が、最近、少しテレビを見ています(笑)。諸般の事情があって頭の体操のためのクイズ番組です。

 最近見たのはANB系の「Qさま!!3時間スペシャル」=現役東大・京大生が選んだ日本のスゴイ偉人ランキングベスト40=これは、日本史に登場する偉人名のランキングの中から数少ないヒントで当てたり、その偉人に関する業績などがクイズになってたりしていました。

 多くのタレントさんが答えに苦しむ中、私は日本史や国語は大好きな文化系なので、ヒントが出る前から分かってしまいましたね。9割近く出来たと思います。あ、これ、自慢ですかね?(笑)

 ところが、先日見た日テレ系「最強の頭脳 日本一決定戦!頭脳王」には、びっくりこいちゃいましたね。「東大のIQ貴公子」だの「東大医学部の異端児」だの「京大医学部の天才」など奇抜なネーミングを付けられた8万人以上から選別された8人の天才が、超難問のクイズに答えて優勝を狙うのです。が、半端じゃない。これまでのクイズの概念を根本から崩してしまう超超超スーパーハイレベルの問題ばかり出るのです。

 例えば、うろ覚えですが、「進化の過程で、ヒトとチンパンジーに分かれたのは何年前か?」とか、「M、K、○、U、S」の○に入るアルファベットは何か?など一捻りも二捻りもしたクイズで、特別な頭脳とひらめきと記憶力を持つヒトでなければ解けない問題ばかり。しかも、中国の古典原文で、中国人でさえ読みにくい文章(「荘子」)から出たり、パッと楽譜を見せられて、「この曲の題名は何か?」と答えさせたりするなど、歴史、物理から音楽芸術までジャンルが極めて幅広いのです。

 「歴代ノーベル経済学者の名前をできるだけ多く答えなさい」なんていう問題も出ましたね。

 ちなみに、小生は「人物を何人か挙げよ」という問題は2,3人名前が出ましたが、あとは無理。はっきり言って「零点」でした。

 優勝したのは「東大医学部の異端児」の水上さんとかいう青年で、前年も優勝しているそうで、二連覇。クイズの間は表情を一つも変えずに冷静沈着で、ズバリと当ててしまう。こんな日本人がいたのか、と驚くやら、驚くやら。「日本の将来は明るい」と頼もしく思ってしまいました。

 さて、私のような世代となると、昔、八木治郎の司会で「万国びっくりショー」という番組があって、この中で、韓国からIQ210の天才少年「キム・ウンヨン」君という人が登場していましたが、彼は今、どうしているのでしょうか?

 ご存知の方、教えてください。と書こうしたところ、さすがネット社会。どこにでもマニアがいるもので、「キム・ウンヨン」君の「その後」を調べ上げた人がいるんですね。勝手ながら、リンクさせて頂きます。

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