ゴールドに取り付かれたおじさまたち

 私は富裕層ですから、お金が有り余ってしょうがありません。(と、一度ぐらい大法螺を吹かしてください!)

 そこで、広島の菅原先生にご相談したところ、「そりゃ、金(ゴールド)だよ。今、株なんか、ボラティリティが高くて、危なっかしくて、やっちゃられないよ。中国とアメリカが喧嘩しているから、そのうち、日経平均なんか、2万円切るんじゃないか。金、金だよ」と仰るではありませんか。

 私は、投資に関しては、これまで、数々の失敗をこいてますから、二の足を踏んでしまいます。特に、金の延べ棒なんて、映画の「マルサの女」で見たぐらいで、本物なんか見たことがありません。それに、買い方も、何処に行けばいいのか、幾らぐらいなのかも、さっぱり見当もつきません。

スペイン・マドリード

 「今は、4900円から5000円ぐらいだけど、前は、1300円だったんだよ。だから、恐い姐さんに怒られたもんだよ。『何で、売っちゃったの』って。今持っとけりゃなあ。。。何、買い方が分からない?そんなのT貴金属店にでも行けばいいんだよ。向こうは客商売だから、ぱっと見繕ってくれるよ。金だよ、金。これからは金の時代だよ」と江戸っ子のような口調です。

 そもそも、5000円だの、1300円だのと言われても何の単位かも分かりません。そこで、色々調べたところ、1g当たりの相場価格だということが分かりました。1g=5000円なら、1kg=500万円、500g=250万円、100g=50万円ということになります。私は超富裕層ですから、50万円ぐらいは何とかなります(笑)。

 そこで、昼休み、職場から近い銀座1丁目にあるT貴金属店に資料をもらいに馳せ参じてみました。行かれた方は御存知のように、1階は、金の延べ棒が展示されているわけではなく、ジュエリー・コーナーでした。ガードーマンが、皆さんのような(笑)怪しい人が来ないかどうか目を光らせておりました。

 出入り口近くにとても化粧の濃い60歳代と思われる女性がいたので、「こちらに、カタログかパンフレットのようなもの、ありますか」と声を掛けたところ、「何のカタログですか」というので、「地金やコインなんかのです」と応えると、すぐ出してくれました。でも、彼女は、ジュエリー担当なので、それでは満足せず、「ジュエリーの方はいかがですか」と勧めてくるのです。

 こちらとしては、今差し迫って必要があるものではないので、「いえ」とお断りしたところ、「贈り物にでも」と食い下がってくるので、「僕はもう『終わった人』ですから」と謙遜を込めて冗談を言ってみました。

 するとどうでしょう。彼女は「ああ、そうですねえ」と妙に納得して、引き下がってしまったのです。こちらの冗談を真に受けたというより、「確かに、お前さんにはプレゼントするような相手もいないだろうよ」という確信に満ちた表情だったのです。

 頭きましたねえ(笑)。普通、客商売なら、嘘でもいいから、「そんなことありませんよ」と、否定するものですよ!もう、厚化粧のおばはんの影響で、これから金は値下がりするかもしれませんし(失礼!)、ゴールドもコインも、買うのどうしようかなあ、と思ってしまいました。

「次の質問どうぞ」事件、河野太郎外相は国民をなめ切っている

 昨日のブログで、賢明なる読者諸兄姉の皆様方にご意見を求めたところ、早速、傾聴に値する貴重なご意見を賜りました。

スペイン・マドリード

渓流斎さん初めまして。「マスコミのマスコミ社」の戸塚誠と申します。

 最近の渓流斎ブログは、「フランス」とか、「小津」とか、「タモリ」とか、あれこれ書かれていますが、何か足りないのですね(笑)。淡々と、書かれていて「怒り」とか「不満」とか「恨み」とか情念、感情がほとばしっていないのです。もっと、世の中の不満を拾い上げ、ブログでぶちまけないといけません。

(ははあ、そういうもんですか)

スペイン・マドリード 旧市街発祥地

 何しろ、今の世の中、世間は政治に対して不満、批判が渦巻いているのですからね。消費税は上がるわ、物価は上昇しだして読売新聞も購読料を上げると宣言しました。朝日新聞も早晩、値上げしますね。談合批判するマスコミが談合しているんですから酷いものです。

 そんな中、12月13日付産経新聞、毎日新聞が社説で、14日付朝日新聞のメディア欄でも河野太郎外相の記者会見での「次の質問どうぞ」批判をしていますね。これまた実に酷い話で、河野太郎は何様だ、と思っているんでしょうか、度し難いです。

 外務省の記者クラブは、大臣会見のボイコットしてもおかしくありません。もともと、河野太郎を「リベラル」とかなんとか持ち上げてきたのが新聞、テレビなどの既存マスコミだったのです。外務大臣になってからは「専用機が欲しい」とか、成果もないのにやたらと国費を使って海外旅行に出かけ、戦後最低の外相です。

 安倍晋三首相と同じで、祖父、親父の票田を、使って当選できただけの世襲三代目の○○議員です。(注:渓流斎により伏字)

スペイン・マドリードにて

 こんな三代目に投票する平塚、茅ケ崎市などの衆院神奈川15区の有権者は何を考えているんですかね。これでは、封建時代の領主と下人の関係です(笑)。13日付の「日刊ゲンダイ」が「政治資金でいきなりステーキ」疑惑を書いていますが、河野太郎事務所の政治資金報告書(2015年~17年分)を精査したら、”外食三昧”だったということです。イタリアン「ボンマルシェ築地店」24万円(2017年8月30日付)、「いきなりステーキ赤坂通り店1万2490円(11月26日付)、神奈川・平塚の寿司店「たかやま」2万7648円などなど、食事代がやたらと目立つと報じています。すべて「事務所費」で支払われているということです。

(あら、平塚の有権者がおこぼれに預かっているということでしょうか)

本来、「事務所費」とは家賃、電話代ぐらいがせいぜいで、来客に出すお茶代程度が該当するわけで、「数万円もする飲食費に使われるのは筋としておかしい」と識者も指摘しています。菅官房長官は同じ神奈川県の選出議員であることもあってか、河野太郎外相の「次の質問どうぞ」の記者会見の対応を「それぞれ大臣の考えもあるでしょうから」と容認していますが、これが安倍政権の傲慢不遜な実態なのです。以上 

 あら、渓流斎ブログの感想かと思ったら、それは少しで、河野外相批判が仰りたかったようです。

 確かに、三代目の若殿は、記者たちの後ろに民主主義の国民が控えていることを、そして、税金を払ってまで働かせている大臣の一挙手一投足を見ていることを、よもや知らないわけはないでしょう。「確信的」にやっているとしたら、それは罪であり、国民をなめ切っていますね、戸塚さん。

フランスは燃えているか?

 フランスが燃えていますね。パリで大規模な「黄色ベスト」抗議デモが行われたかと思ったら、11日夜には、東部ストラスブールでのクリスマス・マーケットで、イスラム過激派によるテロと見られる発砲事件があり、少なくとも4人が死亡、十数人が重軽傷を負ったといいます。29歳の犯人はまだ逃走中だとか。

 日ごろ、米国と中国と韓国の話題しか大きく報道しない日本のマスコミも少しはフランスの異変を報道し始めましたねえ。

 何しろ、国王をギロチンにかけてしまう国民性です。さすがに、マクロン大統領も身の危険を感じたのか、最低賃金引き上げや残業代やボーナスなどの非課税を打ち出すなど大幅な譲歩を強いられました。

 正当な抗議活動をせず、お上に唯々諾々と従う子羊のような日本国民とフランス人とはえらい違いです。

スペイン・マドリード

 私自身は、たまたま学生時代にフランス語を専攻してしまったので、好むと好まざるとに関わらず、フランスの動向は気になります。戦後の米国一辺倒の日本政府の方針に嫌気がさした「アンチ巨人」みたいなものです(笑)。だから、別にフランスでなくても、ドイツでもイタリアでもスペインでも構わないのですが、何と言っても、フランスの歴史や思想や文学からは学べることが大きいのです。

 特に、19世紀が好きですね。ナポレオンの帝政から共和政になったり、王政復古したり、再び帝政が復活したり、また共和政になったり、政治体制がひっきりなしに変わるからです。スタンダール、バルザック、ユーゴー、フロベール、ゾラ…仏文学の全盛期です。

 右翼、左翼といった定義も、フランス革命後の国民議会で、議長席から見て、右に座ったか、左に座ったかの違いだったことはよく知られています。人権思想も、仏革命後の「人権宣言」が世界史的にも大いに寄与していることでしょう。つまり、フランスの動向は、昔も今も無視できないということを言いたかっただけですが。

スペイン・マドリード

で、フランス人がつくったか、具現化した政治体制を冷静に見てみますと、学校で教えられたり、マスコミで吹き込まれている知識は、かなり独断と偏見に満ちていることが分かります。

 例えば、「帝国主義」的というと、まるで悪の権化みたいです。つまり、侵略主義的といいますか、植民地主義的といいますか、他国を武力で屈服させて、従わせるイメージがあります。でも、フランスの場合、アルジェリア、チュニジアなどの北アフリカやベトナム、カンボジアなどのインドシナなどを侵略して植民地にしたのは、第3共和政(1870~1940)ですからね。意外にも、人民が統治する共和政なんですよ。

 王政も、国王を処刑してしまうほど最悪の政治体制なら、なぜ、今でも多くの国が王政を採用しているのでしょうか。先進国といわれる欧州のスペインもスウェーデンもオランダもデンマークも王国です。あ、そう言えば、サウジアラビアやクウェートなど中東は絶対王政の国でした。

スペイン・マドリード

 もう一つ。多くの人は植民地主義は既に過去のもので、「近代化」されて終わったものだと誤解している人が多いのですが、今でも現役バリバリです(笑)。

 11月に仏領ニューカレドニア(本当はヌーベル・カレドニー)で行われた独立を問う住民投票で、「残留派」が多数を占め、結局、住民はフランスの植民地に甘んじることを受け入れたわけです。島民の本当の気持ちは分かりませんが、今でも島民がフランス本国からの苛烈な税と重労働で虐げられているとしたら、暴動が起きて、独立派が多数を占めたのかもしれません。いや、内情は正確には分かりません。単に独立派が負けただけかもしれませんが。

 昨年9月にカリブ海を大型ハリケーン「イルマ」が襲来して、付近の海域の島々に甚大な被害を及ぼしました。日本では、ベタ扱いでしたが、フランスのテレビはトップで「サン・マルタン島」の窮状を連日報道しているので不思議に思っていたら、そこはフランス領だったからでした。今は、植民地とは言わず、海外領土だの海外準県だのと呼んでますが、同じようなもんでしょう。

 色々と勝手な持論を展開しましたが、この際、賢明なる読者諸兄姉の皆様方のご意見をコメントで賜りたいものです。

 えっ?何で、フランスの話をしておきながら、スペインの写真なのかって?

 ええじゃないすか。スペイン旅行の写真、まだ残っていて、使っていないんですから。許してたもれ(笑)。

人類を超越しているタモリさん

このブログ《渓流斎日乗》を始めたのは2005年のことですから、もうかれこれ13年も経ちます。

これだけ長く続けられた理由の一つとして、色んな体裁で書けたことです。時には、新聞記事のように、時にはエッセイか小説風、はたまた落語のような台本風、ソクラテスの弁明のような対話風(そんな大それた比較するなってか?)・・・てな感じです。

あまりやらなかったのは、短歌や俳句などの短詩型でした。どうも型にはまったことが嫌いなようです。その代わり、自由詩や川柳なら好きですね。

スペイン・トレド

 臨時国会も終わり、「公共水道外資売却・売国奴法」や「移民容認法」を強行採決した安倍首相は満足げな表情で閉会記者会見に臨んだようですが、今朝の朝日新聞には、辛らつな川柳が載っていました。

 数で押す窒息しそうな民主主義

 んーむ・・・。巧いこと言うもんですね。

 確かに数の論理で勝っている自民・公明与党ですから、最初から国会質問も論争もしなくても、初めから何でもかんでも法案が通ることは分かりきっているのです。野党がいくら抗議しようが、牛歩戦術を取ろうが、最初から決まっているのです。臨時国会なんか開かなくても決まっているのです。与党も野党もポーズを取っているか、演技をしているのに過ぎないのです。そんな気がしてきます。

スペイン・トレド

 民主主義の究極の定義として、英国の政治家ウィンストン・チャーチルの

It has been said that democracy is the worst form of government except all the others that have been tried.(民主主義とは最悪の政治手法と言われている。ただし、かつて試行されたすべて政治手法を除けば。)

 という名言が思い浮かびます。

 チャーチルはノーベル文学賞を獲ったほどの名文家ではありますが、アングロサクソンらしい彼の皮肉を込めた

The inherent vice of capitalism is the unequal sharing of blessings. The inherent virtue of socialism is the equal sharing of miseries.(資本主義の駄目な所は、幸運を不平等に分配してしまうことだ。社会主義の良い所は、不幸を平等に分配してしまうことだ。)

 
が好きですね。本質を突いています。

スペイン・トレド

 所詮、人間は強欲の塊ですから、大なり小なり権力闘争に明け暮れてきたのが人類の歴史ではないでしょうか。王権や帝国主義、植民地主義が蔓延り、今は、「米中貿易戦争」の形で覇権争いは続いています。

 下々の世界では、「公園デビュー」を始め、いじめや学級崩壊、男女差別大学入試、組織内での足の引っ張り合いからパワハラ、セクハラ、モアハラ・・・と、まあ数限りないプチ戦争の応酬です。

これが人類の歴史だと思うと溜息が出ますね。

46億年の地球の歴史の中で、人類の歴史など500万年。文明ができてから、たかだか1万年ぐらいしか歴史がないのに、もう滅亡に向かっているとは、暗澹たる思いがしませんか?

スペイン・トレド

 先日、NHKテレビで放送された「ブラタモリ」で、福井県勝山市にある県立恐竜博物館を取り上げていました。なぜ、ここに恐竜博物館があるのかといいますと、これまで日本の新種の恐竜7種のうち、5種もこの勝山市で発見されているからだそうです。

 そもそも、何で、福井県にそんなに沢山恐竜がいたのかといいますと、恐竜が隆盛だった1億2000万年前は、日本列島と中国大陸は陸続きだったからなんだそうです。それが、だんだん、地殻変動で動いて、2500万年ぐらい前に日本列島は大陸から離れて日本海もできて独立し、恐竜の化石もそのまま残されたというのです。

 何とも雄大、悠久な話です。

スペイン・トレド

 以前は人間のちっぽけさを知るのは宇宙や星座の勉強すればいいと思っていましたが、この番組を見て、地質学や地学にも興味を持つようになりました。

 誰が自己破産して自殺しようが知ったことはないのか、サラ金のCMにもホイホイと出て稼いでいながら、決して強欲には見せない計算高いタモリですが、地質学に関する知識は半端でなく、その博識ぶりには舌を巻きます。

どうも、地質学が好きな人は、人類が誕生する前の1億年、10億年、46億年のスパンで物事を考えているらしく、ちっぽけな人類の歴史なんか超越しているように見えます。タモリを見ていると、「所詮、人間なんて・・・」という態度が垣間見られます。

この人、ほとんどマスコミのインタビューに応じないので、お会いしたことはありませんが、本当に凄い人だと思います。

今も昔も物事の本質は変わらない

久留米の古賀先生です。

迂生がよく行く陋屋の近くの京極湯は、まるで現代の「浮世風呂」です。

昨晩も脱衣場では、珈琲牛乳を飲みながら、辛らつな世評批判が飛び交っておりました。

スペイン・トレド

見るからに70歳は超えながら、まだ後期高齢者にはなっていないと見られる溌剌な隠居老人さん。「アルカリかメルカリか知らんけんど、孫が『じっちゃんに似合う』と、そのアルカリか何かで買ってくれた古着のジャケット。何と、それは、儂が古着屋に売った自分のものだったんだよ。こんな偶然あるか?内側胸ポケットに『松本』と刺繍されていたから、間違いねえ。おい、こんな偶然あるか」と若いもんに話しているのが、聞こえてきました。

その紳士松本さん。続けて「これじゃあ、質屋と変わらんじゃんか。ハイテクやら、ネット通販やら、カッティングエッジとか、横文字使ってハイブロウなことを言っとるが、モノの本質は変わらんってことや。今は、『人材派遣会社』とか気取って言っとるが、昔で言えば、『口入れ屋』だな。京都ではもっとズバリ『口入(くにゅう)』と言っとった。『お手伝いさん』は『女中』や。こんなこと言うと、今では差別主義者だとか、セクハラ、パワハラ、モアハラとかいって、進歩的なリベラリストに糾弾されるが、実態は同じ。本質はちっとも変わらんと儂は思っとるんや。息苦しい世の中になったものだよ」と言いつつ、若いもんに、バスタオルでパタパタと扇がせておりました。

 うーむ。なかなか、うまいことを言う爺さんだなあ、と感心した次第。

スペイン・トレド

 この伝でいきますと、先日国会で、自民党・公明党・日本維新の会による賛成多数で成立した「水道民営化法」は、「公共水道外資売却・売国奴法」というのが本質を突いた名称ですね。「出入国管理法改正法」は「移民容認法」。これまでの6年間、1強多弱で「数の論理」でやりたい放題やってきた安倍政権が成立させた「特定秘密保護法」「安全保障関連法」「改正組織犯罪(共謀罪)処罰法」は、さながら「治安維持法」ということですよ。耳障りの良い名称にはしてますが、本質は、100年前も200年前も大して変わらんということです。共謀罪も大逆罪といえば分かりやすい。

12月7日付の日刊ゲンダイによると、時の安倍政権の黒幕と言われ、「有識者」の名の下で、諮問会議とやらで、自由に都合の良いように法律を改悪する手引きをしているといわれる竹中平蔵氏は、自らが社外取締役を務めるオリックスなどの企業グループに下水道の運営権を25億円で落札させたと言われてます。

 「言論弾圧されるのではないか」と噂されている日刊ゲンダイは「これじゃあ〈すべての怪しい利権は竹中氏に通ず〉ではないか。加計問題でも明らかになったが、安倍首相の取り巻きが「有識者」として政府組織に潜り込んでボロ儲けする国家私物化システムはいい加減、見直すべきだ」と主張してますな。

 まさに、その通りだと思いませんか?賢明なる読者諸兄姉の皆さん。

言論弾圧が始まる?

名古屋の篠田先生です。本当は通称があるのですが、明かしてしまうと、世間の皆さんは吃驚してしまいますので、お控えさせて頂きます。

スペイン・トレド

昨日のこと、子分が、いや、間違えました。ウチの若い社員が、仲間もんの間で、大騒ぎしてたんで、「なんじゃあ」と軽く声を掛けてやったら、どうやらiPhoneの最新機種iPhoneXSを買い換えたらしく、仲間に見せびらかしていたのでした。

 「おまえ、こないだiPhone8を買ったばかりじゃなかったのか?」と儂が問いただしたところ、若いもんが「いえ、親分ねえ、ソフトバンクだったもんで、昨日のシステム障害にはまいちまったんですよ。自分は、親分のお許しを得て、デイトレードをスマホでやっるでしょう。スマホが使えなくなれば死活問題ですわ。そんで、仕方ないので、慌てて、携帯ショップに行って新しい機種を買いにいったんですわ」と言うではありませんか。まあ、大変な時代になったもんです。

スペイン・トレド

 ところで、「水道民営化法」も「外国人・移民労働者拡大法」も強行採決されましたね。こんな暴挙を今になって報道したり、知っていても、これまでほとんど報道しないで、黙認していた既存大手マスコミは毎度のことですが共犯です。

 儂らは「日陰」の身だと自覚していますが、大手マスコミは、自覚もせず、社説などで偉そうなことをいつも言っているのですから呆れかえりますよ。「説教強盗」で、その存在自体が犯罪です。 

 本来はトランプ米大統領が「アメリカ第一!」「保護主義」を言っているのですから、同盟国日本も「日本第一!」「保護主義」を大声で主張しないといけないのに、中国と同じように相も変わらず「自由貿易」「グローバリズム」に共鳴しているのですから、可笑しいですね。大手マスコミも同じです。

スペイン・トレド

この矛盾を、どこのメディア、学者も指摘しないというのは、日本全体が「オレオレ詐欺」に騙されている認知症老人と同じだということです。国賊のような売国奴がこれで儲けてウハウハ美味しい思いをしているのですが、知っていてもそれを暴けない。「日刊ゲンダイ」だけが奮闘していますよ(笑)。そのうち安倍首相が言論弾圧するかもしれませんね。

ITはどこまで信頼できるのか?

 昨日はかなり過激なことを書いたのですが、ほとんど反応がありませんでした。そんなら、あの程度なら大丈夫なんだ、と判断してしまいますよ(笑)。

スペイン・トレド

 さて、昨日は、天下のソフトバンクの携帯がシステム障害とやらで、電話もできなければ、メールもネットもできず、電子マップも使えず、全国で大変な混乱が起きたようです。

 緊急の電話をかけようと、公衆電話の前で長い列ができたそうですが、今のこの世で、これまで公衆電話を使ったことがない10代の若者もいるらしく、テレフォンカードも知らないので、クオカードだと思って、コンビニで使おうとしたら、断られたという話を10代のタレントがテレビで得意気に(笑)しゃべっておりました。

私は、かつて酷い目に遭ったことがあるソフトバンク(Yモバイル)も、NTTドコモも大嫌いなのでauを使っており、今回の騒動は免れましたが、結構身近な人で、長年この会社の機器をご愛用されている方がおられ、その意味で、ちょっとしたトラブルに巻き込まれました。

 京都にお住まいの京洛先生です。何度電話しても通じず、最後は、京洛先生御自らが白馬に乗って出馬されて、自宅の固定電話から、こちらのau携帯にかけてくださいました。

 「全く、酷い話ですよ。前回もシステム障害があり、お詫びに吉野家の無料チケットを持ってきましたが、今回は、吉野家どころじゃないですよ」と怒り心頭の御様子でした。

 ソフトバンクは現在、新規上場株式公開(IPO)の申し込み受付中ですから、何か陰謀でもあったのかと疑いたくなります。儲かるかもしれませんが、くどいようですが、私は買いませんけど。

 京洛先生は、他にもITでえらい目に遭っているらしく、長年使っていた米国系のメールサービスのプロバイダー会社がM&A(合併・買収)の憂き目に遭い、結局、メールアドレスはタダで使えるようになったのですが、システムをあまり更新していないせいか、何と、メールを受信するのに3日間もかかった事例があったそうです。これでは、電子メールではなく、本当に飛脚便ですね(笑)。

 こんなことばかり起きれば、ITってそんなに信頼していいものなのか、疑ってしまいます。

スペイン・トレド

 というのも、つい最近もまたまた、私が愛用するiPhoneに、Apple ID の乗っ取りを企むフィッシングメールが来たからです。しかも2度もです。これからも来るでしょう。【注意喚起】というタイトルで、アップルのロゴマークも付き、「24時間以内にログインしないと、あなたのアカウントは永久にロックされます」と脅迫してくるのです。Appleサービスを名乗っているので、危うく騙されるところでした。

 ですから、こんなんで、よく「Apple Pay」など、携帯と連動させて現金決済なんかできるものかと思ってしまいます。やったことはないのですが、恐らく、銀行の口座番号から何から何まで登録することでしょう。そうなると、「お財布携帯」なぞと便利さだけが宣伝されますが、なくしたり、落としたりしたらそれこそ大変です。お財布どころか、全財産を盗まれてしまう恐れがあります。

 それ以上に、このように米アップルは、サイバー攻撃の標的になりやすく(これは事実です。体験者が語る)、脆弱性も疑われます。何と言っても、このIT企業がどれくらいセキュリティに心血を注いでくれているのか疑います。個人情報を企業や当局に流しているという噂が絶えないではありませんか。

スペイン・トレド

 昨日も、中国通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の孟晩舟最高財務責任者(CFO)がカナダで逮捕されて、その影響で全世界で株が急落しました。

 その背景や理由について、詳しく報道されてませんでしたが、以前からの新聞情報によれば、華為技術のスマホ携帯には、チップが埋め込まれていて、メールの内容やアドレス等が盗まれたり、盗聴されたりしているのではないかという根強い噂が蔓延っていることも遠因とされてます。米国では不買運動さえ呼びかけられていますが、日本では天下のNTTドコモさんが、堂々と華為技術のスマホの広告をテレビなどで展開しているので、その噂は、日本に限っては、なかったものと洗脳されているのか、単なる噂に過ぎないのかもしれません。個人的には判断しかねてます。

いや、単なるポーズです。実は、かなり疑っておりますが、私ごときが何を疑おうが、大勢には全く影響はないことでしょう(笑)。

日本人はなめられているのか?

スペイン・トレド

今朝方、天下のNHKさんのラジオニュースが繰り返し放送してましたが、東京・渋谷でハロウィーンのお祭り騒ぎにまぎれて、軽トラックが横転させられた事件で、外国人の男が任意の事情聴取に対し、「日本のハロウィーンはクレージーで、毎年このようなことをやっていると聞いていた。渋谷に行けば酒を飲んで騒いでも捕まらないと思った」と話していたそうですね。

えっ?わざわざ極東のくんだりまで来て、捕まらないから、騒乱目的でやって来たとな?

そう言えば、先月末、「職が見つからず、ストレスからやった」と、20件以上もの都内の公衆トイレを詰まらせたり、破壊したりした中国人も逮捕されましたね。

スペイン・トレド エル・グレコ作

随分、日本もなめられたものです。燃料税に反対したパリのデモなら少しばかり分かりますけど、外国人には日本とは甘い国だと見られていたんですね。

最近、急に降って湧いてきた「徴用工」裁判で、韓国最高裁(大法院)が立て続けに日本企業への賠償命令を発しているのもそうです。1965年の日韓請求権協定で消滅したはずの個人請求権を認めるのはおかしいはずですし、国際法に違反するのは明白で自明の理。私が日ごろ批判している安倍政権に対しては、珍しく賛同します。断固とした態度を貫いてほしいものです。

スペイン・トレド

外国人労働者についても、出入国管理法改正で、これから14業種で最大35万人弱を受け入れようとしてますが、大丈夫なんでしょうかね?

わずか短期滞在の外国人観光客でさえ、観光庁の役人と旅行業界と製造・小売り業界が結託して「ガンガンガン」と銅鑼を鳴らして煽動したおかげで増え続け、2017年は何と2379万人も訪日。おかげで、騒音やマナー違反、無用な混乱と混雑を招く「観光公害」が叫ばれているのですから、長期に及べば、移民と同じになり、騒音やごみや風紀問題、自治会費の未納など周辺住民との軋轢と摩擦が頻出することでしょう。

そもそも、外国人労働者は、日本のことを「裕福な国」「夢の国」「安心安全な国」「黄金の国」と期待して来るのでしょう。そして、実際に来て、蛸壺のような部屋に押し込められ、最低賃金以下の賃金で働かされ、長期時間外労働をさせられても手当がない、と涙を流して、恨みを持って告訴します。

しかし、実態は、4年生大学を出た日本の若者でさえ、まともな職がなくて非正規やアルバイトに甘んじている国です。40歳になり、もう将来結婚できないのではないかと諦めているのが実相です。何と言っても、政府の最大の仕事とは、自国民の雇用を守ることではないでしょうか。

そして、日本は裕福な国ではなく、貧富の格差が異様に激しく、低賃金で雇わなければやっていけない中小企業が多いというのが実態なのでしょう。

不当労働行為をされた外国人が日本政府を非難する気持ちは分かりますし、当然の権利ではありますが、その前に、自国民の雇用を守らず、海外に出稼ぎに行かせる母国の政府を非難するべきではないでしょうか。ノーベル平和賞をもらった「国家最高権力者」の国もあるぐらいですから。

日本に過大な期待と幻想を持ってもらっても、それは冷静に日本の実態と現実を見ていないということになります。

どんな偉い学者や政治家や評論家や法律家や新聞記者も建前論ばかりです。自分たちだけは裕福な安全地帯にいるから、他人事のような皮相な論理しか展開できないのです。

日本人同士でさえ、話し合っても分かり合えないのが今のご時勢です。

スペイン・トレド

その点、豊臣秀吉や徳川家康は偉かった。伴天連を追放し、耶蘇教を禁じた背景には、カトリックのイエズス会が、奴隷貿易商と結託して、日本人を拉致してルソン島に売り渡す仲介をしていたことを見抜いていたからです。まさに、自国民保護政策です。宗教以前の話です。なぜなら、プロテスタントのオランダや英国、それに中国などとは鎖国と言いながら、貿易を続けていたわけですから。

今日は、随分極論、暴論でしたか? でも、おとなしい飼い慣らされた羊のままでは、現実肯定で、それこそ怠慢の誹りを免れないのはないでしょうか。

ゴーン容疑者がらみで森友・籠池夫妻が久々に登場

日産のカルロス・ゴーン容疑者は、勾留期限の12月10日にも再逮捕されるようですね。4日付の産経新聞が先駆けて報じてました。

処罰は、特別背任罪、業務上横領ってところでしょうが、次と次と容疑が出てきて、100億円なのか、200億円なのか、彼が一体どれくらいの役員報酬を違法に得ていたのか、分からなくなってきました(笑)。

この際、脱税も容疑に入れてもらって、日本の法律でたっぷり追徴課税してもらいたいものです。

何しろ、「セブン・イレブン」と渾名されたゴーン容疑者は、朝7時から夜11時まで働き詰めで、ランチは外に出ず、社食から一番安いラーメンをとって食べていたという噂です。(新聞に載ってましたが、実際に見ていないので未確認)

夜も、「座っただけで3万円」の東京・銀座の高級クラブに行くではなし。私のような下層貧民でも行けそうな安い居酒屋が行きつけで、座る場所も決まっていたらしいですからね。(こちらはテレビでやってました)相当、お金が溜まっているので、本人にとって、税金を払うことは蚊に刺された程度でしょう。

スペイン・トレド

そんな折、名古屋にお住まいの篠田先生から、昨日の4日早朝、急に電話がかかってきまして「渓流斎さん、今朝の日本経済新聞、お読みになりましたか?」と仰るではありませんか。

何事かと思ったら、篠田先生の言いたかったことは以下の通りでした。

天下の日経の1面に連載されている名物コラム「春秋」を何気なく読んでいたら、驚きました。春秋子がスポーツ新聞にも目を通しているのです。なかなか感心なことですよ。最近の新聞記者、論説委員、解説委員、編集委員は小秀才ばかりで、NYタイムズ、FTなど欧米の大手エスタブリッシュメント(特権・既得支配階層)のマスコミやメディアしか関心、興味がないと思っていたので、聊か驚きましたね。そこで、どこのスポーツ新聞か実名が書いていなかったので、調べたら、スポーツニッポン紙だったといことが分かりました。

12月2日付スポニチ「拘置所の寒さ知る籠池夫妻、ゴーン容疑者にフリース差し入れ

嗚呼、懐かしやの「森友学園」の籠池夫妻です。時流が速い今の世の中で、世間では、もうとっくに、森友も籠池夫妻も忘れ去られてしまった頃に、再登場です。

上のスポニチの記事をクリックして読めば、お分かりになるでしょうが、あの籠池夫妻は、安倍首相とその昭恵夫人に裏切られて(?)、大阪の拘置所に勾留されました。その時、異様な寒さを身をもって体験したことから、同じように拘置所に勾留されているゴーン容疑者に、ユニクロのフリースを差し入れしたというのです。

この記事によると、籠池夫妻は、ゴーン容疑者とは面識がなく、現在、無職なんだそうです。両夫妻は勾留中、同様にユニクロのフリースを差し入れてもらい、「人の優しさに触れた。今後は自分が人に優しくしたい」とスポニチ記者に語ったようですが、無職の人が、200億円もの巨額の大金を懐にした守銭奴さんに、情けをかけるとはねえ(笑)。

スペイン・トレド

一時、スポットライトを浴びた籠池夫妻が、あの頃の快感が忘れず、再び脚光を浴びたくて世間に出てきたのか?または、本当の善意だったのか?

ま、本当の善意だったら、マスコミに披露しないで、誰にも知られないように、こっそりと「陰徳」を積むだけですから、ちとばかし、怪しいかなあ。

ま、「痛み分け」ということにしておきましょう(笑)。

国民の無知につけこんで「日本が売られる」

これを読むと、驚かされるやら、脅されるやら、自分の無知に腹が立つやら・・・。とにかく、最初から最後まで、後ろから頭にハンマーで叩かれたような衝撃を受けます。

今、話題沸騰の堤未果著「日本が売られる」(幻冬舎新書、2018年10月5日初版)のことです。賢明なる皆さんは、もう既にお読みになったことでしょう。

ざっと並べてみても、日本人の資産である「水が売られる」「タネが売られる」「森が売られる」。そして、日本人の未来が売られるということで、「労働者が売られる」「ブラック企業対策が売られる」「学校が売られる」「医療が売られる」「老後が売られる」「個人情報が売られる」・・・まさに、無知な国民が知らないうちに、何でもかんでも、売られっぱなし。その事実さえ気がついていないのです。

一体、どうなってるんでしょうか?

スペイン・ラマンチャ地方

著者の堤未果さんは、今最も注目されている国際ジャーナリストでしょう。実父は、放送ジャーナリストのばばこういち(1933~2010)。夫は、薬害エイズ事件の原告だった川田龍平参院議員。

「水が売られる」の章の中で、堤さんが実名を挙げて糾弾しているのが、麻生太郎副総理と竹中平蔵民間議員(注:議員といっても選挙で選ばれるのではなく総理が指名。現在各分野の規制緩和法案骨子は彼らによって作られている)の2人です。

通常、私有物ではなく、日本人の公共資産を外資に売る人のことを「売国奴」、もしくは「国賊」と呼びますが、上品な堤さんはそんな下品な言葉は使っていません。とはいえ、それ以上に断罪の口調が苛烈極まっております。

麻生、竹中両氏は、政界のトップ、もしくは政界に大変影響力のあるポジションに居座り続けながら、隠密裏にやっているせいか、無関心な国民をよそに、粛々と、率先して、そして、規制緩和の美名の下に、国民の資産である水の運営権を巧みにフランスの世界最大の水企業ヴェオリア社(の日本法人)に少しずつ売り渡していたというのです。(ルノーの日産支配といい、フランス人はいまだに植民地主義から抜け切れていませんね)

堤さんは「竹中平蔵氏や麻生太郎副総理の主導で法改正がどんどん進められ、その間マスコミは行儀よく沈黙していた」と、たっぷり皮肉を込めて書きます。

麻生副総理は2013年4月、米ワシントンにある戦略国際問題研究所で「日本の水道を全て民営化します」と宣言します。この時、「映像には『民営化します』という力強い発言が出た瞬間、隣に座っていたマイケル・グルーン氏が、興奮したのか思わず手元の水を飲む姿が映っている」ことを堤さんは見逃したりはしません。

また、竹中氏については、「小泉政権で日本の水道を最初に民営化した立役者」と、これまた、異様なほど皮肉をてんこ盛りに込めて紹介しております。

スペイン・ラマンチャ地方

日本の水道は黒字なのに、なぜ、民営化をしようとするのか?

それは、水ビジネスが世銀元副総裁が言う通り、「石油より巨大な金脈で、21世紀の超優良投資商品だからだ」といいます。

無知な日本の庶民は「民営化=効率化」で規制緩和は素晴らしい、と思い込んでいます。だから、あとは、竹中氏や麻生氏のような方々が「競争がサービスの質を上げ、水道料金を下げ、それが市民に還元される」といったような耳障りが良い甘言を振り回せば、馬鹿な庶民は惑わされるわけです。

本書では、水道を民営化したおかげで、莫大な借金を抱えることになった世界各国の自治体の例がふんだんに出てきます。

◇医療が売られる

この章では、国民健康保険(国保)を食い潰す外国人の例を取り上げております。

2012年、民主党政権はそれまで1年だった国保の加入条件を大幅に緩め、たった3カ月間滞在すれば外国人でも国保に加入できるよう、法律を変えてしまったといいます。

「その結果、留学生や会社経営者として入国すれば国籍に関係なくすぐに保険証がもらえるからと来日したその日に高額治療を受けに病院に行くケースが増え、深刻な問題を引き起こしている」と堤さんは書きます。また、「出生証明書さえあればもらえる42万円の出産一時金も中国人を中心に申請が急増しているが、提出書類が本物かどうかも役所の窓口で確認しようがないのだ」と嘆きます。

原資は、貧乏な日本人がコツコツと払い続いたものでしょう?国籍はともかく、不正を働く人間に対するぶつけようがない怒りが湧いてきます。

スペイン・ラマンチャ地方

◇個人情報が売られる

この章で一つだけ、取り上げたいのは、国が2017年11月2日から、マイナンバーと無料通信アプリ「LINE」と連動させることにしたことです。

個人情報がダダ漏れです。しかも、マイナンバーとなると、ハッカーが辿っていけば、銀行の口座まで行き着くことができかねません。

これは、マイナンバーができて2年以上経つのに、いまだに全国民の1割しか利用していないことから、政府が編み出した苦肉の策なんだそうです。(私は会社にもマイナンバーは登録してるので、真面目な羊のような国民の1割の一人だったの?)

LINEは今、日本ではスマホユーザーの7割、10代女子では9割という驚異的な利用率を誇るとか。

先日もこのブログで指摘しましたが、LINEを開発した技術者は韓国人で、親会社は韓国最大の検索会社のネイバー社でしたね。

詰めが甘い私の指摘はここで終わってましたが、堤さんによると、このネイバー社の株式の6割以上は、ブラックロック、オッペンハイマー・ホールディングス、バンガード・グループといった欧米の巨大投資会社が所有しているというのです!

「つまり、LINEでやりとりする内容や個人情報の扱いを決めるのは、日本の政府が直接手を出せない、韓国や外資の民間企業となる」と、堤さんは声高々に(私はそう聞こえましたが)披瀝するのです。

何とも、おっとろしい世界なんでしょ!!

何と言っても、自分たちがあまりにも無知でいることが。