予知能力

このブログを再開して日が経ちますが、何となく、調子が出ませんね。

何か世の中、すっかり変わったような感じです。何せ、岩窟王か誰かのように無実の罪で幽閉されて、久しぶりに娑婆に出てきたような気分ですから。

昨日、年末恒例の紅白歌合戦の出場者が決まりましたが、「AKB48」だの「しょこたん」だの馬場俊英だの、今回の目玉になる人たちのこと、まったく知りませんでした。もう、流行についていけないという感じですね。

いまだに、デイブ・クラーク・ファイブやゾンビーズなんかを聞いて感動しているくらいですから。

さて、このブログは、どんな人が読まれているのか知りませんが、恐らく不特定多数の人が読まれているのでしょうが、今日は、「特定少数」の人に向かって書きます。
特に、こういう話が好きな四国に住むT君向けです。

私の姪っ子のことです。

どうやら、「予知能力」があるというのです。

本人から直接、聞いたわけではありません。私の兄弟姉妹に当たる彼女の両親から聞いたのです。

彼女は、最近就職したばかりの、まあ、普通のOLです。

どういう予知能力かというと、次に起きることが目の前にパッと現れるというのです。

過日、自転車に乗っていると、ふと、前から自転車が急に横切ってきて、衝突してしまい、自分自身が血だらけになっているシーンが浮かんできたそうです。

「これは、ヤバイ」と思って、速度を落として注意していたら、やはり、物影から、自転車が飛び出して来て、ぶつかりそうになったそうです。それほど、スピードを出していなかったので、急ブレーキをかけて、難を逃れました。

もう1つ。テレビを見ていたら、例の秋田の児童連続殺害事件の犯人、畠山鈴香被告らが出てきました。そのうち、レポーターが「殺された米山豪憲君は、大きくなったら、夢がありました」と語り始めました。そしたら、姪っ子は「大工さん!」と叫んだそうです。

その後、テレビのレポーターは「そうです。ここで、大工さんになる夢があったのです」と言ったのです。

まあ、話はそれだけです。

残念ながら、私には、そんな能力は全く備わっていませんが、私自身、そういう予知能力というものは、否定しないタイプなのです。今度、姪っ子に会ったら、もっと詳しい話を聞きたいなあ、と思っています。

怖い話 ロシア選挙

 

 

 

ロシアの下院選挙で、プーチン大統領が率いる「統一ロシア」が450議席の9割近く確保したそうですね。

 

誠に恐ろしい現象です。内実は、選挙と言っても名ばかりで、政府系企業の傘下に入っているテレビは、ニュースで95%も与党側やプーチンの「宣伝」報道に終始し、大統領の任命制で選ばれている地方の知事らは、与党への得票を義務付けられ、得票率が低ければ、解任という恐怖に晒される。各企業も「統一ロシア」に投票しなければ、事業免許を取り消すと通告され、企業は従業員に同党への投票を強制したー。それが実態だったようです。

 

日本でこんなことが起きたらどうなるでしょうかね。

 

もっとも、こんなことをブログに書けば、ロシアでは逮捕されかねないでしょうね。

ロシアの男性の平均寿命は、50歳代でしたっけ?

皆さん、日本に生まれてよかったですね。

防衛省収賄事件

 

 

 

この二週間、世間では色んな事件やニュースがありましたが、やはり、最も大きかったのは、防衛省前事務次官の守屋氏の収賄容疑による逮捕でしょう。

全く言語道断の話なのですが、ゴルフ接待などの遊興費で500万円というのは、どこか金額が少なすぎます。五,六年に渡る話なので、年間100万円程度の賄賂だとしたら、月に10万円にも満たない。守屋氏逮捕もどこかスケープゴートの臭いがしないでもありません。もちろん、守屋氏の顔相はかなりの悪相で、とんでもない男であることは確かなのですが…。彼を知っているK君は「捕まってざまあ見ろですよ」と言っていたくらいですから、相当なワルなのでしょう。

 

しかし、巨悪は捕まらず、枕を高くして寝ています。特に怪しいのは、戦前どころか、明治時代から軍需産業として、時の権力者と結託しているM社です。特に「キャラメルからミサイルまで」と言われているM商事なんかは桁違いの接待攻勢をかけているはずです。

防衛のトップを経験した大物政治家K氏もN氏も捕まっていませんが、やはり、怪しい。守屋氏とは桁違いのお金を懐に入れているんじゃないかと疑っています。

これらは想像の域を出ていませんが…。

お久しぶりです

お約束通り、渓流斎日乗を2週間ぶりに再開致します。

おまちどおさまでした。え、待っていない?これは、失礼致しました。

正直に書きますと、この2週間、何をしていたかと申しますと、試験勉強をしておりました。24時間、暇がある時は、すべての時間を勉強に費やしておりました。好きな本は読めませんでした。映画も見ません。もちろん、テレビなんかも見ません。(横目でチラチラ以外は)

パソコンは、メールのチェックで見ました。序に、このページを開きました。ほとんど、スパムメールというか、不届きなコメントやトラックバックを削除するためでした。

そして、序にアクセス数を見ると、それが、あまり変わらないんですよね。(笑)休筆しても、しなくても、変わらない。これは、何を意味するんでしょうか?

まあ、今は、試験が終わったばかりなので、まだ、現実感を取り戻していません。まだ、下界に戻っていないという感じです。

明日から本格的に再開するかどうか、まあ、ブログを書かないことが習慣になってしまったので、どうなるでしょうか?

またまた休筆です…

 十勝

 

 

 

突然ですが、昨日、「続く」と書いておきながら、明日からまたまた「渓流斎日乗」を休載させて戴くことになりました。

よんどころのない事情です。

毎日、このブログにわざわざ電源を入れて、アクセスして戴いている方がいらっしゃることを私は知っているので、本当に申し訳ないと思っています。

アメリカのI君、Tさん、帯広のSさん、Nさん、Hさん、苫小牧のYさん、松山のT君、東京のFさん、Kさん、Nさん、Yさん、Aさん、I君、Kさん、Gさん、Mさん、神奈川のNさん、埼玉のOさん、Mさん…あたりでしょうか?

あと、面識はない(と思われる)のですが、毎日のように熱心にコメントして戴いている「インド象」様、「K3」様、「通りすがりのフリーター」様、「桃太郎」様、「隆章山人」様、「NAKA」様…(以下省略)…ごめんなさい。

まあ、いつも私の独断と偏見に対して、「カリカリ」しながら読んで戴いていた方にとっては、少しは平和な穏やかな生活を送ることができるかもしれませんが…(笑)

恐らく、再開は12月2日頃になると思います。約2週間のお休みです。

特に旅行に出かけるというわけではありません。が、それほど多くは自分のパソコンを開かないと思います。

その間、例の早瀬圭一「大本襲撃」(毎日新聞社)を読み終わったら、

●海野弘「秘密結社の日本史」(平凡社新書)

●中江兆民「三酔人経綸問答」(岩波文庫)

●魚柄仁之助「冷蔵庫で食品を腐らす日本人」(朝日新書)

●原信田実「謎解き 広重 『江戸百』」(集英社新書)

あたりを読んでみようかと思います。今、積読状態になっています。

先回りして読まれた方は、コメントして戴ければ幸甚です。

それでは、いつもながら私の勝手な振る舞いをお許しください。

渓流斎敬白

 

「大本襲撃」

公開日時: 2007年11月16日

今、大宅賞作家の早瀬圭一著「大本襲撃」(毎日新聞社)を読んでいます。本の目利きになったせいか、私が選んだ本は何でも面白いです。まあ、そう自負しています。今回もそうでした。大当たりです。

 

当時一世を風靡した新興宗教の大本教(おおもと・きょう)の大弾圧という歴史的事件には、以前から興味はありましたが、適当な本が見当たりませんでした。この本は、入門書としては難しいかもしれませんが、歴史的事実をほぼ網羅されており、(巻末には裁判資料まであります)昭和史研究家、宗教研究家、メディア研究家、読書人には必読書であると確信しています。

大本教は、大正と昭和の二度に渡って、徹底的に壊滅され尽くされますが、第二次大本事件は昭和十一年十二月八日のことですから、わずか、七十一年前の出来事です。戦前の話ですが、先鋭の軍隊があり、日中戦線は拡大しつつあり、治安維持法があり、「国体護持」という大義名分があり、特高と呼ばれる警察組織もありました。今の時代では全く想像できない凄惨な事件だということがこの本を読んで分かりました。

大本教は、江戸天保年間生まれの出口なおが、貧窮のどん底の中、明治25年、55歳の時、突然、何の前触れもなく神に取り付かれます。(「帰神」と呼ばれます)ろくに学校に行けず、読み書きもできなかったなおが、やがて、神のお告げを半紙に文字で書き連ねる(「筆先」と呼ばれます)ようになり、噂を聞きつけた上田喜三郎(後の出口王仁三郎=でぐち・おにさぶろう)が理論付けをして、宗教運動が始まります。

時の権力者は、大本教は、天皇制を否定し、国家転覆を図る邪教として、不敬罪、治安維持法違反、新聞紙法違反などの容疑で徹底的に弾圧します。特に特高による大本教信者に対する拷問は凄まじく、正岡子規の高弟で子規十哲の一人、岩田久太郎は獄死、王仁三郎の女婿の出口日出麿(ひでまる)は、精神に異常を来たし廃人になってしまいます。

当時の拷問がどれくらい凄まじかったのか、著者の早瀬氏は、作家の江口渙氏らの回想録などを引用し、昭和の8年の作家小林多喜二の例を挙げています。(引用は換骨奪胎)

東京の築地警察署の道場のような広い部屋に引き立てられた小林多喜二。刑事らは「おまえは共産党員だろう」と畳み掛けると、小林は「そうではない」と毅然と答えた。その態度に激高した水谷特高主任ら5人はそれから約4時間に渡って桜のステッキや野球のバットで小林を殴りつけ、金具が付いた靴で滅茶苦茶に踏みつけた。それでも、小林が黙秘していると、さらに首と両手を細引で締め上げた。やがて、小林は気絶し、留置場へ放り込まれた。間もなく寒気で意識を取り戻した小林は「便所へ行きたい」と訴えた。便所では肛門と尿道から血が吹き出して、辺り一面は真っ赤に染まり、しばらくして息絶えた。

多喜二、29歳。杉並区の自宅に帰った遺体から包帯をほどくと、目をそむけたくなるような無残な状態である。首にはぐるりと一巻き深く細引の跡が食い込んでいた。余程の力で締めたらしく、くっきりと細い溝がでい、皮下出血が赤黒い無残な線を引いていた。左右の手首にも同様丸く縄の跡が食い込み、血が生々しく滲んでいた。このほか、多喜二の睾丸もつぶされていた。

(続く)

徒然なるままに 

WOWOW

いやはや、毎日、渓流斎日乗に遊びに来てくださって、有難うございます。

最近、ちょっと体調が悪くて、病院に検査に行ったら、6500円も取られましたよ。自宅近くのクリニックで、東大医学部出身の先生らしいのですが、口の利き方が悪く、最近開業したらしく、元を取るのに必死なのがありありで、もうあまり行きたくないですね。アメリカの「シッコ」みたいな世界が日本にも来るのですかね。暗鬱な思いに駆られてしまいます。

お昼に喫茶店に入ったら、30代のOL風の女性が、おしゃべりをしていて、隣に座っているので、聞こえてきてしまいました。

「ねえ、聞いて、びっくりしちゃった。この間、中央線に乗っていたらすごいもの見ちゃった」

「何、何?」

「もう、ここまで来たか…って感じ」

「どうしたの?」

「歯を磨いていたのよ、電車の中で。若い子が化粧するのは見慣れたけど、さすが、歯磨きだけは、初めて…」

「若い人?」

「いやあ、60代くらいのおじさんかなあ…」

「頭おかしい人じゃないの?」

「狭いところで、歯を磨いているから、周りの人は、避けるようにして遠くからチラチラ見てるけど、一向に意に介していない感じだったしね…」

うーん、それ以上の詳しい状況は分かりませんが、今の日本は確かに変わっている。それは本当に確かです。

「族譜」 


青年劇場の宮部さんのお導きで、同劇団による「族譜」を見に、はるばる六本木の俳優座劇場にまで出かけていきました。無理をしてでも見に行ってよかったですね。本当に感動しました。何度も涙が流れてきて、困ってしまいました。「ボーン」とは感動の度合いが違いました。

原作はトップ屋から作家として活躍し、45歳の若さで急死した梶山季之氏、脚本演出は、俳優からシナリオ作家に転じたジェームス三木氏。

テーマは重いです。創氏改名という大日本帝国政府が植民地同然だった朝鮮民族に対して行った歴史的事実を扱っています。700年もの血統と両班だった祖先を持つある朝鮮人の地主とその民族としての誇りをズタズタに切り裂いた当時の下級官僚が狂言回しの役割で登場します。

梶山氏は、創氏改名を苦にして自殺した全羅北道に住んでいた実際の人の話を元に小説に仕立てたそうです。族譜というのは、韓国朝鮮で、一族代々の当主が、家系図とともにそれぞれの時代の出来事を書き残して、子孫に伝えるものです。

梶山氏自身は、朝鮮総督府の官僚の子息として昭和5年にソウルで生まれています。戦争中は、子供だったので、直接の加害者ではなかったとはいえ、植民地支配下だった朝鮮に対して日本人が行ってきたことについては、ずっと「原罪」として意識し続けて、作家として作品を書き続けてきたそうです。

作品の粗筋は書きませんが、今、書いたことで、大体、内容は斟酌して頂だけると思います。日本人として、この舞台は、カタルシスがありませんが、多くの人に見てほしいと思いました。本当によくできた作品です。青木力弥、佐藤尚子、船津基、葛西和雄…役者さんも本当に素晴らしくよかったです。

来年、青年劇場は、この作品を全国で再々演するそうなので、頭の片隅にでも入れておいてください。(少し宣伝になってしまいました)

TSUTAYA online

「ボーン・アルティメイタム」

 マット・デイモン主演の映画「ボーン・アルティメイタム」を見てきました。

 

いやあ、ハラハラドキドキというのは、素晴らしかったという意味での感想で使われますが、最初から最後までハラハラのし通しで、心休まる時間がなく、途中で逃げ出したくなってしまいました。

全編を通して、殺し合いをしているか、殴り合いをしているか、車かバイクでカーチェイスしているか、人間同士で追いかけっこをしているかの場面ばかりで、止まらないジェットコースターに乗っている気分でした。

アメリカの人は、ここまで、精神的に追い込まれているんですかねえ?茲までストレスが溜まっているんですかね。こういう映画でないと、ストレスの発散ができないんでしょうかね?私は、途中で何度も目をつぶってしまいました。

同じマット・デイモン主演のCIA映画「グッド・シェパード」とは、正反対の映画でした。

映画を見終わった後、日本人として、もっと、落ち着いた侘びとか、寂びの世界に浸りたくなってしまいました。そしたら、一緒に見た野寺さんが、今度、表千家の茶の湯にご招待してくれることになりました。

本当に楽しみです。茶の湯は、精神修養と優美な礼儀作法を学ぶ場でもあるからです。

哲学者の梅原猛氏によりますと、昔の日本人は50歳を過ぎれば隠居したといいます。隠居というのは、一切の世事を免れ、ひたすら自分の中にこもって自己の生を反省し、また生まれ変る日に備えるというのです。近代哲学の祖、ルネ・デカルトも「よく隠れる者はよく生きる」というストア派の哲学者の言葉を自己の生活のモットーにしたそうです。

しかし、梅原氏の昔とはいつの時代を指すのか分かりませんが、今の日本では、80歳過ぎてもギラギラして、世事にかまけるどころか、あからさまに介入してくる輩が多いようですね。

私は、人間が生まれ変るという思想は持ち合わせてはいないのですが、ある程度の年齢になったら、世事から解放されて、日本人らしく侘び寂びの世界に浸ってみたいと思っています。「ボーン・アルティメイタム」を見て、そのきっかけとなり、気持ちがはっきりしました。

極秘情報 新聞業界の内幕

公開日時: 2007年11月11日 @ 11:20

昨日は、おつなセミナー。ゲストは某マスコミの内幕と昭和史を描いたI氏。こんな面白い話なのに、参加者はわずか十人ちょっとというので、驚いてしまいました。セミナーのメンバーは500人くらいいるんじゃないかと思いますが、出席率の少なさには本当に驚きです。

こういう話は、どうも、色々と差し障ることが多く、著作権やら秘匿の暗黙の了解があるので、色んな事を暈して、備忘録書きにしてしまうことをお許しください。ですから、興味がない人にとってもはつまらないかもしれません。

●日本一の新聞社だった大阪毎日新聞社は、三井系など大阪財閥の資本で創刊されたもので、その後、昭和17年に財団法人毎日会を作り、「社内株」に転換した。

●日本経済新聞社の前身である中外新報も三井系の新聞だった。戦前までは、日経よりも、福沢諭吉の創刊した時事新報の方が権威があり、企業の決算報告等は時事新報に掲載されていた。大隈重信の創刊した報知新聞(今のスポーツ新聞ではない)とライバル紙で、新聞界でも早稲田vs慶応の様相が見られた。

●時事新報は、朝毎読の販売店抗争で徐々に部数が低迷する。福沢の死後、鐘紡社長の武藤山治を招聘して梃入れを諮るが、いわゆる帝人事件にからんだ番町会キャンペーンが遠因で、武藤社長は、テロ攻撃に遭い射殺され、ますます衰退。戦後、この時事新報を買収するのが、産経新聞を創刊した前田久吉。前田は、元々大阪西成区の新聞販売店主だったが、地域のニュースをフォローした南大阪新聞を作り、後に、東の「日本経済新聞」に対抗する西の「産業経済新聞」にまで発展させる。前田は後に新聞経営をやめ、関西テレビや日本電波搭の経営に残りの半生を捧げる。

●新聞販売店の収入の半分以上は折込広告で占める。(1部5円)今や少子高齢化で部数が低迷し、これに拍車をかけて若者が新聞を読まない。マンションが増え、拡張もできない。将来性がないので、新聞店主を目指すより、コンビニ経営をした方がいいという若者が増えることになる。

●新聞社の経営に二つのタイプがある。一つは社主家。(朝日の村山・上野家、読売の正力家、娘婿の小林、関根家、河北新報の一力家、中国新聞の山本家、信濃毎日の小坂家、日本海新聞の田村家)、もう一つは社団法人。(徳島新聞、名古屋タイムズ、共同通信)

●販売の神様:読売の務台光雄、朝日の永井大三

●特にスポーツ新聞と夕刊紙の部数急降下が昨今著しい。原因が、大リーグなど海外のスポーツが入ってきて、締め切りの関係で朝刊のスポーツ氏は一日前の話になってしまう。駅売りのスポーツ紙には色物のページがあるが、家に持って帰れない。オウム真理教の影響で駅にゴミ箱が減ったためだ。

●読売ランドは読売新聞の裏金庫だった。競艇の川崎オートや船橋オートも読売ランド。ゴルフ場は最近もうからなくなったので、社会老人福祉施設を作って売り出す構想。

これらの話はネットでも色々と噂が流れているので新味がないかもしれませんね。

さて、今のようなネット社会で、新聞業界より逸早く痛手を受けているのは旅行業界だそうです。旅行代理店には航空券を販売すると5~7%のマージンがあったそうですが、来年からこのマージンも廃止されるそうです。ということは、旅行代理店で、航空券は販売しなくなってしまうのかもしれません。皆、ネットで直接、航空会社からチケットを購入してしまうからなのです。

要するに「代理店」という社会的役目がだんだん、低下していくということです。アルマーニ、ヴィトン、フェラガモなど何でもいいのですが、ブランドものの輸入代理店も同じです。消費者が直接、ネットで注文してしまうので、代理店はいらなくなってしまうのです。

こうなると、世界最大の広告代理店も安閑とはしていられなくなりますね。

テレビも今までのように高給で胡坐をかいている時代は終わることでしょう。「私家版・ユダヤ文化論」を書いた内田樹氏が、先日、毎日新聞紙上に、フジテレビの株がこの7年間で293万円から23万円にまで、10分の1以上も値下がった、と呆れています。「テレビには先がない」とまで公言しておられます。そして、どうしてこういう情報は報道されないのか、と怒りながら、疑問を投げ掛けております。

色々、本当に最近、時代は目まぐるしく動いています。