電磁波の恐怖 

昨日のN氏の話の続きです。

N氏は、天然ガスの話から急に話題を変えて、「電磁波問題は、今のアスベストより怖いですよ」と言うのです。

どういうことかと言いますと、電磁波は放射能を浴びているのと同じだから、ガンにかかるリスクも大きい。これから、十年、二十年経って、アスベストの被害者のような人が現れると、予言するのです。

特にIH(電磁誘導加熱)調理器が危ない、というのです。日本の場合、巨大な電力会社があり、その下に電気メーカーがぶら下がっていて、盛んに電化製品のコマーシャルをする。確かに便利だ。しかし、電気製品の電磁波が人間に及ぼす障碍については、一言も説明しない。これはおかしい、とN氏は声を潜めるのです。

ガスの方が安全なのに、ガス会社は零細なので、CMを打つお金がない、ともN氏はこぼしていました。IH調理器が普及しているのは、日本ぐらいで、外国では健康に対する安全性が疑問視されて、それほど売れていないというのです。

たまたま、11月12日付の毎日新聞が生活欄で、「IH調理器の電磁波は大丈夫?」という特集記事を掲載していました。本当に偶然は重なるものです。それによると、市民団体「ガウスネット・電磁波問題全国ネットワーク」は「IH調理器に10~20センチまで「近づいた場合には、ガイドライン(国際非電離放射線防護委員会が作った「1平方メートルあたり40ミリアンペア以下」)を超える値を測定した」として、消費者にIH調理器を使わないように呼びかけているそうです・

これに対して、首都大学の多氣昌生教授は、IHのリスクは「たばこや食生活などと比べれば、注意する優先順位はかなり低いと思う」と発言しています。

この記事では、「低周波の磁界」が国際がん研究機関(IARC)がランク付けした「発がん物質」の中で「グループ2B(発がん性があるかもしれない物質)」の範疇に入ったことで、不安要因の一つなったことも紹介しています。このカテゴリーには、低周波の磁界のほかに、コーヒーやワラビも含まれています。ちなみに、最も高い発がん性の物質であり「グループ1」には、たばこ、ダイオキシンのほかに、あのアスベストが入っています。

N氏は、2003年3月発売の『暮らしの手帖』3号が電磁波問題を取り上げたところ(「IHクッキング・ヒーターはどこへ行く?」)、数日で完売して書店から消えた話を教えてくれました。もちろん、熱心な読者だけが買ったわけではなく、電力、電気会社関係の人が世間の目に触れさせないようにして、買い占めたとうのが専らの噂です。

そういえば、パソコンもかなりの電磁波を放射しているそうです。道理で気分が悪くなるはずです。

そろそろ、この辺でやめます。

壮大なプロジェクト 

帯広から札幌に向かう特急列車「スーパーあおぞら」の車内で、偶然、N氏と席が隣り合わせになりました。
N氏は、普段はこちらからの話を黙って聞いてくれているだけで、寡黙な人ですが、この日ばかりは、実に饒舌でした。何しろ、帯広から札幌までの2時間半、一人で喋りっぱなしだったのですから。

それは、実に壮大な話でした。

N氏は、ガス会社の社長さんです。これから、札幌にある経済産業省の分庁に天然ガスの免許の申請に行くところでした。

帯広市内の都市ガスを来年か、再来年に天然ガスに切り替える予定なのです。N氏によると、日本の都市ガスの普及率は、6割くらいで、都市ガスと言うくらいですから、大きな市にしかガスは通っていません。北海道の十勝を例にとれば、20市町村ある十勝は人口が36万人くらいですが、ガスが通っているのは人口が17万人いる帯広市とその周辺の町ぐらいです。他の町村はプロパンガスを使っています。全国に、ガス会社は220社くらいあるそうです。

壮大な話とは、ロシアのサハリンにある天然ガスを北海道までパイプラインで引いてこようという計画です。サハリンの天然ガスの埋蔵量は、60年くらいあるといわれます。ロシアは世界でも有数の天然ガスの産出国で、シベリア辺りにある天然ガスをヨーロッパまでパイプラインで引き、第2次世界大戦中でも敵国ドイツなどにもガスを売り、外貨を稼いでいたというのです。

サハリンつまり樺太の南端から稚内まで、わずか40㌔です。その稚内から旭川の間にある名寄市に天然ガスのパイプラインの中継基地を作るところまで、話は進んでいるそうです。主体は国ではなく、民間のジョイントヴェンチャーで、丸紅や三井物産のほか、エクソンやテキサコなどの外資も入るそうです。将来、苫小牧までパイプラインを引き、さらに、海底から本州までパイプラインを通す目論見だそうです。大きな本流のパイプラインを引けば、もちろん、札幌や帯広や釧路などに支流として張り巡らせることができます。

天然ガスの利点は、何と言っても、価格の安さだそうです。パイプラインで引けば、現在のガスの3分の1の値段で消費者に提供できるそうです。目下、天然ガスは、零下160度まで圧縮して液化ガスにして、船や車で輸送していますが、パイプラインにすれば、輸送コストが掛からないので、大幅な経費削減になるそうです。
それに、二酸化炭素を排出しないので、環境問題の解決にもつながります。

将来の不安材料は何と言ってもエネルギー問題です。政情不安定な中東の石油にばかり頼ってはいられません。原子力も放射能漏れ事故などの不安があります。そんな中で「天然ガス」は救世主になるというのです。

車もタクシーや自動車学校などで使う「営業車」にガソリン車を使っていては、とても採算が取れません。現在、ガソリンは1リットル130円まで高騰していますが、ガスなら60円と半額以下です。N氏は、自動車学校も経営していますが、ガス車にすれば、年間500万円から1000万円の削減が期待できると踏んでいます。

サハリンから苫小牧までパイプラインを引くのに、経費はわずか2000億円だそうです。IT長者なら、簡単に捻出できそうです。新幹線や高速道路を作るより安上がりです。エネルギー代が安く済めば、景気が低迷している北海道にも工場を誘致できると、N氏は期待しています。

まさに、国家的、歴史的大プロジェクトです。

実に壮大な話を聞きました。

一、十、百、千、万

一日健康法があるそうです。
ご伝授します。

一日一回
手を合わせてご先祖さまに感謝すること。(今、なに不自由なく生きていることを感謝してください)

一日十回
笑うこと。(これは分かる)

一日百回
深呼吸すること。(私は寝ている時、無呼吸状態になっていることがあるようです)

一日千個
文字を書くこと。(パソコンでは駄目なのでしょうか…)

一日一万歩
歩くこと。(最近、そんなに歩いていないので、気をつけまあす!)

スピリチュアル 

高野山大学が「スピリチュアル学科」なるものを創設する話を聞きました。
スピリチュアルとは「霊性」とか「霊的」という意味です。果たして学問になるものかどうか…。
ネットで調べてみると、来年4月から「スピリチュアルケア学科」と「密教学科」を創設すると書いてありました。ご興味のある方は、高野山大学のホームページを参照してください。

今日、拝聴したM先生の講演で、M先生は「スピリチュアルというのは、私は魂に近いと思う。人は死んだら、肉体は滅びるが、魂は宇宙に帰っていく。ロボット工学の糸川英夫先生の真空理論によると、真空とは宇宙全体のプラスマイナスゼロの状態で、肉体を持った生きた魂はプラスだが、死んだら、マイナスの魂に帰っていき、プラスマイナスゼロになる」といったようなことを急に話したので、驚いてしまいました。

「人の2、3歳の頃の記憶とは、前世に覚えていることだ」とM氏は続けました。

スピリチュアルを研究している人、もしくは興味を持っている人はどうして皆、こうも同じような発言をするのか不思議です。これだけ、同じ説が行き渡っているとしたら、せめて、学問として、理論として確立していたらなあ、と思いました。

そういう意味で、高野山大学にとても興味を持ちました。この歳では無理かなあ?

如是我聞②笑う門に福来る

医事評論家のMさんは、御歳70歳は超えると思われますが、いたってお元気で、今日も3人ものガールフレンドを連れて、夜の街に消えていきました。

美女軍団は、Mさんよりも10歳は若い、と思われます。健全交際です。みんなウキウキして、まるでアイドルのロックスターに群がるグルーピーのようでした。

なんで、Mさんはそこまでもてるのでしょうか?

彼のライフワークは「笑う門には福来る」です。終始、ニコニコして笑顔を絶やしません。駄洒落の連発ですが、話術が巧みで、人を飽きさせません。

例えは悪いですが、美女軍団は、誘蛾灯におびき寄せられる蛾のようです。

しかし、これは全く根拠のない例え話ではありません。

人は、パワーを持った人に惹かれるものだからです。明るい人に惹かれるものだからです。笑いも感度が高い。別の言い方をすれば、波長が高いので、一緒にいるだけで、パワーをもらえるのです。少女がアイドルに群がるのも、陶酔して元気をもらえるからです。

政治の世界でも経済界でも、パワーを持った人間に、人は引き寄せられてしまうのです。それが、権力という魔力です。

おっと、これは私の意見ではなく、Hさんの説でした。
如是我聞。私はそう聞きました。

でも、そう言われてみれば、納得してしまいました。

フランス暴動 

公開日時: 2005年11月7日 @ 21:49

パリ郊外の街でアフリカ系の若者(モーリタリアとチュニジア)が警官に追われて発電所で感電死した事件がきっかけで、フランス全土に暴動が広がっているニュースには心痛めています。

事件は10月27日に起き、11日経った今では、フランスの国内の274都市に暴動が拡大し、4700台の車が放火されたそうです。学校や保育所、介護施設にも放火され、395人が逮捕されました。(ロイター、AP、AFP)

サルコジ内務大臣が、暴徒をSCUM(クズ)呼ばわりしたことが火に油を注いだようです。暴動はフランスだけでなく、ベルギーやオーストリアにも広がっています。

若者たちが石や火炎瓶を投げる光景は1960年代には、日常茶飯事見かけたものです。矛盾した社会の体制を変えようと、若者たちは「甘い」革命を夢見たようです。今でも彼らはフランス語で「ソワソン ユイッター」(68年世代)と言われています。

しかし、今回の暴動は、事態はもっと深刻で根が深いようです。60年代の白人インテリとは違い、アフリカ系、イスラム系の移民の若者が今回の中心です。

どこのメディアも、この暴動の背景は、高い失業率と差別があると指摘しています。フランスには西ヨーロッパ最大の500万人のイスラム系の人が住んでいます。

一方の、我が、日本国では、働く意欲を失ったニートと呼ばれる若者が増えています。恐らく、日本の歴史上初めて出現した若者群でしょう。

いずれにせよ、政治が解決してくれそうな問題にはみえません。

群れで行動する象は、一頭でも集団から脱落すると、その象が回復するまで辛抱強く待っています。

人間は象の知恵を借りるべきかもしれません。

森進一の世界 

ここはどこでしょう?

灯台もあります。

歌の歌碑もありました。
岡本おさみ作詞、吉田拓郎作曲、歌 森進一…

そうです!ついに憧れの地にやってきました。

襟裳岬です。

♪何もない、春です~
ではなく、冷たい風がビュンビュン吹く晩秋の襟裳岬です。

「岬パワー」をいっぱい、いっぱいもらって、今日は帰ってきました。

紅葉を見て考えたこと 

昨日、酔ったまんまブログを書いたところ、早速「あかんべえ」さんから、批判のコメントを戴きました。

「あかんべえ」さんは、たまたま、「偶然、私のブログを見る羽目に陥ってしまった」らしく、要するに「あなたも同じ穴の狢でしょ?」とおっしゃってます。

そして、「もう少し大人になったら?」とご忠告戴きました。

でも、お言葉ですが、私は、これ以上、大人になったら、単なる爺なんですけど…。ですから、酔った勢いで書いたとはいえ、前言を翻しません。

もちろん、「偶然、見る羽目に陥った」見知らぬ方からのコメントは大歓迎致しますし、削除もしません。ご安心ください。

トラックバックして戴く方のブログはつまらないのです

せっかく、TBを張って戴く、私の知らない方には申し訳ないのですが、こちらも気にして、TBを張って戴いた方のブログを見てみますが、正直、実に、まとも過ぎてつまらないのです。

データもそろって、詳しく、その道で食べていってもおかしくないくらいまともなのですが、悲しいかな、新聞や、雑誌や、ネットから知りえた1次情報を引用したものが多く、「あ、その情報や、その数字はどこかで読んだよ」というものが多くて、白けてしまうのです。

恐らく、殆どの方は、自ら「1次情報」を集めた経験はないことと思われます。
そのせいか、「1次情報」を盲目的に信じて引用しています。

それが、果たして100%正しいのでしょうか?

出生率1.29、国と地方をあわせた長期債務残高が1000兆円、我が国の食料自給率が40%…。
確かにそうかもしれません。以前、触れた宝くじの当たる確率にしても、確かに100万分の1かもしれません。

しかし、これらは数字のマジックであって、実際に、当たるか、当たらないかの確率は、その本人にとっては、当たるか、当たらないかの50%が正しいのではないでしょうか?

ブログを書かれて、トラックバックを張るような方は「どうだ。俺の方がよく物事を知っているだろう?」「俺の方が頭いいだろう?」といった方が多いようです。

私も認めます。

しかし、小賢しいブログを書くような方は、どうか、私のブログは無視してください。リンクを張るのも止めてください。

私の場合は、所詮、世迷言なのですから。

ですから、金になると言われる「アフィリエイト」なるものも張らないと思います。

その前に、TBを張られるようなタイムリーな時事ネタを避けた方がいいのかもしれませんね。

私自身は、現象的なものではなく、もっと、もっと根元的なものに興味があります。

皆さんに問いかけます。

あなたは、何で生きているのですか?

ネットはテレビを超えるか?

公開日時: 2005年11月3日 @ 17:25

目下、巷で人気の「無料動画配信」を見てみました。

うーん。時代は変わったなあ、と思いました。きちっと、CMが入り、これでは民放と変わりありません。番組は早送りできるのに、CMは飛ばせないという「技術」になっている所はさすがです。「無料」と言いながら、やはり、CMの会社がスポンサーになっているわけですからね。

無料動画では、エリック・クラプトンのライブとブルース・リーの映画「死亡遊戯」を見ました。ニュースも見ました。

これでは、テレビ界だけでなく、レンタル業界も非常に危機ですね。

何と言っても、CMのスポンサーが、テレビにそっぽを向いたりしたら、テレビ界が今後どうなってしまうのでしょうか?

昔、15年ぐらい前ですが、マルチメディアがもてはやされ、BSとCSが視聴率を伸ばし、「電波は空(衛星)から降ってくるから、地方の放送局はいらなくなる」といった、いわゆる「地方局の炭焼き小屋」理論というのが唱えられました。

もう、「インターネット放送」は、この理論さえ乗り越えてしまった感じがします。
楽天とTBSとの攻防も、時代の流れとして起こるべきして起こった現象だったのでしょう。

既存のテレビ業界は、免許事業をいいことにあぐらをかいきたのは事実です。確か、ゴールデンタイムの7割以上が、下請けの番組制作会社に丸投げしています。要するに、テレビ局の実態は、マンションのオーナーみたいなものです。時間帯を貸しているようなものです。

大変な変革期なんですね。もうテレビ局だけでなくて、はるかに少ない予算と人件費で「放送」ができる時代になったからです。今さら驚いていては遅いのですが、既存のメディアに働く人たちにそれほど危機感がないので、そちらの方がもっと驚いてしまいます。