トランプさんが可哀想?

伊太利亜フィレンツェ

「弱い者イジメじゃないですかねえ」ー。こう仰るのは進歩主義者として知られる札幌にお住まいの雪祭先生です。

この「弱い者」というのが、アメリカのトランプ大統領のことなので、2度ビックリです。

えっ? トランプ大統領といえば、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの、世界で最も高い権力を握った為政者でしょう?

しかも、周囲に大富豪やゴールドマンサックスや将軍様や狂犬まで従えて、自分の意の向くまま、好き放題、やり放題じゃありませんか。

「いやいや、可哀想ですよ。あそこまで世界の首脳やマスコミを敵に回して…。中東・アフリカ7カ国の人々の一時的入国禁止だって、ロイター通信の調査では、米国民の49%が支持してるんですよ。反対の方は41%と少ないんです。

それなのに、既成の新聞やテレビは、小さくしか扱わない。彼は、アメリカ国民から選ばれた正統な大統領なんですよ。

既成マスコミは、何処の国もエリートなんですよ。それも、官僚になりそこなったプチ・エリートだから、権力者に対するやっかみやら当てつけやら僻み嫉みが、一般人より激しいんですよ。

そりゃ、一緒に同じキャンパスの机の隣で並んで座っていた奴が出世すれば、誰だっていちゃもんつけたくなりますよなあ…」

雪祭先生、言わんとすることは、分からないことはないですけどね。

そう言えば、昭和の有名な評論家で、その人の名前で出版社が賞を贈呈している評論家がいましたが、その人は、新聞社からコメントを求められると「賛成?反対?」と聞いたそうですね。

例えば、安全保障問題でも、基地問題でも何でもいいんですけど、賛成でも、反対でも、どちらでも書けるという意味なんですね。

その著名評論家にとって、世情で起きる問題なぞ、どっちでもいいと思ってるんでしょう。まあ、よく言えば、紙一重だと思ってるんでしょうね。政治家じゃないから本人は、何を書いたって責任取る必要もないし、原稿料だけ稼げればいいんですから。

まあ、言葉は悪いですが、活字芸者みたいなもんですよ。

人間的な、あまりにも人間的な…。「節操が無い」と批判する方が間違ってるんですよ。
伊太利亜フィレンツェ

「そういうことです。世の中はそんな単純じゃありません。一人の人間だって、ある時は息子で、ある時は夫で父親、ある時は使用人、ある時は先生と色んな側面を持ってるわけです。

だから、物事は複眼的に見なければならないのです。マスコミが一方的に報道したことを鸚鵡返しに発言する輩が多すぎます。

その点、渓流斎さんとやらも、大分、賢くなってきたようですね。まあ、その歳じゃ、どう足掻いたって、もう手遅れですけどね(笑)。まあ、めげないで頑張って下さい」

ははあ、御意。

私は裃のシワを伸ばしながら、土下座するしかありませんでした。

バノン氏の暴走を止めるのは誰?

伊太利亜フィレンツェ

私は最近は、トランプ米大統領以上に、スティーブ・バノン首席戦略官(63)の言動に注目しています。

経歴は、ハーバード・ビジネス・スクールで名誉(?)修士号などを取得した後、海軍やゴールドマンサックスに勤務し、入閣する前は、ユダヤ系の右派ネットメディア「ブライトバート・ニュース」の編集長を務めていた人です。

アイルランド系のカトリックだそうですが、過激な発言から「人種差別主義者」「女性蔑視主義者」として危険人物視されてきました。

熱烈なトランプ支持者として、大統領選挙の選対責任者に選ばれ、大統領のスピーチや大統領令の草案を作っているものと見られ、トランプ大統領の側近中の側近ブレーンです。

既存メディアを蛇蝎視して、「お前たちは、さっさと敗北を認めて黙ってろ」と放言するなど、彼らしい面目躍如を発揮しております。

伊太利亜フィレンツェ

その白豪主義者バノン氏が昨日、国家安全保障会議(NSC)の常任メンバーに選出されたことから、またまた物議を醸しています。

彼がメンバーに選ばれることは既成路線だったとしても、統合参謀本部議長と国家情報長官がNSCの常任メンバーから除外されたというのは穏やかではありません。

これでは、バノン氏の暴走、いや独裁が目に見えています。NSCは、米国内だけでなく、日本を含む対外、つまり国際戦略に大変大きな影響を及ぼすセクションであることは明白です。9.11以降、米国はイラク・アフガン戦争を起こし、憎しみが憎しみを呼ぶテロ組織を萌芽させる遠因も作りましたからね。

気になるのは、彼のアジア人蔑視です。大国アメリカの政権中枢にいるバノン氏が、日本人を含むアジア人から、また植民地主義時代に戻って搾取することしか考えないようなら、今から遅くはないので、対策を考えるべきではないでしょうか。

そんな中、世界各国の首脳が、トランプ大統領による入国制限の混乱について批判するメッセージを発表しているというのに、日本の安倍首相だけはだんまりを決め込んでいるのが気になります。

福島原発は未だに制御されていない

伊太利亜フィレンツェ・ウフィツィ美術館

福島第一原発2号機が、メルトダウンしていたことは今ではやっと情報公開により常識となっております。

しかし、6年前に事故が起きた当初は、隠匿されて「メルトダウンなんかしていない。大した被害はない」といった嘘の情報がばら撒かれていました。

昨年から今年にかけて、欧米では「嘘ニュース」とか「ポスト・トゥルース」などという言葉が大流行していますが、我が日本ではもっと以前から流行っていたわけです。

伊太利亜フィレンツェ・ウフィツィ美術館

特に、時の安倍首相は、オリンピックを東京で開催したいがために、「福島は、アンダー・コントロールだ」と嘘の情報を世界に発信しました。

昨日、東京電力が公開した福島原発の炉心写真を見ても、メルトダウンし、とてもコントロールされている状態ではないことがはっきりしていました。

制御の利かない暴れ馬のようです。

福島原発を廃炉までするには、あと少なくとも40年か50年か、いやそれ以上掛かるそうで、流石の安倍さんもそれまで生きてないでしょう。

伊太利亜フィレンツェ・ウフィツィ美術館

福島から、神奈川や千葉に避難してきた人たちも、学校で、あまりにも日本らしい陰湿なイジメ、というより恐喝か強盗ともいうべき犯罪に遭っていたことが最近になって漸く、明らかになってきました。

「放射能がうつる」などと、日本的幼稚性を発揮して、金銭まで巻き上げ、あろうことか、学校も教育委員会も事実を把握していながら、見て見ぬ振りをしていたとは、何をか況んや、です。

そんなニュースに触れると、日本人であることが恥ずかしくなるくらいです。

トランプ大統領は、悪徳保安官?

伊太利亜フィレンツェ・ウフィツィ美術館

アメリカのトランプ大統領が、シリア、イラク、リビアなど中東・アフリカ7カ国からの入国を一時的に禁止する大統領令を署名したおかげで、米国内では大混乱をきたしていると、大々的に報道されています。

米国内の空港では、入国を拒否された家族や会社や関係者と見られる人々の抗議デモがありました。

テキサス・レンジャーズで活躍しているダルビッシュ投手の父親は、イラン人なので、息子の応援にも行けないかもしれない、と地元ダラスのメディアは報じています。

それにしても…。

メキシコ国境に壁をつくる、などといった公約は、大統領選挙のための単なるパフォーマンスだと世界中の多くの人は見ていましたが、冗談でも見せかけでも何でもなく、本気で着々と進めています。

伊太利亜フィレンツェ・ウフィツィ美術館

今日発売の「週刊現代」の見出しを見て、思わず苦笑してしまいました。

トランプ大統領について、「こいつ、本物のバカかもしれない」なぞと書いているんですからね。彼が日本語を読めたら、名誉毀損で訴えるかもしれませんねえ。

いやはや、世知辛い世の中になってきたものです。

伊太利亜フィレンツェ・ウフィツィ美術館

トランプさんは、明白にバカではないでしょうが、事実誤認が激しいところがある人だということは、日本人の多くが思っています。

例えば、彼は日米自動車貿易の不均衡を主張されておられますが、現状は日本から米国への輸出は2.5%の関税を掛けられているのに、米国車の日本への輸出関税はゼロなのです。

トランプ大統領が不平等だと主張するのなら、日本からの米国輸出関税をゼロにするべきでしょうね。

今の安倍政権は、属国意識が強くて頼りないので、不平等条約を改定した実績を持つ井上馨卿か陸奥宗光卿の登場をお願いしますか?

そして、彼は米軍の駐留経費は、各国全額負担しろ、と迫っておりますが、既に日本は駐留経費の74.5%も負担しているのです。同じ、敗戦国のドイツなんか、わずか32.6%だというのに…。

日本の右派識者でさえ、「これ以上負担すれば、米軍は日本の傭兵になってしまう」と指摘するぐらいですからね。

私は、トランプ大統領がバカだなどとは言いません。商才に長けた頭のキレる人でしょう。しかし、思い込みが激しい過剰な自信家であり、西部劇に登場する悪徳保安官に見えます。

大統領と言えば、かつては尊敬の対象だったのに、トランプさんの品に欠ける軽さのおかげで、すっかり格が落ちて、今では軽蔑の対象になってしまった感じがします。

※注=渓流斎ブログは2016年6月13日に書いた「あめりかは王政復古」で、秋の大統領選で、「トランプ大統領」になることを早くも予言しておりました!

天下り国家礼賛

伊太利亜ヴェニス

文部科学省の高級官僚が、定年後に早稲田大学教授のポストに天下ったとして、改正国家公務員法に違反するのではないかと大騒ぎです。

文科省トップの事務次官の辞任にまで発展しました。

でもねえ、と私なんか思います。

官尊民卑が伝統の日本社会で、そんな類いは、数多過ぎて、21世紀になろうが、変わることはないのでは、と思ってしまうのです。

むしろ、早稲田大学の教授になりたければ、文科省に入りなさい。銀行の頭取になりたけりゃ、財務省に入りなさい。日本には素晴らしい天下り制度があります。と、子供たちに教えるべきなのでは?(あと、NHKの会長になりたければ、三井物産に入って偉くなりなさい、という格言もありました)

私が、その不都合な真実を知ったときは、もう手遅れでしたが…。

伊太利亜ヴェニス

天下りについて、マスコミの追及が甘いのは、朝日新聞、日本経済新聞、NHKといった大手メディアがしっかりと私立大学に天下りしているからなのでしょう。あ、天下りというのは間違いですね。横滑りでも何でもいいですが。(あと、メディア出身者には、テレビの奥様番組のコメンテーターというポストもありました!)

メディア関係を受け入れている大学は、桜美林大学、上智大学、東洋大学などが有名です。

独立した言論人であるはずの作家を受け入れている大学は、高橋源一郎さんらの明治学院大学、島田雅彦さんらの法政大学などが世間では知られています。

彼らは果たして博士論文でも書かれたんでしょうかね?

その筋の業界では、大学のポストのことを枠があるとかないとか言うそうですね(笑)。

伊太利亜ヴェニス

私立大学とはいっても、いわば民間企業みたいなもんですから、経営の根幹である教職員の採用は、正当な商行為なので、他人がとやかく言う筋合いではありません。経営のために人寄せパンダも必要なんでしょう。

監督官庁である文科省に気配りすることも、伝統的慣習です。

天下りなんて、奈良平安の律令制の時代から、あったことでしょう。

何か問題でも?です(笑)。

問題があるとすれば、あたしも高級官僚になればよかった、という嫉妬、羨望問題ですよ。

終わった人間には、もう関係ありませんけどね(笑)。

スリーG機関=トランプ新政権の実体

長春Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

1月20日に始動する米国トランプ政権は、ミズーリ州選出のクレアー・マッカスキル上院議員(民主)の命名によりますと、「スリーG機関」となるようです。

スリーGとは、Goldman, generals and gazillionaires のこと。つまり、トランプ政権の重要ポストに就任する面々のほとんどが、世界最大の投資銀行ゴールドマン・サックス出身者と国防省の将軍歴任者と億万長者で占められているというわけです。

「我々は何処から来たのか 我々は何者なのか  我々は何処へ行くのか」(ゴーギャン)

ええ、それは、彼らスリーGが、我々を連れて行ってくれるのです。

一体、それは何処へ?
 旧外交部 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
まだ、総資産37億ドルの不動産王トランプさんがつぶやいた内定段階ですが、ちょと見てみましょう。(敬称略)

【ゴールドマン・サックス=GS関係】
●スティーブン・ムニューチン 53歳(元GS幹部でトランプ選対の金庫番)⇒財務長官
●ゲーリー・コーン(GS前社長兼COO)⇒国家経済会議議長(経済政策司令塔)

【軍人・将軍歴任者】
●ジェームス・マティス 66歳(元中央軍司令官・元海兵隊大将、イラク戦争指揮官、「狂犬」の異名)⇒国防長官
●マイケル・フリン(元陸軍中将)⇒国家安全保障担当大統領補佐官 *親ロシア派 「イスラム教を怖れることは理にかなう」と発言
●ジョン・ケリー(元海兵隊大将)⇒国土安全保障長官
●ライアン・ジンキ(元海軍特殊部隊シールズ出身・モンタナ州選出下院議員)⇒内務長官

【億万長者】
●レックス・ティラーソン 64歳(石油大手エクソンモービルの前会長兼CEO・総資産4億ドル)⇒国務長官 *樺太油田をロシアと共同開発 、プーチン大統領とは刎頚の友
●ベッツィ・デボス(義父リチャード・デボスがアムウエイの共同創業者・総資産51億ドル)⇒教育長官
●ウィルバー・ロス(投資家・ウォール街の再建王・総資産25億ドル)⇒商務長官 *親ロシア派
●ウィリアム・ハガティ(投資会社ハガティ・ピーターソン創設者)?駐日米国大使
●リック・ペリー(石油パイプライン「エネルギー・トラスファー・パートナーズ」重役・前テキサス州知事)?エネルギー長官

 長春 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

このほか、トランプ次期大統領の最初の妻との間の長女イバンカ(実業家)の夫ジャレッド・クシュナー(35)はユダヤ系で、父親の不動産業を受け継ぎ、IT業界との太いパイプがあり、中東問題に多大な影響を持つと言われています。

【学識経験者】
●ピーター・ナバロ(カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授)⇒国家通商会議(新設)議長 ※著書「中国は世界に復讐する」など対中国強硬派

●スティ-ブン・バノン(親イスラエル・サイト「ブライトバート・ニュース」会長)⇒大統領上級顧問兼首席戦略官 ※白人至上主義・人種差別主義・女性蔑視記事を好んで掲載(サイトの設立者の故アンドリュー・ブライトバートは、ユダヤ系米国人)

もうこれで、我々が何処へ行くのかお分かりですね。

大波乱の時代か?

京都 par Kyorakusensei

検非違使の田口です。

日頃から不穏な動きをして、お上が憚かるような言動を慎まず、好き勝手放題に人民を愚弄していた渓流斎の野郎をとっ捕まえてやりました。

これで、検非違使総監賞は間違いなしでしょう。

何しろ生意気ですからね、あやつは。そこで、日頃からあやつが通る路地裏で待ち伏せして、微罪で引っ張ってやろうという魂胆でした。

あやつ、まんまと引っ掛かりやがって、六波羅探題に引っ張ってきたら、日頃の勢いは何処へやら。借りてきた猫のようにシュンとなっていたので、背後から羽交い絞めにして、ぐうの音が出ないくらい、叩きのめしてやりやんしたよ。

◇◇◇◇◇

ベルリンで、一般市民を巻き込むテロ殺害事件が起きたり、アンカラでトルコ駐在ロシア大使が暗殺されるなど、またまた世界中で不穏な動きが活発となりました。

今年も終わりが近づき、さて、来年はどうなるかと予想した時、どうも明るい未来が開けないと思うのは、私だけではないかもしれません。

変な世の中です。

いわゆる一つの「トランプ相場」とか言われるバブルの影響で、日本の日経平均株価も2万円近くまで急上昇し、ドル円レートも120円近くまで、円安になってきました。

「見えざる手」ではなく、誰か、とは言ってもはっきりしているのは何れにせよ、何処かの国の金が余った相場師がマネーゲームをやって、動かしているのでしょうね。

何しろ、まだ、トランプさんは大統領に就任したわけではなく、実体経済ではないからです。単なる思惑で動いているか、動かされているか、相場師が動かしているかに過ぎないからです。

これだけドル高が進むと、米国内の輸出産業に痛手が出るわけですから、保護主義を主張するトランプさんも、来年1月20日に就任するやいなや、何らかの手立てを打つことでしょう。

そしたら、また相場が荒れ、破産する人も出るかもしれません。

先日テレビで、チラッとやっていたのを見たのですが、世界一の大富豪のビル・ゲイツさんは、当然、株か何かに投資していますが、1日だけの損得が半端じゃありません。

な、な、なんと、1700億円でっせ、親分。

1700億円大儲けする日もあれば、1700億円大損することがあるわけです。

ここまで来ますと、凡人の想像を遥かに越えて、お笑い番組とそう変わらなくなりますよ。

植民地物語

伊太利亜ヴェニス

補聴器をしてチャリンコを漕いでいたら、検非違使に捕まった渓流斎翁です。まだ、牢屋に入っておりますが、伝書鳩を使ってこの秘密の文書を皆様にお届けしております。

風の噂では、南の楽園の島で、オストプーとかいう未確認飛行物体が、墜落し、まだその事故原因が解明していないのにも関わらず、わずか6日で飛行を再開したそうな。

倭国は、やはり、麦軍の植民地だったんですね。

何しろ、麦軍の司令官とか言われるいかにも怖そうな顔をした責任者が、「墜落じゃねえ。不時着だ。それも、操縦士は機転を利かして、住宅地ではなく、浅瀬に不時着して、被害者は一人も出さなかったんだから、有り難く思え!」と言い放ったらしいですからね。

そして、昨日の事前通告時間2秒前のオストプーの飛行再開です。おろしあ國の代表も遅刻などせず、麦國に見習ってほしいものです。あれっ?違うか…

倭国の永田町連中は、麦軍からの一方的な再開通告に対して、「ははあ、ご尤もで御座いまする」と平身低頭したとか、しなかったとか。

永田町連中は、南の楽園島に「合理的判断」と、直接ではなく、媒体を通して言ったらしいので、南の楽園の島民は、怒るまいか怒るまいか。

島民長は「言語道断。もう、永田町連中とはやってられん」と、倭国からの独立も辞さない覚悟のようです。

今、第一報の速報として、ゲルマン國のクリシミマス商戦真っ只中のマーケットにトラックが突っ込み、多数の死傷者が出たというニュースが飛び込んできました。

詳細は分かりませんが、計画的テロで、シリア問題が絡んでいるとか。

シリアの内戦には、おろしあ國も深く関与しており、同国は、極東で北方四島、中東でシリア、隣国ではウクライナと未だに19世紀の覇権主義から脱していないようです。

南シナ海では経済大国になった漢族國が、軍事力を増強して、たちまちのうちに、18世紀の世界大国主義復活を目論んでいるようです。

そんな中の、南の楽園の島問題です。一つの島の問題ではなく、地政学的に、世界史的視野で見ていくと、全部繋がっているようにも見えます。

賭博解禁、万歳だ

伊太利亜ヴェニス

「年金制度改革法案」「IR法案」なぞと、多分、頭の良いエリート官僚さんが名付けるから理解できないのです。

はっきりと、「年金減らし法案」「カジノ解禁法案」とはっきり言えばいいんです。

碌な審議もしないのに、「数の横暴」で、この二つの法案はほぼ同時に実質上、あれよあれよという間に成立してしまいました。所詮、今の為政者を選んだのが日本国民ですから、民主主義万歳てなところでしょうか。

経済成長に貢献しない、生きていても無駄で邪魔な爺さんや婆さんには早く死んでもらわなければなりません。それでもしつこく生きる輩は、何で国家が面倒みなきゃいけないの?ーてな感じですかね?

いくら国家でも、殺人を犯すことはできませんから、生かさぬように、殺さぬように、でいくしかないのです。

そして、カジノは賭博です。初めっから、一番儲かるのは胴元に決まっているのです。「楽をして儲けて遊びたい」「自分は特別だ」「自分は幸運だ」「自分は冷静だから、馬鹿な依存性になるわけない」と考えている人間が、熱中するのです。

賭博とは、やがて、賭け金が底を尽き、「腎臓売らんかい」のヤクザの闇金に縋り付き、家庭はとっくに崩壊し、あとは首をくくるしかない人間の不幸の上で成り立っている商売なのです。

しかしながら、それはあくまでも他人の不幸であって、自分には関係ない。

馬鹿で自制が効かない弱い人間の「自己責任」であり、自分で好き好んで不幸になっているだけだから、知ったあことはない。

まあ、こういうのが、賭博解禁法を施行する為政者の考えなんでしょう。

マルセル・デュシャンの墓碑銘には次のように書かれています。

「死ぬのはいつも他人」

この伝でいけば、

「不幸になるのはいつも他人」

ですかね?嗚呼、我らの日本国家さんよ。

国家最高権力者とメデイア

伊太利亜ヴェニス

我ら安倍首相は最近、大手マスコミ業界の代表としきりに会っておられるようです。一体、何の話をされていたのでしょうか?

まさか、「政府に都合の悪いことは国民に知らせないようにしましょうね」と一致したんじゃあるまいでしょうね?

私の高校生の頃は、「マスコミは社会の木鐸」であり、「権力の監視機関」と倫理社会の担任の先生から教えてもらいましたが、どうも、その監視機関であるはずのマスコミの長が権力者に擦り寄っているように見えます。

しかも、報道機関の名の下で、権力者の都合の良い情報しか垂れ流さない、所謂、権力の犬(古い!)のような宣撫機関に堕している気がするのです。

3年前に「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」と宣言して、颯爽と登場したNHKの籾井会長も、本人が強く続投を望んだのにも関わらず、今回、再任できず、表舞台から退場することになりました。

あれほど政府に貢献した功労者を追放するなんて如何なものか?誰の差し金か?ーなどと密会中に話題が出たかもしれませんが、果たして、どうだったんでしょうかなえ?

【12月2日(金)】
東京・内幸町の帝国ホテル内の宴会場「梅の間」で日本経済新聞社の喜多恒雄会長、岡田直敏社長らと会食。 ※経済界は、ウチが仕切ります。

【12月3日(土)】
神奈川県茅ヶ崎市「スリーハンドレッドクラブ」で、長谷川栄一首相補佐官、秘書官とゴルフ。午後1時から同45分まで、クラブハウスで御手洗冨士夫経団連名誉会長、渡辺恒雄読売新聞グループ本社主筆ら。 ※45分間の空白?

【12月5日(月)】
東京・銀座のステーキ店「銀座ひらやま」で、自民党の高村正彦副総裁、二階俊博幹事長、河村建夫衆院議員らと会食。 ※カジノ法案の最後の詰め談合か?

【12月6日(火)】
東京・元麻布の元麻布ヒルズ内の日本料理店「東郷」で毎日新聞社の朝比奈豊会長、丸山昌宏社長らと会食。 ※お父さんの出身新聞ですから