記念コインは買わないように

 公開日時: 2006年9月8日 @ 19:24

先日の「ひどすぎる阿漕な商売」の続報です。

我ながらしつこい。

先立つものが欲しかったので、思い切って、新橋にある古銭などを扱うコイン・ショップに行ってきました。

事前にマーケット・リサーチをしているので、例の10万円金貨は、せめて「額面」で買い取ってくれると思ったからです。

「もしかして、1000円くらい、上乗せしてくれるかなあ」というのが、正直な気持ちでした。

すると、どうでしょう。

「ウチは、額面でも買い取らないんですよ」と、のたまうではありませんか。

これが、現実だったんですね。

仕方ありません。

今度、駄菓子屋さんで10円の飴を買うとき、この10万円金貨を使おう。そう思いました。

ひどすぎる阿漕な商売

公開日時: 2006年9月7日 @ 09:41

あまりにもひどい商売なので、私は告発します。

J’accuse.

ドレフィス事件を糾弾したエミール・ゾラの心境です。

「天皇陛下10万円金貨」を売却しようと思いました。

新聞の広告で、販売価格

(A)在位60年10万円金貨 148、000円

(B)御即位10万円金貨   158、000円

とありました。

これなら、11万円か、12万円くらいで売れるのではないか、と踏んでいました。

ところが、

「買取価格は額面です」

というのではありませんか。

何と、48,000円から58,000円のボロ儲けではありませんか。

小さい頃から収集していた切手の値段を聞くと、見もしないで、「シートでしたら、額面の6割、バラですと半額で引き取ります」とおっしゃるではありませんか。

10月に旅行するので、その足しにしようと企んでいたので、大誤算でした。

それにしても、随分阿漕な商売をするものです。要するにタダで仕入れてきて、濡れ手に粟のような儲け方をしているわけですから。

調布市にあるユニバーサル・ゴールデンライフという店ですが、日本全国のコイン、切手、絵画商も概ね似たり寄ったりで、こんなもんなんでしょう。

持って行きようもない怒りに駆られてしまいました。

こんなことを書くと、決まって「それにしても、相手は商売だから、100%売れるとは限らないものを引き取っているわけだから、リスクを背負っている」と、インテリの方が批判することでしょうね。

しかし、この場合、相手は、全くリスクを取っていないんですよ。10万円金貨も売れなければ、そのまま換金すれば元を取れるわけですし、半額で仕入れた切手だって、額面で使用できる機会はいくらでもあります。

まさしく、阿漕な商売です。

「需要と供給の経済原理が働くからいいのではないか」という論理も納得できません。

もちろん、解決策も名案もありません。だから、ぶつけようもない怒りに駆られているのです。

このブログにリンクを張ってもらうか、トラックバックを送ってほしいものです。

原油高騰には困った

公開日時: 2005年9月22日 @ 17:29

アクセス数が「53」と慌てふためいていましたが、撤回します。
X氏の場合、アクセス数が「5000」とか「6000」とかの世界なのです。
ですから、チャンチャラ比べものにならない話だったのです。笑ってしまいます。

また、好き勝手なことを書かせてもらいます。

今日は「怒り」の話。原油が1バレル70$を超えたとかで、石油関連価格が異様に高騰しています。昨晩もNHKの「クローズアップ現代」でやっていましたが、スーパーで使うポリ袋や食品を入れるパックやトレイが、「とても今の価格では作れない。このままでは、倒産しかねない」と加工業者が嘆いていました。

高騰の原因は、石油先物取引の投機マネーが集中したため、ということですから、人間は自分で自分の首を絞めているようなものです。

ガソリンも値上がり、燃料費の高騰で、航空チケットの価格の値上も予想されています。

北海道に住む人間にとって、一番の心配の種は灯油の値上です。
2002年に1㍑40円だったのですが、今年は、1㍑70円を超えています。昨年は1㍑52円くらいでしたから、昨年と比べ、一世帯当たり、この冬、1500-2000㍑使用するとして、2万円から3万円の負担増になる、という試算があります。

いつもながら、弱者に皺寄せがきます。
昔、「貧乏人は麦を食え」と言った首相がいましたが、今の首相は、この現状について何と言うでしょうか?

ヨット単独無寄港世界1周

公開日時: 2005年6月14日 @ 18:30

ちょっと古いニュースですが、6月初めに日本人が相次いでヨットによる単独無寄港世界1周の快挙を成し遂げました。一人は「太平洋ひとりぼっち」の堀江謙一さん(66)。もう一人は71歳という世界最高齢を打ち立てた東京都台東区の斉藤実さん。

堀江さんは「超有名人」ですが、ヨット仲間では「孤高」の存在で、マスコミ嫌いであまり取材は受けない人のようです。今回の「快挙」も後援は某新聞社で、「シャープの太陽電池」を搭載した「SUNTORYマーメイド号」…とやけにスポンサーの名前が目に付いたので、ここではあまり取り上げません。

スポットを当てるの斉藤さんの方です。6月6日、神奈川県三浦市の小網代湾に233日ぶりに帰港した斉藤さんの第一声は「地面が揺れてるよお~」でした。チャキチャキの下町のべらんめえ調で、生来の底抜けの明るさは、打ちひしがれている人々に勇気と感動を与えはてくれました。ほとんどのテレビニュースでは取り上げられていなかったのですが、斉藤さんが記者の質問に応えてこんなことを話していたことが妙に印象的でした。

「サラリーマンだったら、50歳になったらさっさと会社なんか辞めちまって好きなことをすればいい。どうせ、なれるとしたらせいぜい部長ぐらいだろう。何も会社や社長のために身を粉にするこたあねえや。自分の好きなことやりゃあいいんだよ」

介護施設、指定取り消し

公開日時: 2005年5月27日 @ 18:38

北海道池田町にある町立病院(80床)が医師の数を不正に水増し申請などしたとして、指定介護療養型医療施設(48床)の指定を6月1日付で取り消されることになりました。

同病院は2000年4月1日に介護施設の指定を受ける際に、標準医師8人、薬剤師3人と申告していましたが、その後の立ち入り調査で、医師4人、薬剤師1人は、名義を借りた不正の水増し申請だったことが分かったのです。

また、2002年4月1日に増床指定を受けた際、書面審査調書で医師数などを虚偽に報告していました。さらに、同病院は、2000年7月から01年3月にかけて、1691万8058円の介護給付費を不正に受給していたことも分かったのです。このお金は、介護保険法により、100分の40を掛けた額を保険者に払い戻さなければなりません。保険者の大口、つまり大多数は池田町です。

ここで、素朴な疑問が湧きました。介護給付費を不正受給したのは池田町立病院で、不正受給金を返還しなければならないのは、池田町です。それが、どちらも代表者は、池田町長なのです。蛸が自分の脚を食べているような話です。

ということは、誰がこの事件で一番被害を受けたのかというと、本来なら介護保険を受けられた入院している高齢者なのです。介護療養型医療施設の指定を取り消されると、再申請して指定されるまで、5年くらいかかるそうです。それまで、高齢の入院患者は待つことができるのでしょうか。他の地域なら当然受けられるはずの行政サービスだったのに、とんだ割を食ってしまったわけです。

また弱者が虐げられる姿を見てしまった感じです。