ヨガ教室初体験記

今日は生まれて初めてヨガ教室に行ってみました。

30畳ぐらいの部屋に25人くらいの人が参加したので、隣の人と肩がぶつかるくらいでした。

先生は、35歳くらいの目鼻立ちが整った小柄な女性でした。色白でしたが、顔の作りはインド人でした。長年、インドで修行したからそうなったのかもしれません。

以前、ベルギーに旅行した時に、ブリュッセルに住んで20年くらいの日本人女性と会ったことがありますが、その女性も日本人顔ではありませんでした。英国人の音楽評論家のピーター・バラカンさんも、長年日本に住んでいるせいか、もうイギリス人というより日本人顔です。人間って環境の動物なんですね。

あ、ヨガとは全然違う話になってしまいました。

最初は、オウムの人がいるんじゃないかと、緊張してたのですが、結局、もう私は骨も体も硬くなってしまったので、全くついていけずに、周囲の笑いものになっていただけでした。入門コースだというのに、難易度が高いポーズだったのです。

それでも、ストレッチングをしたような気分で、肩こりが取れたような感じになりました。来週、もう一回だけ、ヨガ教室に行ってみます。

16年ぶりのグリーン

久しぶりにグリーンに出ました。
指折り数えたら、実に16年ぶりでした。
殆ど練習らしい練習はしてなかったので、周囲に迷惑をかけてしまいました。
空振りはするは、ダフるは、シャクルは、もう散々。もう途中でスコアを数えることさえ放棄してしまいました。

この時、私の使っていたウッド・クラブは文字通りウッドでした。パーシモンてやつです。一緒に回ったのは、初対面のおじさんでしたが、本当に珍しいものを見る感じではなく、本当に口に出して、「まだ、ウッドなんてあるんですね。今は、誰も使ってませんよ」と言うのです。要するに皆、メタルしか使っていない、という意味です。

再び、指折り数えたら、このクラブを買ったのは20年前でした。大昔ですね。確か、横浜のそごうデパートで、格安なものを買いました。(ちなみに、クラブはスポールディングです)

おじさんたちは、どう見ても私より一回り年が上のようでしたが、メタルで私より飛ばすのです。「今のクラブはスポットは広いから、結構飛ぶようになりましたよ」と私を慰めてくださいました。

河川敷のコースとはいえ、素晴らしいグリーンでした。それに、本州とは違って、コースは雄大で広い。これで、わずか3500円ですからね。東京近辺なら15,000円はするでしょう。

「あーもっと早くやっておけばよかった」と思いました。

おっと、ゴルフを知らない人にとっては、何が何だか分からない話でしたね。失礼しました。

WRC取材裏話

やっと、世界ラリー選手権(WRC)ラリー・ジャパンの取材が終わりました。
この一週間、下調べから始まって、このWRCに掛かりっきりだったので、心地よい疲労感を感じています。

一つ、この取材の裏話を。この大会には90台が参加しましたが、ほとんどが2軍、3軍クラスで、実際のWRCとして戦われていたのは、6大ワークスと言われる15台だけでした。

今回の6大ワークスとは、日本のスバルと三菱、フランスのプジョー、シトロエン、米国のフォード、そしてチェコのスコダです。これらのチームのスタッフは拠点ごとに配置され、ドライバーから話を聞いています。その情報収集力はマスコミ以上です。マスコミといっても、強制捜査権はないので、現場で話を聞くことはできず、単なる「イタコ」みたいな存在なのです。ドライバーの話が欲しければ、唯一、記者会見で聞くか、どこかで捕まえるしかありません。

今回、ノルウェーのペテル・ソルベルク(スバル)が初日から首位を独走し、大会2連覇は確実だと思われていました。しかし、好事魔多し。あと1歩のところで、岩に接触して、サスペンションなどを損傷し、リタイアしてしまったのです。それは、全26競技区間の中で、最後から2番目の第25競技区間だったので、泣くに泣けないでしょう。

私は、彼のコメントが欲しいと思いましたが、記者会見に出てくるわけではないし、普段、区間ごとに出されるプレスリリースにも彼の名前は消えてしまいました。どうしたものか、と思い、プレス担当の若い人に聞いたら、「スバルがホームページ(http://www.swrt.com/807537.html)でソルベルクのコメントを発表する」と教えてくれました。

こうして、私は記事を書いたのです。

WRCに出場する車は、市販車を大幅に改造しますが、改造費だけで1億6千万円も掛けているそうです。スタッフも、技術者やミシュランなどのタイヤメーカーも入れれば、百人近いでしょう。

情報収集の面でいえば、もうすでにマスコミの独占ではなく、一般市民が簡単に生の情報にアクセスできる時代になりました。某サイトのように、匿名で誹謗中傷ばかりしているものには全く興味がありませんが、インターネットは確かにその傾向に拍車を掛けました。

ブログもそうかもしれませんね。

取材余話

実に15年6ヶ月ぶりにスポーツの取材をしています。

もう大昔のことなので、現場に来ているスポーツ記者で知っている人はほとんどいませんでした。そういえば、辞めてフリーになった人もいれば、地方のテレビ局の社長になった人もいます。

プレスセンターに来て驚いたのは、各座席に光ケーブルが配備していたことです。皆、黙々とパソコンに向かって、原稿や写真を送っています。ラリーの世界選手権なので外人記者が多く、当然、自国に送稿しているのでしょう。

本当に世界は狭くなりました。

昔は、FAXでしたから、皆、せっせと「手書き」で書いて、FAXで原稿を送っていました。そのまた昔は「電話送り」といって、電話でそのまま、原稿を読んで、部内にいる者に書き取らせていたのです。私も新人の頃、ほとんど「電話取り」が仕事で、先輩記者の原稿をよく取らされました。
それが、最初はよく分からないのです。急に「ワンマン吉田…」「加える下がり藤」「よみするの嘉」などと言われても分かるわけがありません。
戸惑っていると、「馬鹿野郎、代われ!」と怒鳴られたものです。

懐かしい思い出です。

WRC世界ラリー選手権

帯広市を拠点に自動車の世界ラリー選手権(WRC)第13戦、「ラリー・ジャパン2005」が明日から10月2日まで行われます。

WRCは、F1と並ぶモータースポーツ最高峰に位置しており、今季は年間16試合、世界中を転戦し、日本では北海道の十勝で2年連続2度目の開催となりました。昨年は世界中から約21万人の熱狂的なファンが押し寄せましたが、今年も同様の観客が見込まれています。

帯広市の人口が17万人ですから、それはそれはすごい大イベントです。街のあちらこちらで外人さんを見かけました。
今晩は、帯広市の中心街に設置された特設会場でセレモニアルスタートが行われました。参加車は、ポディアムと呼ばれる「お立ち台」から轟音(ごうおん)をとどろかせて勢い良く飛び出し、約5万人のファンの喝采を浴びていました。

ここに写真を載せられないのが残念です。国際自動車連盟(FIA)からクレームが付いたら困るからです。
このWRCを取材するためには、「誓約書」を書かされます。英語ですが、よく読むと、事故に巻き込まれて、怪我をしたり死んだりしても、当局は「制限された責任」(limited liability)しか負いません。と書かれていました。

カメラマンはタバートと呼ばれるチョッキのようなものを着ます。逆に言えば、これさえあれば、特等席に入れるのです。セレモニーには5万人も押し寄せるので、「一般人」は人垣に遮られてあまりよく見えません。しかし、驚きました。私がこのタバートを着て「特等席」で写真を撮ろうとしたら、半分くらいの人がカメラさえ持っていなかったのです。要するに、ズルをしているのです。世の中にはいつでも何処でもこういうズルをする輩がいますが、目の当たりにすると、何かいやーな感じがしてしまいました。

初めてのパークゴルフ

  •  今日は、幕別町字依田で、生まれて初めてパークゴルフなるものに挑戦しました。
    あんまりにも面白かったので、俳句村コースと牧水コースの2ラウンド半(45ホール)もやってしまいました。

    これで、わずか、500円。もっとも、クラブとボールを自前で持っていれば、タダでできるのです、北海道は。
    しかも、特別なウエアもシューズもいりませんし、予約も必要ありません。何と恵まれていることでしょう。

    そもそも、パークゴルフは、この北海道十勝の幕別町という所で考案されました。十勝は、結構、スポーツが盛んで、あのゲートボールも、芽室町で「発明」されたのです。あと、9人制のバレーボールも大樹町という所で生まれました。

    パークゴルフは、まあ、ミニゴルフといったところでしょうか。距離も25メートルから、せいぜい70メートルくらいです。ボールは直径8㌢くらいの大きさ。クラブは1本で済みます。ドライバーもパターもすべて兼ね備えます。グリーンもないので、芝というか雑草の「目」を見るのが大変でした。

    スコアは?まあ、聞かないでください。ヘタッピーですから。ハーフで31が最高でした。

    北海道の十勝に来る機会がありましたら、皆さんも是非、パークゴルフに挑戦してみてください。

中田英寿 

サッカーの日本代表MF中田英寿(28)が去る15日に、地元ボルトンで行われたUEFA杯1回戦で英国デビューし、後半ロスタイムに決勝ゴールをアシストしてチームの欧州カップ戦初勝利に貢献したそうです。

ところが、試合後、中田は報道陣の質問を全く無視して退散。初めて「中田流」のスタイルに接した英国の記者は「デビュー戦なんだから話をするべきではないか。とても奇妙で心が貧しい選手だ」と批判したーというニュースを目にしました。

私も大昔にスポーツ記者をしていたので、心当たりがあります。
ロッテの落合、西武の江夏、南海の門田、巨人の桑田…。質問しても、全く傍若無人で、何も答えない。報道陣にとっては、実に嫌な奴でした。

ところが、そういう嫌な奴に限って、成績がよく、腕前は超一流。逆に質問によく答えてくれて、「いい奴だなあ」と思う選手は、1軍と2軍の間を行ったり来たりして、芽が出ません。

不思議なことですが、これは真理に近い事実です。

そもそも、プロの選手が試合後にインタビューに応える義務はありません。ですから、「いい奴」「嫌な奴」という印象は、報道陣の一方的な概念にすぎないのです。その概念も「こんな人間は、一般サラリーマン社会では通用しないだろうなあ」といった程度です。人間性を否定しているわけではありません。

中田は、「選手を引退したら公認会計士を目指している」と言われるぐらいですから、大変、頭が切れる人間なのでしょう。しかし、ほんの些細なことで、人間性まで疑われてしまっては自分が損なのではないでしょうか。

もっとも、本人は全く気にしていないでしょう。
英国人が言う「心が貧しい人」というのは、彼の顔にも現れています。

普天王がブログとな

大鵬ー柏戸時代(わあー古い!)はよく見ていたのですが、(若秩父のファンでした…。若秩父を知っている人はずっこけるでしょう)大相撲が八百長だということが分かってから、ほとんど見なくなってしまいました。

それが、何の風の節回しか、最近になって、真面目に相撲を見るようになりました。

だって、最近は、優勝するのは外人ばかり。八百長レースなら、そろそろ日本人に勝たしてもよさそうです。

そうでない、ということは、最近の相撲はやっと、まともになったのかなあ、と思っている次第です。

そうこうしているうちに、今の現役のお相撲さんは、自分の息子と同じくらいの年齢になってしまいました。年を取る筈です。(もっとも、私には息子はいませんが…)

ということで、ニュースで、小結の普天王がブログをやっていると聞いて、早速見てみました。

写真がきれい!というのが第一印象です。内容も率直で、四股の踏み方も解説しており、見ごたえ十分でした。

お相撲さんがパソコンをやる時代になったんですね。

三浦知良は悲劇のヒーローか?

カズこと三浦知良選手は、サッカーのスーパースターながら、どうも悲劇のヒーローのイメージが強いです。
全盛期にイタリアのジェノアに移籍しても、試合中のヘディングで相手と競って衝突して、顔が変型するくらい血まみれになったり、何と言っても、フランスのワールドカップでは直前に日本代表をはずされたり…。「何か土壇場でついていない人だなあ」と同情していました。
その彼も今年で38歳。7月にはJ1のヴィッセル神戸をクビになっても、J2の横浜FCに移籍して、まだまだ現役を続けようとしている姿に感動してしまいました。

もちろん「サッカーが大好き」というのが根底にありますが、彼の類稀なる前向きな精神は厳しいプロの世界では最も大事なことだと痛感しました。

「週刊文春」8月11日・18日夏の特大号の「阿川佐和子のこの人に会いたい」に登場したカズは、これまでの波乱万丈のサッカー人生を非常に冷静に分析していました。最も印象深かったのが、以下の言葉。
「技術とかサッカー的なことより、何があっても常に人生楽しまなきゃいけないなということ。いいことも悪いことも全部自分のプラスに変えていくというマインドが大事ですね」

この話は何にでも通用するのではないでしょうか。