ブドウエビ

羅臼町の寿司屋「かじか」の親父に奨められて食べたブドウエビは、地元でも「幻のエビ」と呼ばれて、めったに食べられないことが分かりました。

1匹1200円だったので、少し高いなあ、と正直思ったのですが、1000円から1500円が相場だそうです。

ブドウエビは正式には「ヒゴロモエビ」と呼ばれ、羅臼では「ムラサキエビ」とも言うそうです。水深500~700mに生息し、漁期は7月から9月下旬だけ。この時期、全国から「ブドウエビ」ファンがお忍びでやってきて、中には一人で15匹も平らげる人もいるそうです。

私が食べたものは、体長13㎝くらいで、普通のエビと比べ、身がしまっていて、詰まっている感じでした。頭の所がその名の通り、少しブドウ色でした。コリコリと歯ざわりがよく、わさび醤油で食しましたが、とろける感じでもありました。

どうです?食べたくなったでしょう?
日本人は講釈好きです。口で食べているようで、実は頭で食べているのです!