政党助成金の使い道を監視すべきでは?

京都・二条城

今日は、納税者の一人として、政党助成金について考えてみたいと思います。

政党助成金とは?

今の時代は便利ですね。総務省のホームページに以下の通り、明記しております。

⚫️政党交付金を受けようとする政党は、その旨の届出をすることで、交付を受けることができます。
政党交付金の総額は、最近の国勢調査の人口に250円を乗じて得た額を基準として、国の予算で決まります。(平成22年国勢調査人口により算出すると約320億円)
⚫️各政党に交付される政党交付金の額は、政党に所属する国会議員の数と、前回の衆議院議員総選挙、前回と前々回の参議院議員通常選挙の際の得票数によって決まります。
⚫️各政党への政党交付金の額は、毎回1月1日を基準日として算出し、年4回に分けて交付されます。(衆議院議員総選挙又は参議院議員通常選挙が行われた場合は、選挙後に選挙基準日が設けられ、以降の交付額は改めて算定されます。)

まあ便利!今の時代、マスコミを通さずに、こうして「お上」の情報を庶民が直接取れるようになったことは素晴らしいことです。皆様もドシドシ利用しなきゃなりませんよ。

京都・二条城

上の小難しいことを簡単に書けば、国民の税金である320億円を巡る政治屋集団による分捕り合戦となります。…品が悪い言い方ですねえ(笑)。

1月1日が基準、と書いてありますから、12月になって急に政界が騒がしくなって新党結成の動きが表面化するわけです。昔はこの意味がサッパリ分からなかったのですが、なんてこたあない、政党助成金欲しさがための離合集散に過ぎなかったわけです。

二条城本丸跡からの眺め

さて、京都選出の前原代表が誠に無様な醜態を晒して解体した民進党の政党助成金はどうなってしまうのでしょうか?

一説には、まだ65億4000万円も残っているそうですから行方が気になります。

枝野代表率いる立憲民主党に流れるのか、落ち目の希望の党に流れるのか?あれっ?まだ、参議院は民進党は生き残ると言われてますね。

だから、そう簡単には右から左へ(もしくはその逆)に行く話ではないようです。ただし、政党助成金の使い道の中身については、総務省=国家は、問わないそうです。「お好きに使いな」てなところでせうか。

それゆえ、「寄付」の形で、新党にお金をあげちゃっても、裁判沙汰にはならないようです。

しかし、政党助成金といっても、もともとは国民の民百姓の血税です。  しっかり、その「使い道」監視するのが、国民の義務てなもんじゃありませんか?

国民の中には「政党助成金を廃止せよ」という意見もあるぐらいですから。そういえば、日本共産党のように政党助成金を申請しない党もあります。だから、大企業からたっぷり献金を貰ってる党なんかもいらないんじゃないでしょうか?