スペイン・コルドバ メスキータ
昨日、この《渓流斎日乗》で「軽減税率などおやめになったら如何ですか?」という題で、かなりいい加減なフェイクニュースを書いたところ、早速、熱烈な読者の方から抗議の電報が届きました。
「書くならちゃんと調べましょう。新聞の軽減税率の件には明らかな間違いがあります。軽減税率が適用されるのは週2回以上発行の新聞を定期購読する場
わ、わ、分かっておりますよ(笑)。ただ単に、針小棒大に事実を捻じ曲げただけで、貴人の仰る通りでござんす。でも、これだけ、フェイクニュースにも関わらず熱心にお読みになっているとは!大変励みになります。有難う御座いました。
スペイン・コルドバ メスキータ
さて、今日は最近、ふつふつと感じている取り止めのないことを書かせて頂きます。
ざっくばらんに言いますと、人類の文明は衰退しつつあるのではないかという大胆な感慨です。
人類の進歩のために、経済効率を図らなければならないことは十分に分かっております。そのために、電気洗濯機や電気掃除機などを発明して家事の負担を軽減したり、自動車や飛行機を発明して飛躍的に移動距離を伸ばすことに成功したりしました。
「必要は発明の母」とはよく言ったものです。
しかし、21世紀になり、これは先進国に限った話ではありますが、とかく、経済効率と便利さだけを追求しただけで、ついに行き詰まりに来ているのではないかと感じているのです。
例えば、最近最も注目されているAI(人工知能)とかロボットとか、自動運転なるものです。
運転手なしで、いつ事故や渋滞があるか分からない公道で、自動運転なんかそれほど必要なんですかねえ、なんて私なんか思ってしまいます。(トラクターを自動運転にして、農作業を軽減するという話なら分かります)
AIも確かに便利ですが、電気を付けたり、消したりするのも、テレビやクーラーの電源を入れたり消したりするのも、何も、AIに命じなくても、自分で立ち上がってすればいいだけの話で、運動にもなると思うんですけどね。
ロボットも、最近、中国でAI搭載のロボット・アナウンサーが登場して、ニュース原稿をよどみなく、間違うこともなく、疲れも知らずに読み上げたらしいのですが、はっきり言って、気持ち悪いですね。そこまで必要なんでしょうか?
何か、21世紀になって進化しているとみられる事柄が、逆に人類を退化させるのではないかと、私なんか危惧しているのです。
(おっ!今日は短くてよかった!)