亡くなった親友が雲になって現れた話

 さあ、楽しい、愉しいゴールデンウイーク(GW)がやって来ました。

 GWという名称は、この長い連休期間中に劇場に足を運んでもらいたいという映画業界の人が考え付いたらしいのですが、今年のGWはどうも個人的には映画を観に行く気がしません。3月に観た今年の第95回米アカデミー賞で主要部門の作品賞を含む7部門も受賞した「エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス」が個人的見解では、あまりにも酷過ぎて、生涯で初めて途中退席した話をこのブログに書きましたけど、すっかりトラウマになってしまったからです。

印西牧の原の高級マンション

 「アカデミー賞作品賞受賞」といった肩書やら宣伝文句だけで、観てはいけませんね。アメリカ映画は、もうあまり観たくなくなりました。

 今年のGWは行くとしたら、都内の博物館とか美術館を計画しています。本当はまたお城巡りもしたいのですが、事情があってあまり遠出が出来ないので控えています。近場でしたら、何処かに行くかもしれませんが。

印西牧の原の高級住宅街

 本日は、2年前に急逝した親友神林康君のお墓参りに行って参りました。早いもので、今年で三回忌です。菩提寺の大生寺は千葉県の印西市にあり、最寄り駅は北総線の印西牧の原です。初めて行った時は、道に迷って、駅から50分ぐらい掛かりましたが、今回は迷わず、20分で到着できました。

 大生寺は真言宗豊山派(奈良・長谷寺が総本山、東京・護国寺が大本山)ということなので、墓前では、「南無大師遍照金剛」「ノウマク サンマンダ ボダナン アビラウンケン」「オン バザラ ダト バン」と唱えました。先日、自分の誕生干支の守護仏が大日如来だということが分かり、運慶作の国宝「大日如来坐像」(奈良・円成寺)のモデル仏像を入手しましたが、密教も勉強し始め、少し詳しくなりました(笑)。「ノウマク サンマンダ ボダナン アビラウンケン」も「オン バザラ ダト バン」も大日如来の意味で、お呼びかけする時の呪文のようなものです。勿論、彼の冥福をお祈りしました。

 帰り、駅に戻る際、バンド仲間だった神林君との昔の思い出を思い出しながら歩いて、ふと空を見上げると、雲の形が彼の顔そっくりになり、「今日はわざわざ遠い所から来てくれて有難う」と言うではありませんか(拙宅から墓苑まで、バスと電車と徒歩で、往復5時間近く掛かります)。その雲は目と鼻と口だけではなく、あれよという間に耳までくっきり出来たので吃驚しました。風のせいで、すぐに消えてしまい、写真は撮れませんでしたが、本当の話です。(表紙の写真は雲が消え去った後の青空の写真ですが)

 サウロ(パウロ)がダマスカスへ向かう途中、イエスの復活を見た話とはレベルが違いますが、宇宙論を齧ると、どうも肉体は滅びても、霊魂は宇宙の果ての何処かに存在していると信じたくなります。

印西牧の原「板前バル」海鮮丼1000円、一番搾り生ビール580円

 駅に着いて、昼時だったので、また、駅前の「BIG HOP」内にある「板前バル」でランチしました。「BIG HOP」は大型ショッピングセンターなのですが、閑散としていて、結構、閉まっている店が多く、空いているお店はここぐらいしかないんですよね。

 印西牧の原駅から東京の都心まで1時間ちょっとしか掛からないので、「通勤圏」ではありますが、鉄道の北総線の運賃が結構高く、首都圏で一番高く定期代がかかると聞いたことがあります。

 それでも、ニュータウンということで、立派なマンションだけでなく、かなり敷地の広い高級住宅街もありました。人通りも少ないので、「日本って、結構広いんだなあ」と思ってしまいました。何しろ、2070年には日本の人口が8700万人なる(厚労省推計)と言いますからね。この先、我らが日本はどうなってしまうのか? 私としては楽しみなので、どうなるのか、色々と見届けたいという希望を持っています。