新《渓流斎日乗》再開のお知らせ

 皆さまにはほんの少し御心配をお掛け致しましたが、サーバー移行が完了し、新しいサーバーで、このブログ《渓流斎日乗》を再開することが出来ました。

 とは言っても、素人ではどう変わったのか、見た目では、さっぱり分かりません。Wordpressというブラウザを使っておりますが、ドメインをそのまま継承しましたから、中身も全く変わっておりません。要するに、「見えない」サーバーだけが変わったということになります。

 このブログのテンプレートと言いますか、体裁や形式を2017年9月に整えてつくってくださったのは、松長哲聖さんでした。そして、2005年3月からgooブログで連載していた12年間分の古いブログの記事を全てサーバーに移行してくれたのも彼でした。しかも、高校の同窓という誼(よしみ)で、これらは無償でやってくださったのです。

 そんな彼が一昨年に53歳の若さで亡くなってしまったこともあり、今回の「引っ越し」ということになりました。

 でも、私は素人ですから基本的な手続きやら新サーバーの発掘など、分からないことだらけです。当初は、もう継続は諦めて、廃業を覚悟したほどでした。

 遺伝的に、私はかなりメンタルが虚弱に出来ていて、いわゆるHSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という部類に属しています。ですから、夜も眠られず、神経をすり減らしておりましたが、その間、面識のないAさんからコメントを頂きました。「『渓流斎日乗 このまま継続!』とのお知らせを読みました。更新を楽しみにしております一人として感謝です。有難う御座います。」。まさに「えっ~~!!!」です。世界人口は80億人おりますが、世界の80億人に1人の割合でこんな奇特な方が世の中にいらっしゃるとは! 嘘偽りなく涙が出て来ました。このAさんは面識のない方だったからです。

 もう一人、パスカルの「パンセ」に出てくる言葉には大いに励まされました。

 人間にとって苦悩に負けることは恥ではない。快楽に負けることこそ恥である。

 この言葉は私の心の奥底に突き刺さり、救済の言葉となりました。

 結局、旧サーバーの管理者さんの御協力等もあり、新サーバーに移行できました。あと、WordpressのSSLの設定とか、広告収入に繋げるGoogleのアドセンスの設定とか、よく分からないことだらけで、このままではどうなることやら? また挫折してしまいそうですが、船は港を出ましたから、何とか荒波は乗り越えて頑張ろうと思っております。

 以上、つまらないご報告迄。