渓流斎、ついに断筆宣言?!

江戸城大手門口

【政治屋】
うまくいった。帝国議会で、やっと俺様一強多弱法案が通過したぞ!これからも縁故主義を徹底し、気にいらねえ奴は、どんどんしょっぴいてやる。讒謗律でも新聞紙条例でも国防保安法でも何でもいい。

とにかく、主義者や危険思想の持ち主、扇動家、弱い無名ブロガーはドンドン逮捕しろ!

【公安当局】

へー、八丁堀の旦那、分かりやんした。

あっしも、渓流斎とかいう野郎、むっかしから気に喰わなかったんでがんすよ。

あんの野郎、いつも調子の良いことばかしほざきやがって、ただじゃおけねえ。そう、思ってたところでがんすよ。

市中引き回し、獄門、遠島…何でも御座れ。

あやつの息を止めて、まずは金輪際、ブログなんぞで危険思想をばら撒かないよう断筆宣言させましょう。

お約束致します。

何の花かなあ?

【渓流斎】

最近、スマホ中毒で眼精疲労になってしまいました。

ススメ ススメ ヘイタイサン ススメ

木口小平ハ テキ ノ タマ ニ アタリマシタ ガ、シンデモ ラッパ ヲ クチ カラ ハナシマセンデシタ(尋常小学校修身書)。

渓流斎は寝ても覚めても、電車に乗っても、トイレに入ってもスマホを離しませんでした。

これじゃあ眼痛で夜も眠れない。

百薬の長の酒だって、呑み過ぎたら身体に悪い。賢者は「休肝日」を設けるものです。

て、ゆうことで、小生も「休刊日」ではなく「休眼日」を設けることにしやんした。

それゃあ、毎日毎日、小さな液晶画面ばかし見てたら、お目めさんも疲れますよ。

今、毎月400円払えば、週刊新潮、文春、現代、ポストを始め、月刊誌まで100冊ぐらい読めるネットサイトもあり、契約しようか、どうしようか悩みましたが、やめました。あの憎っき、ドコモですからね(笑)。それに、人智を超えているというか、自分の処理能力を超えてます。

100冊なんか読めるわけない。しかも、液晶画面で眼が痛くなる。それで人生が終わってしまう…(笑)。

…ちゅうことで、断筆はしませんが、たまには休筆させていただきます。

熱烈な読者諸兄姉の皆々様方にはご迷惑をおかけしますが、今後とも御指導、御鞭撻の程宜しゅうお頼み申し上げ仕りまする。

オレオレ詐欺師に重罰を!

明治18年創業 新橋「むさしや」

早速、京都方面から飛脚便がやって参りました。

「渓流斎さんとやら、酒卸の岡永も知らなかったのですか?! 自称探訪記者も失格ですね」

はあ、おっしゃる通りです。

「岡永とSECOMとの関係も有名ですよ。その昔、飯田亮セコム最高顧問にお会いして、色々お話を伺ったことがあります。彼は若気の至りで最初は色んな商売に手を出して、ご尊父から『馬鹿野郎、商いは儲かればいいというもんじゃない。商いは信用が第一だ。一度、信用を失うともう二度と取り返しがつかないんだぞ。この恥さらしが!』と散々怒られて、今の警備会社を始めたのですよ」

はあ、なるほど、そうだったのですか。

「酒卸とはいっても、口銭商売ですから、一つ一つ積み重ねて、地道の努力で販路を広げて、信用第一で商いを広げてきたわけです。今のIT長者とはわけが違いますよ」

なるほど、なるほど。

「セコムの飯田最高顧問も、当時お会いした頃は、青年実業家として日の出の勢いで業績を伸ばしていた頃でした。若くてバイタリティーに溢れていました。いわゆる太陽族世代ですからね。それが、今や八十半ばになるのですからね。時間が経つのは早いもですよ」

なあるほど。

三軒茶屋 教学院

先日会った友人の岩本君から、とんでもない話を聞きました。

いわゆるオレオレ詐欺です。最近の犯罪はさらに巧妙化して、老人をコロッと騙してしまうのです。

彼の70歳代後半の老母に、ゆうちょ銀行員を名乗る男から電話がかかってきました。「最近、カード犯罪が多発して、パスワードが盗まれている。オタクもパスワードを変更した方がいいですよ」と優しくアドバイスしてくれたそうです。

すっかり、慌てて動揺してしまった岩本君のご母堂は、これで完全に犯人の罠にはまってしまいます。

犯人は、「こちらで、操作してパスワードを変更しますから、言ってください」と誘導尋問をするのです。ご母堂は正直に答えてしまいました。

続いて犯人は「預貯金は、ウチのゆうちょ銀行だけではないでしょう?この際、他の銀行の方もパスワード変更の手続きをしますから、お伝えください。これは、貴方様だけの特別サービスで無料でさせていただきますから大丈夫です」と言うではありませんか。

すっかり、相手の親切心に感動したご母堂は、犯人に言われるまま、全部の銀行のパスワードを教えただけでなく、この後、犯人が自宅にまで派遣した銀行員の格好をした手下に銀行カード5枚も渡してしまったというのです。

これで、後で分かったのですが。その日のうちに合計500万円も降ろされてしまいました。

夜遅く帰宅した岩本君が話を聞いて、夜中なのに、全ての銀行に電話して、カードをストップしてもらいましたが、500万円は手遅れでした。

もちろん、警察に届けましたが、詐欺にあった金額が丸々返ってくるかどうか…まず、泣き寝入りになってしまいそうです。

オレオレ詐欺のニュースは度々目にも耳にもしますが、こんな身近で起きるとは思いませんでした。犯人集団は、恐らく、騙されやすい老人の自宅住所と電話番号のリストを持っているということなのでしょう。

政治家の皆さんには、人権侵害するような変な法律を作る前に、こんな身近な、何年経っても減らないオレオレ詐欺の取り締まり強化と重罰化する法律改正に力を入れてほしいものです。

不逞の輩は、良心の呵責に駆られることなく、皆さんのすぐ隣で歩いているわけですから。

岡永を知らないなんて潜りですよ、渓流斎さん

水上勉記念館「若州一?滴文庫」 Copyright Par 京洛先生

 昨晩は久しぶりに酩酊してしまい、どうやって帰ったのか、覚えていません(笑)。お相手は、杉並区で出版社をやっている中学時代の同級生石田君。何か、彼だけは不思議と縁がつながっている友人で、何年ぶりかに会っても「おう、久しぶり」と言える仲なので有難い。

 場所は天下の東京駅近くの大衆居酒屋「加賀屋」。ここは、もう10年近くも昔に調布先生から教えてもらい、そこで雑誌編集者の小豆生田君とその後奥さんになった美人弁護士さんと初めてお会いした所でした。ここは、あの京セラ創業者の稲盛さんがちょくちょく顔を出すということで、「そう言えば、あれ以来行っていないなあ」ということで、石田君との待ち合わせをそこにしたのでした。

 いやあ、結論から先に言いますと、うるさかった(笑)。予約客で超満員でした。少し早めに行ったので、ギリギリ席を確保できた感じでした。あまりにも人が多いので、注文しても言葉が通じないのか、全然持って来ないし、他の人に頼むとすぐお代わりを持ってきてくれるので、コツを覚えたりしました。

 残念ながら、稲盛会長とお会いすることはできませんでした(笑)。 

Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 それにしても、天下の中心、東京・八重洲周辺もすっかり面影がないほど変わってしまいました。石田君も「東京もとうとう新宿化してしまったね」と言ってましたが、その通りでした。昔はもっと節度がある大人の街だったのに、いかがわしい客引きがいたり、いやに多くのつるんだ連中が歩道を横並びで歩いてふさいだりして、嫌になりました。

 その前に、東京駅構内も歩きましたが、異様な人ごみで、向こうからぶつかってきても平気な男でなく女が増えましたね。大きなボストンバッグを抱えた外人も増え、足の踏み場もなくなってきました。

 さて、「加賀屋」でしこたま呑んだ後、日本酒評論家の石田氏が是非とも行きたいと言っていた「ふくべ」にもお連れすることにしました。この店は、とにかく、日本酒の種類では東京都内でも1,2位を争うぐらいの品揃えがある居酒屋として、通の間では有名です。店内には日本各地の地酒の小さな酒樽が飾ったりしていて雰囲気があります。ここも、久しぶりでしたが、昔と比べて、妙にOL風の女性客が増えた感じでした。

 私は、石田君に「どうだ、この店は雰囲気いいだろ?」と言って、彼から褒めてもらえるかと思ったら、彼は浮かない顔です。

 店内に50本ぐらい並ぶメニューの全国の酒の看板を見ながら、「Aクラスの酒は置いてないな」と言うのです。そして、「Bクラスならある」とスラスラ言うのです。

 読者の皆さんも興味があると思いますから、特別にそっと、石田先生の仰るそのBクラスの日本酒をお教えしませう。得しましたね(笑)。

「出羽桜」(山形)、「一ノ蔵」(宮城)、「浦霞」(宮城)、「開運」(静岡)、「菊姫」(石川)、「五橋」(山口)、「梅錦」(愛媛)

 看板には私も愛飲している有名な「菊正宗」や「桜正宗」や「久保田」などもありましたが、もはやBクラスではないそうです。それらはもう大量生産で、「水増し」したりして、かなり味が落ちてしまっているというのです。特に蔵元で、先代が亡くなって、代替えすると、新しい頭領にやる気や利発性(思慮深さ)、味覚の拘りがなければ、どんどん味が落ちてしまうというのです。

 その中に、昔は銘酒の中の銘酒と言われていた「剣菱」(広島)も入るそうです。残念ですね。奮起を期待したいです。

 日本酒評論家石田先生のお勧めの「Aクラス」は、この店になかったので、後日教えてもらうことにしました。

 そして、彼はこう呟くのです。「この品揃えからすると、岡永だな」

 何、それ?岡永って何?

 石田先生にせがんで聞くと、岡永とは、東京、いや日本を代表する明治から続く老舗の酒の卸会社なんだそうです。要するに酒の流通の総元締めみたいなもんです。

 知らなきゃ潜りなわけです(笑)。

 そして、この岡永の創業者は飯田一族で、会長は、あの警備保障会社のセコム社長の飯田さんと兄弟だというのです。えっ?何? それも知らなかった。

 そこで、翌日、二日酔いの頭で調べてみました。

Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 そしたら、こんなサイトを発見しました。
 
 「実はあまり知られていない社長になった兄弟たち」http://the5seconds.com/brothers-president-984.html

 このサイトによりますと、飯田兄弟と言えば、業界ではかなり有名で、長男飯田博は酒卸問屋の「岡永」社長、次男保は居酒屋チェーン「天狗」で有名なテンアライド社長、三男勧はスーパーマーケット・オーケーストア社長、末弟亮はホームセキュリティのセコム社長(四男の方は事業家にならず)だというのです。

 へー、知りませんでしたね。岡永と天狗とOKストアーとセコムが兄弟だっとは!

 あの物識りの京洛先生もご存知でしたかねえ…(笑)。

 ま、非凡なる凡人(国木田独歩)は何の取り得もありませんから、長生きはするもんですね(笑)。パズルが解けたような気分で爽快です。

小選挙区制は独裁国家にする

亀戸「升本」

この度、帝国市議会選に立候補した仲里依紗男で御座います。

今節の森朋学園、家計学園問題等を見ましても、火のないところに煙は立たないのでありまして、安部心臓首相がいくら否定しても、縁故によるものであることは明々白々で御座います。

縁故とは「決められる政治」であり、決められる政治とは、まさに独裁政治であります。

21世紀の日本で、何故、独裁政権が誕生したのかと言いますと、その原因は20世紀末に細川衛熙政権が地味党の河野妖平総裁とタッグを組んで成立させた小選挙区制にあることは、選挙権のないお子様にでも分かる明々白々の事実なのであります。

先生御案内の通り、小選挙区制は1区に1人しか当選できません。わずか100票差で2位となっても落選し、死に票が累々と蓄積されるわけで御座います。

近頃の地味党政権を見ましても、得票数がわずか4割なのに8割もの議席を確保しているのが現状であります。

これが、小選挙区制の恐ろしさであります。

この仕掛け人は、今は「終わった人」地味党の小沢二郎幹事長でありました。彼は、自分の意のままに「決められる政治」をしたいがために、中選挙区制に固辞する政治家を「守旧派」と名指しで批判して、マスコミまで巻き込んで一大キャンペーンを張り、ついに地味党を飛び出して、細川連立政権を樹立することに成功したのです。

「政治改革」の美名の下で、小選挙区制に賛成したのは、朝日新聞はじめ全ての大手マスコミだけではありません。政治学者の佐々樹毅、山口一郎、それに田藁総一朗ら「リベラル」というお面を被った詐欺師集団もこれに同調して、こういう事態になったのです。

当時、小選挙区制に反対した政治を熟知した地味党、社外党の議員は、戦時中の大政翼賛会と「選挙」を戦った非推薦政治家と同じです。今なお、「リベラル」とかアホみたいな念仏を唱えて、反省もしていない山口一郎なんてのは姜尚大、藤原帰二らと同根です。彼らは「新体制運動」と呼んで東条英機独裁政権を生んだ近衛文麿(戦後自殺)とやったことは同じです。

アホなリベラルと違って、小選挙区制に断固として反対した政治家は、意外にも石原慎次郎と野仲広務ぐらいで、政治学者は佐伯思想という保守本流ばかりです。

帝国民ファーストなどといういかがわしい連中ではないのであります。

独裁安部政権は北朝鮮を批判していますが、今の日本は北朝鮮とまったく同じで、「誰が話を聞いてスパイしているか?」と戦々恐々としている時代なのであります。

もうすぐ「共謀罪」も成立しますから、さらに酷くなり、早晩、日本は密告社会になります。トントントンカラリンと隣組です。あっ?知らない?これまた、失礼いたしやんした!

渓流斎ブログとやらにも、さらに監視を強化して、反体制派の危険思想の取り締まりには、昨日打ち上げに成功したGPS衛星「みちびき」の精度を上げて参る所存で御座います。

以上、清き一票、宜しくお願い申し上げます。

家計学園物語

滝の城まつり

斉川龍之介 創作「家計学園物語」

阿部関白太政大臣 あたくしは、お友達のことを依怙贔屓したり、公僕に圧力をかけたり、口利きしたりした事実はありません。もし、発覚したら関白を辞めてやろうじゃあ、(一呼吸置いて)ありませんか。

前の事務次官後川 「関白の御意向」「神祇官の最高レベルが言っている」との竹簡文書は本物です。不当な圧力で、行政が歪められました。

滝の城まつり

須賀官房長官 文書は、今東が言うところの「怪文書」であり、式部省の聞き取り調査では存在の確認はできなかった。そもそも、後川次官は、不祥事を起こして既に式部省をお辞めになった方で、悪所に通い詰め、夜鷹と遊び、内裏の御意向に背いて恋々と地位にしがみついていた下衆野郎です。何でそんな男の言ってることが信用できようぞ。

前の事務次官後川 私は下衆野郎ではありません。須賀長官こそ大嘘つきです。私は、泉洋人関白補佐官から「関白の口から直接言えないから、俺が代わって言う。関白のお友達の家計学園ために、伊予国に班田収受法を施行して、動物大学をおっ建てなさい」ときつく厳命されました。

滝の城

京都工業大学 それは面妖な。我らは、もう30年も昔から動物大学設立の申請を式部省に毎年してきたのになしのつぶて。これでは、関白のお友達の家計学園を依怙贔屓したことは明々白々の事実じゃあーりまへんか。

須賀官房長官 そういった事実は御座いません。既に正式な手続きを踏んで班田収受法は施行されました。

森朋学園児 こうして安心して暮らせるのは阿部関白のおかげです。阿部関白、万歳!阿部関白、万歳!

つづく

前川喜平様は正義感に溢れた人です!?

東京タワー 赤羽橋

渓流斎ブログの5月25日付「加計学園問題で追い詰められた?」に、unknownさんから「大手マスコミの本性」というタイトルで鋭いコメントを頂きました。どうも有難う御座いました。

いやあ、よく目配りされてますね。私は、朝も昼もワイドショーを見る時間はありませんけど、テレビはすっかり洗脳マシーンになっているようですね。

加計学園問題もいよいよ佳境に入ってきました。

殿外遊中の留守を預かる秋田県出身、法政部屋所属の留守居番菅義偉(すが・よしひで)官房長官も火消しに必死です。

そこで、またまた、火消し役人菅さんに乗り移って、霊言を聞いてみたいと思います。

亀戸「升本」

ー何しろ、殿のイデオロギーに心酔した森友学園の負け賃が8億円。殿の鷹狩り仲間の加計学園は土地代と建設費込みで132億円と桁があまりにも違い過ぎる。どうせ、庶民の税金だから、殿のご意向でどう使おうが知ったこたあ、あらへんけど、何しろ、野党や市民運動家の連中が煩すぎる。早く共謀罪ができないものか!

殿は「俺の意向が働いたという証拠があれば、いつでも殿を辞めてやるわ」なんぞと啖呵を切ってしまったから、これは何としても隠匿せなあかん。こちらのクビも危うくなるからな。

せっかく、文科省に手を回して、「見ざる、聞かざる、言わざる」の箝口令を敷いて、有耶無耶にすることに成功したと思ったら、何だ、文科省の前事務次官という野郎が、文春砲と朝日新聞に垂れ込むだけでなく、記者会見までしやがって!せっかく、穏便に済まそうかと思ったら、首相広報機関紙讀賣新聞や我らが同朋産経新聞まで書きやがって!

この前事務次官、前川清か後藤喜平か知らんけど、あ、前川喜平て言うの?官房機密費を使って、あ奴の下半身を全て調べて、歌舞伎町の出会い系クラブに足繁く通い詰めていた事実を発掘して、マスコミにリークさせてもろたのに、振り出しに戻ってしまったわいな。

あ奴は、記者会見で、まるで何でも鑑定団のように、「あの文書は本物だ」「内閣府に押し切られた」なぞと抜かしやがって!

そもそも、あ奴は、文科省天下り問題で、OBの再就職のあっせんに直接関与していた張本人でっせ!それなのに、責任者として自ら辞める意向を全く示さず、地位に恋々としがみついていた。まさに恋々とね。そんな奴の言うこと、信用できまっか?

ま、殿がいない間、ワシの役目はあ奴の信用を谷底にまで失墜させて、証人喚問を絶対阻止することだもんね。それさえ、うまくいけば、馬鹿な庶民はすぐ忘れるよ。

滝の城まつり

えっ?あ奴が何で、あそこまで虚勢を張っていられるかって? …知らないなあ。事務次官をクビになって、食うに困って、路頭に彷徨っているから、気でも違ったんじゃないの?

えっ? あ奴は、冷凍会社では世界三大メーカーの一角を占める日本最大手の前川財閥の三代目だから、仕事なんかしなくたって、食うに全く困らない?

えっ? 何? あ奴は、今日99歳の誕生日を迎えた大勲位中曽根康弘元総理の御子息中曽根弘文元外相の義兄ですって?

なあんだ、早く言ってよ!誰だ、前川喜平様に悪態を吐く奴は!許しませんよ!わたくしは、最初からあんな正義感に溢れた義侠心のある士(おとこ)はいない、とさっきから、そう申し上げているわけで御座いまする。はい。

(事実をもとにした創作です)

加計学園問題で追い詰められた?安倍首相は、マルタへ

目黒不動尊

やはり、一連の加計学園問題で、「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」などと盛り込まれた文書は、ホンマもんだったんですね。

前の文部科学省の最高責任者である事務次官だった前川喜平氏(62)が、新潮曰く汚れた銃弾「文書砲」と、読売巨人軍嫌いの「朝日新聞」の独占独白インタビューに応えて、「(怪文書ではなくで、正式の文書として)あるものを、ないことにするわけにはいかなかった」「行政が歪められた」などと吐露しております。

よほど勇気がいったことでしょう。今の御時世では、国家機密保護法、国防保安法でしょっ引かれるかもしれませんからね。

しかも、前川氏は、天下り問題で文部科学事務次官を辞任して、今や素浪人の身の上。何の後ろ盾もないわけですから、生命の危険に晒されるかもしれません。

よほど、今の安倍首相独裁政権に対して義憤に駆られたのでしょう。

目黒不動尊

その一方で、官邸サイドからの援護射撃は止まることを知りません。

菅官房長は「怪文書」とすっとぼけました。この事実は、「続々日本書紀」に明記しておかなければなりません。

また、前川氏が、新宿・歌舞伎町のデートクラブとかいう、いかにもいかがわしい場所に出入りしていた事実を、電波芸者のスシローや、政府広報機関紙讀賣新聞にリークして、この男がいかにも薄汚くて、信頼に欠ける人間か、一大キャンペーンを張っているんですからね。

それにしても、何で、前川氏がデートクラブに出入りしていたことが分かったのでしょうか?

決まってるじゃあ、あーりませんか。共謀罪法があるので、堂々とGPSやドローンや密偵や忍び、隠密剣士を使って前川氏の一挙手一投足すべてを監視していたわけですから。

何?まだ、共謀罪法は成立してない?そんなもん、あろうがあるまいが、現実はとっくに先に行ってますまんねんがな。

組合幹部、市民運動家、基地反対者、原発反対派といった反政府主義者、それに、身内の政党幹部、公務員、そして、念には念を入れて情報を一番掴んでいる料理屋の女将やミルクホールのマダム、料亭の下足番…みーんな、抜かりなく、張ってますまんねんがな。

治安維持法のおかげです

クレマチス

治安維持法は大正14年(1925年)、普通選挙法と引き換えに「飴と鞭」政策の一環で制定されました。

ときの内閣総理大臣は、憲政会の加藤高明(尾張藩士~東京帝大法首席卒~三菱~外相~貴族院議員)でした。

背後には、大逆事件で、検事として幸徳秋水らに死刑を求刑し、東大新人会壊滅に功績があった枢密院副議長で後に首相も務めA級戦犯にも指名された平沼麒一郎ら司法界の後押しがありました。

治安維持法は、「國體護持」を目的として、私有財産を否定する共産主義者らを取り締まることを主眼に置かれました。

ですから、当局は、帝国議会答弁でも「一般の人に捜査が及ぶことはない」と一貫として説明しておりました。

それが、GPSを駆使して怪しいと思われる個人や結社を尾行し、時にはドローンを飛ばして、24時間365日監視体制の確立に成功しました。

もう特高などという人海戦術では古いですからね。

その収穫が、悪しき思想をばら撒いた北海道拓殖銀行員から作家に転向した小林多喜二や哲学者の三木清です。築地署で拷問を加えた多喜二の写真が密かに出回り、世間を震え上がらせました。これは、実に「一罰百戒」の効果がありました。

この前の国際諜報団ゾルゲ事件では、首魁のリヒャルト・ゾルゲと尾崎秀実を、治安維持法、国防保安法、軍機保護法違反などで処刑しました。

国際社会からは「よくやった」とのお褒めのお言葉を預かりました。

こうして、我々一般人は、枕を高くしてゆっくり眠られるわけです。

マスコミは懲らしめなあかん

ゴーヤチャンプル定食

衆院議員の大西英男様です。

1946年、東京都江戸川区生まれ。70歳。國學院大学法学部出身。

最近、マスコミによく登場するようになりました。「マスコミは懲らしめてやらなきゃいけない」と、つい口が滑ったのではなく、本音の本心を漏らしたことで、マスコミの連中から逆怨みを買っているのかもしれません。

足立神社

確かに、先週(2017年5月15日)、受動喫煙対策に関連した自民党厚生労働部会で、三原じゅん子議員が「働くがん患者に対応した対策を強化するべきだ」と発言したことに対して、「がん患者は働かなければいい」と野次を飛ばしました。はい、野次を飛ばしたのはワシです。はい、はい、はい、そうですよ。でも、謝罪したじゃありませんか。

足立神社

えっ?まさか、ここで昔のワシの発言を掘り起こしてくるわけじゃないでしょうね?

2014年4月の衆議総務委員会でのセクハラ野次?

上西小百合議員に対して、ワシが「早く結婚して子供を産まないとダメだぞ」と野次を飛ばしたって?

そんなことあったかなあ?…

えっ?まだある?巫女発言?ああ、ああ、ああ…あれは確かに言いました。言いましたよ、言いました。

2016年3月、衆議院北海道第5区補欠選挙の応援で札幌に行った時、神社の巫女から、急に「自民党はあんまり好きじゃない」と言われたもんだから、派閥の会合で、「巫女のくせに何だと思った」と発言しましたよ。はい、はい、はい、しましたよ。

でも、その巫女は、20歳くらいで、今回投票が初めてだというから、「夜のススキノにでも誘って、ひとつ口説いてやろうと思った」などと言ったとか、そこまでマスコミは書くんだからね。

如何なものか!

やはり、マスコミは懲らしめてやらなあかん。

あれっ?何で東京出身のワシが関西弁なん?

東大新聞のシンクロと共謀罪は一般人には関係ないというお話

東大新聞

 皆さんご存知の松岡総裁こと松岡將氏からご覧の通り、「東京大学新聞」(5月16日付)をその日に送ってこられました。

 ご自身の著作「松岡二十世とその時代」(日本経済評論社)と「王道楽土・満洲国の『罪と罰』」(同時代社)の2冊もが、同時に東大新聞の広告を飾ったということで、送って下さったのです。

 小生は松岡氏の私設応援団長ですから、宣伝になればと存じます(笑)。

 しかし、今時の学生さん、たとえ、名門有名国立大学とは言っても、学生の本分である本さえ読まないと言われていますからチョベリバ(死語)ですね。心もとない限りです。

 松岡將氏の御尊父二十世(はたよ)氏は、特に親しいわけではなかったようですが、あのゾルゲ事件の元朝日新聞記者尾崎秀実とは東大法学部~大学院での同級生。御本人の將氏は、命からがらの満洲引き揚げ者ながら、東大経済学部卒の霞が関官僚。御子息の聡氏は、東大理学部~博士過程修了で、スーパーコンピューターの世界的権威として知られている東工大教授です。

 親子孫の三代続いての東大ですから、遺伝もあるのかもしれません、と無責任にも書いておきます(笑)。

Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 写真の通り、その東大新聞の一面トップを飾っていたのが、大手広告会社に就職しながら過労自死された東大OGの特集で、思わず本文まで読んでしまいました。

 そしたら、昨日のNHKの夜7時のニュースで、亡くなった娘さんの母親が登場され、この東大新聞まで出てきて、編集長さんまで取材を受けていたので、妙なシンクロニシティを感じてしまいました。

 また、今朝の新聞を読んでいたら、没後39年経ってもいまだに注目されている「暮らしの手帖」の創刊者だった花森安治の展覧会の記事があって、気になって、調べたら、花森安治も東京帝大の学生の時、帝国大学新聞の編集記者だったとか。これもシンクロニシティですねえ。

 花森は戦中に大政翼賛会の外郭団体で、戦意高揚のコピーライターをやっていたという反省から、商品テストが売り物の「暮らしの手帖」を創刊する話は有名ですね。

 亡くなって39年も経つとは、こちとらも歳を取るはずです。

Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 戦後の治安維持法とも言われる「共謀罪」は、昨日の5月19日午後1時13分に強行採決されました。

 「一般人は対象にはならない」ということなので、皆さん安心しましょう。

 この法案の最高責任者の秋田県出身、高砂部屋かどうか知りませんが、金田勝年法務大臣は、まるで悪代官のようで、実に目付きも人相も悪いですね。それにアル中のような答弁。あくまでも個人的感想ですが、そう思っている人は、自民党の中にもいるかもしれません。私が東映の監督ならスカウトしたいぐらいです。

 まあ、日本一の頭脳集団である大蔵官僚出身ですし、法相不信任決議案を否決された優秀な人ですから、前言は撤回した方がいいかもしれませんが…。

 でも、今、政権を握っている皆さんは、いつまでも権力を手中にしていられると堅く信じて、共謀罪など自分には関係ないと、これも堅く信じ切っていることでしょう。

 しかし、今の権力者も、政権が倒れたり、歳を取って引退して一般人になった時、自分たちの蒔いた種が、火の粉となって我が身に降りかかってくるかもしれません。

Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 「そんなはずじゃなかった…」と言っても、もしかして、遅いかもしれませんよ。