大相撲の赤房、白房…て何?

江戸城趾

稀勢の里ブームで、大相撲人気が再燃して切符が手に入らないそうなので、専らテレビ観戦。

江戸の明暦の大火で、市中20万人の人口のうち、10万人(ほとんどが町民)が亡くなったことは以前書きました。

亡くなった方々は、本所の回向院に葬られたそうです。宗派に拘らない寺だったからだったようです。

その回向院では、資金捻出のため(?)、お上から勧進相撲が許可されていました。闇か、大っぴらか知りませんが、賭け相撲だったようですね。

現在も、相撲興行には顔役さんが欠かせないとか、相撲部屋同士で星取勘定のやり取りがあるとかないとか、といった話は、茲では触れません(笑)。

今日は相撲の土俵の上にある櫓の下の房のことを書きます。

江戸時代の浮世絵を見ると、相撲興行は戸外で行われ、屋根が付いた土俵で、ちゃんと4本の柱があったことが分かります。

この柱は、観客の見る角度では死角となって見にくいせいか、室内興行になると、いつから始まったのか定かではありませんが、屋根は吊り屋根となり、柱はなくなりました。その代わりに、4本の房がぶら下がっています。

ベテランの中継アナウンサーだと、「赤房下で…」とか、「白房下で…」とか解説してくれます。房に色が付いているわけです。

これは出鱈目に付けたわけではなく、風水、陰陽道、四神相応などから決まりがあります。これらは大陸から伝わりましたが、和風にアレンジされるようにもなりました。

何と言っても、相撲は神事ですからね。

まず、テレビ画面の手前を「正面」と言い、行司さんが立っている向こう側を「向正面」と言います。左が「東」、右が「西」です。東の方が西より上位で、番付によって変わりますが、同じ横綱でも東の方がその場所は格上になるわけです。

で、「房」の話でしたが、正面が「黒房」、向正面が「赤房」、東が「青房」、西が「白房」となります。(正確に書きますと、黒房が北西、赤房が南東、青房が北東、白房が南西)

これは、方位学によるもので、北が黒、南が赤、東が青、西が白だからです。

江戸城趾

これには「四神相応」と言って、その方角に四神が当てはまります。

北が玄武(亀みたいな神様)、南が朱雀、東が青龍、西が白虎です。そうです、奈良県明日香村のキトラ古墳にも描かれていたあの四神です。

相撲の話に戻しますと、正面が北、向正面が南…ということになるのです。そして、それぞれが四季にも相当します。色が四季の色だとも言えます。つまり、青は「あはし」赤は「あかし」、白は「しるし」、黒は「くらし」から来ていたのです。

整理しますと、
【東】左側(北東)=青房(青龍)・春
【南】向正面(南東)=赤房(朱雀)・夏
【西】右側(南西)=白房(白虎)・秋
【北】正面(北西)=黒房(玄武)・冬

奈良の平城京、京の平安京も、江戸城を中心にした江戸市中もこのような風水や陰陽道、四神相応などで街づくりされていたことがよく知られています。

特に、家康、秀忠、家光の三代将軍のブレーンだった南光坊天海大僧正が、江戸の都市設計計画に大きく関わったことは有名です。

しかし、その一方で、これら天海上人がつくったと言われる街づくりは、実はこじ付けで、後世の人による作り話だったという説もあるようです。

小生は、来週、休暇を取って、「江戸の五色不動尊巡り」をする予定ですので、自分なりに調べてみました。

かなり知っていたことでしたが、結構面白かったです。

この話はいつかまた。

本丸の加計学園問題は国民の血税が関わっている

大手門

「総理のご意向」「官邸の最高レベルが言っている」ー。ワオ!まるで、江戸時代か、一党独裁の中国か北朝鮮か、はたまたロシアになったような我国です。

首相が拡張販売員となっていると噂されている讀賣新聞を熟読しても、さっぱり分からなかったのですが、スクープした朝日新聞や、後追いした毎日新聞や東京新聞等を読むと、日本も殿様を頂点にした独裁縦社会に回帰したかのように見えます。

獣医大学の創設をタダで面倒みてもらっている加計学園の話ですが、大学の敷地は愛媛県今治市の市有地で36億7500万円。建設費が96億円。これら全てが助成金と称して、私学だというのに無料で払い下げられ、建物までつくってもらえるのですから、笑いが止まらないことでしょう。

わずか(?)8億円程度で土地を値引きしてもらった森友学園の籠池さんがこの話を聞いて、「ウチとこんなにもレベルが違うのに、何でウチだけ叩かれなきゃあきまへんね」と愚痴ったとしたら、大阪なら有権者の同情票が集まるのではないでしょうか?

どうやら、加計学園の理事長さんは、官邸の最高レベルさんの「刎頸の友」だというのですから、「良きにはかれ」と命令したのかもしれません。

この話は、もう三カ月も前から日刊ゲンダイや週刊誌で報道されていたのに、有耶無耶になっておりました。かつては加計理事長の名前は「首相の一日」に何度も登場して、酒を呑んだり、ゴルフをしたりするお仲間だということは世間に知れ渡っていました。

週刊誌等で報道され、殿様もさすがにヤバイと思ったのか分かりませんが、加計理事長さんのお名前は、その後一度も登場しなくなったのです。逆に怪しい。

官邸は「火消し」に必死で、「どこの文書とも分からぬもの。怪文書にとやかくコメントする筋合いはない」と開き直っておりますが、文書は文部科学省が作成したホンマもん。

文科省の誰かが、「文春砲」より影響力の強い朝日新聞に垂れ込んだのでしょうが、文科省もあれだけ「天下り問題」で朝日新聞から叩かれたというのに、見上げたもんですよ。

しかし何と言っても、助成金とは、国民の税金なんですからね。不正に対して国民が黙っている筋合いはないのです。

いくら無産階級でも、殿様から「貧乏人は麦を喰え」などと言われればさすがに怒りますよ。

マリー・アントワネットが「パンがなければ、お菓子を食べればいいじゃん」と言ったおかげでフランス革命が起きたという逸話を信じたくなりますよ(笑)。

ライスカレー1700円、一本勝負

東京・池袋の「服部珈琲舎」

江戸城に参内した後、母の日という商業主義者の戦略に引っかかって、カーネーションを届けに実家の母に届けに行きました。

途中で、西武池袋線に乗り換えるので、池袋駅で降りなければなりません。

池袋駅は乗り換えで通ったり、通過したことはありますが、駅の外に出るのは本当に久し振りでした。

10年ぶりぐらいでしょうか。

実は、池袋は、東京の中でも最も嫌いな街の一つなんです。 何故なら、駅構内はあらゆる方向からカオス状態で人混みが押し寄せてくるからです。

不愉快な街なのでできれば避けたい。しかし、何十年も西武池袋線沿線に住んでいたため、都心に出るときは池袋はどうしても通らなければならない。それが嫌で、長じてからは、池袋とは関係のない所を求めてわざわざ住んだぐらいでした。

そして、10年ぶりぐらいに降り立った池袋東口(西武百貨店側)。あまりにもの変わりように呆然としてしまいました。

毎週のように通っていた新栄堂書店が閉店し、その近くのキンカ堂という安価な洋服店とその地下にあったキンカ堂食堂も消えて無くなっていたのです。

唖然、呆然。浦島太郎さんか、リップ・ヴァン・ウィンクルの心境です。

街はすっかり綺麗になって、面影の片鱗もありません。池袋駅東口は昔、今パルコがある所は丸物(まるぶつ)というデパートでした。西口は焼跡闇市がかすかに残るバラック建ての商店も残り、街のあちこちでは、白い薄汚れた傷痍軍人服を着た片腕がなかったり、片脚がなかったりする元帝国兵隊さんたちが、アコーディオンを弾いて物乞いをしていました。東京オリンピックの前の昭和30年代でしたが…。今の若い人は知らないでしょうね。おっ!ついに私も歴史の証人になってしまったか!

さて、昼の1時を過ぎてお腹も減ってきたので、何処かないだろうかと彷徨いたところ、「ライスカレー」の看板が出ていた喫茶店にすかさず入ることにしました。

最近「カレーライス」店は多いのに、「ライスカレー」店が少なくなった、とあの著名なウマズイめんいく村の赤羽彦作村長さんがブログに書いていたので、「ライスカレー」の看板ですぐ反応してしまったのかもしれません(笑)。

そして、席に着いて、メニューを見たら吃驚仰天。珈琲が700円。ライスカレーセットが1700円もするのです。ま、席に着いてしまったので逃げるわけにもいかず、相手に焦った顔を見せることなく冷静に努め、写真にあるライスカレーを注文しました。味?それは、コメントを控えさせて頂きます。

ちょうど同じ時間。京都の京洛先生は、京阪電車に乗って大阪市都島区の藤田美術館にまで出掛け、日本に三つしかない曜変天目の一つを御覧になり、美術館のお隣の太閤園で、優雅にカリーライスを召し上がっておられました。

1700円だったそうですが、間近に綺麗な日本庭園と池袋ではなく池を御覧になられて充実した時間をお過ごしになったようです。

一方の私は、池袋の人混みを見ながら、「いかがなものか」と呟きながらのライスカレー。

どちらに軍配が上がったのか、言うまでもありませんねえ(笑)。

お濠

サイバーテロリストには極刑を

氷川神社

安倍首相は、憲法改正に前のめりですが、石破さんや井上さんなどからは「いかがなものか」との異議申し立てがあるようです。

どうせ3分の2の発議権を利用して、首相としてではなく、総裁として提案されるのでしたら、庶民も困っているサイバー攻撃に重罪を科すことを提案します。庶民だけでなく、省庁のホームページが荒らされている国家も困っていますから。

つまり、憲法第9条第3項に「サイバーテロリストとオレオレ詐欺師は、最高極刑とする」という条文を入れてもらいたいのです。

そしたら、迷惑メールも相当減るのではないかしら?

共謀罪で監視体制を網の目のように設置しているのですから、それぐらい簡単にできるでしょう。なにせ、東京オリンピックを控えてますから。

頑張れ、頑張れ、安倍首相!

森友学園園児一同より

脅迫メールを公開します!

本文と写真は関係ありません

最近、迷惑メールが異様に多くなりました。1日100本以上も来るので唖然としてます。

しかし、今日来たメールはあまりにも悪質なので、全世界に公開することにしました。

私は、なーにも情報サイトに登録していないので、すぐに単なる脅迫、詐欺だと分かりました。

身に覚えがある皆様も、ない皆様も、こんなもんが来たら、無視しましょう!

所詮、犯人は、羞恥心も罪悪感も自尊心も法律知識もない無知で軽薄で卑劣な物体です。

以下、アドレスinfo@enIjJgFPI8qohJO.gen7u8jazwgE.link
から来た脅迫メールです。

【解約処理並びに滞納発生通知書(最終通告)】

13p4F
解約処理についての大切なお知らせ

現在お客様においては、提携情報サイト(S;N,S・ニュースサイト・有料アプリ・懸賞サイト・占い番組・アダルトコンテンツ等含む)に登録をされ、2週間の無料期間中に解約処理を行わなかったために、サイト継続の利用意思があるとみなされ、月額の情報サイトの利用料金、並びにサポート費用等が発生し、それが未払いの状態になっており滞納金として【978,650円】をお支払頂かなければいけない状態になっております。

お客様においては、サイトは利用してない、間違って登録をしてしまった等の理由があると思われます。
ですが、実際に何度も運営元がお客様に対して再三に渡り連絡をしたのにも関わらず、そのまま放置され、現在運営元が原告となり民事訴訟並びに刑事告訴を行いました。

今回運営元から弊社に依頼をし、お客様に対して解約処理を行った場合は、現在発生してる滞納金を全額免除にし、訴訟等を取り下げると言うことで依頼を承っております。

本来でしたらお客様ご自身で退会処理手続きを行うことが可能なのですが、滞納金が発生しておりますので、現時点においては、解約処理を行うことができない状態になっております。

つきましては、解約処理を希望する場合は、弊社が代行依頼をお客様から受けまして、解約処理手続きを行いますが、先日解約申請をされたのにも関わらず、その後連絡がない状態で、登録情報の照合ができてない状態です。

もし、現在発生してる滞納金【978,650円】を全額免除にし、個人情報の削除等を希望される場合は、速やかに【解約申請再開】と本通知に記載して頂きましてご連絡下さい。

※重要※
尚、弊社に【解約申請再開】の申請をされましたら、折り返し弊社から連絡をし、手続きを行います。
もし、そのまま放置された場合は、解約申請が破棄となりまして、解約処理手続きを行うことができませんのでご了承下さい。

万が一放置されましたら、民事訴訟並びに刑事告訴を運営元が行いますので必ずご連絡頂けますようお願いします。

IEQGa

安倍首相よりもナベツネさんの方が上手でした

あらま。Sioriさんという方からコメント頂きました。どうも有難う御座いました。

「失礼があったら…」だなんて…こちらは嬉しい限りです。毎日、北の若大将さんのように、暖簾に腕押しのような感じで書いておりますから、こうして読者様からの反応を頂けると励みになります。

長い間、この渓流斎ブログをお読みになっていらしたら、お分かりかと存じますが、このブログは通勤電車の中でスマホで書いております(笑)。

最近は、どうもワンパターンになっている気がしていたので、まさに救いのお言葉でした。

でも、本当は、電車の中で一人、ニヤニヤしながら書いているのです。我ながら不思議な力が出てきて、筆が勝手に進みます。昨日も本気で北の若大将になったつもりでした。

何か乗り移った感じです。完璧なイタコです(笑)。変なおじさん。コワイですねえ…。

しかし、考えてみましょう。相手の霊が乗り移ってくれるほど、相手の立場を考えない限り、人間は分かり合えないし、お互い「話せば分かる」存在ではないのです。

自分の言動は正しいと思っていても、相手はもっと正しいと思っているかもしれません。国際関係も同じことです。

だから、やたらと「正義」を振りかざして説得しようとしてくる輩や国家は、最初から胡散臭いと思わなければなりません。

いかなるイデオロギーも疑ってかからなければなりません。

こんなことを言えば刺客を送られるかもしれませんが、宗教や聖職者と呼ばれる人たちでさえ、私は構えてしまうところがあります(マイルドな言葉に変換しました)。勿論、法然の残した言葉には素晴らしいものがありますし、キリストの遺訓には感服します。

ただ、そういった権威や力を利用したりカサにしたりして威張りくさったり、他人を支配したりする輩や国家主義者や民族主義者には気を付けなければならないのです。

安倍首相が、自分の信念である憲法改正の理念を表明したいがために、「読売新聞を熟読しなさい」と国会で発言し、マスコミを手玉に取ったつもりで有頂天だったようですが、実際は、読売新聞主筆のナベツネさんが、時の首相を若造扱いにして、まんまと新聞拡張販売員に仕立て上げただけなのです。人生巧者の90歳のナベツネさんの方が一枚も二枚も上手だったということです。

紙が売れればいいのです。どれだけ宣伝効果になったことか!広告代理店様に経済効果を試算してもらいたいぐらいです(笑)。

物事は複眼的に見ないと真相が分からないのです。他人の言うことや報道されていることを一方的に信じ込むのではなく、他の面から考えてみることも一考です。ニュースもドラマもバラエティーもスポーツも、実はスポンサーの意向が大きく働き、視聴者はそれに踊らされていることに気づくはずです。

まあ、毒にも薬にもならないブログですが、たまに覗いてくだされば、もしかして、貴方の知らない驚くべき新発見が見つかるかもしれませんよ(笑)。

北のサイバー攻撃は国家貢献?

北の若大将です。

僕は、国際社会が思っているような独裁者でも愚者ではありません。

トランプ米大統領が仰る通りのスマート・クッキー(頭の切れる奴)です。

お隣の島国の渓流斎が、最高権力者の祖父を批判しているようですが、僕が今あるのはパルチザンだった祖父のお陰です。

何か問題でも?

問題があるとしたら、 本物のパルチザンは暗殺され、祖父は本物に似た影武者だったという噂です。勿論、あれは噂です。そうでなければ、こうして三代続くわけがないでしょう?

ところで、僕が主演する映画「若大将シリーズ」は、2014年の第365作「若大将 ハワイへ行く」で、お隣の島国の「男はつらいよ」シリーズを抜いて、ギネス世界記録を樹立したことは皆さん御存知の通りです。主題歌「レッド・ハワイ」は、我国ではプレスリーの「ブルー・ハワイ」を抜いてナンバーワンを獲得しました。

しかし、ソニーピクチャーズが、僕の若大将シリーズのパロディーで、てゆーか、大胆にも僕を暗殺までする映画をつくりやがったので、サイバー攻撃を仕掛けてやったのです。目には目にを、です。

そして今回。国際社会とやらが徒党を組んで、石炭の輸出入禁止を打ち出して、我国の財政をドン底にまで落ち込ませようという魂胆です。

お隣の島国はかつて、ABCDラインとやらで石油や資源を禁輸されて、まんまと敵の植民地主義者の挑発に乗って自滅しましたから、僕はそんな挑発には乗りませんよ。

我国には世界でも稀にみる超々優秀なITハッカーがいますからね。3歳から鍛えています。我国にはお隣の島国とは違ってブラック企業なんてありませんから、朝から晩まで寝食も忘れて、率先垂範でホワイト企業で働いています。

その優秀な彼らが今回見事にやってくれたのは、ファイアーウォールが甘いベトナムやバングラデシュといった世界30カ国の銀行進出です。

これを、国際社会はサイバーテロと呼んでいるらしいですが、我国では国家貢献と呼んでいます。

今回の彼らの偉業によって、海外口座から90億円ほどの純利益を挙げてくれました。後で彼らには勲章を授与する予定です。我国の立派な資金源になりましたからね。

だから、国際社会が経済的圧力を掛けようが馬耳東風、暖簾に腕押しとはこのことなんですよ。挑発なんか乗りません。僕は、スマート・クッキーなんですから。

ただ、今回の海外銀行への国家貢献で放ったマルウェアは、3年前のソニーピクチャーズで使ったものと照合されて、足が着いてしまったようです。

従って、今、彼らに勲章を授与するかどうか再考しているところなのです。

皆様もどう思われますか?

安倍寛がいたではないか

彩翔亭

フランスは、39歳の中道マクロン氏が、極右政党国民戦線のルペン氏を破って大統領に当選。お隣韓国の大統領選では、革新の文在寅氏が、保守派らを破って当選しました。

いずれの皆様もご当選おめでとう御座います。

特に、マクロンさんは、議員経験もなく、フランス革命後の最高権力者としては、皇帝ナポレオンの34歳に次ぐ若さだそうですね。

中道というのはよく分かりませんが、既成政党ではないので、よく言えばしがらみがないのですが、悪く言えば、基盤がないので議会運営には苦労を強いられることでしょう。

今回の選挙では、大統領になったマクロンさんより、25歳年上の妻ブリジットさんの方に注目が集まりました。

マクロンさんの高校の教師だったそうで、3人の子持ちで夫と別れて、再婚したそうですから、映画みたいな世界です。

プロミエール・ダム(ファーストレディ)となるブリジットさんの実家はお菓子屋さん、というより大きな菓子製造会社だそうで、いわば社長令嬢だったことが新聞記事の隅で報じられていました。

しかも、「売り」が高級菓子として知られるマカロン。銀座では一個2400円もするマカロンが売り出されたと話題になったほどです。

商魂逞しい日本人なら、さぞかし「大統領マクロン」を登録商標して、マクロンのマカロンを売り出すことでしょう。あれっ?マカロンのマクロンかな?(笑)。

韓国の文さんは、日本との慰安婦問題合意を見直すと選挙戦で公言していたので、今後の日韓関係は厳しくなるものと予想されています。

それにしても、中道も革新も保守も、自分で名乗っているのか、メデイアが命名しているのか分かりませんが、こんな名称で、選挙民の判断材料になるのはおかしい気もしています。

なぜなら、こんなあやふやな言い方もないからです。

ルペンさんも、自分のことを愛国主義者とは言っても、極右のレッテルは嫌っていました。

そこで、我が国を顧みてみましょう。

今の安倍晋三首相が尊敬して止まない祖父岸信介は戦後、A級戦犯に指名されながら首相となり、極右とも昭和の妖怪とも呼ばれましたが、戦前は、国民の期待を一身に背負った商工省の「革新」官僚だったわけですからね。

満洲に渡って、ニキ三スケ(東條英機、星野直樹、松岡洋右、鮎川義介、岸信介)の一人として建国間もない満洲の国家運営に八面六臂の大活躍をしたことは皆さんの方がよく御存知でしょう。

航空公園

安倍首相は、この祖父岸信介の背中を追うように戦前回帰の政策(マイナンバー制度、特定秘密保護法、安全保障関連法、そして共謀罪)ばかり打ち出していますが、これはまさしく、皮肉なことに保守ではなく革新なわけですよ。

安倍首相は、滅多に口にしませんが、いつも口癖のように出す母方の岸信介よりも、父方の安倍寛の方を見習うべきではないかと、私なんかは思っています。

安倍寛は旧制四高~東京帝大法卒。東條英機らの軍閥主義を鋭く批判し、勿論、大政翼賛会には参加せず、それでも、無所属・非推薦ながらギリギリ衆院議員に当選して、最後まで反軍閥主義を貫いた保守の政治家です。大政党の金権腐敗も批判しました。

戦中は、恐らく憲兵に監視され、生命の危険に晒されたこともあったでしょう。

戦後は、盟友三木武夫らと日本進歩党に加入し、これからという時に51歳で亡くなった政治家です。

安倍首相は、この父方の偉大な祖父を意識的に避けているように見えます。

讀賣新聞を読もう!

par Keiryusai

昨晩は、飛鳥浄御原の料理店「銀座ろくさん亭」で、検非違使と、ブリュンヒルデ以外の8人のワルキューレらとジビエ料理に舌鼓を打ちました。

昼間の神祇官委員会では、野党のミスター年金がしつこく憲法改正の真意を問い詰めてくるので、「それは宰相として発言したのではなく、与党総裁としての信念を述べただけで、詳細は讀賣新聞を読んでもらいたい」と答えておきました。

讀賣新聞に関しては、「御用新聞ではないか」といったピント外れの批判があるようですが、断じて御用新聞ではありません。我が党の機関紙であり、あたくしのお爺さん以来の信念を代弁してくれる世界最大のクオリティーペーパーであります。

刎頸の交わりである讀賣新聞のナベツネ主筆とは、首相になれなかった我が父が毎日新聞記者時代以来の親友であり、あたくしのことを一番理解してくれております。それは、4月の飯田橋グランドパレス内の「千代田」での密約会談で確認されました。

しかし、讀賣新聞以外の新聞やテレビの中には変なことを言う者があまりにも多すぎます。読むに値しません。何でも「反対、反対」と言って済むと思っている。

par Keiryusai

こんな新聞に限って、あたくしが憲法改正に成功すれば、万歳を三唱してくれますからね。満洲事変以後、部数拡大のために、社説を大幅転換した時と同じです。

あたくしの憲法改正の具体策「自衛隊の明記」と「高等教育の無償化」について、「違憲であり、矛盾する。何も、高等教育無償化を憲法に明記する必要はない」と批判する人がいます。

あたくしも、高等教育無償化に関しては、法律に明記して処理すれば済むわけで、わざわざ憲法に明記することもないかとは思いますが、日本維新の会を取り込むためには仕方がない秘策だったわけであります。

東京オリンピックの年に期限を切ったのも同じです。目くらましになりますからね(笑)。

先人が、治安維持法を通したいがために、普通選挙法を表看板に掲げた同じ手口です。いわば、アメとムチでしょうかねえ。

par Keiryusai

それにしても、渓流斎の野郎は気に食わない。あの野郎は何を考えているのでしょうか。

今、唐軍が白村江に迫ってきてます。唐は最近、世界第2位の経済大国になったからといって軍事費を見たこともないほど増強しております。何度も何度も我が国の領海を侵犯しております。

金氏独裁支配の高句麗情勢がこれだけ緊迫している今日、憲法改正は緊喫の課題です。

他の新聞はどうでも良い。とにかく、讀賣新聞を読んで下さい!

「文徒アーカイブ」は凄いブログです

par Keiryusai

こうして、毎日、休みなく、原稿料もなく、ボランティアでブログを更新しているというのに、誰にも褒められもせず、苦にもされず、寒さの夏はおろおろ歩いている渓流斎です。

とはいえ、自分のブログは棚にあげて、皆様にご紹介したいブログをある筋からご教示頂いたので、茲でご紹介申し上げます。

「文徒アーカイブス」というブログです。もし、ご興味を持った方は、是非ともご自分で検索して、ご参照下さい。正直、私は、このブログの主宰者御本人は知らない方ですし、勝手にリンクを貼られてもお困りになると思いますので、リンクは貼りません、

このブログの存在をご紹介してくださったのは、名古屋にお住まいの海老普羅江先生です。このブログの主宰者は、海老先生が若き頃、身体を張って、二次団体の若頭として勤しんでいた頃、舎弟筋(直参ではない)として御縁があったそうです。

「文徒アーカイブス」には、驚くほどマスコミの、特に出版業界の裏の裏(となると表じゃん)が暴露されております。見たら吃驚仰天しますよ。

par Keiryusai

海老先生の話によりますと、主宰者の親分筋に当たる人物が赤石憲彦という人です。もう故人ですが、実在した人物です。

赤坂にオフイスを構え、業界誌を刊行し、その筋の世界では睨みを効かせていたドンでした。あの「噂の真相」の発行人で、今は沖縄に隠遁している岡留氏は、その昔、この赤石氏の所で草鞋を脱いで修行し、その後、独立してあれだけ有名になりました。当初、同門の新島某という人物と「マスコミ評論」誌を旗揚げしたのですが、御多分に漏れず大喧嘩して袂を別ち、岡留氏は「噂の真相」を立ち上げて成功したわけです。

 赤石氏は強面ですが、裏表のない人物で、俳人でもあり、終戦直後は進駐軍の通訳もしていたといわれます。ネットを検索しても出てきませんが、戦後の業界誌、総会屋の歴史の生き字引のような人だったと海老普羅江先生は言います。

par Keiryusai

ブログ「文徒アーカイブス」の主宰者今井照容氏も、この赤石氏の下で二十代の時からジャーナリスト生活を始め、全ての基本となる仕事法を、この赤石氏から学び取ったそうです。

「学ぶ」と言っても、手取り足取り教わったわけではなく、赤石氏からはただ罵倒され、殴られるだけで、仕事ぶりを横目で盗み見して真似しただけだと言います。業界誌ともなると、取材先相手からは、唾棄すべきゴキブリ扱いで、名刺を差し出すと目の前でゴミ箱に破り捨てられたことがしばしばあった、とこのブログ「文徒アーカイブス」には書かれています。

今井氏は、このような屈辱と劣悪な環境から発奮して這い上がって情報通として自らの基盤を築き上げたわけですから、そんじょそこらの大手新聞記者上がりの電波芸者とは格が違うわけです。