サイバーテロ攻撃なのかなあ…?

大型連休の真ん中で、のんびり過ごしています、と言いたいところですが、昨日は、もう20年ぐらい使っているフリーメールのGメールさんから連絡がありまして、「他のユーザーがあなたの(メールの)パスワードを使用しました」と連絡がありました。

ひょっえー、ですよ。

早速、パスワードを変更しましたが、このメールは、20年間、一度もサイバーテロ攻撃に遭ったことがなかったので、すっかり安心しきっていました。

実は、もう一つ、ヤフーメールの方は2回、サイバー攻撃に遭ったことがありました。いや、正確には3回でした。yahoo!ジャパンのメールが2回、米国Yahoo!メールが1回です。

もちろん、パスワードはその度に変更しました。

ヤフーの場合は、不審のアクセス先まで教えてくれて、何と、それは中国からだったんですよ。これにはびっくり仰天。

Googleは、不審なアクセス先まで丁寧に教えてくれませんでしたが、もしかして、また、外国からのアクセスだったかもしれません。

それにしてもです。

油断も隙もあったもんじゃない。嫌な世の中ですね。

私は別に盗み取られるような情報はない…、とまでは断言できませんね。膨大なビッグデータを解析して、私の銀行口座から、家族関係、友人知人、仕事関係、そして、あらまほしけれの恋人、愛人、鉄人、使用人、AIロボットまで暴露されてしまうかもしれません。

三木武吉は、「妾を4人も囲っている」と非難されると、「間違ったことを言ってはいけない。5人だ!」と微動だにせなかったらしいですが、私はそこまで大物じゃないすからね。

もっとも、小生の場合は、このようにブログをやっているので、既に、かなりの線で個人情報が晒されていますからね(苦笑)。

嗚呼、もうブログもやめようかしら。手遅れかあ…。

人間、痛い目に遭わないと分からない動物なのか?

銀座「魚斗」鯛茶漬け定食

昨日5月3日のアクセス数は、閲覧数360PV、訪問者数186IPの5425位でした。普段通りに戻りましたので、本音で行きましょうかね(笑)。

昨日の日本会議の会議で、安倍首相がビデオメッセージで登場して、「憲法改正して2020年に実施」構想をぶちまけました。

何しろ、お爺さんの岸信介(歴史上人物のため敬称略、以下略)以来の悲願なんだそうですね。首相になれなかったお父さんの悲願は二度も達成しましたから、今度は偉大なる祖父の悲願達成に邁進することになったのでしょう。

衆参両院議会では、与党が3分の2の議席を獲得してますから、憲法改正の発議が可能で、机上の空論ではなく、現実味を帯びているわけです。

森友学園の籠池前理事長を運営委員にかつぐ日本会議を始め、改憲派は万々歳、欣喜雀躍です。護憲派左翼は、議会少数派ですし、力も勢いもありません。核実験を繰り返す野蛮な北朝鮮と、慰安婦問題合意不履行の信用できない韓国と、防衛費を増強して東アジア支配と覇権主義を高揚させる中国が追風になって、世論を味方につけていますから、今がチャンスです。

私は、か弱い立憲主義者、護憲主義者ですが、安倍首相の発言を聞いて、驚きはしませんでしたが、こんなあからさまに宣言するとは随分、物騒な世の中になったものだというのが正直な感想です。

そう言えば、安倍首相が4月24日に東京・飯田橋のグランドパレスの日本料理店「千代田」で、讀賣新聞の渡辺恒雄主筆と密談したのは、5月3日付の讀賣新聞にこの構想を掲載して、選挙民の顔色を伺う約束をしていたんですね。そうとは知らず、小生は、翌4月25日の渓流斎ブログに、呑気にも浅はかにも「『千代田』会談」などという唐変木なことを書いてしまいました。

今の国会は、一強多弱の大政翼賛会体制ですから、何でもやりたい放題です。集団的自衛権を認める安保法制という名の戦争法を成立させ、今度は、共謀罪という名の治安維持法を成立させようとしています。

今は、世界的に「自国第一主義」という名の右翼が台頭して、まるで1930年代が復活したような様相です。

ドイツ・ナチスが選挙で政権を獲得したのは、1933年1月(ヒトラー首相、42歳)のことです。

いや、ヒトラーの先輩にはイタリアのムッソリーニがおりました。1925年12月には首席宰相兼国務大臣に就任して独裁体制を確立しました。

そもそも、ムッソリーニは社会主義を信奉する労働者のための政党であるイタリア社会党出身で、独自の政治理論「ファシズム」(結束主義)を提唱しました。ということは、ムッソリーニは左翼?

今でこそ、ファシズムやファシストは、「悪の権化」の代名詞として使われていますが、当時は、最先端の流行ファッションで、あの木村東介も、若き頃、ムッソリーニに憧れて、集団で黒シャツを着て徒党を組んで政治運動をしていたと、自分の著作の中で回顧しておりました。

1920年代から40年代にかけて、世界中の若者がファシズムを人類の救済策として受け入れていたことが分かります。

ところで、問題の2020年を控えて、安倍首相は「東京五輪開催」を大義にして、テロ対策法=共謀罪法、実は治安維持法を成立させてようと必死です。評論家の森まゆみさんは「共謀罪を成立させなければ東京オリンピックが開催できないと、安倍首相が仰るのなら、オリンピック開催を返上したらいい」と大変勇気のある発言をしておりましたが(毎日新聞とのインタビュー)、私も同感です。

どうせ、オリンピックは、競技場やインフラ設備建設で大手ゼネコンが儲けるだけですからね。それと、国際オリンピック委員会(IOC)委員という名の特権階級連中の金城湯池なのです。(庶民は開催してもらわなくても一向に困らない!)

私は、戦前の「隣り組」のような監視社会が再導入されるのは真っ平御免です。

最近思うに、右翼も左翼も軸足が大分ズレてきて、傾向が変わってきたような気がしております。

あの漫画家の小林よしのり氏が、まさか民進党の参考人として、共謀罪反対を表明するとは思いも寄りませんでした。

また、憲法改正論者の大勲位中曽根元首相が、集団的自衛権には反対していたということも意外でした。

世の中、安倍首相が鳴らすラッパに踊らされて、このまま邁進するととんでもない社会になると危惧しています。とにかく、戦後72年。戦争を知らない世代が8割を超え、悲惨な戦争体験者が少なくなってきました。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」では取り返しがつきません。何と言っても、歴史の教訓を忘れてはいけないのです。

再び「大政翼賛会に抗した40人」…

明治25年創業 八丁堀「あさだ」 天蕎麦 950円

gooブログには便利な「アクセス解析」というものがありまして、どんな方がアクセスされているのか、個人のアドレスまでは分かりませんが、どんなキーワードでアクセスしてきたのか、分かるようになっています。

4月26日は5028ものPV(ペイジビュー)があり、全体の第22位だったことは先日書きましたが、原因はやはり、オノ・ヨーコさんのようでした。

当日は、「オノ・ヨーコ、 認知症」で検索した方が最も多く、幸か不幸か、たまたま、仕方なく(笑)この渓流斎ブログに突き当たった方が多かったわけです。その後、渓流斎ブログは、71位、322位、764位、1491位、2872位とランキングは落ち込みましたから、私としては、やっと正常に戻りつつあるのではないかと分析しています。

以前は、6000位から7000位の間でしたからね。

ということで、渓流斎ブログは、いつもらしい傍若無人の(笑)備忘録に戻ります。

盆栽展外伝

楠精一郎著「大政翼賛会に抗した40人 自民党源流の代議士たち」(朝日新聞社)は、戦時下に軍部の意向に逆らってまで大政翼賛会に反対し、議会政治を守ろうとした衆議院院内会派「同交会」に結集した37人プラス3人を取り上げたものです。

大政翼賛会体制とは、「一強多弱」の議会政治体制のことです。歴史は繰り返しますね。

こんな早く「いつか来た道」に戻るとは思いませんでしたが。

最近、本は一度読んだだけでは覚えられなくなりました(笑)。そこで、彼らの経歴を出身別にまとめてみましたー。

【新聞記者】
●田川大吉郎(1869~1947)長崎出身。東京専門学校卒。郵便報知新聞~都新聞~台湾新報。憲政会など。

●安藤正純(1876~1955)東京・浅草出身。東京専門学校卒。日本~朝日新聞社。政友会。

●河野一郎(1898~1965)神奈川小田原市出身。早稲田大学政治経済学部卒。朝日新聞社。山本悌二郎農水相秘書を経て、政友会鳩山一郎派。戦後、日本民主党結成。鳩山内閣で農水相。

※このように朝日新聞出身者は、他に、自由党総裁緒方竹虎(二・二六事件の際、主筆兼常務取締役として青年将校と対峙)らに代表されるように、反日でも左翼もでもなく、保守本流の本派、元祖のエスタブリッシュメントだということが分かります。

【大学教授】
●植原悦二郎(1877~1962)長野出身。ワシントン州立大学卒。明大教授などで政治学、比較憲法学。政友会など。

●世耕弘一(1893~1965)和歌山県新宮市出身。日大卒。朝日新聞社、ベルリン大学留学を経て、日大教授、近畿大学総長。政友会

【院外団】
●大野伴睦(1890~1964)岐阜出身。明大退学処分。鳩山一郎に兄事。戦後、衆院議長。林譲治、益谷秀次と自民党御三家。

【弁護士】
●斎藤隆夫(1870~1949)兵庫・出石出身。早稲田専門学校卒。弁護士合格。鳩山一郎の父鳩山和夫法律事務所で見習。明治45年初当選。昭和11年の粛軍演説、15年の反軍演説で除名処分。戦後、日本進歩党最高幹部。

●星島二郎(1887~1980)岡山・倉敷出身。六高~東京帝大卒。大正9年、立憲国民党から初当選。治安維持法に反対。戦後、衆院議長。後継者は、秘書だった加藤六月(運輸族のドンと呼ばれた)

※体制派にいて、治安維持法に反対することは、よほど生命の危険を顧みず、勇気のあることだったと思います。

●片山哲(1887~1978)和歌山県田辺市出身。東京帝大卒。弁護士。社会民衆党など。戦後、首相。

●鳩山一郎(1883~1959)東京帝大卒。弁護士。政友会。戦後、首相。

●三木武吉(1884~1956)香川県高松市出身。東京専門学校卒。明治40年、判事検事登用試験に合格。のちに枢密院議長となる原嘉道法律事務所で弁護士。東京市議会議員などを経て、憲政会衆院議員。戦時中、軍部の横暴に抵抗。昭和30年の保守合同では、政敵大野伴睦と手を結ぶ。

【地方議員】
●坂東幸太郎(1881~1974)香川出身、旭川市移住、早大卒。旭川市会議員経て、衆院議員。憲政会・民政党。治安維持法に反対。

●林譲治(1889~1960)高知県宿毛市出身。京都帝大卒。宿毛市長、高知県会議員を経て、衆院議員。鳩山一郎派。父は、逓信相農商務相を務めた林有造。吉田茂の実父竹内綱代議士とは従兄弟。従って、林譲治は、吉田茂とは又従兄弟で、吉田第一次内閣では、書記官長(官房長官)。

盆栽展外伝

【軍人】
●宮脇長吉(1880~1953)香川出身。陸士15期。政友会。斎藤隆夫除名反対7人のうちの1人。。佐藤賢了中佐「黙れ」事件の当該者。

●原口初太郎(1876~1949)福岡出身、陸士8期。中将、政友会。斎藤隆夫除名投票棄権。

【裁判官・弁護士】
●名川侃一(1883~1944)広島出身、明治法律学校卒。東京地裁部長退官後、弁護士。甘粕事件弁護人。政友会。

●一松定吉(ひとまつ・さだよし、1875~1973)明治法律学校卒。大審院検事で退官。民政党。

※私学出身者は、帝大出身とは違い、将来の出世が見込まれないため、政界に転出する人が多かったようです。

【外交官】
●芦田均(1887~1959)京都出身、東京帝大卒。ペテルブルク、パリ大使館勤務。政友会。戦後、首相。

【政治秘書】
●川崎克(1880~1949)三重県伊賀市出身。日本法律学校卒、尾崎行雄の秘書。民政党代議士。

以上 果たして茲まで読まれる方が何人いるでしょうか?

これでアクセス数が減ることでしょう(笑)。

高給取りのEU職員と電波芸者

あ、銀座にポールが出現! par Keiryusai

特務機関長渓流斎は、世界各国に諜報部員を派遣して、日頃から情報収集活動に余念がありません(笑)。

先日、EU職員の給与が異様に高いのに、既得権益者の一部であるマスコミは報道しない、と苦言を呈したところ、ブリュッセルに派遣しているイ号8823から、以下の報告がありました。

《EU職員の年金などを差し引いた平均月給は、6500ユーロ(約75万円)で、最高級の局長クラスは、1万6500ユーロ(約190万円)です。これに加え、子ども1人につき月額376ユーロ(約4万3千円)など様々な手当が上乗せされ、所得税も免除されます。退職後も最高で最終給与の7割の年金をもらえます》

なるほど、そういうことでしたか。

イ号8823は、こんなこともコメントとして付け加えております。

《特に、日本のマスコミが”聖女”に祀りあげているIMF専務理事のラガルトは、母国フランスで散々悪事を働き、本来なら監獄入りなのに「国際公務員」首脳としてヌクヌク生き永らえています。お天道様が許すはずがないのに、中国でさえいち早くラガルトの再任を支持しています。中国も彼らと同罪の腐敗した官僚組織であるということが分かります。
この際、こういう国際機関や国際公務員の行革キャンペーンを張り、膿を出し切るのが国際メディアの使命ですが、その大手メディアが、彼らに世論操作で操られたり、接待で篭絡されているのですからどうしようもありません。フランス大統領選のマクロン候補も、こういう高級官僚の守護神であることは間違いありません。》

あらまあ、そこまで言い切って大丈夫かしら。諜報部員が現地で調査したのならほぼ間違いないでしょうが。

千代田区

もう1人、永田町に派遣している諜報部員ロ号1414からの報告です。

《「機密防止保護法案」に反対のジャーナリストの声明や記者会見について、大手紙は朝日新聞が小さくバタ記事で載せている程度で、各メディアは、ほとんど無視です。そこで調査したところ、いずれもテレビでおなじみの顔ぶれで、一部は最近あまりテレビの画面に出ていない干された人物も名を連ねておりました。以下の通りです。

鳥越俊太郎
金平茂紀
田勢康弘
田原総一朗
岸井成格
川村晃司
大谷昭宏
青木理 (以上敬称略)

それにしてもこんなジャーナリストの風上にも置けない商売丸出しの「電波芸者」の顔ぶれが反対するのですから、よほどこの法案が成立すると、ワイドショー番組から時事的なテーマで発言しにくくなるということなのでしょう。

鳥越は、敗れた小池都知事の「専属マッサージ師」、田原は「墓石のイメージキャラクター」、田勢は「演歌評論家」、岸井は「相撲評論家」、大谷は「警察専門の司法書士」、青木は、マスコミ協定の掟破りをした「記者クラブのお茶汲み」になるしかないでしょう。》

まあ、何と凄い報告書なんでしょう。

私も人目に触れないように慌てて隠しましたよ。

エスタブリッシュメントという既得権益者との闘いだ

パリ「ロトンド」 par Keiryusai

やっぱりおかしい。昨日からgooブログのカリキュレイターが壊れてしまったらしい(笑)。

【4月27日のアクセス数】
閲覧数=2,575PV 訪問者数=1,968IP 順位=71位

ですからね。

ありえない!笑って過ごすことにしました。

さて、世界が注目しているフランス大統領選。私は既に、遠い昔にマリーヌ・ルペン国民戦線(FN)暫時前党首(48)の当選を予言していますので、今更、変更しませんが、5月7日の決戦投票でほぼ当選確実視されているマクロン前経済相(39)が昨晩、早くも「祝勝会」を開催したため、物議を醸したようです。

場所は、パリ・モンパルナスの超有名カフェ「ロトンド」。政治家や支持者だけでなく、有名女優や作家詩人らも招待したらしく、参加できなかった(?=笑)支持者らからも顰蹙をかったようです。

渓流斎ブログには珍しく、本文と写真が一致しております(笑)。この写真は、3年前にパリを放浪した際に、自分で撮ったものです。

23日の仏大統領選第1回投票で、マクロン氏とルペン氏が勝ち残り、EU残留を目論むアンシャンレジームが、早速、「マクロン支持」を表明しました。今回立候補したルペン氏以外の候補者をはじめ、現職のオランド大統領、それにライバルのサルコジ前大統領までもがです。

マクロン氏にとって、何と言っても大きかったのは、フランス財界の全面的支持です。

しかし、考えてみれば、マクロン氏はもともと、ロトシルド、英語読みするとロスチャイルド系の投資銀行出身です。ユダヤ系資本の国際的シンジケートとして知られていますから、彼らのバックアップは甚大なのです。

彼らとしては、何はとまれ、国際金融の安定と中東問題の解決が第一ですからね。

今回の第1回投票で、フランス通信(AFP)が、マクロン、ルペン両候補の支持率が優った仏全土の地図を色分けして図解しておりましたが、本当に面白いことに、左右対象的なんですね。

つまり、ブルターニュなど西部地域はマクロン氏の圧勝、ベルギーやドイツなどと国境を接する東部地域は、ルペン氏の圧勝だったのです。

トランプ米大統領は、中西部の「ラストベルト」地帯を制覇して、選挙戦で勝利したと言われますから、さながら、フランスのラストベルト地帯は、東部なんでしょう。西部より東部の方が失業率が高いのでは。

かようにして、フランスを二分する闘いが5月7日に繰り広げられますが、これはフランス一国だけの問題ではなく、世界的な影響は多大です。

正式に公開されていませんが、EUの職員にしろ、世界の財務官僚の天下り先のIMF職員にしろ、数千万円とか数億円とかの年収を得ているという噂です。

こういう重大なことを、既得権益者の一部であるメディアも報道しません。

マクロン氏が、浮かれて下馬評通りに勝利すると思ったら、ルペン氏から足元をすくわれることでしょう。この仏大統領選は、社会の矛盾にますます不満を持った民衆と、既得権益者との闘いの構図になっているわけですから。

渓流斎ブログ、昨日のアクセス数が第22位とは!怖い、恐ろし過ぎる…

菜花散歩道

【4月26日のアクセス数】
閲覧数=5,028PV 訪問者数=3,873IP 順位=22位

えーーーー!?

何かのま、ま、間違いではないでしょうか。

御覧の通り、昨日のアクセス数が第22位だったとは!閲覧のペイジビュー(PV)も5028? ありえない!普段のPVは250~350で、順位は6000位~7000位ですからね。

史上最高値ながら、お~コワ~

何かあったんすか?

昨日取り上げたオノ・ヨーコさんの威力だったんでしょうか?

恐ろしい有事になったものです。

ま、今日も平常心でいきましょう。(スポーツ選手か?!)

今村復興相発言を逆手にとって、昨日からツイッターで「東北でよかった」というハッシュタグで、東北の素晴らしさを発信する人が増え注目されているそうですね。

綺麗な三春の桜や、美味しそうな盛岡冷麺の写真などが投稿されています。

正直、あたしは、ツイッターは個人サイトみたいなもんはあるものの、波長が合わないといいますか、はっきり言って読みづらいので、殆ど見ないのです。

しかし、この渓流斎ブログは、ツイッターと同期しているので、投稿するとツイッターにも掲載され、恐らく、昨日はそれでアクセス数が増えたのかもしれません。(でも、いつも同期してるんですが)

ところで、渓流斎の先祖は、久留米有馬藩の御舟手役とかだったらしいので、オリジンは九州人です。

しかし、おなじ佐賀九州人の今村・前復興相とは違い、東北に対する愛着度は何百万倍もあります。

そもそも、この渓流斎という雅号は、釣りとは関係なく、青森県十和田市の「奥入瀬渓流」から拝借したものだということは、長年の愛読者の皆さまは既にご存知でしょう。

しかし、渓流斎ブログは秘密結社のように(笑)、体制批判のスタンスでやっておりますから、あまりアクセス数が多くなると、共謀罪に引っかかるのではないかという懸念がありまする(笑)。

誰も読んでいないと思えば、気楽に書けるのに…と、内心喜んでおきながら、早くも天邪鬼ぶりを発揮してます。

それにしても、恐ろし過ぎる…

パリの銀行が繁栄した秘密とは

昨日は、大学の同窓会(東京・大手町のサンケイプラザ)に参加してきました。春と秋の年2回あります。フランス語を専攻した皆さんなので、ワインと美食にうるさい(笑)人が多く、秋はボージョレヌーボー、春もそれなりの高級ワインが出ます。

昨日もワイン通から、ワインの説明がありましたが、忘れました(笑)。吾人には理解不能で、ワインでしたら、美味しければ何でも戴くタイプだからです。

毎回、多彩なゲストスピーカーをお呼びします。ゲストとは言っても身内の卒業生です。それが、皆さん優秀な方ばかりですので、各方面で御活躍されております。

有名な政治家だけはいないようですが(笑)、官界、財界、学界、文学界のほか、公認会計士や同時通訳者など数多の人材を輩出しております。

昨日のゲストは、東京銀行のパリ支店長などを歴任した渡辺昌俊氏でした。色々な部署を体験され、ベトナム戦争中のサイゴン支店にも勤務されていたそうです。

東京銀行は、今では三菱東京UFJ銀行として吸収合併されましたが、かつては国立の横浜正金銀行で、日本で唯一、外国為替事業を認可された銀行でした。若き永井荷風がこの横浜正金銀行の行員で、リヨン支店やニューヨーク支店で勤務した体験などから、「あめりか物語」「ふらんす物語」を発表しております。

さて、ゲストの渡辺氏は幸運なことに、パリ支店は3回も勤務されたそうで、最初に渡仏した時(1962年)の、東京銀行パリ支店長が、戦後、文民としてただ一人A級戦犯として処刑された広田弘毅元首相の長男広田弘雄で、この方、作家大岡昇平の小学校時代の同級生で小説「幼年」にも登場します。

そして、パリ支店次長が窪田開造。この人は、窪田啓作の筆名を持ち、加藤周一、中村真一郎、福永武彦らと「マチネ・ポエティック」に参加した詩人、文学者で、カミュの「異邦人」の翻訳家としても知られています。

渡辺氏のお話で面白かったことは沢山ありましたが、2点だけ特筆しますと、まず、フランスの銀行には2種類あるということでした。一つは、(1)バンク・ドゥ・デポといって、日本の市中銀行と同じように、預金で運用したりする銀行。もう一つは(2)バンク・ダフェアといって、預金は集めず、証券会社のように投資事業を行ったりする銀行ーの2種類です。

1960年代の日本の銀行には何処にもディーリングルームがなく、渡辺氏らが中心になって、色々と偵察、ではなかった、研修をさせてもらって参考にして、取り入れていったそうです。

もう1点。なぜ、フランスの金融業界が国際的に繁栄したのか?

もともと、国際金融業務は、基軸通貨が中心になります。第1次世界大戦までは、大英帝国のポンドが基軸通貨だったので、ロンドンの「シティー」が。第2次大戦後は、ブレトン=ウッズ体制でドルが基軸通貨となり、ニューヨークの「ウォール街」が中心となります。

金融業界の規模をボールに例えると、ロンドンやニューヨークがサッカーボールだとすると、パリはテニスボールぐらいの規模。金融の中心を自負するフランクフルトやチューリッヒでさえ、ビー玉ぐらいの大きさだというのです。

ですが、それにしても何故、パリにお金が集まるのか不思議です。

それは、戦後の東西冷戦の時期、ロンドン、ニューヨークといったアングロサクソン系の銀行を嫌ったソ連や東独、ポーランドといった旧共産圏がパリの銀行を贔屓にしたからなのでした。

もう一つ、ド・ゴール大統領の手腕で、アラブ諸国との交流を良好にしたため、オイルマネー(もしくはオイルダラー)がそっくりパリの銀行に流れてきたというのです。

ベトナム戦争後は、パリで和平会議が開催されるなど、パリは、アングロサクソンではないのに、国際都市として、世界から注目と信頼を勝ち取ることに成功しました。

なあるほど。プロ野球で言えば、パリの銀行は「アンチ巨人」の受け皿だったわけですね。

公事結社しかなくなる近未来

日比谷公園

パリのよく間違えられますが、サルトルではなくクルトル先生です。今日は、パリ中心部のシャンゼリゼ通りでまたまたテロが起き、23日の大統領選挙を目前に控え、不穏な空気が流れています。

日本も「一強多弱」の「忖度」時代ですね。

外国人から見ても、権力を握った為政者がやりたい放題に見えます。

園児に教育勅語を暗唱させる森友学園の教育方針と思想信条に共鳴し、お友達の加計学園の理事長には、市有地を無償で払い下げられるように周囲に忖度させる。

時の日本の安倍首相は、戦前の暗黒時代に戻らせるかのように、「安全保障法」に続き、治安維持法を想起する「共謀罪法」まで成立させようとしています。

シクラメンなど

ところで、2006年に刊行された楠精一郎著「大政翼賛会に抗した40人 自民党の源流の代議士」(朝日選書)は、今のような不穏な時代、日本人には必読書ではないでしょうか。

楠氏は東洋英和女学院大学教授で、この本は、自民党の機関誌「自由新報」に連載した記事を加筆したものです。

東条英機の圧政の中で、当時の国会議員らがどう悪戦苦闘したのかよく分かります。こんな政治家がいたのか、と思うことでしょう。日本のテレビにチャラチャラ出てくる政治コメンテーターなんぞは、何も知りません。

例えば、大野伴睦は院外団出身ですが、同書で院外団とは何か書いてあります。つまり、国会の外でデモをしたり、示威活動をするのですが、その伝で言えば菅直人は院外団上がりの日本で最初の首相ですね。大野伴睦に比して如何に人間が小さいか。平沢貞通の無罪を主張したり、泥棒に追い銭を遣ったり、若いころの読売新聞の渡邊恒雄を手下にしたり、凄いですよ。人間味がありますね。

戦前の大悪法の「治安維持法」から、さらに「大政翼賛体制」に入り、「政党」が解散、解体されるのですが、そこで「政治結社」と「公事結社」の分類が出来るのです。

恐らく、多くの日本人は「公事結社」とは何か分からないでしょう。言うまでもなく、「政治結社」とは政党などですが、「公事結社」とは非政治の結社なのです。分かりにくいでしょう。この本に詳しく書いてありますが、当時、これについて、国会で質問された時の大臣、今でいえば、金田法相みたいな所管の平沼麒一郎内務大臣が言葉に詰まって、「まあ、清掃組合みたいなものだ」と答弁したという事実に触れています。

まあ、日本ではこれからは、「公事結社」なら許されるのでしょう。思想表現の自由の無い時代到来です。

ヒアシンス

コンピュータがいくら進化して、技術革命が進んでも、肝心の人間そのものは不変で、歴史の繰り返しです。
安倍首相は、お爺さんの「昭和の妖怪」岸信介の再現です。北朝鮮を「問題だ、問題だ」と言いますが、全ての根源に世襲があるのです。

日本は、北朝鮮を批判できません。金日成と金正日と同じです。中川政務官も二代目で親父と同じで「●●(伏字)」です。日本人は自分の足元をよく見ていないというか、メディアが真相を見せようとしないのです。産経新聞も、北朝鮮を批判するなら、なぜ「世襲制」批判をしないのか。問題点をすり替えているのです。

以上、フランス人のジャポニストの意見ですが。

内閣府の月例経済報告は、今日発表されまーす

宣伝したくないけど本日開店 銀座シックス

私も、その書き物にはいつも注目しているある著名な学者さんが「ニュースソース(情報源)の9割以上は、オープンソース(公開情報)なんですよ」と発言していたので、「へー」と驚いたことがあります。

著名学者ですから、特別なルートやコネがあって、彼しか入手できない超機密事項でもお持ちなのかと思っていましたからね。

確かに、市販されていない文献や、特殊な情報機関からの情報もあるでしょうが、それは「1割も満たない」と正直に告白してくれたわけです。

オープンソースは、日々、誰も、いとも簡単に手に入る情報源のことです。そのうちの殆どが新聞や雑誌と言ってもいいかもしれません。

これまたあまりにも有名で、テレビや新聞雑誌に出まくっている「知の巨人」とまで言われている2人の両巨頭でさえ、やはり小まめに情報をまず新聞で入手して、2人とも新聞は毎日10紙も目を通しているそうです。

全部自前で取れば、月に5万円、年に60万円近く掛かりますね(笑)。いや、今日はそんな話ではありませんでした…。
咲いた咲いた

ネット時代になって、いろいろと毀誉褒貶、善悪、良し悪しが議論されますが、公権力、と言ってはダメか、お上、これもダメ?じゃあ、官公庁による情報がネットで公開されるようになったことは、最大の収穫であり、功績ではないでしょうか。

何しろ、これまでは「特権階級」の一部マスコミ記者か、シンクタンクか総合研究所の主席研究員さん辺りしか手に入らなかった情報が、今では誰でも、ネット環境のある人なら、スマホでもいとも簡単に入手できてしまうのですからね。

その代表例が、内閣府が発表する「月例経済報告」です。月例ですから、毎月20日頃に発表されます。

例えば、【我が国経済】の項目には、「国民所得統計速報」「個人消費」「輸出・輸入・国際収支」「企業収益・業況判断」「雇用情勢」「景気動向指数」などがあり、【海外経済】の項目には、「国際金融」「主要経済指標の国際比較」などが並び、まさに至れり尽くせりです。

ハハア、偉そうな顔してテレビに出たり、有力紙誌に生意気な論文を書いている連中は、しっかり、これらの資料を引用して、喋ったり、書いたりしてたわけですねえ。

えつ?おまえ、今頃、そんなこと知ったのか?てか?

へっ、親分。じつあ、アッシも、このお上の資料から引用さしてもらつて、ぶろぐを書いてんでありんすよ。へっ、へっ、へ(笑)

ビッグデータの時代ですから、情報は洪水のように溢れています。しかし、その中の真の宝と言えるべき情報を発見したり、何を選ぶかによって、今は、その人の見識や真価が問われる時代になったと言えます。

ルペン仏大統領で、どうなるか、さっぱり分からん

煮魚定食 980円

フランス大統領選挙が23日に迫ってきました。

恐らく、第1回投票で決まらず、5月7日の決戦投票まで持ち込まれることでしょう。

私は、既に、極右政党国民戦線(FN)のマリーヌ・ルペン氏が、大統領になると予想していますが、そうなってしまう今のフランスが抱えている問題は深刻です。

ルペン氏が掲げている「反EU」にせよ、「移民排斥」にせよ、結局行き着くところは、雇用問題です。

政治とは、いかに国民に雇用を行き渡らさせて、富(税金)を公共福祉として分配するか、が全てだからです。

それなのに、今の左派オランド政権のフランスでは失業率が10%前後で推移しています。そして、今年2月の15~24歳の若者に限ると、それが23.6%に跳ね上がるというのですから、4人に1人が失業中という異常事態です。(ちなみに、日本の1月の失業率は、3.0%、若者は4.4%)

一方で、EUの盟主ドイツの失業率は、3.9%です。それにはカラクリがあって、ドイツでは規制緩和のお陰で、非正規雇用が増えたため、失業率は下がったものの、賃金格差が増大したというのです。

フランスでは、ドイツほど非正規雇用は多くはなく、賃金格差もドイツほどではないとも言われてます。

ルペン氏の「反EU」とは、結局、「反ドイツ」なのではないでしょうか。移民問題とは、結局、雇用問題ではないでしょうか。そう感じたフランス国民が、彼女を支持し始めたのではないかと思ってます。

しかし、ルペン氏が大統領になれば、大混乱は必至でしょう。まず、EUに離脱すれば、通貨ユーロからも離脱し、国際金融市場に異変が生じ、株価も乱高下するのでは?

世界同時多発的保護主義のぶつかり合いで、不穏な雰囲気に?

翻って、我が日本。平日だというのに、朝から銀座のパチンコ店の前で大行列。これで日本も安心?

いやはや、正直、これからどうなってしまうのかさっぱり分かりません。