金融業界に騙されるな!

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山崎元著「お金に強くなる!」(ディスカヴァー・トゥエンティワン)は、金融に関する名言、格言がずらりと並び、なーんだ、もっと早く学んでおけばよかった、と多くの人を後悔させてくれます(笑)。

こういう話は、せめて、高校の授業にでも取り入れてほしいものです。庶民がこれ以上騙されないためにも社会人として、誰でも金融リテラシーが必要とされるからです。

またまた、換骨奪胎して、山崎氏の名言・格言を引用させて頂きましょう。

●銀行はお金を相談する相手としては不適切。銀行は客から手数料を稼ぐという点で、証券会社や保険会社と全く同じ。銀行は、単に自社の利益のために動く営利企業なのだ。

嗚呼、そうだったのかあ…。特に、取引先の銀行なんかは、自分の手の内(預金)を知られているのに、胴元を相手に勝負するようなもので、最初から負けに決まっていたわけですね。

私は、東京三菱銀行から不愉快な扱いを受けたので、この銀行嫌いです。(あくまでも個人の感想です)口座は既に解約し、今後も関わりません。

●銀行員や証券マンはあくまでもセールスマンで、自分や会社を儲けさせたい人です。相談相手を儲けさせてくれる人ではありません。だから、金融機関の「お金の無料相談会」などに近づくべきではない。人件費などの経費が掛かっている無料相談会は、「相談」と銘打った「セールス会」というのが実体なのです。

なるほどねえ。道理で、くじ運の悪いこの私が、何で抽選の「無料相談会」に当選するのか不思議でした。やっと、からくりが分かりました。

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●あまり知られていないが、健康保険には高額療養医療費制度がある。自己負担の限度額が決められており、限度を超えた分は、健康保険が負担してくれるシステムになっているのだ。だから、基本的に医療費についての心配は無用。がん保険に加入するのも損だ。

ええ!そうだったんだあ。心配して損したなあ。。。

●生命保険は原則的に加入するべきではない。支払う保険料は、実体として「純保険料」と「付加保険料」の二つに分かれており、純保険料は、保証や貯蓄に回る分。付加保険料は、人件費などの手数料のことで、当然、顧客の保証に回らない。しかも、この付加保険料がどれくらいなのか一切開示されておらず、保険料全体の2割から5割とも言われている。

えっ!それは酷い話ですね。5割だと収めた保険料の半分しか保証に回らないということですか!これを白昼堂々の詐欺商法と言わずして何と言う?!

●金融業界が煽っている「老後不安」に騙されるな。「老後不安」を駆り立てて、有利とはいえない金融商品を購入させようと、金融業界がビジネスとして利用しているだけなのだ。

なあるほど、そういうことだったとは…!

●ギャンブルの競馬は25%、宝くじは50%以上、胴元が取り、残りを参加者が再分配するシステムになっている。

つまり、1万円を競馬に賭けた場合、最初から2500円抜き取られ、宝くじともなると、1万円で買ったつもりが、最初から5000円の商品を買わされているという詐欺みたいな商法だったわけですね。最初から「娯楽」として割り切って楽しめば、問題はありませんが、偉く高い授業料だこと!5000円あれば、腹いっぱいステーキを食べて、グラスワインぐらい飲めるはず…。せんべろ店なら、ベロベロです(笑)。

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●個人が最初から投資する候補として外すべき金融商品とは、(1)不動産投資⇒換金性が低い(2)外貨預金⇒為替リスクと手数料が高い(3)FX取引⇒投資ではなく投機なので資産形成に不向き。参加者の8~9割が損をしているという(4)金(ゴールド)などの商品投資⇒これもゼロサム・ゲーム的投機で資産形成には不向き

うーん、早く言ってよお。いや、私ではなく、貴方の呻き声が聞こえてきそうです(笑)。

●投資信託には高額な「販売手数料」と日々運用と管理のための「信託報酬」が掛かり、投資信託の9割以上は買うに値しない。

著者は、東大経済学部卒業後、商社、生保、投信、証券、信託銀行など12回も転職を経験したとか。まあ、金融業界の裏の裏の裏を知り尽くした人なんでしょう。そういう経験者が語る言葉ですから、確かな真実なんでしょう。

でも、こんな正直なことを書いて、業界から刺客を送り込まれないかしら?

新聞出版業界は風前の灯火?

伊太利亜ヴェニス

昨晩から、システム障害なのか、gooブログがアクセスできないそうで、道理でアクセス数が普段より少ないと思いました。

昨日は、渓流斎ブログにコメントを寄せて下さった方に、号でも字(あざな)でもいいですから、お名前をお知らせ下さいとのお願いをしました。

それでも、私は、てっきり、そのコメント主は、京都にお住まいの京洛先生ではないかと推測していたのです。たまたま、昨日、その下手人(笑)からお電話があったので確認したところ、「いいえ、私じゃありませんねえ」と仰るではありませんか。

あんりまあ。です。

本当に、コメント主は、一体誰方だったのでしょうか?

東京・神田川

最近のコンビニは、随分変わったそうです。私自身は、滅多に行かないのですが、そんな輩でも、コンビニは、街中あちこちにあって目に付きますから、その変容には気付きます。

第一は、私だけかもしれませんが、私の世代は、コンビニのない時代で育ったため、それ程足繁く行く習慣がありません。確かに便利ですが、スーパーのように安いわけではないせいだったかもしれません。

ですから、かつてのコンビニは若い世代ばかりでした。それが、最近では高齢者の世代が半数近くに圧倒的に増えたのだそうです。理由は色々あるでしょう。お陰で、介護サービスなど老人向けサービスの申込もコンビニでできるようになったとか。

昨日も散歩の途中にコンビニがあり、目の前を通ったら、コンビニの前のベンチで、老夫婦が店で買ったと思(おぼ)しきおでんを食べていました。何が哀しいのか、寒空の下で、お互いソッポを向いて言葉も交わしていませんでした。

宮内庁

第二に、コンビニ内にフードコーナーが設けられたことです。大抵、窓際につくられるので、外から丸見えです。

東京・銀座のコンビニでは、軽食やコーヒーだけでなく、本格的にランチを取っている人をよく見かけます。

ある説によりますと、このフードコーナーのお陰で、消滅したのが、本や雑誌コーナーなんだそうです。窓際に本や雑誌を置くと立ち読み客がおり、防犯になるので設置されたという説もありましたが、窓際のフードコーナーは「客寄せパンダ」の役割を果たします。

そうでなくても、出版不況が言われて久しいですから、雑誌コーナーが減れば、この先どうなっちまうんでしょうかね?

伊太利亜ヴェニス

そう言えば、私の家の近くにある高級スーパーの店内で、店の特売のチラシを配ってました。何故に?ということで、聞いてみたら、驚愕的事実が判明しました(大袈裟な)。

最近、新聞を購読する読者が減ったため、新聞の折り込みチラシにしてもそれ程効果がない。そこで、経費削減のため、これまで毎週、折り込みチラシを入れていたのを止めて、月に2、3回程度に減らすことにしたというのです。

これは、新聞業界にとって、由々しき事態です。折り込みチラシは、販売店のマージンになるとはいえ、植物も動物も、その本体は根元から腐っていきますからね。

新聞出版業界も風前の灯火か?

スリーG機関=トランプ新政権の実体

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1月20日に始動する米国トランプ政権は、ミズーリ州選出のクレアー・マッカスキル上院議員(民主)の命名によりますと、「スリーG機関」となるようです。

スリーGとは、Goldman, generals and gazillionaires のこと。つまり、トランプ政権の重要ポストに就任する面々のほとんどが、世界最大の投資銀行ゴールドマン・サックス出身者と国防省の将軍歴任者と億万長者で占められているというわけです。

「我々は何処から来たのか 我々は何者なのか  我々は何処へ行くのか」(ゴーギャン)

ええ、それは、彼らスリーGが、我々を連れて行ってくれるのです。

一体、それは何処へ?
 旧外交部 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur
まだ、総資産37億ドルの不動産王トランプさんがつぶやいた内定段階ですが、ちょと見てみましょう。(敬称略)

【ゴールドマン・サックス=GS関係】
●スティーブン・ムニューチン 53歳(元GS幹部でトランプ選対の金庫番)⇒財務長官
●ゲーリー・コーン(GS前社長兼COO)⇒国家経済会議議長(経済政策司令塔)

【軍人・将軍歴任者】
●ジェームス・マティス 66歳(元中央軍司令官・元海兵隊大将、イラク戦争指揮官、「狂犬」の異名)⇒国防長官
●マイケル・フリン(元陸軍中将)⇒国家安全保障担当大統領補佐官 *親ロシア派 「イスラム教を怖れることは理にかなう」と発言
●ジョン・ケリー(元海兵隊大将)⇒国土安全保障長官
●ライアン・ジンキ(元海軍特殊部隊シールズ出身・モンタナ州選出下院議員)⇒内務長官

【億万長者】
●レックス・ティラーソン 64歳(石油大手エクソンモービルの前会長兼CEO・総資産4億ドル)⇒国務長官 *樺太油田をロシアと共同開発 、プーチン大統領とは刎頚の友
●ベッツィ・デボス(義父リチャード・デボスがアムウエイの共同創業者・総資産51億ドル)⇒教育長官
●ウィルバー・ロス(投資家・ウォール街の再建王・総資産25億ドル)⇒商務長官 *親ロシア派
●ウィリアム・ハガティ(投資会社ハガティ・ピーターソン創設者)?駐日米国大使
●リック・ペリー(石油パイプライン「エネルギー・トラスファー・パートナーズ」重役・前テキサス州知事)?エネルギー長官

 長春 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

このほか、トランプ次期大統領の最初の妻との間の長女イバンカ(実業家)の夫ジャレッド・クシュナー(35)はユダヤ系で、父親の不動産業を受け継ぎ、IT業界との太いパイプがあり、中東問題に多大な影響を持つと言われています。

【学識経験者】
●ピーター・ナバロ(カリフォルニア大学アーバイン校経済学部教授)⇒国家通商会議(新設)議長 ※著書「中国は世界に復讐する」など対中国強硬派

●スティ-ブン・バノン(親イスラエル・サイト「ブライトバート・ニュース」会長)⇒大統領上級顧問兼首席戦略官 ※白人至上主義・人種差別主義・女性蔑視記事を好んで掲載(サイトの設立者の故アンドリュー・ブライトバートは、ユダヤ系米国人)

もうこれで、我々が何処へ行くのかお分かりですね。

つる人、2017年の渓流斎の運命

寿司幸

昨日の帰りの通勤電車の中で、左胸と左腕の付け根辺りの筋肉がつってしまい、5分近く激痛に苦しみました。

生まれて初めての体験(笑)。

何てことはないのです。立っていて、あるターミナル駅で、前方右手の席が空き、右隣の人もその駅で降りたので、その席に座ろうとしました。

網棚からカバンを降ろして、ちょっと身体を捻ったかな、思った瞬間、ギクっと鈍い音がして、左胸の辺りがつってしまい、肉離れのような激痛が走ったのです。

真冬ですから、オーバーを着込み、狭い車内ですから、身動きも取れません。本当は、ストレッチでもして、痛みを拡散したかったのですが、それすらできません。

涙目で、痛みを堪え忍びました。

伊太利亜ヴェニス

仕方がないので、家に帰って、今年の渓流斎の運気を調べてみました。

【渓流斎2017年の運気】
2017年のあなた人生の運気の流れは、現状から見ると、最終的にはあなた自身が自分の夢や目標を達成することができます。しかし、それまでの道は苦難の連続になるでしょう。茨の道を歩み、ゴールまで辿り着くためには、並大抵ではない覚悟が必要です。

(ゲっ!今さら、茨の道とは!)

意志の強いあなたでも、時には挫折してしまいそうになることがあるでしょう。もしそこで挫折してしまえば、その時点で終わりです。

(ご愁傷さまでした)

逆に、どんな苦境に立たされても、希望を捨てずに歩み続けていけば、あなたは必ず自分の夢をつかむことができます。挫折しそうなほどの苦難に見舞われたときこそが、あなたの人生の分岐点と言えるでしょう。

ですから、どんなときでも諦めずに、前向きな姿勢で物事に取り組んでください。その過程には多くの苦労がありますが、その苦労と努力に見合っただけの結果を得ることができるでしょう。

(へー、なるほど。そうなんですか)

伊太利亜ヴェニス

【あなたの成功への道】
仕事面では、なかなかあなたの努力が報われない時期が続きます。不器用なあなたですから、どうしてもうまく立ち回ることができません。

(確かに、その通り…)

しかし、最終的にはあなたのひたむきさや真面目さ、そして、仕事に対する情熱が正当に評価され、それが結果へと繋がっていきます。

(あれっ?何でご存知?)

将来的に大きな富を築くような成功を収めるわけではありませんが、少なくともあなたは自分の夢を実現させることができるでしょう。

(何か、中途半端だなあ…)

あなた自身、それを一番望んでいるはずです。夢が実現されれば、あなたの人生は充実したものになるでしょう。

(うーん、よく分からないし、一番望んでいるわけでもないのになあ?)

伊太利亜ヴェニス

【あなたの運気を上げる最良の方法】
あなたの運気を上げるための最良の方法は、とにかく物事を考えすぎないことです。あなたは自分にコンプレックスを抱いているため、何事に対しても後ろ向きな気持ちを持ってしまう傾向にあります。

(コンプレックスとは、何と古い言葉=笑)

しかし、後ろ向きな気持ちが状況を好転するわけではありません。むしろ、あなた自身の行動そのものに悪い影響を与えてしまいます。

(マイナス志向のことですかね?もう、あまり、そんな精神論は流行らないと思いますけどねえ)

ですから、難しく考えることはやめて、気楽に過ごすことを心掛けてください。自分を信じて幸せをつかみとり、失いかけた自信を一緒に取り戻しましょう。

(一緒に?貴方は誰ですか? でも、仰ること分かりますよ。今年のモットーは、「気楽」にしますか!)

国際平和=国内戦争

女優入江たか子(昭和10年頃?)

今年は酉年。

申酉相場は荒れるらしく、昨日の東京株式市場の大発会では、日経平均が昨年末比479円(3%)高の1万9594円16銭と大幅に上昇し、大発会の上げ幅としては1996年に付けた749円高以来、実に21年ぶりの大きさだと、胴元の(笑)日経新聞は、大々的に報じてます。

まあ、景気が良くなって、株が上がることは悪いことではないので、流行り言葉で言えば、ウィン・ウィンということになるでしょうか。

しかし、今の相場は、実態経済に沿った数字が反映されているわけではないでしょう?

単なる「トランプ効果」による期待感のみで、今後の出方次第では大暴落もあり得ないことはないでしょう。

兎に角、1月20日のトランプ氏の米大統領就任式があり、その後、100日間程度の「ハネムーン期間」と呼ばれる様子見時期を経て、それからが正念場になることでしょうね。

今年、国際的に注目されることは、5月のフランス大統領選挙で、移民排斥を公約する極右のマリーヌ・ル=ペン女史が当選するかどうかでしょう。

後は、秋に予定されている中国の5年に1度の共産党大会でしょう。そうでなくとも甚大な内憂を抱えている中国が、トランプ政権になって、大幅に外患まで抱えて、今秋の国際情勢がどうなっているのか、私には、サッパリ分かりません。

都心から見られたお正月の富士山 par Duc Matsuoka

シリア内戦、ウクライナ問題は依然膠着状態で、難民、移民問題、そして、宗教対立、テロが、今年もどうなるか?

我が日本では、進歩的知識人階級と呼ばれる人たちが、日本も国際水準並みに、移民を受け入れて、少子高齢化による労働不足の解消を目指すべきだと、耳触りの良いことばかり言ってますが、果たしてどうなんでしょうかね?

移民受け入れ反対を公言する札幌の雪祭り先生は「自分たちが楽するために、単純労働者を受け入れ、その二世、三世がテロを起こしているのが、移民受け入れ先進国のヨーロッパの現状なんですよ。日本は、他山の石としなきゃなりません。自衛隊を南スーダンに派遣した安倍首相をはじめ、テレビに出て来るコメンテーターと称する無責任な連中は、口を開けば『国際貢献』『国際貢献』と連呼しますが、国際平和=国内戦争になるということが全く分かっていない。怖しい想像力の欠如、反知性主義の最たるものですよ」と、不満をぶちまけておりました。

国際平和、イコール国内戦争とは! ー 暫くこの言葉は、私の脳裏を駆け巡るましたよ。

年賀状に関する幾何学級数的哲学考察=グルメ情報も

 長春 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 まだ2日ですから、新年のご挨拶で、明けましておめでとうございます。でいいと思います(笑)。

 今年もたくさんの年賀状を頂きまして有難う御座いました。

 世に出て、もう何十年もの古株になってきますと、年賀状で1年に1度だけのご挨拶となる場合が多くなってしまいますから、お相手の顔姿は、10年前、20年前のまんまです。

 ですから、街ですれ違ってもお互いに分からないかもしれません。(笑)

 でも、年賀状は「安否確認」みたいなもので、「まだ頑張ってるんだなあ」と、お互いに励みになります。

 ですから、年賀状はもらうと大変、大変うれしいです。

 その年賀状を頂くためには、やはり、こちらも書かなければならなず、年を取ってくるとそれが段々大変になってきます。

 とはいえ、年賀状は、頂く嬉しさの方が何百倍大きいので、これからも続けていくことでしょう。
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 毎年欠かさず年賀状を送って下さる方の中には、どういうわけか、大ベテランの女優さんがいらっしゃいます。

 それが、正直、いつ、何処で、どういうきっかけで、お会いしたのかもう霧の彼方で(笑)、すっかり忘れてしまっているのです。

 昔は、個人情報保護法なんかなかったですし、簡単に住所が分かったのでしょうけど、ほとんどその場限りで、年賀状も1、2回やり取りすれば、それまでなのに、どういうわけかこの大女優さんは、毎年送ってくださるのです。

 もしかして、大女優さんの方は、私は誰なのか忘れながらも誠実に送って下さっているのかもしれませんが…(笑)。

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 今年の年賀状のベストワンは、まだ早いですが(笑)、横浜にお住まいのKさんでした。

 2016年にご自分の身辺に起きたことを列挙される方式で、このような様式美は、京洛先生や麹町商事のHさんによく見られますが、畏友Kさんの場合、何と、長い文章だというのに手書きなんですよ。

 彼は、大変失礼ながら、ほんの少しお年を召されておられながら、昨年は、「青春18キップ」で全国一人旅を楽しんでおられたようでした。松山城と道後温泉、それに、「おわら風の盆」にも出かけられたようです。

 Kさんは、大変なグルメの方で、私に東京・銀座の王子製紙本社横にある美味しい名物焼き鳥屋「武ちゃん」(いつも混んでます)を紹介してくれたのも彼でした。

 年賀状では、美味しかったパン屋さんを列挙しておりました。横浜にお住まいがあるので、パン屋さんの場所は、横須賀でした。小生の自宅からは遠いので、小旅行になってしまいますが、京急線汐入駅「パンプキン」のカレーパンと県立大駅「中井パン」のポテチサンドはかなり美味しいようです。リンクを貼っておきました。見るからに、地元に愛されているパン屋さんですね。

 彼が言うぐらいですから、味も確かでしょう。

 都内では立ち飲み屋さんを開拓しているらしく、ベストワンに山手線駒込駅「きんらん」を挙げておりました。

ここも、なかなか良さそうです。

 渓流斎ブログ、久しぶりのグルメ情報ですねえ。私も機会があればのぞいてみたいと思っています。

AI時代がやって来た、ヤア、ヤア、ヤア!

王子神田川

2017年、平成29年、大政奉還と坂本龍馬暗殺から150年、明けましておめでとう御座います!

えっ?!

お正月だというのに、もう渓流斎ブログをお読みになっているのですか?

お有難う御座いまする。今年も宜しくお願いします。

昨晩の大晦日は、紅白を少し見ていたんですが、あまりにもつまらないので、早々と退散し、年賀状書きに追われておりました(笑)。

疲れて除夜の鐘も聞かずにバタンキュウ。よく眠れました。

今朝、ラジオを付けたら、AI=人工知能特集をやっておりまして、2045年になると、AIがすっかり、人間の知能を凌駕するというのです。

何を根拠に、何処の学者が言い出したのか不明ですが、2045年と聞いた時、私はゾッとしましたよ。

渓流斎ブログの愛読者の皆さんでしたら、先日、私が「25年周期説」を唱えたことを覚えてらっしゃるかと思います。

1945年の敗戦から、1970年のよど号ハイジャック事件、1995年のオウム真理教地下鉄サリン事件と、25年おきに、社会を根本から変革する大事件が起きているという「法則」でした。

この分だと、オウムから25年後の2020年が危ない、と書きましたが、まさしく、その2020年の25年後は、2045年じゃありませんか!

AIは、既に現代でもある程度、人間の知能を凌駕しています。将棋は既にそうで、昨年は、後味が悪いカンニング疑惑が発生しました。

米国では、世界最大の通信社APが、既に簡単なスポーツや経済記事は、AIが書いているそうです。

私は、天邪鬼な人間ですので、AIが夢の世界を開くとか、人間を凌駕して、人間を支配するとかいう両極端な考えには懐疑的ですが、このように、既に人間の仕事を奪っていることは確かです。

それも、いわゆる知的労働と言われるもので、会計士や税理士の仕事も、かなり個人のパソコンでできるようになりましたからね。(ネット申告とか)

私が、子供の頃にあった金魚売りやお菓子や薬の行商人も消えてしまいました。

こうなると、残るは肉体労働。それも、クリエイティブな肉体労働しか付加価値を造れないかもしれません。

声帯を使って震わせるとか、木や石を使って彫刻するとか、絵の具を使って布に塗るとかです。

2045年になって、未来の人間は「昔はこんな仕事があったのか」と驚く姿が目に浮かびます。

渓流斎の「25年周期説」 よど号からオウム真理教へ、そして…

新京 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

年の瀬で、大掃除をしなければならないというのに、渓流斎めは凄い新説を発見致しました。

「25年周期説」です。

日本の現代史では、25年を周期に歴史的大事件が起きるという渓流斎の新説です。

これまで、私が同時代人として生きてきて、歴史の教科書や文献ではなく、生の体験として接触した印象に残る大事件は、まずは、1970年3月の「よど号ハイジャック事件」でした。

この事件は、もう46年前のことですから、生身で事件を知っている人は、もう50代以上ということになるでしょう。若い人は、学校で習ったかもしれません。

この事件の中心人物が、共産主義者同盟赤軍派の田宮高麿です。よど号ハイジャックグループ9人の最年長リーダーで、当時27歳。最年少は柴田泰弘の16歳でした。(ともに故人)

 田宮は大阪市立大学(二部)出身、柴田は神戸市立須磨高校1年生。このほか、故吉田金太郎は京都市立堀川高卒、故岡本武は京大農学部中退、故田中義三が明大政経学部(二部)出身。現在も北朝鮮にいるサブリーダー格の小西隆裕氏(72)が東大理3(医学部)出身、魚本(安部)公博氏(68)が関西大学出身、若林盛亮氏(69)が同志社大出身、赤木志郎氏(69)が大阪市立大学出身。よど号事件には参加しませんでしたが、当時の最高指導者赤軍派議長の塩見孝也氏(75)が京大出身でした。

 その翌年に起きた連合赤軍リンチ事件を起こした主要人物は、大阪市立大学出身の故森恒夫(当時27歳)、共立薬科大学(現慶応大学薬学部)出身の故永田洋子(当時27歳)、東京水産大学(現東京海洋大学)出身の坂口弘氏(70)、京大農学部出身の坂東国男氏(70)らでした。

 当時、彼らは、階級社会を止揚して、「世界同時革命」を起こすという高邁な思想に駆られて起こしたと主張しておりましたが、今ではあまりにも杜撰で荒唐無稽な夢想に過ぎない暴力犯罪だったことになっています。(まだ亡命中のため司法判断が下されていませんが)いずれにせよ、当時の知的エリートが起こした犯罪でした。

 これらの事件がきっかけで、急速に、若者たちのイデオロギー離れが始まりました。

新京Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

よど号事件の起きたちょうど25年後の1995年3月。オウム真理教による地下鉄サリン事件が起きます。

 首謀者の麻原彰晃(本名松本智津夫)に洗脳されて集まった信者の中には、これまた超知的エリート揃いでした。

 早川紀代秀死刑囚は、大阪府立大学大学院修了。中川智正死刑囚は、京都府立医科大学出身(元医師)、青山吉伸氏(懲役12年実刑満期出所)は、京大出身の元弁護士。林郁夫服役囚(無期懲役)は、慶応大学医学部出身。遠藤誠一死刑囚は、帯広畜産大学修士から京大博士号中退。土谷正実死刑囚は、筑波大学博士課程中退。豊田亨死刑囚は、東大物理学博士号中退。広瀬健一死刑囚は、早大理学部修士修了…とあまりにも多すぎるので、この辺でやめておきますが、いずれも超高学歴のエリートだらけです。

 こんなに頭が良い人たちなのに、ころりと騙されて犯罪に走ってしまうとは実に不思議です。

 彼らが起こした事件をきっかけに、急速に、若者たちの宗教離れが始まります。

新京Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 逆に、よど号事件の25年前は、1945年。な、な、何と、太平洋戦争の日本敗戦の年ではありませんか。

 1945年から1970年までの25年間と、1970年から1995年までの25年間を比べると、どうしても後者の方が短い気がします。何となくですが、あっという間でした…(笑)。

 そして、1995年の25年後とは2020年となります。東京五輪が開催される年ですが、渓流斎の「25年周期説」に従うと、オリンピックだけではなく、何か歴史に残るような事件が起きるかもしれません。

 1970年はイデオロギー離れ、1995年は宗教離れが起きましたが、2020年は、同じように、若者たちが、何か権威や権力の象徴から離脱するきっかけになるようなことを起こすかもしれません。

 「25年周期説」を唱えた本人として、悪い事は、絶対に起きてほしくはありません。このことだけは強調しておきまする。

タレントさんの顔と名前が分からなくなった今日この頃

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-sousai

松木潤です。

年の瀬も押し迫って参りました。

今日は初めて、iPadでブログを書いています。外付けキーボードも買ってきて、しっかりと装備しましたので、まるでパリのカフェ「フロール」で書いている気分です(笑)。

iPadには、趣味悪くゴールドの取付カバーも選んで買いました。これを見せびらかしながら持ち歩くと、闇金集金人か、悪嫌味な成金風情になります(笑)。

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-sousai

世の中の動きに遅れてはいけない、と思い、昨日は、久し振りに「週刊文春」を買いました。実は、auポイントが貯まっていたので、そのポイントで買ったわけです(笑)。要するに、タダかな?これもiPadを買った「おこぼれ」かもしれません。

そうでなければ、私はコンビニには、用がないので滅多に行きませんからね。

コンビニで売られている週刊誌は、立ち読みができないように、シールが貼って開封できないようになっていました。知らなかった。

そのせいか、帰りの電車の中では、スマホで急ぎのメールを書いたりしていて、週刊誌に目を通すことがなかったのです。これが結果的によかったです。

何故なら、文春お得意の恒例の「顔面相似形」をグラビアで特集しておりまして、これが大傑作で、ウチに帰って見て、ゲラゲラ笑ってしまいました。もし、これを電車の中で読んでいたら、笑えを堪えるのが大変で、恐らく、妙な変なおじさんに見られていたことでしょう。

歳を取ったせいなのか、そこに出てくる若いタレントさんが誰なのか、さっぱり分かりませんでした。

それに、今週号の本編で「売り」にしている嵐の松本潤とかいう人も、名前を聞いたことがある程度で、何にも知らないんですよね(苦笑)。

原節子や木暮実千代なら分かるんですけど…。

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-sousai

さて、話を戻して、「顔面相似形」で取り上げられた有名人の方からクレームがつきませんかね?

人間ならまだしも、テニスの錦織選手なんか、お馬さんなんですからね。酷すぎる…。(と言って爆笑)

舛添前都知事なんかは、バチカンのシスティーナ礼拝堂のミケランジェロの「最後の審判」の中で描かれた「地獄で苦しむ男」は、バッチリでした。私も今年の夏に現地の本場で見てきましたから、強く印象に残っています。

ハバロフスク寺院 par Duke Matsuoka-Shusai

世の中異国人だらけで変わった

伊太利亜ヴェニス

今年も押し迫ってきました。もういくつ寝るとお正月、です。

嗚呼、でも、お正月に凧を揚げたり、駒を回したりする光景はいつの間にかなくなってしまいましたね。

子供たちの遊びは、専ら電子ゲームでしょうか。

出版界は今年も大幅な減収減益で、漫画雑誌の売り上げでさえ、全盛期の半分に落ち込んだという記事が出ていました。「少年ジャンプ」なんかは、一時期600万部完売とかいう話を聞いたことがありますが、勿論、激減したことでしょう。人気漫画の「こち亀」とかいう作品が終了したことも原因の一つとか言われてますが、子供たちは、もう漫画にさえロマンを求めず、醒めてしまったんでしょうか?

日本の風景と言えば、本当に変わりました。特に、外国人の姿を多く見かけるようになりました。

伊太利亜ヴェニス

日本を代表する東京・銀座は、欧米人だけでなく、中国、韓国、フィリピン、マレーシア、インドネシア、ベトナム、バングラデシュ、インド、チュニジア、スリランカ…と観光客だらけで歩く隙間もありません。

これでも、私は銀座は半世紀にわたって変遷を見てきましたが、これ程、外国人で溢れているのは、進駐軍時代(あ、生まれてませんでした)以来かと思われます。

しかも、ここ5、6年ではなく、ここ1、2年の出来事だと思います。つまり、3年前はこんなに異国人で溢れていなかったということです。

世界的にそれ程景気が良くなったとは思えないので、理由は何か分かりません。考えられるとしたら、あ、中国人の爆買いがありました。それと、東京五輪を控えて、関心や興味が高まったからでしょうか。

私は、銀座の通りは、遊びではなく、通勤で使って急いだりしているので、正直、公道を占拠している異国人には閉口することがあります。

それに、本当につい1、2年前には見かけたことがなかったのに、電車の中で、ちょくちょく赤ちゃんを連れた中国人かフィリピン人か、シンガポールか、アジア系の家族を多く見るようになりました。赤ちゃん連れで観光するわけありませんから、日本に住んでいるのでしょう。

まあ、こんなことを書くと、「お前は、トランプか」「ゼノフォビストか?」と糾弾する人がいることでしょうが、昨日まで鎖国していたんですから、しょうがないすよ。

個人的には、真田幸村も知らない異国人とは話も合わないだろうなあ、と控えめに思っているだけですけど。