Apple ID奮闘記 一難去ってまた一難

今年6月8日付「やられたあ…Apple ID 乗っ取りか?パニック」、同6月19日付「Apple ID にはまた参った! 犯人が実力行使か?」で書きました通り、偽Apple IDメールとの奮闘、私に言わせれば「格闘」はまだ終わっていませんでした。

あれから、

お客様各位、

あなたのApple IDは、異常な場所からアクセスされているため、ロックされています。ログインの詳細 :

日付: 2018年6月30日
ブラウザ:Safari Browser
オペレーティングシステム: iOS
国:Morocco

24時間以内にこのメッセージが確認されるまで、お客様のアカウントは保護されます。

指定した期限内にこのメッセージを確認しないと、アカウントは永久にロックされます。 確認ボタンを押して、アカウントが完全に安全になるまで提供する手順を完了してください。

検証

Apple サポート。

Apple ID サポート 個人情報保護方針
Copyright © 2018 Apple Inc.
One Apple Park Way, Cupertino, CA 95014, United States.
すべての権利予約。

といったメールが立て続けに来るようになったのです。

最後の「すべての権利予約」という変な日本語でも分かるように、冷静になれば、偽メールだということが分かります。でも、「検証」をクリックすると、偽のApple ID アカウントのホームページに移動します。

全く瓜二つで、本物と区別できませんが、恐らく偽者サイトでしょう。

あれから、Appleのサポートセンターに連絡したのですが、3週間以上経ってもなしのつぶて。無視、黙殺されました。「48時間以内に折り返し連絡します」というのは大嘘つきで、Appleは酷い会社です。前回は、親身になって応えてくれた、と書きましたが、取り消します。本当に無責任な酷い会社です。

言い過ぎだとしたら、無能な会社と言った方が適切でしょう。なぜなら、普通に、顧客の対応ができないからです。

私自身は、どうしても、この中国語で乗っ取られた気持ち悪いApple IDは削除したいので、またまたITとパソコンに詳しい石田先生に相談したところ、新たなアクセスサイトを紹介してくれました。それは、Apple store にログインするサイトでした。

そこから、IDとパスワードを入れて進入したところ、ついに自分の住所氏名、電話番号、それにクレジットカード番号まで出てきたのです。

実は、古い手帳で確認したところ、この中国語で乗っ取られたApple IDは、かつて、音楽のiTuneをダウンロードした際、自分自身で登録していたことが分かりました。随分昔なので、自分で登録していたことさえも忘れていたのです。

そして、やっとのことで、自分のサイトに到達したところ、住所氏名等は正式でしたが、電話番号は既に解約したものでした(笑)。しかも、大変嬉しいことに、クレジットカードの有効期限が「2011年3月」だったのです。

やはり、7年以上昔に登録していたんですね。

有効期限が切れたクレジットカードなら乱用されずに済みます。これで、一安心です。

本当に疲れました。

悔しいので、このApple IDの住所氏名を架空のものに変え、クレジットカードも出鱈目な番号を登録しました(笑)。

そして、いつか、何とか極悪非道で阿漕なサポートセンターに頼らずに、IDを削除してみようかと思ってます。

もう執念です。またいつか、朗報を皆さまにお伝えしたいと切望しております。

ブログにそんな力があるのか?

今朝の新聞を読んでいたら、ブログは結構、力があるようで、知らない人でも簡単に署名したり、ヘイト運動に参加したりする人もいるようですね。

いわゆるネトウヨに感化されて署名した人が後悔しているという記事でした。

でも、この渓流斎ブログは無力であり、他人(ひと)様を煽ったり、署名を求めたりしませんからご安心ください(笑)。

とはいえ、読んでも気分が爽快になったり、鬱憤晴らしになったりするかといえば、その逆で、妙に暗い気分にさせられたりすることもあるので、その点はお許しのほどを。

今日は暗い話なので、この先は読まない方がいいと思いますので、ここまで読んで下さっただけでも有難う御座いました。この先は、本人の備忘録ですので、さようなら。

◇◇◇◇◇

迂生も初老の域に入って、色々と身体のあちこちで悲鳴をあげ始めだしました。先日は会社で健康診断を受けましたが、相当悪く書かれました。

あと、何年生きられるかなあ? 漱石49歳、鴎外60歳、芥川35歳、太宰38歳、三島45歳は暗記してましたが、随分お爺さんに見えた谷崎と荷風散人はともに79歳だったとは。

驚いたことに司馬遼太郎は72歳。今思うと随分若かったんですね。それにしても凄い量の仕事をしたものです。今や読まれなくなった哲学者のサルトルは74歳。こちらも意外と若かった。話は飛んで楽聖ベートーベンはまだ56歳の若さで亡くなっていたんですね。モーツァルトが35歳だったので、随分長生きしたのではないかと思っていたので、こちらも意外でした。

また、自分のことですが、体重が学生時代と比べ15キロも増えて大台に乗り、胴回りが昨年と比べて3.5センチも増え、さすがにビールを控えてダイエットを始めました。その甲斐あって、ほんの少しだけお腹が引っ込んでくれた感じです(笑)。

一昨日は、奥歯の銀色の詰め物がまたまた取れました。今年に入って5,6回目。ということは、毎月1回の頻度で取れていたということになり、今日はとうとう新しく詰め物をつくることにしました。麻酔をかけてくれたので、痛みは感じませんでしたが、30分ぐらい椅子に縛り付けられ、口を開け、先生に「ベロを動かさない」と何度も注意され、「助けてくれえい」と弱音を吐きたくなりました。

おまけに、今日は腰痛が久しぶりに出てきて、歩くのが少ししんどい。我ながら、何でこんなつまらないことばかり書くのか不甲斐ないのですが、実はもっと深刻な問題にも巻き込まれ、そのことは流石にブログには書けませんね。

そういうものでしょう。それが普通でしょう?

本来なら、日銀の金融緩和策はいつまで続くのか? 米国に対する報復関税で、真の貿易戦争が始まるのか? またまた円高株安に見舞われるのか?ー といった高尚な案件に触れるべきなのかもしれませんが、ちょっとその体力気力がないのでやめておきます(苦笑)。

あれ? 最後まで読んで下さったんですか? お有難う御座います。

所用で久しぶりに秋葉原と浅草へ

今日は大雨の中、所用のため、あちこち出掛けておりました。

まあ、色んなことがあるもので、某駅のプラットフォームで、小汚い定期入れのようなケースが落ちていて、中を見たら、某有名女子大学の学生証が出てきたので吃驚。所用で急いでましたが、駅員さんに届けました。

「お名前は?」と聞かれたら、「あっしは名乗るほどのもんではごぜえません」と言おうとしたら、駅員さんは慣れたもんで、「有難う御座いました」と言うだけでした。まあ、大切なもんですから、早くご本人の許に届けばいいと思ってます。

もう一つは、来月は数年ぶりに、お仕事で通訳観光ガイドをやることになり、下見に行ってきました。東京は、どこもかしこも1年も経てば、すっかり様代わりしてしまうので最新情報を仕入れなければならないからです。(小生が「庭」にしている銀座も「GINZA SIX」ができたりして、人の流れがすっかり変わりましたからね)

秋葉原に行って、ツーリストインフォメーションに行ったら、営業開始は何と11時。しばらく、暇をつぶしていたら、見知らぬ若い青年が近寄ってきて、「今日は会社から100人と名刺交換するように言われてきましたので、名刺を戴けませんか?」と、この私に言うではありませんか。俺を誰だと思っているんでしょうか?(爆笑)

彼も、街中で、見知らぬおじさんに声を掛けるのも、随分勇気がいったことでしょうが、随分、変な会社に勤めているなあ、と思い、勤め先を聞いたら、どこかのIT系の企業でした。彼と別れて後から、「ブラック企業なのかなあ」と思ってしまいました。

うまいめん食い村 浅草「大黒家」天丼1550円

秋葉原の後、浅草に行きました。1年半ぶりぐらいでしょうが、やはり、少し変わってました。観光センターに行って、外国人観光客向けのお勧めの場所を伺ったら「まるごとにっぽん」という物産展などを紹介してもらいました。後で行ってみましたが、外国人向けの日本の土産屋さんといった感じでした。

浅草の仲見世は、下見しようかと思いましたが、あまりにも多くの外国人観光客で溢れかえって、平日だというのに立錐の余地もないので、諦めて、裏道を通りました。

もちろん、観音様にお参りしましたが、外国人はほとんどお賽銭を入れない感じでした。「観光客はお金を落としてくれるから大歓迎」という安倍政権の政策も、奏功していないということでしょうか。

◇◇◇◇◇

昨晩のワールドカップ・サッカーのロシア大会の日本対コロンビア戦は、何処のブログも書くことでしょうから、控えめにしますが、2-1の勝利おめでとうございます。私も2-1で日本が勝つと予想してました。信じてもらえないでしょうが(笑)。

マスコミも手の平を返したように、西野朗監督を褒めるようになりましたから、現金なもんですね(笑)。

◇◇◇

も一つ、加計学園の加計理事長がやっと顔出し会見。地震とサッカーで日本中の関心の目がそちらに注がれている間隙の中、「記事や報道の扱いが小さくなるだろう」という魂胆がみえみえ。

記者会見は2時間前に通告して、呼んだのは地元の記者だけ。それもわずか30分程度の「立ち話」会見。内容は、責任を部下に転嫁するような趣旨の発言です。加計理事長の「記憶も記録もない」という発言は流行語になり、後世に語り継がれることでしょう。

それにしても、ネットの噂通り、加計理事長は、他人のそら似か、「昭和の妖怪」と言われた岸信介にそっくりですねえ。となると、安倍首相とは「刎頸の友」どころか…?

パソコンのトラブルで疲労困憊 チョムスキーの「誰が世界を支配しているのか?」も問題山積で重すぎる話

ここ2,3日、先日買い換えたばかりのDell パソコンでちょっとトラブってます。

Wi-Fiの接続で、通信速度が極端に遅くて、うまく繋がらないと思ったら、原因はルーターが「節約モード」になっていたためで、「節約モード」をオフにしてやっとスムーズに繋がり、解決しました。

そしたら、今度は、Windows10のエクプローラーEdgeとかいうのが、うまく起動しません。どうやら買ったばかりなので、うまく初期化されていない感じで、すぐ「IMEが無効です」とバッテンが表示されて、フリーズしてしまいます。

相手は機械ですから、こっちがイライラしても始まりませんが、時間ばかり無駄に流れて疲れてしまいます。

今日は会社の富士通のパソコンまでご機嫌斜めで、社内無線LANで繋がってますから、アップデートを指令され、再起動をかけたら、今度は、ワードもブラウザーもフリーズ(もしくは応答なし)ばかりするようになり、仕事が何度も中断されて余計疲れました。

幸い会社には技術担当の青年がいるので、診てくれますし、個人用パソコンの方は、この機種を勧めてくれたITに詳しい石田先生がいるので、何度もメールで問い合わせて、救って頂きました。感謝深謝多謝です。

先達はあらまほしけれ、ですね。

銀座「能登輪島」 能登ランチ定食850円

そんな中、今、寸暇を惜しむようにして、ノーム・チョムスキー著、大地瞬、榊原美奈子訳「誰が世界を支配しているのか?」(双葉社、2018年2月25日初版)を読んでますが、内容が深刻過ぎて、心苦しいといいますか、読み進めるのが辛いです。

チョムスキーは、「生成文法理論」を提唱して現代の言語学に革命を起こした言語学者で、私の学生時代から既に著名で、雲の上の存在のようなオーソリティーでした。今はどうしているのか、学生時代の友人の安田君という奇才が熱烈に信奉していたことを思い出します。

チョムスキーは1928年、米ペンシルベニア州生まれですから、今年90歳です。マサチューセッツ工科大学(MIT)名誉教授。1960年代のベトナム反戦運動から筋金入りの反政府主義者で、何度も投獄された経験の持ち主です。

ですから、この本も反体制=反米、政府批判の書と言ってもいいでしょう。何しろ、アメリカという国の成り立ちである先住民の大虐殺にも触れ、裏庭である中南米には親米政権になってもらわないと困るので、CIAによる反米国家の転覆(チリのアジェンデ政権など)や、「世界制覇」を維持するためのイラク、イランに対する封じ込め、親イスラエル寄り政策によるパレスチナ人の虐殺への直接的、間接的加担、そしてゴールドマン・サックスなどによる金融支配など、これでもか、これでもかと抽出し、白日の下に晒し出します。

比較的進歩的で、穏健派と言われた民主党のケネディやクリントンやオバマ大統領についても、「共和党のブッシュよりひどい」とコテンパンに批判します。

パレスチナ問題にせよ、地球環境問題にせよ、本書でこれだけ多く問題提起されると、とても、とても、安穏には暮らせず、まともな神経では立ち向かえないと思いました。

正直、逃げ出したくなりました。

さて、一体、誰が世界を支配しているのか?ーチョムスキーによると、「世界」とは、ワシントンとロンドンの政治支配層のことで、彼らの意にそぐわない輩のことを「テロリスト」とか「過激派」とかレッテルを貼り付けて、最後は殲滅するというのです。

個人的に以前から「正義」というのは胡散臭いと思ってきましたが、正義というものは、そういう脈絡で主張されていくものなのですね。

パソコン繋がりました お騒がせしました

最近、どういうわけか、お蔭様で、《渓流斎日乗》の読者の皆様がそこはかとなく増えているような気がします。1日平均100アクセスぐらいだったのが、最近では200アクセスぐらいになっています。

これもまた、わざわざアクセスして頂いている皆様のお蔭です。どうも有難う御座います。

ということで、あまり書きっぱなしでは、皆様の気をやきもきさせてしまうのではないかと拝察し、なるべく以前書いた記事のフォローをさせて頂こうかと存じます。

昨日書いた新しく導入した(大袈裟な=笑)パソコン(米デル製 5万9651円)は昨晩、悪戦苦闘した結果、やっと繋がりました。

原因はやはり、NTTコミュニケーションズのWi-Fiが原因で、昨日は、「1日使い放題」540円分を払って、自宅でWi-Fiを利用したのですが、驚くほど回線速度が遅く、30分も1時間も待っても反応しないのです。昔、インターネットを繋ぐ時は、ダイヤルアップ接続で、静止画像をダウンロードするだけで、随分時間が掛かった時代がありました。あれと一緒です。

結局、回線の込み具合が緩和された夜中の10時過ぎになって、やっと繋がるようになったわけです。いやああ、本当に疲れました。夜中にパソコンを操作したので、昨晩は目が冴えて眠れませんでしたね。

皆様にも私のイライラが伝染していたら、申し訳ないと思い、早速弁明させて頂きました。

今は、ネットが無料で使える駅前の某喫茶店に行って、このブログを書いています。

パソコンに内蔵されているオフィスのワードやエクセルなどを使えるようにしようと思い、操作したら、マイクロソフトのアカウントを要求され、これまた、随分前に登録したので、パスワードを忘れ、悪戦苦闘しました。やっと思い出して、これも、うまくいきました。

今はこうして、新しいパソコンに向かっているわけですが、快適ですね(笑)。テクノロジーの進歩は、日進月歩ですから、7年前に買ったパソコン(NEC ラヴィ 12万0430円)と比べると価格が半分になったのに、起動時間が早いし、機能も2倍どころか20倍ぐらい進歩した感じです。

ネットで買ったパソコンには、マニュアルが付いてなくて、起動の仕方は分かってもも、シャットダウンの仕方が分からない(笑)。急いで「Windows10」のマニュアルも買ってきましたよ。

とにかくお騒がせ致しました。

やられたあ…Apple ID 乗っ取りか?パニック

昨晩、急にアップルのサポートセンターから以下のメールが来ました。

ご利用の Apple ID(○○○○○@yahoo.co.jp)に、2018年6月7日20:45:23 GMT+8付けで以下の変更が行われました。
生年月日
セキュリティ質問と答え
お客様がこの変更を行っていない場合、または他人が不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、速やかに https://appleid.apple.com の Apple ID アカウントページでパスワードを変更してください。

何じゃあ、こりゃあ!

てな感じです。

このヤフーのメルアドで Apple IDを登録した覚えがありませんが、もしかして、昔、iTunesを使うために、パソコンで登録しことがあるかもしれません。しかし、全く忘れていました。

いずれにせよ、私自身が生年月日やセキュリティ質問と答えを変更したことは一切ないので、他人が不正に侵入したことは間違いありません。

一番怖いのは、クレジットカード番号まで侵入して不当な請求があった場合です。

ITに詳しい石田先生に相談したら、「そのApple IDは使えないように削除した方がいいよ」ということで、Apple IDのサポートセンターの連絡先まで教えてくれました。

そしたら、セキュリティ質問が何と!中国語に変更されていて、意味も分からなければ、答えも分からないのです。Apple IDのサポートセンターに1時間以上も通話して、IDを削除しようとしましたが、結局、その中国語の質問と答えが分からず、それ以上先に進めず、Apple IDのサポートセンターは「こちらでも、もうどうしようもできません。もし、被害が出た場合、対処することができます」との返事。

このサポートセンターの担当高橋さんという方はとっても良い人で、後からもう一度電話を下さって、「中国語の質問の意味が分かりましたので、思い出せる答えを入れてみましょう」と言うのでやってみましたが、犯人が答えを変えてしまっては、どうしようもありませんからね。これもうまくいきませんでした。

京都 Copyright  par Kyoraque sensei

そこで、万が一を考えて、「事前にiTunesから引き落としがあった場合、ストップするか、事前にご連絡できますか?」と契約しているクレジット会社に電話したら、「事前にはできません。もし被害が出たら、その時もう一度ご連絡ください」とのこと。

何ぃーー!!怒りで震えました。いつ被害に襲われるか分からないのに、毎日チェックして、脅えて暮らせ!と言明されたようなもんですからね。

とにかく、厄介なものに巻き込まれてしまいました。

犯人は、中国人だけとは限りませんが、中国語と日本語を巧みに操る集団なのでしょう。お金目当てなんでしょう。

俺は紀州のドン・ファンじゃないのにねえ。嗚呼、もう少し穏やかな生活をしたいものです。

「吟」で痛飲しながらパソコン談議

昨晩は、中学生時代からの友人石田君と、東京・湯島の純酒肴「吟」で痛飲してしまい、久し振りの二日酔いです。

出版社を経営している石田君は、日本酒評論家の免許(笑)を持っており、例の酒卸問屋「岡永」を教えてくれた人です。

ちょうど、一年前の2017年6月3日、以下のことを書いてます。

岡永を知らないなんて潜りですよ、渓流斎さん

恐らく、お読みになる暇がないでしょうから、要約すると、「飯田兄弟と言えば、業界ではかなり有名で、長男飯田博は酒卸問屋の「岡永」社長、次男保は居酒屋チェーン「天狗」で有名なテンアライド社長、三男勧はスーパーマーケット・オーケーストア社長、末弟亮はホームセキュリティのセコム社長(四男の方は事業家にならず)だというのです。へー、知りませんでしたね。岡永と天狗とOKストアーとセコムが兄弟だっとは!」ということです。

昨晩行った純酒肴「吟」は、海城高校の後輩に当たる坂元さんがやっている拘りの店で、IT実業家の松長社長から紹介されたことは、以前にも書きました。しつこいので引用はしませんけど。

「拘りの店」と書いた通り、大将の坂元さんは、志村けんのコントにでも出てきそうな寡黙で職人気質の板さん兼経営者で、味や日本酒の品揃えが半端じゃありません。私も、ほとんど知らない日本全国の銘酒で、岡永で取り揃えたものではなさそうです。

さすがの石田君もざっとメニューを眺めて、「うーん、これはいいね」と感心して、1合ずつガバガバと注文するので、最後は名前も味も分からなくなってしまうほどでした。メモをしなかったので、忘れましたが、「兼八」「賀茂」「秀鳳」など呑んだのではないかと思われます。上善水の如しで、飲み口が水のようですから、止まらなくなってしまいました。

「吟」の「天然稚鮎の天ぷら」。食べるのと、呑むのと、お喋りするのに夢中で、写真はこの一枚だけです!

酒肴は、「天然稚鮎の天ぷら」「活き締めイサキの洗い」など拘りのお勧め料理をバカスカ注文してしまいました。

昨晩、石田君に会ったのは、パソコンをまだ買い換えていないので、アドバイスをもらうためでした。IT評論家でもあるので、その世界に異様に詳しいのです。

私は、初めてパソコンを買ったのは、1995年で、アップルのMacBookという機種でした。当時、25万〜26万円はしたと思います。その後は、専ら、NECの製品ばかりで、ラヴィを3台ぐらい買い換えたんじゃないかと思います。

しかし、最近はiPhoneやiPadばかり使って、家ではほとんどパソコンを使っていなかったのです。古いパソコンはもう数カ月前に処分してしまいました。

今回も、アップルは高いのでNECに拘っていたのですが、石田君は、レノボを勧めたりするのです。そこで、「中国製は、米国や豪州などで盗聴チップが埋め込まれていたというニュースを耳にするからね…」と難色を示したところ、彼は「何言ってるんだよ。今や、日本のパソコンは風前の灯だよ。NECも富士通もパソコンは、レノボが作っているだよ」と言うではありませんか。

へー、ビックりしたあ。その通りでした。

昨晩会った時、彼は米国製のデルはどうかということで、プリントアウトして勧めてくれました。驚くことにそれは、送料等入れても5万円もしないのです!処分したNECのパソコンは、2011年にヤマダ電機で買ったもので、12万円ちょっとしたのでした。その半額以下になったとは!23年前に生まれて初めて買ったマックの5分の1ですからね。

もうパソコンも文房具みたいなもんです。まあ、5年ぐらい持ってくれればいいか、と思って、早速、本日、ネットから購入しようとしたところ、残念、その機種は完売してました。

石田君からまた他の機種を推薦してもらうつもりです。

 

「サイボク」で、美味しい焼肉、ウインナーソーセージを堪能できました

今日は天候に恵まれる中、昨年結婚した娘夫婦が、わざわざ、埼玉県日高市のサイボク(埼玉種畜牧場)にまで連れて行ってくれ、焼肉バーベキューを御馳走してくれました。

場所は、あの安倍首相とトランプ米大統領がゴルフをした霞が関カントリー倶楽部のすぐ近くでした。

サイボクは、品質が高い上等なハムやソーセージ、豚肉で有名です。先の大戦で獣医として従軍した笹崎龍雄(1916〜2012、享年96)が、激戦地フィリピンから帰国し、敗戦翌年の昭和21年に創業したものです。食糧難の時代に将来の日本の食は豚肉ではないかという信念で創業したようです。

苦労の末、豚の品種改良などに成功し、今ではハム・ソーセージの国際コンクールなどで何十個もの金メダルに輝いています。

確かにうまい。

昨日、書いた「亜硝酸ナトリウム」や「ソルビン酸」などの添加物が入っているか気になり、販売されているハムやソーセージの原材料をチェックしてしまいましたが、やはり、発色剤としての亜硝酸ナトリウムだけは入ってました。今の日本、いや、世界の加工ハム・ソーセージの中で、亜硝酸ナトリウムのないものを見つけるのは至難の技なのかもしれません。

とにかく、広い園内には日帰り温泉やレストラン、肉屋はもちろん、野菜や蜂蜜などの販売所もあり、半日は遊べる所でした。

何と言っても、現役で仕事が忙しくてたまの休日は、休んでいたいだろうに、娘夫婦は、わざわざ、車で送り迎えまでしてくれ、本当に有り難かったです。

実は、あまり私的なことは書きたくなかったのですが、親として失格で、大したことはやって来なかったのに、ここまで親孝行してくれて、不覚にも少し泣けてきました。

片岡みい子さんのお導きで素晴らしい方とお会いしました

昨晩は濃厚な時間を過ごすことができました。

いや、誤解しないでください(笑)。昨晩は、わざわざカナダから帰国したその筋の日本人男性と銀座のフレンチレストランで会食し、実りのある話をお伺いし、有意義な時間を過ごすことができたというお話です。

その筋といっても、裏社会の人ではありません。れっきとした表社会の紳士です。今は引退されておられますが、現役時代は、ファッション関係とフード・コーディネーター等の仕事をされていたようです。

仮名として、杉下さんとしておきます。奇遇といいますが、偶然といいますか、必然といいますか、回りくどいので、単刀直入で言いますと、この《渓流斎日乗》を通して知り合った方でした。

このサイトで、昨年(2017年)2月7日に、おつなセミナーの仲間だった翻訳家で画家だった片岡みい子さんが亡くなったことや、その後のお別れ会のことなど実名で書かさせて頂きましたが、カナダ在住の杉下さんが、たまたま検索して見つけてそれらを読まれ、先月4月14日にわざわざ、メールで感想を投稿してくださったのです。(個人的な内容なので、投稿は公表しませんでした)

それによると、杉下さんは、片岡さんの夫で仕事のパートナーだった故正垣さんと、東京の中高一貫のエリート学園の同級生で親友だったといいます。勿論、片岡さんとは生前何度もお会いしたことがあるといいます。

なにぶん、杉下さんは現在、カナダにお住まいのため、何度かメールを交換させて頂きました。こちらが10行ぐらい送ると、100行ぐらいで返信が来るといった感じでした。どういう話の展開だったのか、力道山が刺された赤坂の「ニュー・ラテン・クオーター」や芝公園の中華料理店「留園」(汪兆銘政権を擁立した影佐機関を支援した盛一族が亡命して創業)、それにビートルズを呼んだ興行師として名を馳せたキョードー・トウキョウ創立者の永島達司さんらについて異様に詳しいというより、かなりインサイダー情報をお持ちの方で、一体、この方、どちらの組関係の方なのかと戦々恐々としてしまったわけです。

こちらも、10年近く探訪記者として、その方面だけを取材していたため、かなりの構図を普通の方より理解し、ある程度の知識はありましたが、それ以上の情報通です。

種明かしをすると、杉下さんのご尊父は、東京・赤坂などで大型のナイトクラブ数軒を経営する顔役だったというのです。杉下さんもご幼少の頃から、芸能・スポーツ関係者から政財界の大物を身近に接してきたわけです。

で、5月に久しぶりに帰国されるというので、懇談する機会をつくってくださったのです。

お会いすると驚きました。てっきり、肩で風を切って歩くような映画に出てきそうな怖い方を想像していたら、物腰も柔らかく、言葉遣いも大変丁寧な真の紳士だったのです。何と言っても、お酒は一滴も呑めないか、呑まないというんですからね。

2時間半にわたって、みっちりお話を伺ったり、こちらから一方的にしゃべったりして、あっという間に時間が過ぎてしまいました。

もう半世紀近い昔の話とはいえ、色々差し障りがあるといけませんので、昨晩の会談の内容を詳しく書けないのが残念ですが、どんな方が登場したかと言いますとー。

大行社と日本青年社、ホテル・ニュー・ジャパンの横井英樹さん、ベニハナのロッキー青木さん、ポール・アンカとナツキ(後のデヴィ夫人)、サミー・デービス・ジュニア、東声会の町井さん、東日貿易の久保さん、高倉健さん、児玉さん、岸信介さん、宝塚と岡村吾一さん、田中清玄さん、銀座の福田さん、菅官房長官と藤木組といった方々、そして、3億円事件とロッキード事件の真相です。ご興味がある方は、最後に参考文献を何冊か挙げておきます。

一番驚いたのは、トランプ米大統領が、はるか昔、若き青年実業家の頃、ある若い日本人に対して行った陰徳の話でした。その日本人は、杉下さんの従兄弟に当たる人だというのです。この詳しい話もここでは書けませんので、悪しからず。(苦笑)

最後に杉下さんが強調したことは、2020年の東京五輪の選手村の食事でした。1964年の東京五輪では、杉下氏のご尊父が親しかった元日活ホテル総料理長の馬場久氏が陣頭指揮を取って、世界最高級の食事を提供したらしいのですが、今度の20年五輪は、かなりレベルが落ちる料理関係者が落札したか、しそうなんだそうです。「日本の調理業界はかなり心配してます。小池都知事にはしっかり判断してもらいたい」と杉下さんは仰ってました。

帰り、東京中のショップで探したというドイツ製のワイン「聖母=歳暮」まで手土産に頂いてしまいました。仮名ですが、杉下さん、その節は大変お世話になりました。いつか、カナダに行くようなことがあれば宜しくお願い申し上げます。コラ!(笑)。

【研究者のための参考文献】

・ロバート・ホワイティング著「東京アンダーグラウンド」(角川書店)

・山本信太郎著「東京アンダーナイト“夜の昭和史”ニューラテンクォーター・ストーリー」(廣済堂出版)

・山本信太郎著「昭和が愛したニューラテンクォーター ナイトクラブ・オーナーが築いた戦後ショービジネス」(DU BOOKS)

・城内康伸著「猛牛(ファンソ)と呼ばれた男―『東声会』町井久之の戦後史」(新潮社)

・野地 秩嘉 ビートルズを呼んだ男―伝説の呼び屋・永島達司の生涯 」(幻冬舎文庫)

・大須賀瑞夫インタビュー「田中清玄自伝」(筑摩書房)

・木村勝美山口組若頭暗殺事件―利権をめぐるウラ社会の暗闘劇」 (文庫ぎんが堂)

・後藤忠政著「憚りながら」(宝島社)

・山平重樹著「実録 神戸芸能社 山口組・田岡一雄三代目と戦後芸能界」(双葉社)

名古屋城天守が木造で復元 4年後が楽しみ

 長い連休の後は、どうもエンジンがかかりにくいもんです。仕事にも勉学にも身が入りません(苦笑)。
ということで、皆様からの投稿も交えた種々雑多の話題をー。
「最近の渓流斎ブログは実につまらん。昔はもっと誠実でひた向きで、パンチが効いたものが多かったのに、最近のものは読むに耐えません」(福岡県・A子)。
あっちゃあ、いきなり、強烈なパンチを食らいましたね。
まあ、自己弁護しません。病気のため、中断した時期が長かったせいかもしれませんけど、理由になりません。本人は、毎日、知らなかったことを知る喜びでいっぱいで、一歩ずつ前進しているつもりなんですけどねえ。。。あ、これ以上書くと本当に自己弁護になるのでやめときます。
 
玉敷神社の「藤まつり」は1本だけ
「昨日は、自宅近くの騎西・玉敷神社『藤まつり』に行って来ましたが、今年は異常気象で、例年ならGWに満開のはずの藤の花がすっかり散っておりました。見物客もガラガラで、露天商さんも町内会も当てが外れて、暇を持て余しておりました。地元観光協会の会長さんは『スマホで花がすでに散っているのがリアルタイムで分かるから、観光客が来ないんだよ。便利なのも、困ったもんだなあ」とボヤいておりました。」(埼玉県・B男)
 なるほど、地元観光業界にとっては死活問題ですからね。確かに昔は、咲いているのか、咲いていないのか、満開なのか、散ってしまったのか、最新情報のほとんどが口コミでしたからね。口コミなんか、糸電話(死語)みたいなもんですから、多くの人にそんなに正確に伝わるわけがない。
 無駄がなくなったと、言えなくもありませんけど、余裕がない生活になったということなんでしょうね。
赤塚公園(東京都板橋区)の橡の木(マロニエ)の花
「今日は朝から酷暑向けに、いち早く、クーラーの掃除に『おそうじ屋さん本当』に来てもらいました。毎年、クーラー掃除をしているのですが、おカネはかかっても、モーターが軽くなり、電気代がかなり抑えられるのです。これは案外知られていません。それに、心なしか、空気が澄んで感じられます。半日かかったので、昼飯を食いに出かけられず、どうしようかと思って、作家の松井今朝子女史のホームページを覗いたら『牛肉をマルエツで買って、タケノコの水煮と、生姜で、甘辛く作って、美味かった』と言う記事を読み、すぐ、隣の公設市場で材料を仕込んで甘辛く煮込み食しましたが、手前味噌ですが、美味かったですね。皆さん一度やってみたらどうですか(笑)。
 松井女史の実家は、京都・祇園の高価な料理屋『川上』ですが、此処のメニューの百分の一のおカネで出来るのですから安いものです(笑)。松井今朝子女史のHPの料理献立はアナですよ」(香川県・K男)
早速、 松井今朝子女史ホームページ を私も覗いてみることにしました。確かに、美味しそうで、男でも手軽に出来そうな料理がいっぱい載ってますね。松井さんは「今ごはん、昔ごはん」などたくさんの料理関連本を出版されているようで、実家が実家だけに、お料理は得意なんでしょうね。
 このホームページを覗きますと、松井先生はしょっちゅう趣味の乗馬をされていて、その帰りに大宮(さいたま市)の馴染みのお店に立ち寄って、食材などをお求めになっているようです。
名古屋城
 あまり、人様から頂いた投稿ばかりでお茶を濁してはいけませんので、私も一言。
 私も今年3月に行ったばかりの尾張名古屋城天守が、木造復元のため、昨日7日で入場禁止になった、というニュースには驚きました。全く知りませんでしたね。再公開は2022年末といいますから、4年後じゃありませんか!
 嗚呼、無理して行ってよかった。(行ってない皆さんはごめんなさい。)
 皆さんよくご存知の通り、名古屋城は戦前、城郭では国宝第1号に指定されましたが、1945年に米軍による空爆で焼失してしまいました。文化財遺産を平気で破壊するような国は歴史観がない野蛮な国と断言します。
 多くの新聞は、「戦災により焼失」だの、「空襲により焼失」だのと、主体を書かずに、曖昧にぼやかしてますが、はっきりと「米軍による」と書かなきゃなりません。
 マスコミは、どうしても、こうも主体や主語を曖昧にするのでしょうか!
 そうでなければ、なぜ米軍がそこまで追い込まれて、日本の国宝を破壊したのか、なぜ戦争が起きたのか、さえも曖昧になってしまうからです。
 名古屋城天守は1959年に鉄筋コンクリートで再建されましたが、今度は17世紀当時の図面も参考にして、しっかりと耐震に対応した木造で復元するというので、完成が楽しみです。老骨に鞭を打ってでも是非ともまた見に行きたいです。
 城巡り趣味の渓流斎与利