「真田丸」が意外と面白い

Hachodhatee

どなたか分かりませんが、またコメント有難う御座いました。内容からインサイド情報に相当精通している方だと思われますが…(笑)。

 さて、今朝は珍しく(失礼!)天気予報が当たって朝起きたら、私の住む関東地区でも一面銀世界でした。このおかげで、高速道路の一部が閉鎖になったり、飛行機が欠航になったり、ダイヤが乱れたり、何と言っても、通勤が痛勤となって、サラリーマンの皆様は相当辛酸を舐めたことでしょう。運行中止になった路線もあり、どうすることもできない方も多いでしょう。心痛察し申し上げます。

 さて、私はこのブログで散々、テレビの悪口を書いてきましたが、中には見ている番組もあります。テレ東の「何でも鑑定団」は、機会があればよく見ますし、全般的にドキュメンタリー番組や動物ものが好きです。

 ドラマはほとんど見ないのですが、1月から始まった某国営放送の大河ドラマ「真田丸」はなかなか面白いですね。同放送局の「ブラタモリ」も毎週面白く拝見していて、先日、番宣ではありますが、「真田丸」が放送開始する前に、「ブラタモリ」のタモリと、「家族に乾杯」の鶴瓶と、「真田丸」の堺雅人の3人が真田昌幸が建てたと言われる「上田城」を訪れて、何やらかんやらやっているのを見て、真田一族に興味を持ってしまったのがきっかけです。

 脚本は、三谷幸喜なので、あまり期待していなかったのですが、見るとなかなか面白い。戦国時代ですから、下克上あり、裏切りあり、政略結婚あり、人質あり、人間不信の魑魅魍魎の策略があり、歴史の結果が分かっていても、ハラハラドキドキしてしまいます。(三谷は、喜劇はいいのですが、シリアスなドラマは、ちょっと大袈裟な作為が見えすぎます。真田雪村の母親役の高畑の演技は学芸会ですよ)

 私も子供のころに、「真田十勇士」の猿飛佐助や霧隠才蔵といった忍者ものに夢中になったことがありますので、これからが楽しみです。

「ブリッジ・オブ・スパイ」は★★★★

Bamboo fille

昨年末の大晦日のドサクサ紛れに携帯のスマホをiPhoneに機種変更したことは、前にも触れました。

docomoからau へ、MNPを利用して、電話番号は変わらずに「一括0円」で、乗り換えたことも書きました。

しかし、そのおかげで、途中解約したdocomoに違約金9500円+税を払わなけらばなりませんでした。

ところが、古いdocomoの携帯を、データ初期化して、引き取りに出したところ、auから10,800ポイントも振り込んでくれたのです。同時にauカード(クレジットではなく、プリペイド)も送られてきて、ポイントをそのカードにチャージすれば、そのまんま、1万800円のお買い物(コンビニや居酒屋、スーパーなど使える指定店のみですけれど)ができるのです。

ラッキーです!docomoの違約金を取り返したようなものです(笑)。auは、映画館とも提携しているので、私は、今話題の「ブリッジ・オブ・スパイ」をこのカードを使って、「タダ」で見てきましたよ(笑)。

スピルバーグ監督、トム・ハンクス主演のスパイ映画なので、面白くないわけありません。1960年の米ソ冷戦の真っ只中の話です。ちょうど、ベルリンの壁がつくられる場面も出てきます。

サスペンス映画なので、あまり中身に触れない方がいいかもしれません。ただ、ル・カレの小説のようなスパイらしいスパイはあまり脚光は浴びず、主役はあくまでも弁護士です。事実に基づく話で、この弁護士は実在の人物で、いわゆる「キューバ危機」でも、カストロ首相と会い、交渉役を務めたといいます。

私の大好きな60年代のファッションや車が登場します。その60年代の恰好をした台詞のないこれだけのエキストラを集めるのは大変だったろうなあ、と感心してしまいました。

「未完結感」をなくすということ

P,P,P,Paris

今年は暖冬ですね。私の住む集合住宅の南に面した室内は、暖房を入れなくても摂氏28度もあります。

そのせいか、「冬物が売れない」という嘆き声が聞こえてきます。かの量販チェーン店も苦戦してますが、「理由は、それだけじゃない」という記事もみかけました。中身は詳しく読んでいないので、ここまで(笑)。

さて、植木理恵著「ウツになりたいという病」(集英社新書)は、精神的にしんどい人でもそうでない人でも、読むと何となく心の整理がついて、すっきりします。つまり、モヤモヤした感情を文字化・記号化してくれるからでしょう。

もっとも、著者は、自分の感情など言葉で言い表せないので、毎日毎時、色で表現したらいい、と勧めたりしています。ヒトの感情は、体調や周囲などに影響され、1週間どころか、毎日毎時、刻々と移り変わり、そういう自分を受け入れることも勧めています。

著者は美人カウンセラーとして、テレビによく出ているそうですが、私はあまりよく知りません。関心したのは、巻末の参考文献としてほとんど英語の原書を列挙していたことです。

著者本人も何年もパニック障害で苦しんだ体験があり、そのせいか、何となく説得力があります。

かつての、この種の本は、自己啓発セミナーなどにもみられるように、「苦しい時こそ笑顔を浮かべれば、開放される」などと、ポジティブな考え方優先の理論で占められていましたが、この本では、自分のネガティブな部分も受け入れて、認めてあげようというスタンスなのです。
正確に言うと、ネガでもポジでもどちらかに偏らず、バランスをとる、という手法です。

また、従来のウツの人は、「自罰主義」で自分を責めてばかりいましたが、最近の新型ウツには、「他罰主義」が見られ、すべて、周囲の家族や、先生や、社会のせいに責任転嫁してしまう傾向がみられるそうです。自己評価が高い人が多い新型ウツの人に「頑張れ」というのは禁句で、むしろ、「あなたが会社を休めば、社にとって大損失ですよ」などと、自尊心をくすぐったりすると、前向きになったりするそうです。

この本で私が注目した点はその『対症法』です。

まず、相容れない矛盾した二つのことが同時に起こり(例えば、学業や仕事の挫折や失恋など)、そのために強い葛藤が生まれる「認知的不協和」となります。

そうなると、普通の人は現実逃避して、なるべくそこから逃れようとしますが、それは逆効果で、その認知的不協和は、「残存」してしまいます。

ですから、
(1)できるだけ真正面からこの「認知的不協和」と向かい合う。
(2)心の傷から目を背けたり、忘れたりしないで、じっくりと傷と向かい合う。そうすると、ひどく落ち込んで苦しくて一層つらくなります。かなりの激痛を伴います=「塩塗療法」。しかし、実はそうすることによって、早くつらいことを忘れ、傷を癒すことができ、脳の「忘却する能力」を刺激することになります。
(3)最後に、自分の中でその認知的不協和の悲しくてつらいストーリーの結末をつくって、「未完結感」をなくすのです。

ほかにも、「矛盾も何かもあるがままに受け入れる」といった話もありましたが、皆様のように、毎日、健全な精神生活を送られている方は必要ないかもしれませんね。失礼しましたー。

「後七日御修法」の秘宝曼荼羅図等

Taughji-temple bouddhique Kyahuteaux

 久しぶりに、京都洛中にお住まいの京洛先生から、風物詩が舞い込んできました。

 …今日1月14日は、皇居で「歌会始め」が執り行われましたが、他方、洛中の「東寺」では空海、弘法大師が始めた、真言宗の最高の儀式「後七日御修法(ごしちにちみしほ)」が無事終わりました。

 一昨年、小生が初めてこの儀式に出かけて、貴ブログにレポートさせて頂きましたが、今年も、野次馬気分で、のぞいて来たのでご報告申し上げます(笑)。…

 あれ?そうでしたか?過去のブログは消滅してしまいましたし、じぇんじぇん覚えていませんね(苦笑)

  …今日は、「後七日御修法」が終わった後、この秘儀が行われた「灌頂院」(通常は非公開)が、1時間だけ一般公開されました。そして、この時だけ、下付される「お札」を受納するため、全国の真言宗の僧侶、檀信徒、関係者などが、灌頂院の前に、朝から並んで、午後1時の開場を首をながくして待っておられました。…

 覚えていないので、初耳ですね(笑)。

 …「東寺」のホームページ(HP)を検索しても、この貴重な儀式の詳細や、「灌頂院」の一般公開など、何処にも出ていません(笑)。文字通り、「知らない人は、知らない。知っている人は、知っている。それなら、来なさい!」と、弘法大師が囁いているような感じですね(笑)。ですから、観光客や最近、目立つ、近隣国の”爆買い族”とかいう、卑俗な連中が居ないので清々します(笑)。…

 えーー、そうなんですか。「知る人ぞ知る」とは、この「渓流斎日乗」みたいなもんですね(笑)

 …1時間だけ公開された「灌頂院」の中は、勿論、写真撮影は厳禁ですが、護摩壇が設けられ、7日間にわたっての、厳粛な修法の後がうかがわれました。また、日頃、公開されない大きな曼荼羅図やつい先程まで、儀式に使われていた佛具なども置かれ、美術館、博物館で見るそれとは、趣の異なるリアルな空間になっていました。…

 それは、それは貴重なものを御観覧になりました。「眼福」とはこのことかもしれませんね。

 しかし、これは貴重な情報ですよ。何と言っても、東寺のHPにも掲載されていない「知る人ぞ知る」情報なんですから。

SMAP解散?物語


Hiquafo
 
いやはや、たくさんのコメントが寄せられておりますね。

 辛辣、いや、間違いました(笑)。芯を突いた慧眼なコメント、有難うございました。と、国会答弁のような曖昧さでしか表現できず、あいすみません。皆さんお忙しいのに、本当に有難いものです。

 さてさて、今、国民的人気アイドル・グループのSMAPの分裂・解散で昨日から大騒ぎですね。経緯や原因などについては、皆さんの方がご存知でしょうから、ここでは、改めて触れません。

 私は智慧者ですから(笑)、それ以外のことに注目します。

 ●なぜ、13日付の新聞では、「スポーツニッポン」と「日刊スポーツ」だけにスクープ記事を書かせたのか?なぜ、14日発売の「週刊新潮」にリークしたのか?

 こんな、どうでもいいことに、興味がありますね(笑)。

 さすがに、クオリティーペーパーと言われる一般紙も14日朝刊から派手に「後追い」することになり、日本の文化レベルの高さを感じました。(シニックですね=笑)

 5人のメンバーのうち、リーダーの中居さんと一番人気の木村さんが43歳にもなるらしいですから、もう「アイドル」という歳でもないですね、という話は置いといて、意外に思ったのは、キムタク以外のメンバー4人が脱退して、キムタク一人が事務所に残留するということでした。

 キムタクは、半分自分の事務所を持っているという噂もあり、独立するなら、彼しかいないと思っていたからです。彼だけが結婚を許されるなど「特別扱い」されていることが、他のメンバーの反発を買っていたのでしょうか?

 まあ、芸能界の話とはいえ、イメージの世界ですから、テレビなどのCMに引っ張りだこの彼らの去就は、経済界にも影響を及ぼすことでしょう。そういう社会の仕組みになっています。テレビCMや広告宣伝を見たり、聴いたり、読んだりしなくても、販売製品には、しっかりとこれら広告料の経費が含まれています。ということは常識ですね。

 だから、宣伝するその会社が儲かっているというのは事実の半面、売れないから、(売れない商品に限って)必死になって宣伝するという側面があるということです。

 あれ?何か、SMAPの話は何処かへ行ってい仕舞いましたね(笑)。
 
 

人間にはひねくれた性質があるらしい

  Hiquafo

最近、すっかり格言に凝ってしまいました。

とはいえ、日本の格言や諺には、まるっきり正反対を言うことがあります。

例えば、「先んずれば人を制す」と言いながら、「急がばまわれ」「慌てる乞食はもらいが少ない」などと言ったりしますね。

どっちが良い悪いではなく、両方とも真理なんでしょうね。

ですから、私のようなひねくれ者なんかは「今日できることは、明日に延ばそう」とか、「柳の下には泥鰌が二匹も三匹もいる」なんて、御ふざけの言葉の方が面白くて、楽しいのです。

さて、今、私は、世界第2位の大金持ちと言われている史上最強の投資家、ウォーレン・バフェットの義理の娘メアリー・バフェットとジャーナリストのデビッド・クラーク著、峯村利哉訳の「バフェットの教訓」(2008年初版=徳間書店)が、名著だということで読んでいます。

別に、株や投資に関心がなくても、お金がなくてできない人でも(笑)、人間の心理・哲学を味わう意味でも、なかなか奥深いです。

例えば、「髪を切りたいなら、床屋のところへは行くな」の章では…(換骨奪胎)

・何か問題はないかとアドバイザーに相談すれば、アドバイザーは必ず問題を探し出してくる。全く問題がなくても!!ウォーレンが喝破したように、証券マン、コンサルタント、弁護士などにも同じ傾向がみられる。問題解決を生業にしている人々は、何としてでも問題を穿り出してくる。問題が存在しなければ、商売あがったりだからだ。

うーん、凄い洞察力ですよね?

また、「人間には簡単なことを難しくしたがるひねくれた性質があるらしい」では…

・極言すれば、あらゆる職業は素人をだますことで成立している。(中略)株式ブローカーが株のプロを自任するなら、自分の金で勝手に儲ければよさそうだが、不思議なことに、この疑問を口にする顧客は誰もいない。ひょっとして、ブローカーが顧客の金を必要とするのは、投資が利殖につながらないことを分かっているからではないのか?顧客に次々と投資先を乗り換えさせて、手数料収入で儲けるつもりではないのか?

いやあ、これは、瞠目すべき事実かもしれませんね。感服しながら、ページをめくっています。

嗚呼、デヴィッド・ボウイまで…

 Paris

 昨晩の7時のニュースを見ていたら、いきなり、何の脈絡もなくデヴィッド・ボウイが出てきたので、「何かの番宣かな?来日するのかな?」と思った途端、字幕で「デヴィッド・ボウイさん死去」と出るではありませんか。

 驚きましたね。本当にショックでした。デビッド・ボウイの公式ツイッターが、彼が10日に死去したと発表したのを、英国BBCが速報で伝えたことから、ニュースが全世界に瞬く間に広がりました。

 まだ、69歳だったとは!彼は、この1月8日に69歳の誕生日を迎えて、その日に久しぶりに、ニューアルバムをリリースしておりましたから、てっきり、元気でバリバリにやっているのとばかり思っていました。だから、「来日ツアー」の宣伝かと勘違いしたのです。

 そしたら、1年半の闘病生活での末、がんで亡くなったというではありませんか。。。

 デヴィッド・ボウイは1970年頃からグラム・ロックのスーパースターとして、Tレックスとともに、日本でも注目されました。私もまだ多感なエイジでしたから、衝撃的でした。男のくせに、(とわざと書きますが)、お化粧をして、中性的で、どこか宇宙人みたいな印象を受けました。しかし、彼の影響で、ストーンズのミック・ジャガーらも化粧しだしますし、その後のビジュアル系のロックバンドのほとんどは、彼の影響を受けたことでしょう。私は、彼の代表作でもある「スターマン」(1972年)が大好きでした。この曲は、彼の5枚目のアルバム「ジギー・スターダスト」に収録されています。

 デビッド・ボウイは、音楽ステージに演劇的要素を取り入れて、音楽を単に「聴く」だけから、「観る」まで広げた先駆者じゃないかと思っています。でも、音だけ聴くとめちゃくちゃ唄がうまいですね。

 ボウイさん、本名デヴィッド・ロバート・ヘイワード=ジョーンズさんのご冥福をお祈り申し上げます。

 ◇結婚格言

 アランの「幸福論」を読んでいたら、「ロマン・ロランが云った」として、こんな文章が引用されていました。

 ・幸せな結婚生活を送っている夫婦はめったになく、しかも、それにはもっともな理由がある。

 アランの「幸福論」は、10代で読んだので、内容をすっかり忘れているどころか、当時は、人生経験がないので、ほとんど腑に落ちなかったのですが、今の年になれば、色んな経験をしましたから、読むと、身に沁みますねえ(苦笑)。

 そこで、ネットで検索したら、結婚に関して、古今東西の色んな「格言」が出てきました。その中で面白かったのはー。

 ・女は二種類に分けられる。結婚だけを夢見ている独身女性と、離婚だけを夢見ている既婚女性の女に。(ジョルジュ・エルゴジィ)

 フムフム、なるほどねえ。

・結婚をしばしば宝くじに例えるが、それは誤りだ。宝くじなら当たることもあるからだ。(バーナード・ショウ)

 さすが、皮肉屋ショウらしい、捻りが効いていますね(笑)。

竹田圭吾さん

Nouchavilla

私は、結構、FMのJ-waveを聴いているのですが、昨晩「ジャーナリストの竹田圭吾さんが亡くなった」と臨時ニュースでやっていたので、吃驚してしまいました。竹田さんは、月曜日夜の「Jam the world」という番組を担当しており、私もよく聴いていたからです。

 享年51、だそうで、やはり早すぎますね。ネットやテレビでは、昨年夏頃から、自身が「ガンを患い、テレビにはかつらで出演している」といったことを告白して話題騒然になったようですが、私はあまり、ネットニュースもテレビも見なかったので、知りませんでした。

 私が知っているのは、10年ほど前にCXの朝の番組「とくダネ!」に「ニューズウイーク日本版」元編集長の肩書でコメンテーターとして颯爽として登場した若き姿です。

 今、ネットで確認したところ、晩年は、ガリガリに激ヤセしてしまい、頭髪も抜け、昔の面影が全くないほど変わり果てていました。

 恐らく、彼の最後の出演と思われる1月4日(月)の「Jam the world」のFM放送は、私も聴いていて、顔が見えないので、病気のことも知らず、彼も普通の態度を装っていたので、まさか、こんなに早く亡くなるとは想像もつきませんでした。さぞかし、相当酷い苦痛を我慢していたことでしょう。

 老少不定、メメント・モリ…といった言葉が思い浮かびます。

 彼と私の見解は違うことがありましたが、その自信に満ちた不動の姿勢と人を説得する「コメント力」には、正直、感服していました。

 竹田圭吾さんのご冥福をお祈り申し上げます。

 ※皆様、いつもコメント有難う御座います。

馬橋稲荷神社とアイドルを探せ

 馬橋稲荷神社

 今年2016年の、「日本一のパワースポット」が東京・阿佐ヶ谷にあるというので、交通費1500円かけて、わざわざ出掛けて行ってみましたよ。

 馬橋稲荷神社です。

 何度も繰り返すようですが、今年は丙申(ひのえさる)年です。申は風水か何か分かりませんが(笑)、南西の方角です。全国の神社のほとんど全てが、鳥居は南の方角に建っておりますが、全国で2社だけ、南西方角に向いている神社があるそうです。その一つが、この馬橋稲荷神社です。

 「一の鳥居」を通って、このブログにアップした写真の「二の鳥居」には、このように立派な龍の彫刻が施されております。これも、全国の神社で珍しいらしく、本殿に向かって左の昇竜に触って願い事して、次の「隋神門」の天井に飾られている鈴に向かって、その願い事を唱えながら拍手して、反響が良ければ、叶うという言い伝えがあるそうです。

 私も早速やってみました。(とにかく、今は、縋れるものがあれば、何にでも縋りたい。必死ですからね=笑)

 何となく、安寧の気を得ることができました。

 この馬橋稲荷神社は、商店街から離れた閑静な住宅街のど真ん中にあり(本来は逆で、神社の周りに、宅地が浸食してきたということですね)、道がくねくねして、三斜路、四斜路が当たり前で、何処をどう曲がったのか、他人様に道を聞いて、辿り着いたので、もう二度と行けないかもしれません。(笑)

 ◇アイドルを探せ

 時代が不景気で、格差が広がると、ヒトは身近に「アイドル」を求めるものですね。

 女の子には、ジャニーズ系のタレントが毎年のように量産されて、選択肢が広がったり、何十年もファンとして忠誠心を誓ったりしています。

 男の子は、というより、中年のファンも多いでしょうが、今は「AKB48」なのでしょうか。私は、あまり興味がないせいか、AKBが秋葉原を意味することは分かっていても、「48」が何を指すのか分かりません(笑)。最近、このAKBから布教分派した姉妹グループの国内4番目として、新しく新潟に「NGT48」ができたことが話題になっていました。

 御本山は、秋葉原だけではありません。今や、聖地が東京・原宿に変わりつつあるらしいですね。竹下通りの入り口近くのビル内に「原宿駅前ステージ」をつくり、ファンと握手ができるほど目と鼻の先にアイドル「原宿駅前パーティーズ」が出演し、人気が高まっている、という記事を読みました。

 この「原宿駅前パーティーズ」は、中学生が中心でかわいい系の「ふわふわ」とモデル系の「原宿乙女」と恰好いい系の「原駅ステージA」とアクロバットが得意の「ピンクダイヤモンド」の四つのユニットでできているそうです。

 私が、何故、ご丁寧にも、こんなことをわざわざ、一生懸命に引用させて頂きながら書いたのは、そこに、「あっ」と驚く人の名前が書かれていたからです。

 この「原宿駅前パーティーズ」の仕掛け人のプロデューサーが、あの老舗芸能プロダクションのTさんだというのです。芸能界でTさんの名前を知らない人はいないし、一時、第一線から離れていた時期もあったようですが、見事復活したんですね。

 ただ、この記事を書いた若い記者は、Tさんのことをあまり知らないような書きぶりでしたが…。

庚申塚とは

 丙申

 「松の内」とは1月15日までだと、私は思っていたのですが、地方によって異なり、関東地方は7日まで、関西地方は15日まで、その他、10日までという地方もあるようです。松の内は、勿論、これで正月気分が終わり、正月飾りが片付けられる伝統ですね。

 今年は、申年です。正確に言いますと、「丙申」(ひのえさる)です。これは、十干十二支(じっかんじゅうにし)の一つで、十干の「干」は木の幹が語源で、「甲(こう)」「乙(おつ)」「丙(へい)」「丁(てい)」「戊(ぼ)」「己(き)」「庚(こう)」「辛(しん)」「壬(じん)」「癸(き)」の十個の漢字で表します。この十干を五行の「木(き)」「火(ひ)」「土(つち)」「金(か)」「水(みず)」に当て嵌めて、それに陽を表す「兄(え)」と陰を表す「弟(と)」を順番に組み合わせると「六十干支」となります。

 だから、六十年経つと、生まれた年と同じ組み合わせとなり、「還暦」となり、赤ちゃん還りということで、赤いチャンチャンコを着たりするのですね。

 いやあ、皆様、よくご存知のことを書いてしまい、申し訳ない。

 そういう私も知らなかったことを次に書きますから、ご安心ください。

 青面金剛

 この十干十二支から、「甲子園」(「きのえね」の年にできた)や「壬申(じんしん)の乱」(「みずのえ」の年)が命名されたことは知っておりましたが、恥ずかしながら、「庚申塚」という意味・由来は最近まで知らなかったのです。

 「庚申塚」は、私が大学生時代に通っていた都電荒川線(いわゆる、チンチン電車)の途中駅に、「庚申塚」と「新庚申塚」駅があったので、馴染み深いものがありました。しかし、深く意味を知ろうとも思いませんでした。

 「庚申」とは、もちろん、「かのえさる」の年、月、日のことですね。
 そして、「庚申塚」とは、三猿か青面金剛(しょうめんこんごう)を刻んだ庚申供養の塔のことだなんだそうです。村の鎮守様として、旅人の安全祈願として崇められたのではないかと思われます。

 たまたま、ウチの近くにも庚申塚があり、青面金剛が刻まれていました。江戸後期の文化文政の古い時代のものでした。

 看板には「庚申待ち」のことも書かれ、そこには「庚申の夜になると、人の腹の中にある三匹の虫が抜け出して昇天し、天帝にその人の罪科を告げ、命が奪われるというので、寝ないで過ごした」とありました。

 これを読んで「へー」と思ってしまいましたね。昔の人はこのようなことを伝統行事としてやっていたのでしょう。

 皆さんも、他に、十干十二支にまつわることでご存知の方はコメントしてくださいね。