ジョージ・マーティン、ディカプリオ、ジョン・スメドレー 13th edition

 コムソモリスク郊外で Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 8日にジョージ・マーティンさんが亡くなりました。享年90。一応、長命を得たとはいえ、ビートルズのフリークの私としてはショックでした。

 彼は「5人目のビートルズ」と言われていますね。なぜ、「5人目」が、ジョン・レノンの親友で初期のベーシストだったスチュアート・サトクリフでもなく、リンゴ・スターの前のドラマーだったピート・ベストでもなく、「レット・イット・ビー」でバックミュージシャンとして活躍したビリー・プレストンでもなく、ジョージ・マーティンなのでしょうか。

 答えは、皆さんご存じの通り、それだけ、ビートルズの音楽づくりに「メンバー」として貢献したからです。

 有名な逸話は、「イン・マイ・ライフ」のバロック調のピアノ演奏は彼でした。「イエスタデイ」のストリングスのアレンジをしたのも彼でした。クラッシックの素養があったジョージ・マーティンでしたから、「エリナー・リグビー」も、「愛こそはすべて」も、「ピギーズ」も「グッド・ナイト」もオーケストレーションは、ほとんどすべて彼だったんでしょうね。

 何故なら、ビートルズの4人とも五線譜が読めなかったからです。

 そもそも、ビートルズが、大手レコード会社「デッカ」のオーディションに落ち、格下の「パーロフォン」レーベルのオーディションで彼らの才能を見抜いたのはジョージ・マーティンでした。

 勿論、お会いしたことはありませんが、典型的な英国のジェントルマン風で、品格のある人物に見えました。彼も亡くなって、歴史上の人物になってしまい、何となく寂しいです。

 コムソモリスク郊外で Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 話は変わって、映画スター、レオナルド・ディカプリオは、「タイタニック」でブレイクする前の、ヴェルレーヌとランボーを描いた「太陽と月に背いて」(1995年)から注目して、大体彼の主演作は見ているのですが、最近は、「華麗なるギャツビー」にせよ、「ウルフ・オブ・ウオール・ストリート」にせよ、人相が悪くなり、何か灰汁の強さばかり目立ち、あまり好きではなくなっていました。

 それが、今年のアカデミー賞で、5度目のノミネートでやっと主演男優賞(「レヴェナント」=4月22日公開)を獲ったということで、「観に行こうか、どうしようか」と迷っていたのですが、断然、観ることにしました!

 その理由は、彼の逸話に感激したからです。

 それは、「アビエイター」(2004年)で、大富豪ハワード・ヒューズ役を撮影した時です。ヒューズは「強迫性障害」にかかり、晩年は、誰とも会うことはなく、引き籠りになってしまったことは有名ですが、ディカプリオは、演技のために、この病気を研究し、実際に精神病院に行ったりして、役に没頭しました。まさに、迫真の演技で、マーティン・スコセッシ監督も大絶賛したのですが、撮影が終わると、ディカプリオは、本当に自分自身が強迫性障害に罹ってしまったことが分かったのです。

 とてつもない役作りです。ボクサー役で想像を超える減量したり、役作りに没頭することで有名なロバート・デニーロも真っ青です。

 その後、ディカプリオは、「患者」として精神科に通い、今までとは逆、つまり、強迫性障害にならないように脱却を努めて、治したそうです。

 この話で、渓流斎もディカプリオには感心してしまったのです。

 詳細はこちら →「フォックス教授の白熱教室」 

 コムソモリスク郊外で Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 さて、今日も、昼休みに「銀ブラ」をしました。

 いつぞや、博多のどんたく先生がこんなことを話していました。

 「スティーブ・ジョブズがプレゼンなどで着ていた黒いタートルネックシャツをご存知ですか?ご存じない?ジョン・スメドレーという1784年に英国で創業された老舗ブランドです。日本の格安量販着とはえらい違いです。恐らく、1着5万円ぐらいはするでしょう。ジョブズは、いつも同じ服を着ているようにみえましたが、この同じスメドレーを何着も買って、毎日のように着替えていたそうですよ。この同じブランドを愛用していたのが、アンディ・ウォホールですよ」

 へー、ジョン・スメドレーとは初めて聞きました。ゾルゲ事件関係のアグネス・スメドレーは知っていましたけどね(苦笑)。

 それが、今日、銀ブラしていたら、偶然、この「ジョン・スメドレー」店が、銀座のみゆき通りの、まさに私の通勤路にあったのです。さすが、銀座!

 とは言っても、怖くて入れませんでしたけど…(苦笑)。

銀座「ジョン・スメドレー」(証拠写真)

銀座は超高級腕時計街だった!Third Edition

ガガーリン像前の新婚さん Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 また、松岡総裁から送って頂いた貴重な写真を掲載させて頂いております。
 相変わらず、本文と写真は全く関係ないのです。怒る方もいらっしゃるかもしれませんけれど、写真と文章の二つも別々に楽しめると思ってくだされ(笑)。

 アムール河畔のコムソモール像 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur 

 今日は短めに書きます。とは言っても長くなるかもしれません(笑)。

 昼休み、本当に久しぶりに「銀ブラ」しております。8カ月ぶりぐらいですかね。銀ブラは、東京一、いや日本一の高級繁華街、銀座をブラブラするという意味ではなく、銀座の老舗珈琲店「パウリスタ」が明治末頃に、「銀座でブラジルコーヒーを飲もう」と宣伝し、これが短縮されて「銀ブラ」というようになった、とは以前にも書きましたが、最近では、銀座をブラブラすることを「銀ブラ」と呼んでもいいと思っています。

 「ヒトは自分の見たいものしか見ない」と言ったのは、カエサルでしたが、本当にそうですね。最近、渓流斎、高級腕時計を買った、と、このブログでも自慢しておりましたが、銀座にこれほど、海外(と言っても特にスイス)の高級腕時計代理店があったなんて知りませんでした。いや、今まで、それほど興味がなかったので、気がつかなかっただけでしょう。

コムソモリスク郊外の集合住宅 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 ヴィトン、アルマーニ、シャネル、ティファニー、エルメス、カルティエ、グッチといったよく知られたブランド時計は当然ながら、今ドーピングで話題のテニス選手シャラポラが契約していたタグ・ホイヤーや、パテック・フィリップ、ヴァシュロン・コンスタンタンとともに「世界三大高級時計メーカー」の一つとして名を連ねるオーデマ・ピゲ、そして、勿論、通好みのウブロも、ロレックス正規代理店もありました。銀座は、4丁目に日本が世界に誇るセイコーを販売する和光がありますが、至る所、海外の超高級時計代理店だらけだったのです。

 並木通りにあるロレックス代理店は、ウインドウ・ショッピングができます。「お、恰好いいな」と思った時計は、約650万円の値札がついていました。

 そのまま、8丁目の方に向かい、昔懐かしい、今は工事中の日航ホテルの裏道を左折すると、超高級自動車の代理店がありました。

 世界中の男が「一生に一度でいいから、乗ってみたい」と憧れる超高級車です。Yさんが乗っていらっしゃるマセラッティではありません(笑)。ベンツやアウディみたいなありふれた高級車でもありません。アストン・マーチン?うーん、007ですね。フェラーリ?おっ、ちょっと近いですが、もっと玄人好みです(笑)。

 はい、もう答えを言ってしまいましょう。-それは、ポルシェです。異存ありませんよね?ショールームめいたところに、展示されていたポルシェの何という車種か知りませんが、格好いいスポーツカータイプの値札を見たら、何と約650万円と、ロレックス腕時計とほぼ一緒でした。

 なあんだ。これほど、ポルシェが安いと感じた瞬間はありませんでした(笑)。

これがそのポルシェ(証拠写真)

一条戻橋の早咲き桜

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

桜の季節には、ちょっと早いのですが、京都にお住まいの京洛先生が、「京都の河津桜」との異名を持つかどうか分かりませんが、早咲きの「一条戻橋」の満開写真を送ってくださいました。

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

…この場所は、京都市上京区の「一条戻橋」(堀川通一条)で、このように咲き誇っています。本場、本家の伊豆・河津町の「河津桜」は、1月末から咲き始め、おそらく今頃は花見客でごった返していることでしょう。京都も、この「一条戻橋」だけでなく、伏見の淀川沿いにも河津桜が植わっていて、ここも満開ということです。…

へえ、やはり、京都にも早咲きの「河津桜」があったんですね。

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

…「一条戻橋」の立札に、言い伝えが書いてありますが、今から1000年以上昔の918年(延喜18年)に、当時、文章博士だった三善清行が亡くなり、その息子の浄蔵が熊野から駆け付けたところ、葬儀の列がこの一条橋の付近にまで来ていたそうです。…

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

…息子は必死に棺に縋って「お父さん、生き返って欲しい」と祈念したら、不思議にも清行が一時的に蘇生したということから「戻橋」と言われるようになったということです。…

へー、そんな逸話があったのですかあ。

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

…また、「太平記」では、源頼光の”四天王”の一人、渡邊綱が此処で鬼女に遭ったと、記されています。…

ほう、さすがに博学ですね。

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

…さらに、戦争中は、出征の兵隊さんが、軍隊に入る前に、この橋を渡って、生きて帰れるように願ったそうです。

恐らく、「生きて帰るな!」の時代でもあり、大手を振って戻橋を渡ることはなかったでしょうがね。○○○○○さんに見つかったら「あなた何よ!御国に命を捧げる気持ちもないのね、非国民です!」と言って、自分は講演料をがっぽり稼ぐでしょうね(大笑)。現代の鬼女です。「外面如菩薩、内面如夜叉」とはこういうことを言うのです。…

Copyright Par Kiandoukei Daizensi

なるほど。御本人は絶対に前線に行くことはありませんからね。

小さな声で一言云いたい!

コムソモリスク駅正面 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 これでも、実は、会社で毎朝、新聞は色んな種類を読んでおりまして、あまりにも多くの新聞を読んでしまっているため、深く心に突き刺さった記事が、いつ、何新聞に掲載されていたのか、忘れてしまうことがあります。

 弁解がましいですが、今回はそのケースです。

 確か、毎日新聞か日経新聞だったかと思います。著者は、変わった名前の詩人さん(女性)だったと思います。違うかもしれません(苦笑)。

 記事をスクラップしたり、コピーでもしていれば、はっきりするでしょうが、そんなことしなかったので、タイトルも忘れました(笑)。

 とにかく、体験談に基づいたエッセイでした。

 コムソモリスク寺院 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 まるで、糸電話のように、実際の記事とは、全く違ったものになるかもしれませんが、その点は大目にみてください(笑)。間違っても悪意はありませんから、お許しを。

 それは、著者が、あるママ友と一緒の時でした。そのママ友の5歳の息子さんが近寄ってきて、「ママ、ゴキブリが来たよ」と言うので、本物のゴキブリかと思ったら、彼女のご主人らしき人が来たそうです。著者は、はっはーん、そっか、彼女の家では、子供の父親、つまり自分の夫のことを普段から「ゴキブリ」と呼んでいるのか、と納得します。

 コムソモリスクで新婚さん Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

 これは、まだ良い方で、年配の奥さん方が、街中か喫茶店か何処か忘れましたが、とにかく周囲に聞こえるぐらい大きな声でしゃべっていたそうです。その中の一人の奥さんが「実は、あたしの主人、定年退職した途端、亡くなってしまったのよ」と告白したところ、話を聞いた奥さんは「まあ!」と驚きの表情を浮かべながら、「うらやましい!」とのたまわったそうです。

 そりゃあ、妻にとって、稼ぎの無くなった夫はもう男じゃないんですね。昔は、定年退職後の夫のことを、部屋でゴロゴロして掃除の邪魔になるので「濡れ落ち葉」と命名したり、妻が行くところを何処でもついてくることから、「ワシも族」と呼んだりして、相当、親父の権限も地に堕ちたものだと思いましたが、この「うらやましい!」は、本当に極め付きです。

 もう、うざったい旦那の世話をしないで済むし、サラリーマンなら遺族年金が入ってきますから、生活には困らない。好きな韓流ドラマを見て、追っかけでもしていれば、人生万々歳ですからね。

 男のこかん、いや沽券に係わることなんですが、今の旦那衆には反駁する元気もないんでしょう。

 そういうか弱い老人に代わって私が声を小にして言いましょう。

 「そんなこと言ったら、化けて出ますよ!」

「マネー・ショート」は★★☆ Second edition

 一人で大丈夫? Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

相も変わらず、松岡総裁から送って頂いた写真を本文とは全く関係なく(笑)、ブログに掲載させて頂いております。

松岡総裁からも「見事に本文の内容と写真の整合性が不可逆的、自然発生的に一致しておりませんねえ」との御忠告を拝聴しております。

最近、松岡総裁様におかれましては、御不孝が遭ったようですが、不特定多数の方がご覧になっているこの人気ブログですから(苦笑)、「大変ご愁傷様で御座いました」と一言だけ申し述べさせて頂くことに致します。

 土地はいくらでも Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

さて、京都にお住まいの、京洛先生から「ブログランキングの順位はどうなっていますか?」とのご下問がありましたので、下に掲載しておきます。

◆過去1週間の閲覧数・訪問者数とランキング(日別)

日付      閲覧数  訪問者数    ランキング

2016.03.05(土)  198 PV  107 IP    13656 位 / 2421721ブログ
2016.03.04(金)  275 PV  139 IP    11209 位 / 2420747ブログ
2016.03.03(木)  369 PV  157 IP    6638 位 / 2419592ブログ
2016.03.02(水)  235 PV  120 IP   8846 位 / 2418331ブログ
2016.03.01(火)  334 PV  161 IP   6590 位 / 2417158ブログ
2016.02.29(月)  360 PV  186 IP    6512 位 / 2416032ブログ
2016.02.28(日)  276 PV  128 IP    12081 位 / 2414918ブログ

ちょっと、見にくいかもしれませんが、全体でおよそ242万のgooブログ中、6500位台から1万30000位台まで、2倍ぐらい大きな揺れがあるということです。

また、古い話を持ち出して恐縮ですが、昔、gooブログ全体が150万ぐらいだったころ、800位か900位を記録したことがありますが、そのブログは消えてしまいましたし、証拠もないので、証明しようもありません。

まあ、何も好き好んで、過去を引きずることもありませんか!

 路傍の餌 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

やっと、本題に入りますが、映画「マネー・ショート」を東京・有楽町の日劇で観て来ました(g)。

観終わった瞬間は、情けないですが、「分からん」でした。確かに、金融リテラシーは積んできたつもりですが、そしてまた、映画宣伝部は、しきりに「経済に詳しくない人でも丁寧に説明されているので、分かりやすい」とラッパを吹いているのですが、やはり、分からんものは分からんかったです。家に帰って、カタログを見たり、ネットを見たりして、やっと、何となく分かったような気がしました。(宣伝のチラシで、多分、宣伝費をもらってタダで見ている若い御用映画評論家が、「とっても分かりやすい」とベタ褒めしていましたが、かえって痛々しく可哀そうにみえました)

2008年のリーマン・ショック事件に実際にあったことを題材にしています。ショートとは、金融取引用語で「空売り」のことですね。(詳細略)

登場人物は、サブプライムローンのデフォルト(債務不履行)を確信するヘビメタ好きの「鬼才トレーダー」マイケル(クリスチャン・ベール)。彼は、サブプライムローンが暴落したときに多額の保険金を得られるCDS(クレジット・デフォルト・スワップ)契約を大手投資銀行と契約します。このマイケルの空売りを察知して、ファンドトレーダーにCDSの購入を勧めるのがドイツ銀行の「反逆のトレーダー」ジャレット(ライアン・ゴズリング)。フロリダの住宅市場を調査をして、返済もできないのに多額のローンを組んでいる低所得者の実態を見て「怒れるトレーダー」マーク役にスティーブ・カレル。若きトレーダーを後押しする「伝説のトレーダー」ベン役にこの映画ではプロデューサーを兼務するブラッド・ピット。この4人の中心人物が全員つながっているかと思えば、一部だけで、同時進行に別行動しているので、話がややこしくなってしまいます。

特に、ベンが、若きトレーダーとともに、CDSを買ったのか、売ったのかも分からず、コンガラガッテしまいました(苦笑)。まあ、何となく、最後は売り抜けて、若きトレーダーは今でもウオール街で事務所を構えているというオチになっていましたから、売り抜けたのでしょう。

とにかく分かりづらい映画でした。その理由を考えましたら、CDSとCDO(Collateralized Debt Obligation=債務担保証券)の区別が字幕を見ただけでは気付かずに、ごっちゃにしてしまったからのようでした。

あまり観たことがない白人男優がたくさん出てきて、名前も分からず、区別がつかなかったことも「敗因」でした。

ついにネット市場で

東京・銀座「和らん」 胡麻ダレ海鮮丼 1000円。実に美味!

ついに、とうとう、ネット市場で、超高級品を買ってしまいました。

パテック・フィリップの腕時計、520万円です。

勿論、嘘です(笑)。一度、言って見たかっただけです。

でも、国産の高級腕時計です。こんな高い買物をネットでやったことは初めてです。カード会社から「◯◯という会社から、高額のお金が引き落とされていますが、お心当たりはありますか?」と、確認の電話が入ったくらいですから。

有難いですね。連絡して下さって感謝してます。最近、カードの詐欺事件が多発してますからね。カード会社も気を遣って、態々電話を掛けて下さったのです。助かります。私のカードは、以前にも書きましたが、JR東日本のVIEWカードです。丁寧な仕事をしてくれます。

さて、皆さん、その腕時計は、何処のメーカーで、幾らしたのか?と様々な質問があることでしょうが、ぜーんぶ、秘密です(笑)。

まあ、この腕時計をすると、背筋が伸びて、責任感が生じてくる気がします。長生きしたくなります(笑)。

兎に角、目立ちます。その筋の人が嵌めてもおかしくないかもしれませんが、ロレックスではあるまいし、ダイヤなんか付いてません(笑)。

作りは、実にシンプルです。何の飾りもありません。長針と短針と秒針だけです。文字盤もアラビア数字ではありません。カレンダーは付いてますが、曜日はありません。でも、クリスタル時計で、誤差は、何と年間±10秒という正確さです。

何で、私は、お金持ちでもないのに、大金を払ってまで、こんな買物をしたのか?父の形見の腕時計の遅れが目立ち始め、買い換えなきゃいけないかなあ、と思ったこと(電池を換えたら、また正常に動きました=笑)と、まあ、一種の厄落としですかね?

ただ、もう人生の半分はとっくに過ぎて、キリのいい歳に自分を鼓舞したかったからかもしれません。子孫に美田は残さず、です。

そう言えば、私の両親は、二人とも十代の時に父親(私の祖父に当たる人)を亡くしております。二人の祖父とも享年40そこそこでした。

両親は、美田の恩恵に預かるどころではなかったのです。

マイナンバー・カード放浪記

ワニノ街頭 Copyright Par Duc Matusocha-gouverneur

 行政当局から「マイナンバーのカードができたから取りに来い」との出頭令状が自宅に来ました。

 これでも、私の住んでいる行政区はだだっ広く、区役所まで自宅から歩くと60分、最寄の駅から歩いても17分は掛かる遠方にあります。交通費ぐらい払ってほしいくらいでした(笑)。

 ワニノ市役所 Copyright Par Duc Matusocha-gouverneur

 カードは、事前にスマホで送った自分の写真付きで、身分証明書として使えるということですが、当局者に「このカードで何ができるんですか?」とわざと尋ねてみました。

 すると、当局者は「もちろん、身分証明書として使えて、確定申告がネットでできます。そして、このカードと暗証番号でコンビニで住民票などが発行できます」と仰るではありませんか。

 そして、「カードの有効期限は10年ですが、電子証明書の発行は5年ですので、新たに申請しなければなりません。もし、お使いにならないのでしたら、そのまま仕舞っておいてもかまいません」と仰るではありませんか。

 ワニノ港 Copyright Par Duc Matusocha-gouverneur

 あんりゃまあ!ですよ。このままでは、私のマイナンバー・カードは、即「御蔵入り」です。

 まず、身分証明書は、免許証を使っていますから、マイナンバーは必要ありません。

 そして、私は極力コンビニでの買い物は避けておりますので、コンビニで住民票を発行してもらうつもりはありません。

 最後に、会社員なので、確定申告はしなくて済むので、e―TAXとか言われるネット申告はしません。

ワニノ港 Copyright Par Duc Matusocha-gouverneur

 ということは、マイナンバー・カードはいらなかったのです!

 そう言えば、カード発行代金は取られませんでしたから、「マイナンバー」で恐ろしい予算が使われていることでしょう。

 ただし、紛失したり、傷つけたりして再発行を申請したら、有料だそうです。

 何だ、やっぱり、これでは、本当に「御蔵入り」するしかないじゃありませんか!

トランプ氏もヒラリーさんも同じ?

 ワニノ・ホテル Par Duc Matsuocha-gouverneur

今日は、飯場でちょっとしたことがありまして、ほんの少し思うところがありましたが、まあ、それはそれで、また明日からも頑張ることにしました。哀しい哉、それしかありませんからね。

ワニノ・ホテル Par Duc Matsuocha-gouverneur

とは言っても、今日は別に書くことはないのです(笑)。

まあ、スーパーチューズデイで共和党候補のトランプ氏が圧勝して、もしかして、もしかして、民主党候補のクリントン女史を圧倒して、彼が大統領になるんじゃないか、と、今、世界中で大騒ぎです。

日本も多大な影響があるので、見過ごすことはできません。彼の一挙手一投足に眼が離せませんね。

ワニノ公民館 Par Duc Matsuocha-gouverneur

不動産王の異名を持つトランプ氏は、フランスの極右政党国民戦線のル・ペン氏みたいなもんでしょうかね?―と、こんなことを書くと本人から、いや両者から怒られますかね?

トランプ氏の個人資産は5000億円以上とも言われ、お金は泉のように湧いて使えないほどありますから、何処の組織、団体に遠慮することはなく、まさに言いたい放題です。ウオール街を敵に回しても、何のそのです。

それでも過激な発言には恐怖すら感じさせます。中には、「マジ?」「本気?」と言いたくなる程で、「イスラム教徒の(米国)入国は、禁止する」とか、「メキシコ国境に壁をつくる」とか、「米国の雇用が落ちているのは、中国と日本のせいだ」とか…。

当選したいがためのリップサービスなのか、本気なのか、ちょっと判断に苦しみます。

実際にトランプ氏にあったことがある日本人の国際経営コンサルタント氏は「非常に頭が切れる人で、彼ならやれる」といった趣旨の発言をしていましたが、「日本は米国に防衛を押し付けて、ただ乗りしている」といった発言は事実誤認でしょう。トランプ氏は、政治家経験がないので、「おもいやり予算」のことなど知らないんでしょうね。

 海の向こうは樺太 Par Duc Matsuocha-gouverneur

一方のヒラリー・クリントン氏も、急に「TPP反対」を言い出したり、「日本はわざと円安にして貿易で利益を挙げている。米国の雇用を守ろうではないですか」と、これまた事実とは異なった演説をしたりして、有権者に対するリップサービスなのか、「反日的」です。

要するに、民主党=左派、共和党=右派というのは間違っていて、民主党も共和党も大差はないエスタブリッシュメントだということです。奴隷を解放したリンカーンは共和党ですし、広島・長崎の原爆投下にゴーサインをしたトルーマンは民主党ですからね。

スーパーチューズデイで大勢が決すると言われてますから、恐らく、ヒラリーさん対トランプ氏の決選投票になることでしょう。

どちらになっても、「強い米国」を復活させるために保護貿易に徹底しそうですから、日本にとっては手強い相手だということは確かです。

驚いた話

 樺太の対岸ワニノ駅全景 Par Duc Matsuocha-gouverneure

驚きました。近くて遠い東京・東銀座の歌舞伎座。1等席が、な、な、何と1万9000円ですか!つい数年前まで、1万5000円だったんじゃなかったでしたっけ?今では、その値段では、2等席しか買えません。

1等席が2万円近いとは驚きの値段。一体、どういう階級の方々が行かれるのでしょうか?

やはり、私にとって、近くて遠い歌舞伎座になってしまいました。

ワニノ駅 Par Duc Matsuocha-gouverneure

京洛先生のご指南の通り、「新潮45」を某本屋さんで立ち読みした後(コラッ!)、ふと目に入ったユダヤ人脈関係の本を棚から取り出し、パラパラとページを捲っていましたら、吃驚しましたね。

これでも、ユダヤ系の人々については、かなり知っているつもりでしたが、結構意外な人もユダヤ系だったのです。

私は別に差別主義者ではなく、ユダヤ陰謀説は信じない方で、むしろ、アインシュタインやマルクス、フロイトをはじめ、何で、こんなにユダヤ系の人は頭が良くて、優秀なんだろうという不思議さでいっぱいで、色々と調べたりしているのです。

今回驚いたのは、アップルの共同創設者故スティーブ・ジョブズもユダヤ系だったんですね。複雑な家系で育ったことは知っており、何冊か評伝も読んだことがありますが、知りませんでした。フェイスブックのザッカーバーグ氏もユダヤ系でした。

ワニノ駅 Par Duc Matsuocha-gouverneure

映画界では、チャーリー・チャップリンをはじめ、ハリウッドの映画製作配給会社のほとんどがユダヤ系の方々とは知っていました。俳優もカーク・ダグラス、マイケル・ダグラス親子、ポール・ニューマン、ナタリー・ポートマンらは知っておりましたが、オードリー・ヘップバーンもユダヤ系だとは知りませんでしたね。

音楽界での活躍も目覚ましいです。メンデルスゾーン、マーラーをはじめ、現代ではボブ・ディラン、サイモン&ガーファンクル、ビリー・ジョエル、ニール・ヤングらは有名ですが、演奏家のギドン・クレメール(V)やアルゲリッチ(P)、アシュケナージ(C,P)バレンボイム(C,P)と錚々たる顔ぶれです。

文壇論壇界では、プルースト、ベルグソン、サリンジャー、ノーマン・メイラーあたりは有名ですが、サルトルとボーボワールの写真も出ていたので、そうかなあ、と思ってしまいました。

餌場に困らない Par Duc Matsuocha-gouverneure

ネット通販のX社からメールが来まして、「あなたのアカウントで、別のメールアドレスでオークションに出品しています。ご本人で間違いありませんか?」とありました。これにも、驚きました。

「心当たりがない」と応えたところ、向こうで調べてくれて、「もしかしましたら、ウイルスに感染した恐れがあります。しかし、メールアドレスは暗号化しているので、当事者同士しか分からないようになっておりますから、大丈夫です。ただ今、侵入したメールアドレスを削除しましたので、ご安心ください。できましたら、今後、セキュリティを強化され、パスワードの変更をお勧めします」と、本当に丁寧に解決法を書いて送って下さったのです。

私は20年以上パソコンを使用していますが、「ウイルス感染」の疑いはこれが初めてです。勿論、セキュリティを強化して、パスワードも変更しました。

ただ、怪しいなあと思ったことは、私が取引をしていない某銀行から「御本人確認」のメールが来て、「ここをクリックしてください」と青いリンクが張ってありました。勿論、私は、「石橋を叩いても渡らない」性格(そうでもないか?=笑)ですから、そんなもんはクリックせず、削除しましたが、そもそも、このメールを開けただけで、ウイルスに感染したのかもしれません。

驚いたというより、実に恐ろしい。皆様もくれぐれもお気をつけて下さいね。

マイナス金利と日銀総裁

プーシキン像 Copyright par Duc Matsuocha-gouverneur

申し遅れましたが、最近、松岡総裁秘蔵お隠れ百年に一度の御開帳写真集をお借りして、このブログに掲載させて頂いております。
松岡総裁におかれましては、全く本文と関係ないのにも関わらず、渓流斎の勝手で使わせて頂いていることを改めて感謝申し上げます。

アムール河 Copyright par Duc Matsuocha-gouverneur

さて、今朝の新聞の週刊誌の広告を見て吃驚。日銀の黒田総裁が、あのお年で(大変失礼!)、東京は豪邸街のシンボルである世田谷区の億ションを購入された、と報道されておりました。大体中身は想像つきますので、その週刊誌は買いませんでしたけど(また、失礼!)、今はマイナス金利ですから、住宅ローンの金利も想像を超えるほど異次元のレベルで下がったそうじゃありませんか。

黒田総裁も、この時期を見逃さず、早速、「買い」に入ったということなんでしょうね。

ん?何かおかしいですね。

そもそも、マイナス金利政策を決めたのは、黒田総裁じゃありませんか。マイナス金利になるからそれを見越して買ったわけではなく、マイナス金利にして買ったと疑われても仕方ありませんよね?

アジャパーですよ(古いギャグなので、知らないかもしれませんが)!何か、たとえが悪いですけど、胴元が都合の良いようにルールを変えて賭場を開いたような気がしてしょうがないのです。

 レーニン像 Copyright par Duc Matsuocha-gouverneur

いつぞや、このブログにコメントして下さった金融リテラシーの非常に高い名文家でもある「金満家」さんのお気に入りの経済評論家山崎元さんによりますと、日本の宝くじというものは、世界トップレベルのボッタクリギャンブルなんだそうですね。その理由は、還元率が約45%だから。つまり、宝くじを1万円分ずっと買い続けたら、平均で4500円ぐらいしか戻らない。また、つまりですが、最初から55%の5500円が「胴元」の懐に入る仕組みなんだそうです。

ちなみに、競馬の場合は、還元率は75%で、残りの25%が胴元である運営者側の懐に入る。つまり、馬券をずっと1万円買い続けたとしても、大体払戻金は7500円になる。損する分は、2500円ということになります。

宝くじの損失(5500円)と比べれば安いもんだと、山崎氏は言います。ちなみに、宝くじで損する部分は「無知の税金」と呼ばれるそうです。正しい知識があれば、失うことがないお金だからです。そもそも、まともな人なら宝くじは、買わないということです。

 アムール河 Copyright par Duc Matsuocha-gouverneur

そう言いながらも、山崎氏は競馬だけはやるそうです。その理由は、競馬は2500円で熱狂できる「教養娯楽費」だからだそうです。くだらない映画を観るより全然いい、と山崎氏は断言されていました。

でも、映画好きの私は、2500円があれば、映画を2本見ますね。

そりゃあ、くだらない映画も沢山ありますが、正直、私自身にギャンブル運があまりない、という理由(せい)かもしれません(苦笑)

【追記】今月の「新潮45」で、作家の加藤廣氏が連載中の「昭和からの伝言(9) 『角さん』との出会い」の中で、皆様御存知のTタイムズのGさんが「名編集者」として一番に清々しく登場しておりまする。ご興味のある方は是非。