今年の風邪

美瑛

風邪を引いて、もう10日以上経ちます。熱はないのですが、咳が止まりません。夜中に咳で目が覚めてしまうこともありました。

仕方がないので、診療所に行ってきました。耳鼻咽喉科です。喉の腫れもなく、原因不明で、一応咳止めの薬などももらいましたが、「咳は馬鹿にできません。結核、異型肺炎の恐れもあり」なるどこかの雑誌の記事のコピーも渡されました。

人間、病名を付けると安心するものなのですね。

患者でなくて、医師の方がです。

ブログとフログ

ヴェニス

公開日時: 2006年12月2日 @ 19:48

案の定、私のブログの「個人的な」書き込みには、何の反応もないのに、防衛省のことなど「政治的な」ことを書くと、コメントが殺到するのですね。投稿子は、匿名なので、どなたか存じ上げませんが、恐らく自分のことを言われたと思ったから、反論されたのでしょうね。だから、他人の個人的な体験などに対しては「他人事」なので、コメントしょうがないのです。

予想した通りの展開でした。だから、あそこに書いた通り、個人の戦争体験記など読まれないのです。大岡昇平のように文学の芸術の域にまで、高めなければ、相手にもされないのです。

今年3月末の時点で、日本にはブログの利用者が約868万人いるそうです。

インターネット上には、6月現在で、5300万件以上のブログがあり、毎日15万件増えているようです。

そんな数多くのブログの中から、たまたま、「検索」で引っかかったにせよ、私のブログを閲覧して戴き、歓喜に耐えません。

ですから、コメントはそのまま、残すことにしました。

最近、ブログの体裁をしておきながら、自分の利益になるような誘導情報や虚偽の情報を掲載するブログも増えつつあります。英語のfake(嘘の) とblog(ブログ)を造語して、そららはflog(フログ)と呼ばれるそうです。

私のブログは、フログではないことは確かです。ただ、物申したがりの日記に過ぎません。悪しからず。

久しぶりの麹町

ヴェニス

昨晩は、麹町会館の地下1階の「平河」で、後藤さんと、かんき出版の中馬さん、辰巳出版の大西さんと私の4人で、飲み会。おまえは、いつも飲んでいるなあ、と言われれば、その通りかもしれませんね。

かんき出版 http://www.kankidirect.com/info001.php は、光文社の社長だった神吉晴夫さんが1977年に創業した「実用書」専門の出版社です。いわゆるKグループ、音羽派ですね。麹町に本社があります。パソコンの「手にとるようにわかる」シリーズや英会話学校のイーオンと手を組んで出版した「英会話」シリーズがベストセラーになっています。確か、このイーオンの創業者は、今はときめく歌手のアンジェラ・アキのお父さん、と聞いたことがありますが、裏は取っていません。

辰巳出版 http://www.tg-net.co.jp/main.html は、創業40周年。最近、実用書専門の日東書院を買収するなど多角的な総合出版社に変身して、いまや日の出の勢いの出版社です。昔はグラビア誌やパチンコやつり関係の本が多かったのですが、料理や健康といった衣食住の関係の書籍も目立つようになりました。大西さんとは、後藤さんを通してもう15年以上前に知り合ったのですが、今では(確か)専務さんに出世され、雲の上の存在になってしまいました。

特に、何を話したのか、またまた覚えていません。雑談程度でした。

麹町は久しぶりでした。この近くの文藝春秋にはよく行ったものでした。雰囲気のいい店がたくさんあります。麹町会館は、教職員組合の会館で、「助成金」が入っているので、格安でした。お奨めです。麹町会館の向かいに城西国際大学があったり、明治薬科大学の創設地の碑があったりしました。こういうものは、へーと思って立ち止まって眺めてしまいます。

ところで、少し思い出しました。時の総理大臣に絵の手ほどきをしたタレントのK画伯の本が企画されているそうです。来年の1月出版予定。辰巳出版になるか、かんき出版になるか、同時代人として、注目しませう。

防衛省昇格に想ふ

函館

防衛庁が、いよいよ防衛省に「昇格」されるようですね。靖国問題では、あれほどピリピリしていた「戦勝国」中国が、黙認するようですから、何ら問題なく、国際社会でも承認されることでしょう。

でも、何か、きな臭い感じがします。教育基本法も改正して、お国のために忠誠を尽くす若者たちを沢山育てあげることになるでしょうから、遅かれ早かれ、自衛隊は自衛軍となり、志願制から徴兵制になることも絵空事ではなく現実として充分考えられます。

太平洋戦争であれだけ近隣諸国に迷惑をかけ、自国でも甚大な被害を蒙ったというのに、人間、喉下過ぎれば、熱さを忘れてしまうものです。実際の戦争体験者も高齢となり、亡くなりつつあります。

もう15年も昔の話ですが、当時、自費出版ブームで、自費出版社の編集者に話を聞きに行ったことがあります。当時、激戦の真っ只中で闘って、生き残った軍隊体験者は60歳代後半から70歳代でしたので、余力を振り絞って、自分の悲惨な戦争体験を自費出版の形にして残す人が多かったようです。その時、話を聞きに行った編集者、名前は忘れましたが、50歳代の男性でしたが、その方から信じられない言葉が発せられました。

「他人が戦争で亡くなろうが、どこで亡くなろうが関係ないから、こんな戦争体験記なんて誰も読まないでしょう。だから自費出版になるのです」

私は、唖然として言葉が出ませんでした。しかし、15年経ってもこうして彼が言ったことは、耳元に残っています。15年前ですらこういう状況でしたから、現代の状況は想像に難くありません。

行政のたらい回し

ヴェニス

公開日時: 2006年11月29日 @ 11:13

またまた友人のT君の話です。皆様にはすっかりお馴染みになりました。

無一物の彼に、私がラジカセやらパソコンやらをあげた話をこのブログに書きました。それが、昨日、急に、それらを宅急便で送り返してきたのです。何事かと思いました。彼といると、毎日、映画を見ているようで、生活はドラマチックです。

どうやら、いったん、郷里の中部地方に戻ることにしたようです。しかし、現在、住んでいる所は、私の友人のK君のお母さんの経営するアパートの一室に間借りしている状態。「私物を置いたままにするわけにはいかなかった」と、彼自信が判断したようです。

彼がいったん、郷里に戻ることにしたのは、就職活動がうまくいっていないことが遠因にあります。目下住んでいる埼玉県A市の市役所に、失業保険や障害者手当てや年金などについて、窓口で相談に行ったところ、「故郷に帰ったらどうですか」と諭されたらしいのです。故郷に帰っても、地方は疲弊してますから、ますます、就職口は見つかりません。

要するに、お役所は「臭いものには蓋」的考え方しかできず、厄介なことはたらい回しにして、責任逃れをしたかっただけなのです。T君の故郷の市役所に行っても同じことを言われるでしょう。「ああ、Tさん、東京の方が仕事見つかるのではないでしょうか」

まさしく、行政のたらい回しです。

私は、荷物を送り返されたとき、ひと言も相談してくれなかったT君に対して「水臭いなあ」と怒りに近いものを感じたのですが、彼に電話すると「送ってから、気が付いた」と彼は言うのです。全く悪気はなく、他人に迷惑をかけたくないということだけで、頭がいっぱいだったようです。

それだけ、彼は純粋なのです。

彼の人生の旅はまだまだ続きます。

何があっても大丈夫

ヴェニス

東京・銀座の歌舞伎座の裏近く、昭和通り沿いに「銀座まるかん」があります。そう、長者番付で何度も全国1位に輝いた斎藤一人さんが創業した店です。

たまたま、通りかかったら「おみくじ」がありました。

【無料。「ついている」と10回唱えてから引いてください】

とあったので、周囲をキョロキョロと気にしながら引いてみました。出てきたのは、

『何があっても大丈夫 天があなたを守っているから』とありました。

インテリの方は馬鹿にするでしょうが、色々と人生に問題を抱えている私にとって、この言葉にどんなに救われたことか!

ネットサーフィンしていたら、斎藤一人さんのHPが見つかりました。「今日の言葉」があり、ここをクリックすると、勇気付けられる言葉が書かれています。

ご興味のある方は、http://www.hitorisangayatteru.com/index.php へ。

友人讃歌

エゾリス(北海道音更町)

貯金も年金も全くなく、目下、無職で、明日はどうやって食べていこうかという余裕もないのに、なけなしのお金を貧しい人に渡してしまう友人がいます。

その一方で、父親の作った会社を継いで、年収が5000万円もあるというのに、寄付どころか、友人に奢ってあげようなどという殊勝(?)な気持ちもなく、年間1000円の会費も惜しんで、逃げ隠れてしまう友人もいます。

そのお金持ちの友人と3年ぶりに会ったのですが、彼と初めて会った高校生の時と比べて、その性格、人生に対する態度、他人に対する接し方などを含めて、全く変わっていないということに気が付きました。

世に「三つ子の魂百まで」と言われますが、その通りなのですね。

3歳といえば、大袈裟ですが、私自身も高校生の頃から、気持ちや趣味や人生観やらは、何ら、あまり、それほど、ほとんど、恐らく全く、変わっていないことを薄々感じています。(この文章の書き方は私の特許です)

例えば、中学、高校生の頃に聴いた音楽などは、骨身に染みていて、それらを聴くと本当に、芯から心が温まる感じがするのです。

例えば、アメリカの「ヴェンチュラ・ハイウエイー」、例えば、ブレッドの「イフ」、そして、ニッティー・グリティー・ダートバンド、ローラ・ニーロ、ロギンズ&メッシーナー、テンイヤーズアフター…まあ、知る人ぞ知る人たちで、恐らく、もうほとんどの人は知らないでしょうが。

年齢(とし)がばるれ話でした。

電車の中の光景

公開日時: 2006年11月26日 @ 19:59

ポータブルのテレビゲームに夢中になって、電車の中で、二人分の席に陣取っていた若者がいました。若者といっても、30歳くらいかもしれません。いわゆるアキバ系です。周囲のことにはまるで眼中にない様子で、ゲームに没頭していました。

昼過ぎの空いた電車の中で、化粧をしている若い女性がいました。この時間ですから、寝坊してしまって、学校か会社かバイト先に遅刻しそうなので、仕方なく、化粧しているとは思えませんでした。彼氏とデートする直前なのかもしれません。

でも、分かりました。要するに見せびらかしたかっただけなのでしょう。

夕方の電車の中で、少し、混んできたというのに、折りたたみ式のベビーカーをそのまま車内に放置して涼しい顔をしているいわゆるヤンキーママがいました。

子供を土足の靴のまま、座席に立たせているママもいました。

そういえば、少し前ですが、コンビニで買ったらしい、スパゲティーを両腕を広げて、大口をあけて、食べていた30代後半くらいの女性もいました。隠れてコソコソ、おにぎりかサンドイッチを食べている女性を見たことはありましたが、この女性の全く悪びれた所がない堂々とした所作は、本当に驚きました。今でも思い出すたびに、目が点になってしまいます。

 

またも石原都知事が…

ヴェニス

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20061125-00000073-sph-soci

石原延啓(40)という「偉大な」芸術家を知っていますか?

石原慎太郎都知事(74)によると「余人をもって替えがたかった」そうです。

問題となっているのは、その延啓氏が慎太郎氏の四男であること。その息子のために、といわれても仕方がないような、若手芸術家の育成を目的とした現代芸術振興事業「トーキョーワンダーサイト(TWS)」を自ら発案し、2003年3月、延啓氏をTWSのアドバイザリー委員として渡欧させて、その旅費や宿泊費など、約55万円は公費から支出させたということです。

「公私混同ではないか」と批判されても仕方がないでしょう。

延啓氏が、本当に余人をもって替えがたい偉大な芸術家なら誰でも納得できるでしょうが…。

でも、誰も知らないでしょう?

慎太郎氏は、やっぱりおかしい。「裸の王様」になっています。誰か彼に教えてあげなければなりません。だから、3選を阻止するしかありません。

日刊ゲンダイにも興味深い記事が出てました。

東京都が「経営」するお茶の水にある美術ギャラリー「ワンダーサイト」のステンドクラスはこの延啓氏の「作品」だそうで、、都が300万円で購入したのです。このワンダーサイトというのも、何か怪しいギャラリーで都内に3館あり、年間経費が5億円。石原ファミリーと親しい建築家の今村有策氏が館長、その夫人の佳代子氏が副館長なんだそうです。延啓氏の「作品」を購入することを決めたのも、今村氏らしいのですが、都議会関係者は「石原知事は都民にも議会にもこの事実を隠している」とのこと。

慎太郎さん、あなたの息子さんが、それほど余人に替えがたいのだったら、正々堂々と事実を公表したらどうですか?

 

マイクロソフトの陰謀か?

ヴェニス

私物をほとんど持っていないT君に自分の古いパソコンをあげることにしました。

マイクロソフト98のVAIOです。もうほとんど使っていないので、何かと困っている彼に譲ることにしたのですが、結構大変でした。メールにはぎっしり私信が溜まっていたし、写真や画像もふんだんに残っていました。いちいち処分したり、大切なものはメールで添付送信するしかありませんでした。結構、時間がかかりました。

そういえば、マイクロソフトは今度、「ヴィスタ」とやらを華々しく発売するようですね。そして、「既成路線」通り、現在の主流の「XP」のバックアップも3年後には打ち切るそうですね。「98」はもう既に打ち切ったのでしょうか?

これは、MS社の陰謀ではないでしょうか?3年おきに新製品を買わせるための。

リナックスにしたいなあ、と思っているのですが、パソコンや機械音痴の私にはとても自信がありません。

今使っている「XP」にも、私信や画像がふんだんに詰まっています。人はいつか死んで「永遠」とか「永久保存」などというものは、言葉の綾で、ないものなのですが、今から戦々恐々としています。

と同時に「人生観」も変わりました。手紙がメールに変わっても、物を所有するということは、本当に大変なものです。

この世は、仮の姿と認識するしかないようです。

英語でもこんな諺があります。

You can’t take it with you.

直訳すれば、「あなたと一緒にそれを持っていくことができない」ですが、これだけで、

「死んだら何も持っていけないよ」という戒めの言葉だそうです。