驚異の水 

オペラ座

例の本に、驚異的な水の話が出てきます。

アメリカで大ベストセラーになったイランの内科医のバドマンジェリッジ博士の書いた「あなたの体は水を求めている」という本が紹介されています。

1979年のイラン革命の際の実話です。ホメイニ革命によって、多くの政治犯も一緒に投獄され、博士も知的階級ということで、濡れ衣としか思えない理由で留置されます。

そこは、劣悪な環境で、毎日、無作為に選ばれた囚人が銃殺刑になるので、ほとんどの囚人が精神的ストレスから胃潰瘍などの病気になります。

医師として博士は、「何とかしたい」と思っても、監獄の中ですから、薬一つありません。そこで唯一、手に入るものといえば、水だけでした。

そこで、博士は、苦しんでいる患者に3時間ごとにコップ2杯の水を与えました。もちろん、患者に対して、これは単なる水だとは言わず、「症状の改善に役立つ」とだけ、言い続けたそうです。

すると、奇蹟が起きたのです。この「水治療」で症状が改善した人が、2年半で3000人以上に上ったというのです!

人間の7割は水でできているといいます。特に、脳細胞の8割は水でできるといいます。それだけ、人間にとって、水が大切なのですが、博士の治療法はそれだけではないことを示唆しています。