2・26事件はやはりすごい事件でした


 


今日は、2・26事件の日。昭和11年、1936年のことですから、72年前のことです。70歳代後半以上の方にとっては、つい昨日のような出来事だったでしょう。


 


先日、毎日新聞の岩見隆夫氏のコラム「近聞遠見」に麻生太郎元外務大臣と「2・26事件」の因縁について書かれていました。


 


麻生氏といえば、吉田茂の孫として有名ですが、明治の元勲・大久保利通の次男、牧野伸顕伯爵のひ孫でもあったんですね。私は知りませんでした。


 


牧野伯爵は、湯河原の光風荘で静養中に青年将校・河野陸軍大尉らに襲撃されました。護衛官の皆川巡査が命を張って応戦したおかげで、牧野伯爵一家は、逃げることができ、生き延びることができました。そこには、麻生元外務大臣の母親に当たる伯爵の孫の和子さんもいたのです。もしものことが起きていたら、麻生氏はこの世に存在しなかったわけです。


 


そりゃあ、麻生氏にとっては、2・26事件は他人事ではありませんよね。光風荘の入り口に、麻生氏が揮毫した「史跡 二・二六事件 光風荘 麻生太郎書」という石柱が建っているそうです。


 


先日、この2・26事件を題材にした工藤美代子著「昭和維新の朝」を読んだばかりだったので、私も、何か、非常に興味を持ってこの記事を読みました。