寛政の改革よ、再び

これが天下の「萬朝報」。よろずちょうほうします、から付けたのさ(黒岩涙香)

先の台風10号などは、観測史上稀に見る威力で東北・北海道に上陸して、甚大な被害を及ぼしました。岩手県岩泉町では9人の年配者が犠牲になりました。

私もかつて住んでいた北海道の十勝管区内の大樹町、新得町、芽室町、清水町などでも記録的な大雨で家屋や道路、橋などが損壊したり、行方不明者が出たりしたニュースが流れまして、心を痛めております。

そんな中、久しぶりに札幌の雪祭り先生から、飛脚便が届きました。

…大岡平蔵の子分で、石川島の人足寄場の雇女(やとな)大縄の弘(ひろ)が来週12日からスタートする「規制改革推進会議」の新議長になりますね。

大縄の弘のことですから、また日本の医療・福祉制度を無茶苦茶にして、「民間払い下げ疑獄」が始まりますよ。

この規制改革推進会議には、「強きを助け、弱きを虐める」五代某とかいう日本耶蘇教大学教授もメンバーに入っています。こんなのが耶蘇教の大学の先生ですから、この異国教がいかに強者やごくごく限られたお金持ちや拝金主義者の宗教か分かります。

この大縄の弘の批判や、こういった世の中の流れを批判するメディア・マスコミは、今は「日刊ゲンダイ」ぐらいしかありません。大朝も国民も時事新報も御用新聞ですよ。

この女がどんな経歴の持ち主か、調べたら驚きますよ。大伝馬町の大丸、日本橋の白木屋、駿河町の越後屋を振り出しに、真珠王のキミモト、北町奉行の景山竹野進、八丁堀与力岡倉鉄之輔ら権力と同衾する、今、大先端を行く女の一人なのです。…

うーん、大縄の弘とな? あ、あれね?さては、悪い女よのお。

寛政の改革がまた必要かも。