年収90万円で生き抜く経済学

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本日2016年9月30日(金)をもちまして、私事渓流亭高田朋之介は、長年通っておりました学校を卒業することに相成りました。

「無遅刻・無欠席の金時計」どころか、遅刻(主に人身事故などの交通機関によるもの)、大病による長期欠席で、学校には迷惑を掛けっぱなしでしたが、ま、それでも卒業証書が貰えるということで、大変おめでたい話ではありまする。

これで、根無し草(デラシネ)の全くの風来坊となりますけんど、今すぐ、社会から独り立ちすることも、理由(わけ)があって当初の目論見通りには行かず。今回、ご縁があって、昔からの知り合いだった尾崎君から、満鉄調査部嘱託の仕事をお世話になることができまして、内務省特別高等警察の目が行き届かないうちは、そこで暫く御厄介になろうかと考えております。

尾崎君の場合は、同じ満鉄調査部でも高級嘱託なので別格です。大川先生は月200圓、尾崎君も月100圓ぐらいの給金を得ているようですが、小生はまだ版元から瓦版を出していないし、学校の成績が全く良くなかったので、「月10圓で賞与なし」という涙が出てくるような嬉しい待遇です。

西暦2003年に、森永キャラメル君が、「年収300万円時代を生き抜く経済学」を出版して世間をアッと言わせて、ワーキングプア階級に衝撃が走りました。あれから13年、阿部総理と玄田日銀総裁がタッグを組んだマイナス金利政策の大失敗で、デフレ不況が蔓延して、今では「年収90万円で東京ハッピーライフ」なる本がよく売れているそうですね。

まさに、あたしのために書かれた本なのかもしれませんなあ…(笑)。