大宮盆栽美術館に初めて行って来ました

大宮盆栽美術館

盆栽の研修会で大宮盆栽美術館に初めて行って来ました。

ここは、世界で唯一の公営の盆栽美術館なんだそうです。2010年に開館し、昨年は5500人の入場があったとか。

盆栽は今、特に海外でブームで外国人観光客も多く訪れるそうで、その順番は、米国、中国、フランスの順。何で3位にフランスが入るのか意外でしたが、日本人より詳しい愛好家も多いようです。

盆栽というと、単なるミニチュアかと思ってましたが、かなり奥が深い伝統芸術でした。今回、わざわざ枝や幹を白骨化するジン・シャリという技法があることを初めて知りました。

御存知でしたら、かなりの盆栽通でしょう。

盆栽の木は、松系(五葉松が一番人気)とそれ以外の雑木(花梨、紅葉、梅など)と呼ばれるものがあります。大抵の樹齢は長いもので数百年ですが、蝦夷松ともなりますと、樹齢1000年と予想されるものがあり、吃驚。

この美術館の最古参らしいですが、蝦夷松は極寒の植物ですから、育ち方が遅い。盆栽の鉢に入る程度の大きさでも、ゆうに1000年は経っているということらしいですね。

盆栽趣味は、大隈重信が有名で、この美術館にも彼がかつて所有していた黒松(違ったかも=笑)も展示されてました。

政治家で言えば、他に岸信介、佐藤栄作兄弟も盆栽愛好家として有名らしいですね。

1960年代のブームは、この二人が作ったとか。

でも、孫筋の現首相は、あまり興味ないようですが。