最近、個人的なファミリーイベントが続いていました。
あまりにもプライベートなことなので、ブログで世界に公表することも何(ナン)なので控えておりましたが(笑)、小生は本日7月18日、無事○○回目の誕生日を迎えることができました。(あまりにも個人的な!)
嫌いなフェイスブックもやっているため、多くの友人がお祝いのメッセージを送ってくださいました。涙が出るほど嬉しかったです。有難う御座いました。
年齢を語呂合わせすると、耄碌爺さんになるので嫌になってしまいますよ。しかし、お蔭様で、日本の法律により、あのアルチュール・ランボーが天才少年時代から憧れて果たせなかったrentier生活に入ることができ、昨日、やっと事務所に申請に行って参りました。
勿論、日本は少子高齢化の財政不足ですから、rentier だけではとても生活できないので、今の会社にもう少しだけしがみついていく予定です。
とにかく、3年前は病気で死にかけていたので、どうにか、この世に戻ることができてよかったと思っています。
山梨・西沢渓谷 Copyright par Osamu Takada
さて、暑い日々が続いています。
東京都心でも36~38度の猛暑が続き、全国で熱中症(heatstroke)で亡くなる人もおられます。それが、体力の落ちた高齢者ならまだ分かりますが、小学生から20歳代の若者までいるので驚かされます。
昔は熱中症なんて聞いたことがなかったなあ、と思いましたが、私は30年前にそれらしきものに罹ったことがありました。親戚の指導の下、夏休みに静岡県の浜名湖で釣りをしていたのですが、炎天下で、確か、帽子を被っていたはずですが、帰宅すると、熱にうなされながらも意識が朦朧として、しばらく寝込んでしまいました。食欲もなく、しんどかったことを思い出します。あやうく命を落とすところでした(苦笑)。
昔は、気温が30度になるなんて!、と思ってましたが、今や40度時代に入りかけています。信じられません。
それなのに、2年後に、真夏の東京でオリンピックを開催するんですからね!狂気の沙汰です。
そんな中、本間龍さんという元博報堂社員のノンフィクション作家が、「ブラックボランティア 」(角川新書)を出版して異議を申し立ててます。要するに、来る東京五輪・パラリンピックでは、酷暑の中、10万人以上のボランティアがタダで使役され、国際オリンピック委員会の大して働かない貴族の特権階級連中だけがボロ儲けするという構図を理解しようではないかと呼びかけているのです。
オリンピックという美名の下で、多くの無知な人間が搾取されているというわけですね。痛快です。
小生、未読で、書評を読んだだけですが、面白そうです。
【追記】「ブラックボランティア 」の目次は以下の通りです。
2020年7月、酷暑の東京。肥えるオリンピック貴族、搾取される学生たち
(目次)
はじめに 酷暑下で展開される未曾有の「やりがい搾取」
第1章 10万人以上のボランティアをタダで使役
無償ボランティアの根拠は何か
なりふり構わぬ学徒動員計画
驚愕の「中高生枠」
薬剤師も無償で調達で大騒ぎに
高齢者は募集対象外?
半世紀以上前に否定されていた夏季開催
19年ラグビーWCまでも無償ボランティアで
長野五輪のボランティア
第2章 史上空前の商業イベント
商業化は84年のロサンゼルス五輪から
IOCと五輪貴族を支えるスポンサーシステム
一業種1社の原則を捨てた東京五輪
組織委の不明朗な体質
パブリックビューイングを開けない「スポンサーファースト」
第3章 ボランティアの定義と相容れない東京五輪
そもそも「タダ」という意味ではない
五輪運営費の内訳に対する疑念
巨額のスポンサー料をなぜ開示しないのか
第4章 東京五輪、搾取の構造
無償ボランティアがオリンピック貴族に貢ぐ構図
「やりがいPR」で再び炎上
無償ボランティアになるためにカネを払う?
さまざまな有償ボランティア
第5章 なぜやりがい搾取が報道されないのか
「全国紙全紙が五輪スポンサー」の異常
組織委の「核心的利益」を追及しないメディア
メディアの東京五輪報道は原発プロパガンダと同根である
電通を批判できないメディア
第6章 問題を伝え続けること
5万人がリツイートした無償ボランティア批判
大学で講義をしてみると
終章 21世紀の「インパール作戦」
東京五輪とインパール作戦の相似性
外国人観光客の熱中症で病院はパニックに
組織委はボランティア全員を有償とせよ
おわりに