生身の人間に興味がない近未来人

最近はなるべくテレビを見るようにしています。ちょっと前までは、テレビはほとんど全く見ませんでした。お蔭で、さっぱりタレントさんの顔と名前が分からなくなりました。テレビはやはり、時代を写す鏡です。

これでも、20年前は(笑)、バリバリのテレビ担当記者でしたから、朝から晩までテレビを見て、何十人、何百人ものタレントさん、歌手、俳優、役者さんらにインタビューしたものでした。

まあ、芸能界は大変な世界ですから、10年持てば良い方でしょう。あのビートルズでさえ、現役で活動したのはわずか7年間でしたからね。

で、今日は何を言いたいのかといいますと、先日見たバラエティー番組で衝撃を受けたからです。いわゆる男子系アイドル(グループ)を量産する誰もが知っている有名大手芸能事務所に所属するタレントさん(24)で、自室に籠もってゲームをしたり、漫画を読んだりすることが大好きなようで、他のメンバーと一緒にどこかに行ったり、飲みに行ったりもしないというのです。ということは、議論もしないのでしょう。

それはともかく、一番驚いたのは、その年頃なら異性(成人つかまえて、異性というのも変ですが)に興味があるはずなのに、デートをしたり、彼女をつくったりするのが面倒くさいらしく、お笑いの大御所タレントさんが「何で?」と質問すると、「何のメリットがありますか!?」と逆切れするのです。

メリット??? メリットとは損得勘定じゃないですか!若い時にそんなこと斟酌したら、とても男女交際なんかできませんよ(笑)。

彼は「そもそも、僕はあまり人間に興味がないんです。特に3次元は駄目。漫画なんかの2次元だったら大丈夫ですけど…」とまで言い放つのです。

唖然、呆然としてしまいました。

大昔、「新人類」という言葉が流行りました。「何を考えているのさっぱりか分からない」「新しいタイプの人間」という蔑称を込めて、確か、高校野球PL学園の桑田と清原らに対してのレッテル貼りが始まりだったと思いますが、彼らは今や既にもう50歳を過ぎています。

そんな新人類の息子ほどの年齢が今の若者です。またまた、昔は「おたく」とか「草食系男子」とかいう言い得て妙な言葉が流行りましたが、今の若者(の一部)は、さらに、さらに、進化したのか退化したのか、その上のまた上を行く感じなのです。

同じ番組に出ていた中年タレントさんは「もう草食系じゃなくて、単なる草」と彼のことを比喩してましたが、うまいこと言うものです。

異性の関心を引くために、オスのカエルはお腹を大きく膨らませたり、オス鳥は綺麗な声で鳴いたり、華麗なダンスを踊ったりします。人間だって、虚勢を張って頑張りますよ。女の子にもてたいがために、ギターなんか始める男の子もいます(笑)。

番組に出ていたティーンエージャーの女性タレントさんは「男の子にデートに誘われたことなんかない。今、7割ぐらいの女の子は誘われたことがないと言っている」などと暴露していました。

男の子が生身の女の子と付き合うことを拒絶して、ゲームやアニメなどの虚構の世界にしか興味がないなんて、まるで、SFの近未来の世界かと思っていたら、時代はもう既にそこまで来ていたんですね。

戦前は、政府もマスコミも、男は戦う兵士になれるよう養成する機関や風潮を全体主義国家として構築していました。

今の日本、平和の時代が70年以上も続き、徴兵される心配もないということで、男は、生物学的に中性化してきたということなんでしょうか。

とにかく、若い男性タレントさんの「女の子と付き合っても何のメリットもない」という発言にはカルチャーショックを受けました。まあ、アニメやゲームなら何とか自分の思い通りにできますし、恋愛しなけりゃ、ふられたりしなくて済みます。心に傷を負うこともないので健康的。確かに、打算的といえば打算的にしろ、あり得る話です。

しかし、「時代はここまで来てしまっていたのか」というのが正直な感想でした。

京都・南禅寺金地院の東照宮は意外と…

こんばんは、京洛先生です。

紫陽花が綺麗に咲いているでしょう。此処は京都、南禅寺にある徳川家康を祀る「東照宮」です。

 歴史通の渓流齋先生ですが、恐らく、「え!京都に東照宮ですか?」と瞬きされるでしょうが、京都の東照宮ですよ。

 徳川家康は元和2年(1616年6月1日)に駿府城で亡くなりますが、亡くなる間際に、自分の亡骸、遺体は「久能山」、法要は「増上寺」、そして、法要後は下野・日光山と京都・金地院の小さなお堂を建てるように、と側近、ブレーンの崇伝、天海、本多正純に伝えていた、と言われています。

 だから、京都にも「東照宮」があるのです。皇室からも「正一位」が贈られ、死後は「東照宮権現」の神様にまでなったわけですね。

 ですから、亡くなった後は、徳川家は勿論、その臣下の全国の大名は「東照宮」をつくって、家康を奉ったわけです。明治の廃仏毀釈で、全国の「東照宮」の数は百余に減った、と言われていますが、最盛期は五百以上の「東照宮」があったという事です。

 いわば「家康神社」です。そのうち、日光、久能山、そして南禅寺の東照宮が「三大東照宮」と称されていて、京都の「東照宮」には家康の遺髪、持念仏が伝わています。

 しかし、そんな徳川時代に権威があった京都「東照宮」も、今では、余程の「家康ファン」か、研究家でもない限り、ほとんどの人は「そうだったのか」で終わるでしょう。

 京都の東照宮は「金地院」(臨済宗南禅寺派)の境内にあります。金地院は南禅寺の塔頭の一つで、徳川幕府の”黒衣の宰相”と呼ばれたあの崇伝が住み、十万石を貰って権勢謳歌したわけです。

 「金地院」もここ南禅寺だけでなく、駿府城、江戸城にもあったという事で、崇伝は新幹線もない時代に京都、静岡、東京を行ったり来たり、往来していたわけで、大名の参勤交代よりも凄まじい活動をしていた、という事でしょう。

 安倍政権の”御用学者”、”安倍ブレーン”なんかと、比べようもない、スケール感がありますね(笑)。

 金地院にはまた、小堀遠州の作った庭もあります。遠州の作庭と言われるものはかなりありますが、正真正銘、「遠州が手がけた」と記録に残っている庭は、この金地院の庭だそうですよ。

 ジメジメした梅雨時に可憐な紫陽花をご覧になり目の保養にしてください。

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プレスリーの娘が100億円なら、ソニーの息子は2000億円?

先日、かのエルビス・プレスリーの娘リサ・マリー・プレスリーさん(50)が、元資産管理マネジャーらの失策により、父の遺産1億ドル(約110億円)が底をついたと主張しているというニュースを聞いてびっつらこいてしまいました。(彼女は、4度目の夫と離婚係争中という話にも腰を抜かしましたが)

110億円ですよ!一体どうやって、そう簡単に消えてしまうものなのか??? リサさんの主張によると、資産マネジャーらが5億5000万円もの高額な顧問料を取っていた上、株式投資などで失敗したといいますが、逆にマネジャーらは、彼女の桁違いの無駄使いのせいだと逆提訴しております。

とにかく、毎日10万円使っても、300年以上持つはずなんですが…。

浦和「大勝軒」 中華そば 690円

こんなんで驚いていたら、函館の長谷川先生から電話があり、「だから、ああたは甘いんですよ。甘いですねえ。上には上がいるもんですよ」と諭されてしまいました。

長谷川先生が例に挙げたのは、カジノで100億円近くも使い果たした「エリエール」のブランドで知られる大王製紙の井川意高元会長のほか、何と4000億円もの遺産を使い尽くした人がいるというのです。

ソニーの創業者盛田昭夫の長男盛田英夫氏です。私なんか、女優岡崎友紀と結婚(その後離婚)した人ぐらいしか覚えがなかったのですが、あまり経営の才能がなかったらしく、スキー場や自動車レースのF1事業などに手を出しますが、ことごとく失敗したようです。今はネット社会ですから、検索すれば色々出てきます。使い果たしのは4000億円ではなく、2000億円という説が多いですが、まあ、桁違い過ぎて、確かに、あのプレスリーの遺産ですら霞んでしまいます。

勿論、最終的には盛田氏一人の責任かもしれませんが、「うまい儲け話がありますよ」「あなただけに特別にそっと教えますよ」といった詐欺師やたかり屋が有象無象大挙して盛田氏の下に押しかけたようです。大変失礼ながら、生まれたときからお金に困ったことがない、苦労知らずのボンボンを騙すのは楽だったことでしょう。

彼も周りからチヤホヤされて舞い上がってしまったのでしょう。気がついたら、羽を毟り取られた鳥のように、全ての財産を失うどころか、多額の借金を背負ってしまったようです。まるで芥川龍之介の「杜子春」みたいですね。

人間何が幸せなのか、なんて、グリム童話のような教訓話で終わらせたくありませんが、プレスリーの娘にしろ、ソニーの息子にしろ、その行く末を見ると、これまた失礼ながら、何となく、「天の配剤」を感じてしまいます。

W杯サッカー、日本、よくやった セネガルと引き分け勝ち点4

昨晩じゃなくて、日本時間の本日未明に行われたサッカー・ワールドカップ・ロシア大会の日本対セネガル戦を見てしまいましたよ。仕事に影響があるのに、最後まで夜中の2時過ぎまで見てしまいました。

やはり、スポーツはライブに限ります。無理して起きててよかった。とてもいい試合を見させてもらいました。スピードもパワーも体格も技術も上回るセネガルを相手に日本がここまでやれるとは思いませんでした。よくて2-2の引き分けかなあ、と思っていたら、その通りになりました。前回のコロンビア戦同様、こういうことはもっと前に書いておかなきゃ駄目ですね(笑)。

日本の乾の1点目は、左サイドの長友が相手DF2人を強引に交わしてゴール前に折り返したから生まれたもの。2点目は、途中出場の本田がゴール前での混戦からのこぼれ球をノーマークで利き足の左で蹴り込みました。あまりにも、運が良いので、本人も舌を出したほどでした。

急遽監督が交代して選ばれた西野監督は、前回大会と変わらない本田、香川、岡崎、長友、長谷部といった「おっさん」を代表に選抜して大いに批判されたものです。某スポーツ紙は「西野監督、おっさんと心中」と書いたほどでした。それは監督以上に選手当人が感じていたことでしょう。今大会爆発した「おっさんパワー」は、意地以外何ものでもなかったのかもしれませんね。

でも、「おっさん」とはいえ、本田も長友もみんな30歳代前半。1984年以降生まれでしょう。私がかつて、サッカー記者をやっていたのは、1980~84年のことですから、「おっさん」連中はまだ生まれていませんでしたからね。当時はまだ、プロのJリーグが出来ておらず、アマチュアの日本リーグ時代。西野監督は日立の選手でした。当時の日立は確か、碓井と松永のツートップだったという記憶があります。西野はハーフで前線にパスを送る役目で足が速い選手だった覚えがあります。(当時の世界的なスーパースターは、アルゼンチンのマラドーナでした。勿論、取材で見たことがあります。そうそう、日本のスーパースター、釜本の引退試合も取材したなあ…)

今大会、テレビの解説者として出演している元日本代表監督の岡ちゃんこと岡田氏は古河の選手で、日本代表のキャプテンを務めていました。ポジションは、今はセンターバックというようですが、当時はスイーパー(最後の砦として掃く人)と言われてました。顔見知りぐらいにはなりました。彼は、当時と殆ど変わりません。

でも、サッカー用語は随分変わりましたね。当時はボランチとか、ピッチとかなんていうことはありませんでした。自殺点はオウンゴールに、ロスタイムは、アディショナルタイムに変わりましたね。

随分古臭いことを思い出したものですが、仕事で鍛えられたおかげで、一応、普通の人よりは「サッカーを見る眼」を身に着けたと自分では勝手に思ってます。

そのせいか、テレビのコメンテーターがピンと外れのことを言ったりすると鼻白んでしまいます。本職は弁護士とか医者とか公認会計士とかいう肩書きを持っているらしいのですが、何で、本職を一生懸命にやらないでテレビに出たりするんでしょうかねえ?視聴者に人気があるかららしいのですが、視聴者がその程度なのか、番組制作者になめられているのか、まあ、そのどちらかなんでしょう。

サッカーの話からとんでもない方向に行ってしまいましたので、この辺で(笑)。28日のポーランド戦もけっぱれ、日本。決勝トーナメントに行ってくれい!

ブログにそんな力があるのか?

今朝の新聞を読んでいたら、ブログは結構、力があるようで、知らない人でも簡単に署名したり、ヘイト運動に参加したりする人もいるようですね。

いわゆるネトウヨに感化されて署名した人が後悔しているという記事でした。

でも、この渓流斎ブログは無力であり、他人(ひと)様を煽ったり、署名を求めたりしませんからご安心ください(笑)。

とはいえ、読んでも気分が爽快になったり、鬱憤晴らしになったりするかといえば、その逆で、妙に暗い気分にさせられたりすることもあるので、その点はお許しのほどを。

今日は暗い話なので、この先は読まない方がいいと思いますので、ここまで読んで下さっただけでも有難う御座いました。この先は、本人の備忘録ですので、さようなら。

◇◇◇◇◇

迂生も初老の域に入って、色々と身体のあちこちで悲鳴をあげ始めだしました。先日は会社で健康診断を受けましたが、相当悪く書かれました。

あと、何年生きられるかなあ? 漱石49歳、鴎外60歳、芥川35歳、太宰38歳、三島45歳は暗記してましたが、随分お爺さんに見えた谷崎と荷風散人はともに79歳だったとは。

驚いたことに司馬遼太郎は72歳。今思うと随分若かったんですね。それにしても凄い量の仕事をしたものです。今や読まれなくなった哲学者のサルトルは74歳。こちらも意外と若かった。話は飛んで楽聖ベートーベンはまだ56歳の若さで亡くなっていたんですね。モーツァルトが35歳だったので、随分長生きしたのではないかと思っていたので、こちらも意外でした。

また、自分のことですが、体重が学生時代と比べ15キロも増えて大台に乗り、胴回りが昨年と比べて3.5センチも増え、さすがにビールを控えてダイエットを始めました。その甲斐あって、ほんの少しだけお腹が引っ込んでくれた感じです(笑)。

一昨日は、奥歯の銀色の詰め物がまたまた取れました。今年に入って5,6回目。ということは、毎月1回の頻度で取れていたということになり、今日はとうとう新しく詰め物をつくることにしました。麻酔をかけてくれたので、痛みは感じませんでしたが、30分ぐらい椅子に縛り付けられ、口を開け、先生に「ベロを動かさない」と何度も注意され、「助けてくれえい」と弱音を吐きたくなりました。

おまけに、今日は腰痛が久しぶりに出てきて、歩くのが少ししんどい。我ながら、何でこんなつまらないことばかり書くのか不甲斐ないのですが、実はもっと深刻な問題にも巻き込まれ、そのことは流石にブログには書けませんね。

そういうものでしょう。それが普通でしょう?

本来なら、日銀の金融緩和策はいつまで続くのか? 米国に対する報復関税で、真の貿易戦争が始まるのか? またまた円高株安に見舞われるのか?ー といった高尚な案件に触れるべきなのかもしれませんが、ちょっとその体力気力がないのでやめておきます(苦笑)。

あれ? 最後まで読んで下さったんですか? お有難う御座います。

ロナウドとメッシ、ヒーローなのか?ダーティーヒーローなのか??

今、熱戦が繰り広げられているサッカーのワールドカップ(W杯)ロシア大会のヒーローは、恐らく、ポルトガルのFWクリスティアーノ・ロナウド(レアル・マドリード)とアルゼンチンのMFリオネル・メッシ(FCバルセロナ)の2人に収束されることは間違いないと思われます。

昨年の世界のスポーツ選手の年収ランキングで、ロナウドは、広告契約料34億円を合わせて計94億円と首位。メッシは同34億円と合わせて87億円で2位と、仲良く分け合っています。それにしても、半端じゃない金額ですねえ。

今年の流行語大賞になりそうな「大迫半端じゃねえ」どころではありません。

ところが、正義の味方であるはずなのに、このW杯開幕を前後にして、この2人には「悪役」としてのスキャンダルに襲われています。

ロナウドの場合は、肖像権収入1470万ユーロ(約19億円)の脱税を行った疑いで起訴され、裁判では、1880万ユーロ(約24億円)の罰金を支払うことでスペイン税務当局と同意したようだと、開幕前に米メディア「ESPN」などで報道されました。

一方のメッシは、今日になって、例の「パナマ文書」の中で、彼と実父が共同でパナマに設立した会社を使って肖像権を巡る租税を回避していた疑いが再浮上したということです。

今回流出した内部メールには、従業員が「ウルグアイ事務所は『メッシ氏親子は(パナマの)会社を利用している』と私に話した」と書いた文面があったということです。金額については、明らかになっていませんが、メッシの弁護士はスペイン紙エルコンフィデンシャルの取材に「終わった話だ。(パナマの)会社は使われていない」と改めて否定したそうです。でも、ますます疑惑は深まるばかりですねえ。

4年前は覚えてませんが、今大会のメッシさんは腕にかなりどぎつい刺青をふんだんに施しており、こんなスキャンダルを耳にすると、失礼ながら、清潔感あふれたスポーツ選手ではなく、どこか、その筋の人に見えなくもありません。

いやあ、こんなこと書くと怒られるだろうなあ。。。

ロナウドとメッシの熱烈なファンの皆さんと、2人に憧れる子どもたちの夢を壊してしまい、大変失礼致しました。

所用で久しぶりに秋葉原と浅草へ

今日は大雨の中、所用のため、あちこち出掛けておりました。

まあ、色んなことがあるもので、某駅のプラットフォームで、小汚い定期入れのようなケースが落ちていて、中を見たら、某有名女子大学の学生証が出てきたので吃驚。所用で急いでましたが、駅員さんに届けました。

「お名前は?」と聞かれたら、「あっしは名乗るほどのもんではごぜえません」と言おうとしたら、駅員さんは慣れたもんで、「有難う御座いました」と言うだけでした。まあ、大切なもんですから、早くご本人の許に届けばいいと思ってます。

もう一つは、来月は数年ぶりに、お仕事で通訳観光ガイドをやることになり、下見に行ってきました。東京は、どこもかしこも1年も経てば、すっかり様代わりしてしまうので最新情報を仕入れなければならないからです。(小生が「庭」にしている銀座も「GINZA SIX」ができたりして、人の流れがすっかり変わりましたからね)

秋葉原に行って、ツーリストインフォメーションに行ったら、営業開始は何と11時。しばらく、暇をつぶしていたら、見知らぬ若い青年が近寄ってきて、「今日は会社から100人と名刺交換するように言われてきましたので、名刺を戴けませんか?」と、この私に言うではありませんか。俺を誰だと思っているんでしょうか?(爆笑)

彼も、街中で、見知らぬおじさんに声を掛けるのも、随分勇気がいったことでしょうが、随分、変な会社に勤めているなあ、と思い、勤め先を聞いたら、どこかのIT系の企業でした。彼と別れて後から、「ブラック企業なのかなあ」と思ってしまいました。

うまいめん食い村 浅草「大黒家」天丼1550円

秋葉原の後、浅草に行きました。1年半ぶりぐらいでしょうが、やはり、少し変わってました。観光センターに行って、外国人観光客向けのお勧めの場所を伺ったら「まるごとにっぽん」という物産展などを紹介してもらいました。後で行ってみましたが、外国人向けの日本の土産屋さんといった感じでした。

浅草の仲見世は、下見しようかと思いましたが、あまりにも多くの外国人観光客で溢れかえって、平日だというのに立錐の余地もないので、諦めて、裏道を通りました。

もちろん、観音様にお参りしましたが、外国人はほとんどお賽銭を入れない感じでした。「観光客はお金を落としてくれるから大歓迎」という安倍政権の政策も、奏功していないということでしょうか。

◇◇◇◇◇

昨晩のワールドカップ・サッカーのロシア大会の日本対コロンビア戦は、何処のブログも書くことでしょうから、控えめにしますが、2-1の勝利おめでとうございます。私も2-1で日本が勝つと予想してました。信じてもらえないでしょうが(笑)。

マスコミも手の平を返したように、西野朗監督を褒めるようになりましたから、現金なもんですね(笑)。

◇◇◇

も一つ、加計学園の加計理事長がやっと顔出し会見。地震とサッカーで日本中の関心の目がそちらに注がれている間隙の中、「記事や報道の扱いが小さくなるだろう」という魂胆がみえみえ。

記者会見は2時間前に通告して、呼んだのは地元の記者だけ。それもわずか30分程度の「立ち話」会見。内容は、責任を部下に転嫁するような趣旨の発言です。加計理事長の「記憶も記録もない」という発言は流行語になり、後世に語り継がれることでしょう。

それにしても、ネットの噂通り、加計理事長は、他人のそら似か、「昭和の妖怪」と言われた岸信介にそっくりですねえ。となると、安倍首相とは「刎頸の友」どころか…?

大阪府北部地震から高山右近と藤原鎌足を連想

6月18日午前7時58分ごろ、大阪府北部を震源とする震度6弱の地震があり、死者4人、重軽傷者300人以上という大惨事です。何十万人か、数字は分かりませんが、多くの「帰宅難民」も出たということですね。

亡くなった方のご冥福をお祈り申し上げます。と、ともに被害に遭われた皆さまにはお見舞い申し上げます。

京都にお住まいの京洛先生にはいつもお世話になっておりますので、「安否確認」で電話したところ、ご無事で、2011年3月11日の東日本大震災のときは、東京都内のホテルにいて、かなりの揺れを体験しましたが、今回、京都でもそれと同じくらいの激しい揺れに見舞われたと仰ってました。

東京・銀座「岩戸」の「いわしの天麩羅定食」900円。写真は、いわしの天麩羅が運ばれてくる前ですけど美味しかった

さて今回、被害に遭われた場所として大阪府高槻市が注目されました。

高槻市と聞くと、私なんかはすぐ戦国時代のキリシタン大名高山右近の城下町を連想します。大変歴史のある街ですね。

それぐらいだと思っていたら、先日読んでいた洋泉社ムック「藤原氏」の中に、藤原氏の祖である藤原鎌足(中臣鎌子)の墓が高槻市の「阿武山古墳」にあると書いてあり、全く知らなかったので、そのシンクロニシティには吃驚してしまいました。

調べてみたら、高槻市の「阿武山古墳=藤原鎌足」は、ほぼ間違いないらしいですが、学説として百パーセント確定したわけではなく、ほかに蘇我石川麻呂や阿部内麻呂説などもあるそうです。

でも、被葬者は最上位クラスの貴人であることは決定的だそうです。当時の最高位の職冠が埋葬されていたからです。

このように、関西は本当に歴史の宝庫ですよね。ほんの少し歩いただけでも、歴史の教科書に出てくる人物の縁の神社仏閣や建物があります。今のところ、今回の地震で文化遺産の崩壊は聞いてないことだけでも救いです。(ただし、これが、現在、大変苦労している被災者を差し置いたような誤解を生むような表現でしたら取り消しますが、吾人としてはその意図は全く御座いません)

それにしても、大阪が大地震に襲われるなんて、専門家でさえ予測できなかったのではないでしょうか。先週あたりから、千葉県の安房勝山や群馬県の渋川市で地震が発生し、いよいよ関東に大きな地震があるのではないかという人もいたぐらいでしたが、全く予想が外れました。

いずれにせよ、どんなに科学や文明が発達しても、地震だけは予知できないということなんでしょうか。

Apple ID にはまた参った! 犯人が実力行使か?

嗚呼、また、やられてしまいました。

例の「Apple ID 乗っ取り事件」ですが、またまた引っ掛かってしまいました。

昨日の夜7時前に以下のメールが来ました。

ご利用の Apple ID XXXX@yahoo.co.jp に新しい支払いを設定いただきありがとうございます。

日付と時刻 :  2018年6月18日 10:20 J63S52T70
のブラウザ :

セキュリティ設定の確認と更新を行うには、Appleアカウントページにアクセスします。他のユーザが不正にお客様のアカウントにアクセスしていると思われる場合は、すぐにセキュリティの詳細設定を変更してください。

セキュリティ保護のため、この自動メッセージはご利用のアカウントに登録されていrるすべてのメールアドレスへ送信されています。不明な点がある場合は Apple サポートをご利用ください。

今後ともよろしくお願いいたします。
Apple サポート

 

「新しい支払い設定しました」なんて来たら、焦るじゃありませんか。銀行口座が盗まれたのか?犯人はついに、具体的な行動に出たな、と思ったわけです。そこで慌てて、メール内の「アップル・サポート」をクリックしてしまいました。

そしたら、クロアチア語かチェコ語か分かりませんが、東欧系の言語のサイトが出てきました。

あとで考えたら、これがいけなかったのです。

会社のパソコンはセキュリティがしっかりしてますから、同じ箇所をクリックしてみたら、「このリンクは安全ではない可能性があります。情報を盗まれる危険があります」との表示が現れました。自宅のパソコンはそんな表示は出てきませんでした。

嗚呼、やられた!恐らく、犯人は自宅のパソコンからパスワードを盗んだことでしょう。

そこで、アップルIDのパスワードを変更しようと思ったら、またまた例の中国語の質問と答えが出てきて、それ以上、入ることができず、変更できなくなってしまいました。

嗚呼、参った、参った。困った。

メールにはしっかりとアップルのりんごのマークも付いていて、本物と見分けがつきませんでした。

Apple IDについて は、いわゆる詐欺のフィッシングメールが横行しているようです。検索すれば、色々出てきます。

皆さまも気をつけてください。

パソコンに詳しい石田先生に相談したところ、「不審なメールの添付やリンクは、開けないことが絶対の原則です」と諭されてしまいました。

確かに。でも、焦って慌てると平常心を失ってしまうものです。

皆さまも、普段から、こういう詐欺メールが来るものだと肝に銘じて、絶対に気をつけてください。

若者と老人との間で階級闘争が始まるのか?

五木寛之著「孤独のすすめ」(中公新書ラクレ・2017年7月10日初版)は、タイトルから、てっきり、孤独になることをすすめている話かと思ったら、何と、今は「嫌老時代」で、働かないで、高級外車を乗り回したり、海外旅行に行ったりして遊んで暮らしている老人と、彼らの年金を支え、しかも将来自分たちの年金が確実に保証されていない若者との間の「階級闘争」の時代になるといった予言の書でした。

分からないでもありませんが、「階級闘争」なんて、19世紀的な、日本で言えば1920~30年代か、せめて1960~70年代の全共闘世代風の古さで、何となく違和感を覚えつつ、一気に読んでしまいました。

東久留米「松屋」かき玉蕎麦 800円

上記の「階級闘争」は、何も私が言っているわけではありませんからね。少し引用しますとー。

・私もたまに感じるのだけど、若者が集まるコーヒー店などに高齢者が足を踏み入れると、すーっと空気が冷める気配になる。(100ページ)

・結論を言えば、「嫌老感」はやがて、一種の「ヘイトスピーチ」にエスカレートしていく危険性がないではない、と私は見ています。…「働かない人間たちが、優雅に生活を楽しんでいるじゃないか」「なぜ、生活の苦しい自分たちが、高齢者たちのために身銭を切らなければならないのか」「あいつらは社会の敵だ、排除しろ!」(110ページ)

まあ、こういった調子です。

五木さんは、最後の「おわりに」で、人間不信や自己嫌悪から逃れるいい手段として、「回想の力」を挙げ、これによって乗り越えることができると力説しておられます。

これがなければ、身もふたもない話で終わってしまいますので、唯一の救いです。

本文の中で、五木さんが昔、パリで買った高級靴を買ってそのままにしておいたのを引っ張り出してきたら、当時の60年代に起きたことを色々と思い出しり、昔の流行歌を聴いて、青春時代の思い出に浸ったりする話などにも触れてます。

「懐古趣味でもいいじゃないか。人間だもん」という声が聞こえてきそうですが、相田みつをさんの言葉じゃなかったでしたね(笑)。