こだまでしょうか おーいお茶

ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

市民プール、430円。本日は今年初泳ぎ。

着いた途端、10分間の休憩。市民プールですから。

昔取った杵柄。泳ぎには自信があるので、バタフライを決行したところ、首筋がツッテしまい、あえなくリタイア。

自分では散々泳いだつもりが、わずか20分間でギブアップしてしまいました。


ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

行きつけの居酒屋さんに、誰が書いたか知らねども「サラリーマン川柳」が掲示されていて、あまりにも面白かったんでメモってきました。

そのまま写すのも芸がないので、ほんの少しだけアレンジしちょります。

●この俺に 温かいのは 温水便座(冬向き)

●「おーい、お茶」 こだまでしょうか 「おーい、お茶」

●「ご飯いる?」 いると返信 妻不機嫌

●「オレオレ」に 亭主と知りつつ 電話切る

●ウチの旦那 胃酸過多なのに 遺産なし

●「ただいま」は ネコに言うなよ 俺に言え

●退職金 振り込まれた途端 妻ドローン

ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

北海道にお住まいの帯広先生が、「モリ(森友学園)カケ(加計学園)問題より、凄いスキャンダルがありますよ」とご教授してくれたのが、朝堂院大覚総裁のインターネットテレビ。

私も見てみました。かなりとうがたったどう見ても70歳代の事件記者が、安倍首相と某医療法人との親密な関係を朗々と詠じておられました。

他にも物凄いことが語られています。ご興味ある方は是非どうぞ。

トランプ大統領の移民半減政策

ハバロフスクのプーシキン像 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

昨日の夕方、会社で何か焦げ臭いな、と思いつつ、仕事が終わって外に出たら、空に2機ヘリコプターが飛び交い、普段より多めの人が歩道に屯して異様な雰囲気。曇りかなあと思っていたら、臭いがある煙が多少充満してました。

お家に帰ってニュースを見たら、築地の場外市場の木造の商店で火災が発生した、とやっていて、それで初めて火事だと分かった次第。案外、現場近くにいても、面倒臭さがらずに、その現場に行かなければ、分からないものです。

ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

昨日のニュースで、トランプ米大統領が永住権(グリーンカード)の年間発行数を100万人から50万人へと半減する移民政策法案を発表しました。

理由は、移民労働者が米国民の職や収入を奪っているからだというもの。

これは為政者として半分正しい主張です。何故なら、為政者としての最大の使命は、自国民が安心して働ける社会を構築することにあるからです。

しかし、そもそもアメリカという国自体は、ネイティヴ・アメリカンを虐殺、略奪して建国し、はるばるアフリカから奴隷を連れてきてプランテーションで富を築き、現代も移民労働者をかなり安い賃金で搾取して成り立っている国ではないのでしょうか。

移民労働者の職を米国民が安い賃金でできるのかどうか他人事ながら心配してしまいます。

毎日新聞の報道によると、共和党側からも反対論が出ており、立法化が実現するか不透明な状況だたいうことですので、果たしてどうなるか。
ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

日本も移民問題については、対岸の昨日の築地場外市場ではない状況です。

トランプ大統領は、「今後は、英語を話し米国経済に貢献できる高い技能を持つ申請者に優先的に永住権を付与する」と説明したらしいですが、早晩、日本の為政者も「今後は、日本語を話し日本経済に貢献できる高い技能を持つ申請者に優先的に永住権を付与する」と宣言するかもしれません。

もっとも、通販大手の楽天が既に社内公用語を英語にして高い技能を持つ外国人を優先してますから、今更何だという話になるのかもしれません。

まさにグローバリズムの最先端です。

しかし、トランプ大統領の方針は、そんなグローバリズムに異議を唱えたことになります。

加計ありきの獣医学部新設

ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

産経新聞を読んでいますと、いつも「朝日新聞がどうした」「朝日新聞がこうした」という文言ばかり登場して、まるで朝日新聞がなければ産経の存在価値がないみたいです。

下衆な言い方をすれば、朝日新聞をネタにして飯を喰っている感じです。

動物の名前のような有名なスター記者も恥ずかしくないんでしょか?「モノを言う」新聞なら、他紙の見解などあまり引用せず、我が道を歩んだらどうでしょうか。

産経の読者なら、朝日なんか読みたくないでしょ。
ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

いわゆる右翼系と呼ばれる雑誌も同じです。「朝日新聞に鉄槌を下す」といった論調に終始してます。

これじゃ、まるで世の中は朝日新聞を中心に回っているみたいじゃないですか。朝日は、世間の人が思っているほど反体制派新聞でも何でもないですし、内閣府や財務省官僚のイタコになって庶民を欺く論説委員さんも沢山いるのですからね。

週刊文春もかつては同じような調子でした。朝日を飯のタネにしてました。しかし、ここ数年は様変わりして、何処の新聞社もできないようなスクープを連発しています。

もう朝日新聞はライバルでも何でもないつまらない弱小媒体に成り下がっていますから、気にすることはなくなったのでしょう。

ハバロフスク Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

本日発売の週刊文春のスクープ記事「加計学園 安倍氏選挙応援で公選法違反の疑い」は、もしこれが事実だとしたら、とんでもない話です。

【以下引用】
週刊文春が入手した、2009年7月28日付の組合の「要求書」には次のように記述されている。

〈岡山理科大学、倉敷芸術科学大学および千葉科学大学に所属する事務職員が2009年8月末投票予定の衆院議員選挙において、実質強制的に特定政党の選挙運動に動員されていると聞き及んでいる。職場の上下関係において上位にある者が行えば、強要の意図がなくとも下位の者は非常に断りにくい状況に追い込まれることは火を見るより明らかであり、これは思想信条の自由に対する重大な侵害である〉

これではまるで便宜供与ですね。

安倍首相は国会で「李下に冠を正さず」と身の潔白を主張しておりましたが、これでは選挙応援の見返りに獣医学部新設を「岩盤を崩して」認めたようなもんです。

今日3日は、安倍首相は内閣改造を断行して目先を変えて逃げようとしているようにも見えます。

とはいえ、もう「終わった人」の動向には誰も興味を持たないかもしれませんね。

歩きスマホ禁止令がついに成立!

中国成都省「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

昨日のニュース、ハワイで「歩きスマホ」禁止条令が成立して、違反者には罰金が科せられると聞いて、驚いてしまいました。

施行は10月25日で、罰金額は、違反の回数に応じて15~99ドル(1650円から1万円)だとか。

つい最近、この渓流斎ブログで、歩きスマホのことを書いたばかりなので、「へー」と思ってしまいました。

恐らく、世界初の試みではないのではないでしょうか。

中国成都省「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

世界的な観光地ハワイでは、歩きスマホが原因の交通事故やトラブルが頻発していたようです。

日本でもそのうち、禁止令が施行されるのかしら?

今、私は自慢でも何でもなく、たまたま東京・銀座の会社に勤めていますが、私にとっての通勤路である歩道は観光客で占拠されて、多くの「歩きスマホ」にはいつも悩まされております。

こちらが隅を遠慮して歩いていても、向こうから前を見ずに突進してくるんですからね。

昨日は、歩きスマホではなく、よく見かける観光客用のキャリーバッグを、まるで護送車か武器のように持って、敵陣に攻め込むように、それを盾にして私の目の前を突進してくる輩には実に閉口しましたよ。
中国成都省「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

キャリーバッグといえば、私の知人の知人のそのまた知人で直接知らない年配女性ですが、下りのエスカレーターに乗っていたら、後方の観光客がハイヒールを引っ掛けてキャリーバックから手を離し、運悪く、そのバッグが年配女性に当たって転がり落ちてしまい、大腿骨骨折の重傷を負って救急車で運ばれたそうです。

まさにキャリーバッグが武器になった例です。

都会では何処に落とし穴が潜んでいるか分かったもんじゃありませんね。

その話を聞いた私は最近、エスカレーターを避け、必ず階段を使ってます。おかげでスポーツジムに行かずに済んでます(笑)。

キナ臭い北朝鮮情勢

旧哈爾濱学院 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

友人の本山君が韓国に旅行に行ってきたというので、土産話を聞きました。

毎週水曜日、ソウルの在韓日本大使館前につくられた従軍慰安婦像の辺りで、抗議集会があるというので、それを取材に行くのが第一の目的だったようです。

この「水曜デモ」は、1992年1月から始まったと言われますから、もう25年も続いているそうです。

彼が遠巻きに見た抗議集会も、大きな混乱はなく、むしろ整然としていたそうです。

300人ぐらい集まっていたとか。
中国・哈爾濱 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

もう一つ、彼の目的は、板門店の休戦軍事境界線を実際に見に行くことでした。事前に申し込まなければなりませんが、日本語のガイドさんが付いてくれたそうです。

勿論、録音や撮影は禁止。

「恐らく、韓国も北朝鮮も、近くに軍事施設を設置しているからじゃないかな」というのが本山君の推測。

驚いたことに、板門店へはソウルからバスでわずか1時間半の至近距離にあったんですね。

何かあれば、本当にとんでもない。ソウル市内は横断歩道は日本のように高架式ではなく、地下化が多く、あちらこちらに地下が迷路のように張り巡らされ、地下商店も多かったとか。

「多分、地下はいざという時のシェルターにするつもりじゃないのかなあ」。これも彼の推測。

中国・哈爾濱 松花江 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu

羽田から仁川までわずか2時間25分。

今、北朝鮮の金王朝政権が常軌を逸したかのようにミサイル実験を繰り返しています。

北朝鮮の国営放送のアナウンサーがよく使う「敵を殲滅して、火の海にしてやる」という言葉は、もうレトリックでも威嚇でもなく、現実性を帯びてきました。

勿論、「射程内」の日本は当事者でもあり、北朝鮮が実験を繰り返せば繰り返すほど、日本の保守反動軍国主義者に大義のお墨付きを与え、勢いづかせております。

この先どうなってしまうのか?

恐らく、北朝鮮の若大将も、アメリカのトランプ大統領も、中国も習近平主席も、分かっていないのかもしれません。

全ては、「相手の出方次第」だからです。

NHKはCMタレント養成製造マシーンなのか?

Copyright par Keiryusai

昨日は、unknown さんから久し振りにコメント頂きました。有難う御座いました。

昨日、「世の中は広告が全てだ」ということを考えていましたら、もう少し、世の中の構図や仕組みについて洞察したくなりました。

きっかけは、最近のタレントさんが全く分からなくなってしまったからです。

今はときめく人気男優というと、千葉雄大、菅田将暉、山崎賢人、人気女優でいうと、有村架純、土屋太鳳、芳根京子、小芝風花あたりでしょうか?

えっ?誰も知らない?

私もテレビのドラマは見ないので、実は殆ど分かりません(笑)。

私は今、「人気」と書きましたが、その人気とは如何にテレビに露出させるか、ということです。テレビに露出されることにより、それで人気が出て、何となく、その人の人格を知らないくせに信用や信頼が生まれ、その擬態を広告代理店がうまく利用してコマーシャルに使い、その露出によってタレントはますます人気が出るという好循環の仕組みが今の資本主義社会にあるということです。

ネットは、単なるテレビの焼き直しです。

政官界も、財界も若いタレントが大好きです。

その人気を生み出す原動力の一つが、公共放送NHK朝の連続テレビ小説です。このヒロインに抜擢されれば、将来間違いなしです。CMのオファーも鈴なりに押し寄せてくることでしょう。

NHKの朝ドラは、年に2回ありますから、毎年2人は確実にヒロインが生まれるわけです。まるで、年に2回興行される文学の芥川賞・直木賞みたいですね。(笑)

NHKはもう一つ、大河ドラマもあります。ここに出演を獲得すれば、毎週露出しますから、人気上位にランクインし、CMオファーも来るようになります。

つまり、コマーシャルをやることができないNHKは、結果的にCMタレント養成製作会社と言えなくもないのです(笑)。

そして、公平さで言えば、民放はテレビ局ではなく、実は広告会社なのです。もしくは、番組製作会社に丸投げした時間貸しの大家さんなのです。

それにしても、長年この世に棲んでおりますと、そのタレントさんの移り変わりの速さには圧倒され、もはやついていけません。

テレビは若ければ若いほどよく、フォトジェニックが良ければ良いほどいいので、タレントさんといえども、使い捨てカイロかライターのようです。10年も持てば大したもんです。今は5年かな?

まあ、古今東西、次から次とテレビ画面に出て有名になりたい若者が途絶えることはありませんから、好循環は半永久に続くわけです。

最後に渓流斎の法則ー。

第108条 有名とは、広告戦略的な露出の度合いに過ぎず、信用とは無関係なのである。

世の中広告がすべて

中国・大連夏祭りCopyright Par Duc de Matsuocha gouverneur

 私の御先祖様は江戸時代、九州は久留米の有馬藩で、代々下級武士として仕えておりましたが、明治維新の革命によって失業して路頭を彷徨い、その後は、九州は唐津焼や有田焼などが有名ですから、そういった焼き物の商店を開いていたと聞いたことがあります。

 しかし、よく言う「武士の商法」でほとんど売上が伸びず、倒産したと聞いたことがあります。

 悲しいかな子孫の私にも商才がなく、しがない安月給のサラリーマンで終わってしまいました(笑)。

 で、今日は何で、こんな話から始めたのかと言いますと、最近、この渓流斎ブログのホームページ化を思案している中で、世の中というものは、広告だらけで、結局、商才がある者が勝ちだということが、この歳になってやっと気がついたのです。もう、手遅れですけどね(苦笑)。

 中国・大連夏祭りCopyright Par Duc de Matsuocha gouverneur

私はインターネットを1995年に、ブログは2005年に始めましたが、当時は今のように広告で溢れておらず、一種の牧歌的な雰囲気がありました。

それがどうでしょう。あれから22年が経ち、ネットのサイトは広告収入を得るためのツールになり、妖しげな大嘘ニュースが跋扈し、その売上高は、今や新聞、雑誌、ラジオ、テレビを追い抜いたと言われております。

日頃、重宝している検索エンジンと呼ばれるグーグルやヤフーは、便利で有難いなあと思っていたら浅はかで、よく考えれば、彼らが良心的なボランティアでやっているわけではなく、商業ビジネスとしてやっているだけなのです。

だから、正確に言えば、検索会社じゃないんです。広告会社なんです。手段を選ばないのです。ヤフーは、在庫がないくせに、アップルウオッチの販売キャンペーンまでして、本来ならもっと弾劾されるべきなのに、社長の謝罪の一言で終わらせています。関係者というより、利害者があまりにも多すぎるので、スキャンダルにしては不味いという見えない作用が働いたのでしょう。

 中国・大連夏祭りCopyright Par Duc de Matsuocha gouverneur
地球上で何十億人も利用していると言われるフェイスブックだって、あれは、人に優しい便利なソーシャルネットワークではなくて、やはり、儲け至上主義の広告会社なのです。

フェイスブックがタチが悪いのは、その人の生年月日、住所、本名から趣味、特技、嗜好まであらゆる個人データを会員に吐き出させて、ピンポイントで広告を爆撃していることです。

だから、私はフェイスブックだけはやりません。

と、先日、IT(情報技術)会社の松長社長との懇親会で、小生がぶちまけたところ、松長社長から「広告会社の何処が悪いのですか?」と見事に逆襲されてしまいました。

確かに、悪いことはないのです。資本主義の原理だからです。だから、勝ち組である彼らは世界の長者番付で上位を占めるわけですから。

悪いところがあるとしたら、個人情報を勝手に使用して広告戦略に使っていることを顧客に堂々と明示していないということぐらいですか。こうなると、「騙す方も悪いが、騙される方も悪い」という話になり、またして、私は先祖伝来の商才のなさを痛感してしまいました(苦笑)。

いや、商才がないのは私だけではないでしょう。新聞業界も落ち目の三度笠です。インターネットが始まった頃、何で、彼らはヤフーやグーグルといった「広告会社」にタダ同然で自分たちの「ドル箱」のニュースをあげてしまったのでしょうか?

今の新聞の広告を見て御覧なさい。精力増進剤やサプリメントの広告ばかりで、昔は三流のミニコミ誌さえ相手にしなかったモノで、大変失礼ながら、こんなんで「高級紙」と呼ばれる一流新聞社がシノギを削っているんですからね。

テレビも視聴率という実態のよく把握できない曖昧な数字に頼っていたので、クライアントにとっては広告効果があるかどうかさっぱり分からない。それより、年齢、職業、性別、趣味趣向がはっきりと分かる獲物、いや間違えました、ターゲットに広告が撃てるネットサイトに移行しようと考えるのも不思議ではありませんよね?

私は、商才のなさは相変わらずにしても、こうして世の中の人々に揉まれると、少しは賢くならざるを得ませんよ(爆笑)。

岡本昌巳著「株で勝つ習慣」

王子の狐火と装束榎

岡本昌巳著「40年稼ぎ続ける 投資のプロの 株で勝つ習慣」(ダイヤモンド社)は、私の高校時代の友人が書いたという、ただそれだけの理由で、渓流斎ブログの「お薦め本」になりましたが、読んでみると、確かに、「この道40年」のプロだけあって、ツボを押さえていると思いました。

全くの素人にとっては、分かりづらいかもしれませんが、初歩的知識があればかなり参考になることが書かれています。

勿論、そんな安易に、何の努力もしないで、儲かるような話はこの世にあり得るわけがなく、まず疑ってかからなくてはなりませんから、この本は大丈夫です。

つまり、この本には安易な方法は書いておりません。はっきり言って、かなり七面倒臭い方法しか書いていません(笑)。私なんか、チャート式とかは、「終わった後の結果論」か「背後霊」のような感じがして、最初から放り投げていますが(笑)。

具体的に何処の会社のどの銘柄を買えば儲かるとも書いていませんが、それに近いことだけが書かれています。日々のニュースに接して、気になる会社の業績や株価予想を「四季報」などで、プロ顔負けに勉強して研究し、「友だち銘柄」を沢山作り、その中で「これだ」と思った銘柄を時機を見て買う、というのが岡本方式です。

そのためには情報収集が欠かせません。

岡本君とは卒業以来何十年も会っていませんでしたから、彼が「株式市場新聞」という専門紙で長年記者をやっていたことは知りませんでした。彼はこの新聞社を辞めて、今はフリーの経済ライターとして雑誌等に寄稿したり、セミナー活動を行ったりしています。

ですから、今でも「現役」として情報収集活動を行っているわけです。
本書は、その情報収集のノウハウ本として活用すれば一番良いのではないかと、私なんか思ったわけです。

彼が、新聞記者だった頃、特許庁にまで足を運んで、いちいち問い合わせて、資料を探してコピーをしていたのに、今ではインターネットが発達したおかげで、自宅に居て、簡単に特許情報が取れる、といったことも書かれています。
王子稲荷大明神

今のようなマイナス金利の時代、例えば、1000万円という高額資金を1年間、メガバンクの定期預金にしても、税引きで700円ちょっとしか利子が付きません。こんなんでは、銀座でランチもできませんよ。(笑)

ですから、小学校高学年から英語ではなく、株式投資の基礎を教えるべきだと私なんか思っています。昔は、「そんな博打を教えるなんてとんでもない」という偏見で凝り固まっていましたが、2000万分の1でしか当選する確率がない宝くじを買うより、競馬競輪競艇等をやるよりも、ある意味では株式の方が確率的には高く(その分、損する割合も高く)、また、実際に投資なんかしなくても、マクロ、ミクロ経済から会社法、決算書、会計、国際時事問題まで付随して勉強しなければならないので、将来、英語なんかよりも必ず役に立つと思うのです。

とはいっても、株式投資に関してはかつて、かなり痛い思いをしたことがある小生ですので、最終的には御自身の判断、いわば自己責任で投資すべきだというのが、こんな誰が読んでいるのか分からないブログで書ける最低線のことでしょう(笑)。(株式投資をしない、という選択でもいいのです)

今は、ネットのサイトで簡単に情報収集ができるということで、岡本君がいつも重宝しているというサイトの一部を列挙しておきます。(下線が付いた青い文字をクリックすると、そのサイトにジャンプします)

●ヤフーファイナンスの「株予報」

株探 (材料テーマ関連銘柄探してで最も重宝する)

モーニングスター (岡本君が外出した時などにスマホで最も良く見ているサイト。有料版もある)

コロ朝ニュース (プロの目で厳選された情報の玉手箱)

世界の株価(各国の株式、為替などのチャートが読みやすい)

東証の「適時開示情報閲覧サービス」(上場企業の決算やリリースが最も早く読める。私もかつての職場で利用さしてもろた)

特許情報のプラットフォーム「特許・実用新案、意匠、商標の簡易検索」 (かつては特許庁まで足を運ばなければ入手できなかった情報)

日本の移民受け入れは世界5位なの?

東京・銀座にて

少子高齢化により、日本の人口が減り続け、このままでは労働力不足のため、外国からの移民を受け入れるべきだとの主張が、進歩的文化人と呼ばれる人々から盛んに発信されてます。

例えば、「日本の人口に占める国際移民率は1.708%で、世界ランキングの順位は148位(2010年、国連統計)。日本は酷く遅れている。もっともっと日本は移民を受け入れなくてはならない」といった調子です。

でも、進歩的文化人はただ言ってるだけで、彼らは、移民の人にはコンビニのレジや重労働の介護職や皿洗いや工事現場や、いわゆる3Kといった日本の若者がやりたがらない低賃金の単純作業をやらせたいだけなのです。

宗教上の差異などで今、欧州で死者が出るほど問題になっていることには目を瞑り、日本の将来を想像できないのです。(おお、ルペンさんも吃驚!我ながら、凄い保守反動、超国家主義的考え方!)

それにしても、最近は外国人をよく見かけます。観光客ではなく、小さな子供も抱えていることから定住していると思われます。電車の中でも所構わず、何語か分かりませんが、大声で携帯で叫んでいます。

京都にお住まいの京洛先生は、安い市民の足である市バスが混雑して乗れなくなった、と不平不満をぶちまけています。

世界148位というデータはどうもおかしいのではないか?

そこで、よくよく調べてみると、世界銀行の2015年の調査では、日本に住む移民は約204万人で世界28位だったのです。

また、経済協力開発機構(OECD)は統計上、「国内に1年以上滞在する外国人」を移民と定義しており、2014年、日本は年間34万人の移民を受け入れていることから、世界第5位になるのです。(ドイツ=134万人、米国=102万人、英国=50万人、韓国=41万人に次ぐ)

34万人の中には、留学生や職業訓練生らも含まれているので、その多寡については一概に言えないかもしれません。しかし、彼らの中には「留学生」を隠れ蓑に仕事をしている外国人も多くいると言われています。

それではどうしたらいいのか?

松居一代さんも吃驚のサイトづくり苦労物語

中国ハルビン Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

最近、自宅と会社との往復ばかりで引きこもりがちでしたが(笑)、昨晩は久し振りに痛飲致しました。

場所は、私が東京の中で最も好きな街、神保町です。かつて、週に2回は通ったことがあり、古書店街から普通の人が知らない露地裏まで誰よりも知り尽くしているというのが自慢です。が、何せ根っからの方向音痴なもんで、目的地に辿りつけるかどうか心配でした。

目的地は、昭和30年代頃に建てられたと思しきエレベーターもない古いビル。一階が老舗バーで、お会いするお目当ての方は、そのビルの三階の事務所で、IT関係の会社を設立した社長さんです。

いやあ、前置きが長くなるので端折りますが、その社長さんというのは、以前この渓流斎ブログに書いたことがある海城高校の後輩で、「猫の足あと」という関東の神社仏閣の詳細な沿革を紹介するサイトや葬儀関係のサイトなどを主宰している松長社長です。

そして、もう一人は初めてお会いした方で、「ブック・ナビ」という書評専門のサイトを、もう15年も主宰している野口さんです。この方は、天下の開成高校を出られ、周囲の風采の上がらない連中が殆ど東大に進学するのを横目で見て、敢えて慶應義塾に進み、長年メディア関係の仕事をされてきた方でした。

中国ハルビン Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

面会の目的は、この渓流斎ブログをホームページ化するメリット、デメリットのご相談でした。

松長社長は、このIT業界で長年苦労と研鑽を重ねてきたので、その実態から裏の裏まで精通しており、かなり辛辣なお言葉も頂戴致しました。

アフィリエイトだの、SEOだのかなり専門用語が飛び交い、半分ぐらいしか理解できませんでしたが(笑)、かなり、参考と言いますか、勉強になりました。

例えば、今は世界中で広告に連動するサイトのアクセス数を稼ぐために、大嘘のニュースを書き込む輩が頻発して世界的にも大問題になっています。話の次元は全く違いますが、有名芸能人の松居一代さんが、一連の騒動でブログのアクセスが急増して、「月に500万円稼いだ」と週刊誌でも取り上げられるほどです。

何でそんなことができるの?

しかし、無名の一般人がそんなことができるわけありません。

松長社長がわざわざ紹介して下さった「ブック・ナビ」の野口主宰も解説してくれました。

「広告で稼ぐのは並大抵ではありませんよ。それにはまず、読者にサイトに来てもらうこと。そして、広告をクリックしてもらうこと。でもそれだけでは一銭にもならず、何か買ってもらわなければなりません。ウチのサイトの広告収入は、2年間で5000円程度ですよ」

ひよっえー、それではとても生計を立てられませんね。

中国ハルビン Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

松長社長も、眼鏡の奥の目をキラリとさせて、「渓流斎さん、甘いですね。ホームページには儲かるサイトと儲からないサイトの二種類しかないのです。やる気ないならやめちまえー」とまでは言いませんでしたが、酔った頭には刺激的な文言が浴びせられました。

1、自己主張しないこと。そんなもん誰も読まない。サラリーマンでも官僚でも、自己主張する輩は出世しない。それと一緒。

1、できるだけテーマを絞ること。できれば誰も知らないような、そこのサイトに行かなければ情報が取れないような、マニアックであればマニアックであるほど良い。

1、とにかく頻繁に更新すること。

1、できるだけ高品質のサイトと提携してリンクを貼ること。そうすれば良質な読者に恵まれる。

1、自分の常識は、世間の非常識だと思え!

うーん、いちいち御尤もな指摘です。しかし、自己主張できないブログなんて…。

松長社長の主宰する「猫の足あと」の苦労話も聞きました。10年近く経ち、今では何万件もアクセスがある人気サイトですが、始めた頃は、誰も知らないので、「何でウチの寺社を勝手に載せるんだ」「昔はそうだったかもしれないが今は違うんだ。掲載お断り」というお寺や神社があったそうです。

しかし、今や立場が逆転です。「ウチの寺が載っていないので是非載せてください」「載っていないと存在しない神社になるので、是非」といった問い合わせが殺到しているそうです。恐らく、初期に掲載を断った寺社は今頃後悔していることでしょう。

世の中、そんなもんです(笑)。

松長社長が、このサイトに自信を持っているのは、まさに血と汗と涙で、地を這って地道な努力で作成しているからです。

寺社仏閣の沿革を調べるのに、江戸時代の古文書まで辿ります。手に入らない、図書館で借りられない書籍ばかりなので、高額なコピー代がかかります。沿革は膨大な量なので、外部に発注したりします。写真は必ず現場に行って、自分の脚で歩いて、自分で撮影します。

このように、かなりの時間とお金と労力をかけていたのです。まあ、そうでなければ良質なサイトはできないということですね。

とにかく、松長社長に言わせると、今出回っているサイトの大半がコピペもしくは引用だそうです。「新聞社やテレビ局が、全てのニュースを有料にしたら、恐らく、サイトは激減するでしょうね」と自信を持って言ってましたが、確かにその通りでしょう。