IMFラガルド専務理事に与ふる書

中国・ハルビン駅前 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

私の名前はラガルド。国際通貨基金(IMF)の専務理事です。

7月24日、米ワシントンの世界開発センターのイベントで、「10年後は、北京に本部を移したい」と発言したところ、京都に住む日本人から抗議のメールを頂きました。

田分け!私を何様と心得る!

年収20万ドルなどという根も葉もない噂が飛び交っておるが、そんな端た金で、あたしゃ転びはせん!

中国・ハルビン駅前 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

そもそも、IMFは、日本の敗戦が濃厚となった1944年、米ニューハンプシャー州のブレトンウッズでの密約で設立されたものじゃ。あ、間違えた、設立されました。

この時、一緒にできたのが国際復興開発銀行、後の世界銀行じゃ。あ、間違えた。もういいか。

そこでじゃ。世銀のシマのみかじめ料はアメリカが取る、ちゅうもんだから、そんなら、IMFのシマはヨーロッパが取る。文句なかろ?ちゅうことで、手締め式が行われ、三々盃で血判状を押したわけよ。

じゃけん、IMFのポストは二代続けてフランスが死守させてもろてます。(語尾を少し上げる)

中国・ハルビン駅前 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

IMFへの上位出資5カ国(米、日、独、仏、英)の一角を占める日本の政府やマスコミをせっかく騙くらかしていたのに、京都の日本人が大変無礼なメールを送り付けてけつかるねん。

…何で本部を北京? ラガルドよ、カネに転ぶ腐敗官僚の面目躍如だな。日本の政府やマスコミを騙せてもオンブズマンの眼は騙せないぜ。
世界中のマスコミは既得権益者なんだよ。だから
女性だからとか、グローバリズムとか自由貿易とかいう幻想に振り回されているだけなのだ。
ラガルドよ、恥を知れ!…

こんなメールを送りつける輩には告訴を考えてますまんねん。

その前に八尾の朝吉親分のところに行って、仁義の切り方を習いに行ってきますぅ。

茶番劇 家計学園物語


中国・成都「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

和泉羊人首相補佐官です。

いろいろ報道されているので少し丁寧に説明させてもらう。そんな極端な話をすれば記憶に残っているはずだが、全く記憶にないので、言っておりません。言っておりません。言っておりません。

しかし、記憶に残ってないだけで、総理の意向とか、総理が直接言えないので俺の口から言う、などとは、前川君を呼びつけて言ってないと思う。

多分

中国・成都「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

安部心臓総理です。

李下に冠を正さず、と言います。

わたくしは、家計学園の家計孝太郎理事長とは、40年来のアメリカ留学時代からの刎頚の友であり、2013年から16年にかけて、山中湖村の別荘でゴルフ、焼肉パーティー、おいちょかぶと14回お会いしていることはバレておりますが、その間、雨夜の品定めだけで、獣医学部新設の話は一切しておりません。

そもそも、獣医学部新設の話は、国家戦略特区諮問委員会の民間議員の皆様がお決めになったことで、わたくしは、一切口出ししておりません。民間議員はわたくしの子飼いなので、わたくしの意に背くことはしませんから。

わたくしは、民間議員の先生の皆様方が、岩盤規制にドリルで穴を開けて頂いた、と、こう、わたくしは、大変評価しているのであり、ます。

中国・成都「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

家計孝太郎理事長です。

私はキーパーソンです。

だから、ノコノコと国会如き茶番劇に付き合ってなんかいられませんよ。

そんな暇あれば、安部君とゴルフしてますよ。

言いたい事は沢山ありますが、何せ、今は雲隠れしてるもので、誰も居処は分からないことになっております。と、広報にはそう申し付けてます。

ー日本にいない?

それはどうかな。

ー仮病を詐称して入院してる?

それはどうかな。

ーそれでは、納税者として、獣医学部新設の認可を取り消しますよ。

あんたにそんな権限ないでしょう。

ーでは、そんな大学に優秀な学生が応募すると思っているんですか?

日本人は馬鹿だから、募集をかける頃はみんな忘れてますよ。何しろ、民間議員の先生方のおかげで、授業料は国立大学並みの安さだからね。

以上、架空インタビューでした。

歩きスマホは永久に不滅です

中国・成都「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

20世紀末からのIT革命の中で、最大の発明と世界に与えた影響力の大きさでは、「スマートフォンの出現」が一番と言っても過言ではないでしょう。毀誉褒貶の多かったスティーブ・ジョブズは大した人でした。

今では、猫も杓子も、街中で、電車の中で、あらゆる所で利用されています。しかも、我が国だけでなく、世界中至るところで。

そういう私も、電車の中で、この渓流斎ブログを書いてます(笑)。周囲を見渡しても7人掛けの椅子で、実に5人もがスマホをいじってます。音楽を聴いたり、ゲームをしたり、メールやニュースをチェックしたり、さまざまです。

残念なことは、以前見られたように、新聞を読んでいる人が一人もいないことです
中国・成都「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

そして、今、大きな問題になっているのが、歩きスマホです。

私も、周囲を見ないで、スマホの画面だけに熱中してこちらに向かって突進してくる老若男女には、毎日、いつも閉口しております。

道が分からなくて、地図を見てる人もおりますが、メールやラインなどいつでも返信できるのに、日本人はせっかちだなあ。

と、思っていたら、日本人だけじゃないんですね。

中国・成都「杜甫草堂」 Copyright par Duc de MatsuokaSousumu Kaqua

歩きスマホは、英語でそのまま、smartphone ?walking と言います。スマホ依存症も、smartphone addiction と実に簡単です。それだけ蔓延っているという証拠でしょう。

私も、海外旅行に行っている方かもしれませんが、やはり、何処に行っても、誰もがスマホに縋って、歩きスマホも多く見かけました。

事故や怪我に巻き込まれない限り、人間、早々、この便利過ぎるガジェットは手離せないのでしょう。

私は、永久に歩きスマホはなくならないと諦めております。

罰則を規定して息苦しい社会になるよりマシだと思っているからです。

と、ここまで書いたら、新聞に、神戸の駅ホームで、63歳の自称作家兼ミュージシャンが、歩きスマホをしていた55歳の無職女性に体当たりして、頭蓋骨骨折の重傷を負わせたニュースが出ていました。

容疑者は「スマホを見ている奴が悪い」と開き直っているとか。

何か、現実世界は想像以上に荒んでますね。

ウイークリーマンション・オーナーの転落と再起

中国・大連駅周辺 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

先週のある晩、独りで場末の無産者階級の行く一膳飯屋で、鯖味噌定食とお銚子一本で晩酌しながら、店で付けっ放しになっているテレビを見るとはなしに見ていました。

その番組は、週刊誌の「あの人は今」見たいな企画番組で、かつてのバブル期にウィークリーマンションのオーナーとして飛ぶ鳥を落とす勢いだったツカサマンションの川又三智彦元社長(69)の「その後」をやっていました。

川又さんは社長としてテレビコマーシャルにも出演していたので、私も知っておりました。彼は一時期は、東京・渋谷の超高級住宅街として知られる松濤に大豪邸を建てて、総資産1000億円と言われた不動産王でした。

それが、今や、自宅も手放し、家族も離散し、ホームレスのように狭いネットカフェに寝泊まりし、東京駅の駅前の一等地にスペースが3畳間ほどの、パソコンの机と椅子を置いたら、ギリギリの事務所を借りて、再起を図っていました。

 中国・大連駅周辺 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

ただ、唯一、救われたのは、そんな転落してしまった人生なのに、少しも明るさを忘れず、前向きで、コンビニで買ってきたモズクをネットカフェの狭い空間で啜りながら、絶えず笑顔と笑い声で過ごしていたことでした。

バブル期は、銀行から「お金を借りて下さい」「借りて下さい」と何十億円も何百億円も貸してくれたそうです。ウィークリーマンションは、ピーク時には40拠点、3600室もありましたが、バブル崩壊で倒産。幸い、米リーマン・ブラザースの傘下に入って再建することができましたが、結局、2008年のリーマン・ショックで、川又氏自身も870億円もの債務を背負って自己破産したそうです。

現在、毎月の年金14万円だけで、生活しているそうです。

いやあ、普通の人だったら、自殺するか、耐えきれず、失踪してしまうかどちらかなのに、笑顔が絶えない彼の姿を見て、尊崇の念すら湧いてきてしまいました。

 中国・大連駅周辺 Copyright Par Duc Matsuocha gouverneur

彼は今、再起を図って、福島県の磐越西線猪苗代駅近くにデイケアセンターを建設しようと、頑張っている姿で番組は終わりました。

彼のバイタリティーは何処から来るのか不思議だったので、家に帰って調べたところ、テレビでやっていた番組ほど生易しい状態ではなかったことが分かりました。ストレスからか、2度も脳梗塞に襲われて、介護の必要性を痛感したそうです。だから、介護施設をつくろうと頑張っていたんですね。

バブル絶頂期は総資産1000億円と言われてましたが、「社長としての給料は1000万円もいかなかった」と、日刊ゲンダイの昨年のインタビューに応えています。このインタビューでは、自宅は松濤ではなく、目黒区の祐天寺と書いてあったので、平仄が合わないと思いましたが、現在はホームレス状態というのは変わらないようでした。

テレビに出てきた川又元社長は、小綺麗な格好をしていたので、ネットカフェ生活で、洗濯はどうしているのか、冬物服は何処にあるのか、レーシック手術で眼鏡なしの生活になった、と語っていましたが、自己破産したのに、手術代はどうしたのだろうか?と様々な疑問も浮かびました。

これまた、調べてみると、債権者も倒産して、870億円もの債務もほぼなくなり、数冊本を出しているので、印税収入があったからかもしれないと推察しています。

いずれにせよ、こんな波乱万丈な人生を生き抜く川又さんのバイタリティーには本当に感服してしまいました。

日野原重明氏と笹川良一氏

東京・銀座のパリマルシェ

聖路加病院の日野原重明名誉院長が、渓流斎の誕生日である7月18日に105歳で亡くなり、世間では大騒ぎです。

彼の長年の功績、これまで「成人病」と言っていた病名を「生活習慣病」と言い換えるように提唱したこと、1970年のよど号ハイジャック事件で人質となり、「残りの人生は、困った人のために使おう」と決意したことなど、数々の美談が瀬戸内寂聴先生のコメントとともに報じられました。

それに異議を唱えた方がおります。名古屋にお住まいの豊田先生です。

…死者に鞭を打つつもりは毛頭ありませんが、テレビも新聞も、どこも日野原さんと笹川良一さんとの関係に触れていませんね。画龍点睛を欠くのではありませんか?

えっ?何のことですか?

そこで、調べたところ、東洋経済オンラインの記事「日野原氏は理想のために笹川マネーも使った105年の人生で残した多大な功績を振り返る」 (←こちらをクリック)がありました。そこには、こう書かれておりました。(記者はフリージャーナリストの大西康之氏)

…日野原氏が予防医療を目的とした「ライフ・プランニング・センター」の設立にあたって、資金を提供したのは財団法人日本船舶振興会(現日本財団)の笹川良一会長(1899-1995、当時)だった。

笹川氏は自らの主治医でもあった日野原氏の思想に共鳴し、センターの活動資金として日本船舶振興会から3億6000万円を拠出、さらに東京・港区にある笹川記念館の11階フロアを権利金・敷金なしの破格の家賃で貸した。…

へー、そうだったんですかあ。そこには続けてこう書かれてますね。

…毀誉褒貶の激しい笹川氏から支援を受けることについて、周囲は反対したが、日野原氏は「世のため人のためにお金を使おうとしている今の笹川氏は立派な人だ」と話し、堂々と金を受け取った。理想を実現するためには、現実と向き合う。そんなプラグマティズム(実用主義)が氏の真骨頂だった。…

笹川氏は晩年、聖路加病院の一泊数十万円もする高級スイートルームで過ごしていたという噂を聞いたことがありますが、そういう背景があったのですね。

ところで、もう一つ。豊田先生は、面白いサイトをご紹介して下さいました。

笹川良一氏の三男で、現在、日本財団会長の笹川陽平氏のブログ (←こちらをクリック)です。

世界各国を飛び歩き、何処そこに行って、誰と会ったか、非常に事細かく書かれ、写真もアップされております。

7月18日の夜は、何と、元NHKの国際ジャーナリスト、手嶋龍一氏とお会いしているではありませんか!

これは、今や紙衣の伊左衛門になった「安倍日誌」を読むより遥かに面白い!(笑)

あの著名な手嶋氏のことですから手ぶらでお会いすることはなく、応じる笹川氏もまさか手ぶらで返すわけには行かず、どんな密談をされたかというより、どれくらいの太郎さん(隠語)が積まれたのか妄想が逞しゅうなってしまいました。

はい、あくまでも妄想です。

祇園祭がやって来た!ヤア!ヤア!ヤア!

祇園祭 函谷鉾

前略

渓流斎様

貴人もご覧になった「祇園祭」の山鉾が今年も立ちました。7月12日は、鉾の曳き初めも行われました。

 13日の午後は菊水鉾、函谷鉾、長刀鉾を見てきました。写真は、その函谷鉾です。
 
今日14日当たりから観光客で、人出がどんどん増えます。
 前祭り(さきまつり)の山鉾巡行は17日ですが、宵宵山(15日)、宵山(16日)は凄い人出でしょう。

貴人と長刀鉾の前でうろついたのはあれは何年前のことでしたかね?大正から昭和になった頃でしたでしょうか。

 汗まみれで銭湯に浸かって、湯船でいい気分になったのを思い出します。後の兜麦酒が美味かったですね。
 
この頃、洛中も蒸し暑い日が続き、先ほど銭湯に浸かってきたところです。

京洛先生与利

追伸…昨晩、電話でお話をしていた治安維持法に詳しい小樽商科大学の荻野富士夫教授のインタビュー記事が、大朝に掲載されており、あまりにもの奇遇に驚きましたね。

共謀罪施行記念日と外部不経済論

勝海舟生誕地

今日から共謀罪を施行します。

悪い奴は実行しなくても、計画しただけで逮捕します。顔を見れば分かります。

人間には虚言癖があります。それが、たとえ国会の場であっても、裁判所でも、居酒屋でも、別に良心の呵責なんかありませんから、嘘をついても平気です。

片や「行政が歪められた」と言っても、片や「記憶にございません」と言えば、水掛け論です。

人間は永遠に理解し合えない動物ですから、今の世の中を決めているのは「人気」です。

人気さえあれば何をやっても許されるのです。

しかし、人気がなくなれば、ただの人。裏切り、転覆、人身掌握、何でもありです。

◇外部不経済

英経済学者マーシャルが提唱した経済用語として、外部不経済というものがあります。

これは、市場での経済活動の外側で発生する不利益が個人や企業など悪影響を与えることを指します。

これが、最近、観光業界や日本のお役所でも頻繁に使われるようになってきました。

つい最近まで、日本への訪日外国人観光客を1000万人の大台に乗せようという一大キャンペーンが、観光庁を中心に運動が起きました。それが5年前の2012年です。前年に東日本大震災と福島原発事故があったため、観光客が620万人に落ち込んだからです。

その後、13年についに念願の1000万人の大台を突破すると、中国人の「爆買い」も話題になり、昨年16年は、な、な、何と2400万人を突破していたのです。

道理で、私の通勤路になっている東京都心の銀座が外国人観光客で足の踏み場もないほどごった返しているわけでした。

莫大な観光収入が入り、地域を活性化してくれ、不景気対策になるというメリットがある半面、デメリットもあります。

また、最近は、観光客ではなく、どうみても身近に住み込んでいる赤ん坊連れのアジア系外国人も多く見かけるようになりました。これが、電車という公共施設の中で実にうるさい。我が物顔ですよ。

昔の話をすれば、鬼が笑いますが、昔は、外国人と言えば、大使館に勤務する人か、米軍関係者か、宗教ミッションか、学者文化人、語学講師に限られていましたが、最近は違ってきました。

人間は分かり合えませんから、外国人定住者の中にはいくら注意をしても、ゴミを出す日を守らなかったり、夜中に騒いで安眠妨害したり、不慣れなバスに乗って、一万円札を出して、時間のロスを同乗者に与えたり、集団でスクラムを組んで急いでいる通勤路を邪魔したりする事案がたまに起きます。

東京もそうですが、京都にお住まいの京洛先生は、「もう勘弁してくれー!」と叫び声をあげでいます。まるで、環境汚染されているといった雰囲気です。

こういったデメリットを外部不経済という言い方をします。

こういう事を言い出すと、革新的でリベラルな人たちは「不寛容な精神」だの、「移民排斥主義者」などと弾劾します。

そうじゃないんです。

日本人同士でさえ理解し合えないのに、宗教も文化も違う異国者に対して、自分の生まれ育った土地で何で気を遣って身を小さくして、縮こまって生きていかなければならないのかと気分不爽快に思っているだけなのです。

寛大を自慢する人たちは、彼らを引き受けて面倒見てくれるのならまだしも、そういう建前論を言う輩に限って、我関知せずの態度を決め込み、いざと言う時には自分たちの要塞に逃げ込んでしまうのです。

奴らは本当にズル賢いのです。

金持ち喧嘩せず、だから。

出目是閑吉満~長江実業グループ

築地も真っ青の大連食べ物横丁 Copyright par Duc MatsuokaSousumu kaqua

そこで問題です。正解の方は豪華景品が当たるかもしれません。その代わり、外れたら豪華景品を渓流斎宛に送ってもらいます(笑)。

【問1】
●出目是閑吉満、この方は誰でしょう?

【問2】
●老年学の世界的権威、英ケンブリッジ大学のオーブレイ・デ・グレイ博士の説では、今から20年後人間は何歳まで生きることが可能になるのでしょうか?
(a)150歳
(b)200歳
(c)250歳
(d)それ以上

【問3】
●今話題沸騰の毒性外来種「ヒアリ」の女王アリが1日に産む卵の数は?
(a)500個
(b)750個
(c)1000個
(d)それ以上

【問4】
●タックスヘイヴン(租税回避地)として中南米のパナマやケイマン諸島が有名ですが、アジアでも香港とシンガポールにもあります。もう一つ、アジアには知る人ぞ知るタックスヘイヴンは、何処の国の何島でしょうか?

【問5】
●香港最大の財閥は、不動産と金融の長江実業グループですが、創業者李嘉誠(リー・カーシン)は最初、何かで財を作ってこれだけのコングロマリットをつくることに成功しました。それは何でしょうか?
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全部できた方はかなりの物識りですが、いないと思います(笑)。

【問1の答】
●出目是閑吉満(1526~1616年)能面製作者、いわゆる面打。「でめ・ぜかん・よしみつ」と読みます。越前大野の人。豊臣秀吉から「天下一」の称号を与えられました。出目家は、近江の井関家と並び室町時代末から代々、面打の家業を継ぐ。
面打ちには格付けがあり、最も歴史の古い聖徳太子や弘法大師作となると「神作」と呼ばれます。

小面(こおもて=若い女面)が得意だった石川龍右衛門(南北朝~室町時代初期)は、「十作」の一人に数えられ、今でも伝わっております。

【問2の答】
(d)のそれ以上。人間の寿命は、1000歳まで生きられるとか。ほんまかいな。秘訣は、細胞のダメージを極力抑え、細胞の復元に努めるといいらしいのですが、複雑過ぎてあたしには分かりません。

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【問3の答】
(d)のそれ以上。ヒアリの女王アリは、1日1400個も卵を産むそうです。ダメだ、こりゃ。

【問4の答】
マレーシアのラブワン島です。日本の某金融会社もここに支店を置いていたとか。ということは…。

【問5の答】

創業者李嘉誠が1949年にいつまでも枯れない造花を「香港フラワー」のブランドで欧米に輸出して巨万の富を得たそうです。香港最大の企業集団・長江実業グループ創設者兼会長の2013年度世界長者番付資産は310億米ドルとされ、世界8位の大富豪だとか。So what?

【拡散禁止!】日本会議、加計学園問題は矮小な話

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京洛先生 相変わらずつまらないブログを書いてますな。何が「日本会議」ですか。あんなもん、活字芸者が騒いでいるだけで大した勢力でも何でもないですよ。騒ぎ過ぎですよ。

渓流斎 はあ、あれでも、朝の5時に起きて一生懸命に書いたんですけど…。あたしゃ活字芸者じゃないので、原稿料なしで…。

京洛先生 だから、ああたは駄目なんですよ。本質を見抜いていない。物事は、今流行りの本当か嘘かではないのです。本質か、本質ではないか、なんです。
日本会議なぞはその典型で、単なる1万人かそこらの極右集団ということだけで、何の本質もありません。早晩、内部分裂して雲散霧消するはずです。そういうことを、ああたは書かなきゃならないのです。

渓流斎 はあ…

京洛先生 森友学園も、加計学園の問題もそうですよ。小さい、小さい。実に小さい。人間の業の中のほんの僅かなちっぽけな通過点に過ぎませんよ。首相の安倍そのものが器が小さ過ぎます。
それより、よくぞ大手マスコミはあそこまで、「国有地を破格の安値で払い下げた」なぞと非難できますね。

マスコミも同罪じゃないですか。

朝日新聞の築地本社は、もともと海上保安庁の国有地ですよ。格安どころか、目の玉が飛び出るほどの安値で払い下げを受けたのですから。

毎日新聞の一ツ橋のパレスサイドビルだって国有地。政府に楯突くのが可笑しい(笑)。

その点、安倍の広報機関紙とお墨付きを得た読売新聞は偉い。大手町の国有地を払い下げてもらった御恩を一生忘れていない。91歳にもなるナベツネが今でも陰に陽に最高権力者として君臨することができるのも、この国有地払い下げで暗躍したからですよ。まさに、論功行賞。生涯年金、生涯保障ですよ。

大手町族の産経新聞も、日本経済新聞も同じ穴の貉。みんな、国有地払い下げです。天下の公共放送NHKだって、豊洲に移して空いた築地市場に社屋を移転する話が、石原都知事との間で決着がつくところだったんですからね。

どこも、森友学園や加計学園の払い下げを批判できないのです。天に唾を吐くようなもんです。

こういうのが本質です。分かるでしょ?こういうこと書かなきゃならんのです。

渓流斎 はあ…

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京洛先生 はあ、じゃないんですよ。ああたは、まったく本質が分かっておらん。

マスコミは「忖度」「忖度」と騒いでおりますが、昔から、物事は最高権力者の裁量で決まるのです。

だから、安倍首相も、はっきりと、俺の友人の加計君にくれてやった。何か文句あるか、と言えばいいだけの話なんです。そして、朝日さん、あんたんとこにも安く分けてやりましたよね、と言えばいいんです。

無知な大衆は歴史を学ぼうとしないのです。

元を言えば、東京の一等地なんて、大手町にしろ、殆どが大名の上屋敷じゃないんですか。薩長の盗賊が暴力で革命を起こして分捕って、好き放題に分けただけですよ。

だから、世の中、うまく立ち回ったもん、才覚のあるもんが勝ちなんです。これが本質。

政商と言われようが、利権屋と言われようが、おべっかや追従ができない奴がヤッカミで言ってるだけなんですよ。

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渓流斎 はあ、しかしながら、先生は庶民の味方じゃなかったのですか?

京洛先生 そういうことを言うから、ああたは駄目なんですよ。物事の本質が分かっておらん!

体制派も反体制もないんです。マスコミがいい例でしょう?反体制のポーズを取っているだけで、裏でしっかり政府と手を握っているのです。

右翼も左翼も極右も極左もないのです。

そんなもん、幼稚園の席順にも劣る話で、何ら本質を突いていない。

右翼思想を持つ左翼も、左翼的思考を持つ右翼もたくさんいるのです。極右と極左は、実は大変仲がいいのは、共通のエートスを持っているからです。似た者同士なんですよ。これが、本質。無知な庶民はそこが分かっていない。

渓流斎 はあ、そんなもんすか。

京洛先生 そんなもんですよ。

昨日も奈良の春日大社に行ってきて、帰りの電車の中で日刊ゲンダイを買って読みましたが、安倍の支持が落ちると北朝鮮がミサイルを打ち上げて、脅威を撒き散らす。人気挽回のために、裏で手を引いて連絡し合ってるんじゃないか、などと推論を展開してますが、案外、そういう話が本質になるのです(笑)。

渓流斎 えっ?それでは、本質なら嘘でも構わないのですか?

京洛先生 またまた、ああたは、そういう屁理屈を捏ねるから駄目なんですよ。

小池都知事なんか見てご覧なさい。細川にくっつき、小沢にくっつき、自民にくっつき、節操のない渡り烏。元キャスターかライターか知らないけど、庶民はあんなんでコロッと騙される。

都民ファーストなんて、大半が政治経験のない烏合の衆の集まりです。親分の金を持ち逃げした元政治秘書もいるそうじゃないですか。そのうち、週刊誌が続々とスキャンダルを書き出すことでしょう。

ま、ああたも頑張ってくらさい。

渓流斎 はあ

「日本会議の正体」

目黒不動尊(目黒とは、眼が黒いのではなく、馬の畔道という説があり、ビックリ)

松居一男です。この度は、世間の皆様にはお騒がせ致しました。

さて、青木理著「日本会議の正体」(平凡社新書)を読了しました。

この本は、菅野完著「日本会議の研究」(扶桑社新書)と対をなすもので、性格もアプローチの仕方もちょっと違います。

菅野本が、地を這うようにして泥んこになりながら、この安倍政権に多大な影響を与えている右翼団体の実体を探ろうと格闘している様がよく現れているとしますと、大手マスコミ出身の青木本は、最初から大きなハンディをもらい、余裕で大所高所から俯瞰的に論じている感じです。

菅野氏は一人で格闘していたのに対して、青木氏は、出版界では有名で優秀な編集者の「金澤君」(小生もお会いしたことあります=笑)を引き連れたり、週刊誌「AERA」の連載を語り、主語も「私たち」だったりします。(新潮社新書の編集者安河君も頑張らなければいけませんね)

菅野本は、ほぼ「生長の家」一色なのに対して、青木本は、海外の論調にも目配りし、もっと全国規模の右翼団体の緩やかではありますが、緊密な連係と歴史を描いております。

どちらかと言えば、後世の資料的価値があるのは青木本ですが、独特の文体の菅野本は、推理小説を読むような謎解きの部分があり、面白さではこちらに軍配が上がりました。

いずれにせよ、両方読めば、貴方も日本会議通になれることは間違いないでしょう(笑)。

本居長世の碑

例によって、青木本を備忘録として換骨奪胎で引用しますとー。(著者に倣って敬称略、肩書等はいずれも当時のもの)

●日本会議は1997年5月30日、有力な右派団体「日本を守る国民会議」と「日本を守る会」が合流する形で産声をあげた。

●前者の「国民会議」1981年に発足。議長は加瀬俊一(外交評論家)、運営委員長は黛敏郎(作曲家)。主な役員は、清水幾多郎(学習院大学教授)、江藤淳(評論家)、瀬島龍三(伊藤忠商事会長)、井深大(ソニー名誉会長)、塚本幸一(ワコール創業者)、百地章(日大教授)、大原康男(國學院大教授)ら。

※他に世間では有名な右翼論客がほぼ全員参加しておりますが省略。百地さんは、菅野本でもよく出てきた生長の家筋。ソニーの井深さんは意外でした。

●後者の「守る会」は1974年、主に右派系の宗教団体を中心に結成。呼び掛け人は、鎌倉円覚寺貫主などを歴任した臨済宗の朝比奈宗源。彼は、尾崎行雄や賀川豊彦らと「世界連邦運動」などを繰り広げた。代表委員などの役員は、伊達巽(明治神宮)、谷口雅春(生長の家)、富岡盛彦(富岡八幡宮)、蓮沼門三(修養団)、安岡正篤(陽明学者)ら。

※いわゆる屋台骨の生長の家など新興宗教だけでなく、既存の伝統宗教もかなり入会しておりました。この中での注目は、修養団の蓮沼さんですね。私も渓流斎ブログ2017年2月10日付「蓮沼門三~修養団~フジタ」で、この方について、詳しく触れております(笑)。

●15年4月現在、日本会議の会員は、約3万8000人。年会費1万円。維持会員3万円、篤志会員10万円、女性5000円。

※女性にやさしい。

●全国に8万数千社ある神社の90数%を束ねる「神社本庁」が結成した神道政治連盟(神政連)国会議員懇談会のメンバーは、衆参両院合わせて304人。(衆院223人、参院81人)

●JR原宿駅近くの一等地にある明治神宮は、内苑と外苑を合わせて数十万坪の敷地を所有し、神宮球場や結婚式場の明治記念館、テニスクラブ、ゴルフ練習場などで、グループ子会社の年間売上高は約110億円(「ダイヤモンド」2011年7月2日号)。

※財政が苦しい日本会議の頼みの資金源になっているようです。

●海外メディアは日本会議のことを「極端な右派」(米CNN)、「極右ロビー団体」(豪ABC)、「強力な超国家主義団体」(仏ルモンド)などと報道。

※欧米メディアの報道が正しいとは限りませんが、日本のメディアが報道するはるか以前からかなり辛辣な色眼鏡で日本会議には注目していたようです。

と、ここまで書いていたら、都議会選挙で自民党が歴史的惨敗に終わったことから、早くも「潮目が変わった」との報道のオンパレード。

世の中の速い動きにはついていけましぇん。