成功とは?

フォロロマーナ

昨日、書き忘れたことがありました。茂木氏の「脳」整理法の中で一番、印象深かった言葉です。そのまま、引用するのではなく、自分で噛み砕いて記してみます。

「…人生とは、必然であり、偶然である偶有性でに支配されている。ということは、いつでも、どんな時でも、状況はどうなってしまうのか不確実なのである。成功するかどうか分からない、どうなるのかわからないという不安な気持ちを乗り越えて挑戦し、そのことによってわずかでも成功する体験が一度でもあると、『不確実な状況下で挑戦する』という脳のルートが強化される。脳が強化されれば、そのような行動が、それからは、苦労しなくても無意識にとれることになる」

とにかく、勇気を出して「行動」して、何かを「発見」して、それらを「受容」すれば、精神的な安定を勝ち取ることができるのではないでしょうか。

さて、昨日は統一地方選挙が、全国の13都道県で告示されましたね。

やはり、注目は首都・東京です。14人が立候補しました。

面白いのは、本命の方々はさておいて、「落選確実」ながら、実にユニークな人が出揃ったことです。

お馴染みの発明家がいれば、某宗教団体系のタレント、タクシーの運転手、不動産鑑定士、ストリートミュージッシャン…。あの高島易断の総本家総裁の方も立候補されるのですね。驚きました。

供託金は300万円で、没収されるでしょうが、これらは都の予算に計上されるのでしょうか?どなたかご存知の方は教えてください。ついでに、ホリエモンは5億円の保釈金を払ったらしいのですが、このお金はどこに消えてしまうのでしょうか?…夜も眠れません。

「落選確実」ながら立候補した彼らも、勇気を出して「行動」したのですから、何かを発見することでしょう。他人がとやかく言うことではありません。所詮、人間なんて芥子粒みたいな存在なのですから。

立ち飲み屋の赤羽「いこい」は

ローマ

公開日時: 2007年3月21日 @ 19:25

総務省が発表した2006年の「労働調査」によると、年収が200万円未満のワーキングプアと呼ばれる人たちは、自営業が443万人、正社員が447万人、パート、アルバイト、派遣、契約などの非正規社員が1284万人で合わせて、2174万人に達するそうです。

労働総人口が6384万人なので、実に日本人の3分の1がワーキングプアなのです。これに、年上限200万円の失業保険が受給されている失業者294万人、年200万円が支給される生活保護世帯が106万世帯あることから、日本全国で、2500万人を超す人がワーキングプアということになります。

ちなみに、米国では、「4人家族で、年収1万9307弗以下」の人が3700万人おり、彼らは人口の12・7%を占めるといいます。

日本では、およそ、四人に一人が貧乏人ということになるのでしょうか。

これが、現代社会の実態です。

テレビや新聞雑誌であれこれしゃべっている人間は、当然のことながら、彼らの「痛み」は分かっていません。無視するか、無知のまま、発言しています。

赤羽にある評判の立ち飲み屋「いこい」に行ってきました。朝7時から夜10時までやっている店です。

朝7時から飲みにくるような人はどんな連中なのでしょうか?というより、朝7時から飲まざるをえない人たちの心をあなたは理解してあげることができるでしょうか?

ビール380円、お酒1合が180円、煮込み110円、鰺刺身150円、おでん150円…といった激安さです。

お客さんは平均年齢50歳。髪の毛はボサボサの白髪交じり、顔は日に焼け、深い皺がナイフでえぐったように縦横に走り、服装は、ペラペラの作業服のようなジャンパーにジーパンでお世辞にも立派とは言えません。手を厚く、赤く腫れぼったく、肉体労働に長年従事したような体つきです。

恐らく、みんな独身。どいつもこいつも似通って、髭面で、歯が抜けた人も多い。どこか、憎めない酔っ払い連中で、大宮の競輪場で身ぐるみを剥がされて、オケラ街道をトボトボ歩く連中と瓜二つでした。

それは他人事だと思っていたら、鏡に写った自分の姿でした。

唖然、呆然、怒髪天を衝く

ローマ

個人的なことを書きます。

先週の金曜日に私の住むマンションの隣家で小火(ボヤ)騒ぎがありました。

不幸中の幸いでした。

正確に言うと、隣りの隣りの部屋の504号室で、隣家の501号室のKさんが異常に気がついて、消防署に電話して「早期発見」のおかげで、ボヤで済んだのでした。

私が、その部屋に入った時には、火は鎮火していたものの、煙が充満していて、息子さんが部屋で倒れていました。動かそうと思っても、恐らく身長は185センチくらい、体重も90キロ以上あり、とても、動かせませんでした。少し煙を吸い込んでしまったの苦しくなり、外に出て、再度、挑戦しようとしたときに、消防員が駆けつけてきてくれて、すべて、解決しました。消防車は3台、消防員は30人以上来たのではないでしょうか。

私も煙を吸い込んでしまったので、その日は半日、気分は冴えませんでした。

これだけの大騒ぎになったのに、504号室の住人は、その後、Kさん宅にも私宅にも何の挨拶もありませんでした。

別に「貸し折り」を持って来いと言っているわけではありません。ただ一言、「先日はご迷惑をお掛けしました」と言ってくだされば、「これからは気をつけてくださいね。我々も協力しますから」で終わる話なのです。

そんなコミュニケーションさえありません。

背中がそら寒い恐怖さえ感じました。

実は、504号室の住人は、昨年末、ひっそりと引越してきて、近隣に何の挨拶もありませんでした。ですから、家族構成も名前すら知らなかったのです。

それが、今回、判明したことは、どうやら、お父さんと息子の二人暮らしで、母親は事情があって、いませんでした。その息子さんも知的障害のある人でした。30歳くらいにみえたのですが、16歳でした。

そういう複雑な事情があって、引っ越してきても周囲に挨拶をせずに「ひっそりと」暮らしたいという気持ちは分からないでもありません。しかし、とはいえねえ…

お父さんが仕事に出ていて、息子さんが一人きりになった時、また、火の不始末で、再度、こういう事態が起きない可能性はありません。消防も、詳しい、出火原因を詳らかにしなかったので、ますます、疑念と不安が深まります。

それにしても、このお父さんという人の頭の神経がどういう構造をしているのか分かりません。

常識に欠けた人が世の中にいるものだと注意しながら生きるしかないのかもしれません。

さっぱりわからん

ローマ

「健康になれれば、死んでもかまわない」というのは、よくできた小噺だと常日頃から思っています。

ですから、「紅茶キノコ」だの、「指回し」だの「1円玉を腰に貼ったら長年の腰痛が治った」などといった「民間療法」でも「へー」と思って、興味を持って眺めていたりします。

そういった「眉唾もの」の健康情報ですと、まあ、笑って許せますが、権威のあるドクター資格を持った医学者が正反対のことを言ったりすると、どちらのことを信じたら、さっぱりわからなくなってしまうのです。

これは、大袈裟に言えば、犯罪に近いのではないでしょうか。

このブログでも昨年の8月27日に「病気にならない生き方」というタイトルで、胃腸内視鏡外科医の世界的権威である新谷弘実氏の著作を紹介しました。http://blog.goo.ne.jp/keiryusai/e/396138f2f116658fb46c72ec2411bdb7

同氏は、俳優のダスティン・ホフマンや中曽根康弘元首相ら、これまで30万例以上の胃腸を診てきた結果、

●食生活は肉食を避け、菜食中心にすること。植物性(穀物、豆類、野菜、キノコ類、果物、海藻)85%、動物性(肉、魚、卵、牛乳など)15%が理想。

●市販の牛乳は「錆びた脂」なので、牛乳や、チーズ、ヨーグルトなどの乳製品は食べない。

ことなどを力説していました。

この影響で、私などは、牛乳を飲まなくなったし、ヨーグルトも食べなくなったくらいなのです。

ところが、昨日、東京新聞に掲載されていた病理学者の家森幸男氏によると、まるっきり、正反対のことを言っているのです。

要するに、健康と長寿を願うなら「もっとたくさんヨーグルトを食べなさい」と主張しているのです。

同氏は、一時期ブームになった「カスピ海ヨーグルト」を日本に広めた「仕掛け人」ですから、無理もない話なのかもしれませんが、庶民は、どっちを信じたらいいのか、さっぱりわかなくなってしまいますよね。

家森氏は、1985年から2005年にかけて、25カ国61地域を駆け巡り、1万5千人の尿を集めて、成分を調べて、脳卒中を防ぐために「減塩とタンパク質を摂ることが重要」という結論に達しました。

特に食塩に含まれるナトリウムは、コレステロールの吸収を促し、取りすぎると高血圧や動脈硬化の原因になるといいます。

日本人は一日平均12gの食塩を摂取しますが、これを6gまで減らせば、脳卒中の死亡率はゼロまで低下させることができるというです。

「ヨーグルト」では見解がまるっき正反対の二人ですが、野菜や穀物を中心にした食生活を推奨していることだけは共通しています。

家森氏によると、大豆に含まれるイソフラボンや魚に含まれるタウリンには、血圧やコレステロールを下げ、血流をよくして、ガンを予防したりする働きがあるといいます。

それにしても、ヨーグルトです。

新谷氏は「食べるな」と言いますし、家森氏は、毎日、きな粉入りの「カスピ海ヨーグルト」を食べて、植物性タンパク質とイソフラボンを吸収し、健康を保っていると言います。

さて、食べるべきか、食べざるべきかー。

「『狂い』のすすめ」

ローマ

ひろさちや氏の「『狂い』のすすめ」を面白く読んでいます。言い方は悪いのですが、「天下の暴論」と言っていいでしょう。悪い意味で使っていませんが、大袈裟に言えば、これまでの常識や定説をひっくり返すコペルニクス的転回です。

とにかく「世間を信用するな」「常識を疑え」と奨めているのです。

何しろ「人生に意味なんかありはしない。だから、生き甲斐だの、目的意識を持つな」と言うのです。

「自分を弱者だと自覚して、自由に孤独を生きよ」と促します。

どこか坂口安吾の「堕落論」に通じるところがあります。

筆者は若い時に最も影響を受けたサマーセット・モームの「人間の絆」から引用します。

「人は生まれ、苦しみ、そして死ぬ。人生の意味など、そんなものは何もない。そして人間の一生もまた、何の役に立たないのだ。彼が生まれて来ようと、来なかろうと、生きていようと、死んでしまおうと、そんなことは一切影響もない。生も無意味、死もまた無意味なのだ」

もちろん、これを聞いて、虚無主義に陥る人もいるでしょうが、「人間の絆」の主人公フィリップはその正反対で、自己を解放されるのです。

「今こそ責任の最後の重荷が、取り除かれたような気がした。そして、はじめて、完全な自由を感じたのだった。彼の存在の無意味さが、かえって一種の力に変わった。そして今までは、迫害されてばかりいるように思った冷酷な運命と、今や突然、対等の立場に立ったとような気がしてきた。というのは、一度人生が無意味と決まれば、世界はその冷酷さを奪われたも同然だったからだ」

現在、順風満帆な人生を送っている人には、何の効果もない言葉でしょうが、逆境に晒されている人にとって、これ程心強い哲学思想はありません。

私も大いに救われました。

福音

体がとにかく冷えているようです。温めるようにしてください。恐らく心が冷えきっているからでしょう。しかし、めげてはいけません。

あなたは、今の社会では 生きるのがとても 生き辛いタイプでもあります。でも 諦めないでください。今は変化の時代なのです。今まで 本当に頑張ってきましたね。でも、もう 未来は絶対大丈夫です。あなたは本当の事をする人です。すごく「気」を取り入れやすい体質です。あなたには 強力な後楯が必要なようです。 風をもって働き、風のようにあらゆる面にも 進み行くことができますが、 必ず強力な背景がなくてはなりません。自己の信じるところに突貫主義の使命を守り、強情と自尊心を反省しつつ進めば 世人の引き立てにて 思わぬ幸運をつかみます。それが使命なのです。

ローマ

あなたは、とても素直な人だ分かって、驚きました。 あなたの気性とは「 性はげしく 勇 つねに充満し善にも悪にも強い。 常に不平不満を帯びて 怒気内心に溢れるがごとき相を備へるのが常でありますが、義心強く 頑固一徹の風自ずと表に現れる。我が儘勝手な風強く、高慢と意地の強きために、損する事しばしばありますが、悪意をもって人を落とし入れようとする小細工などはできません。勇と智が強くて 仁 (和)が少ないのがミタマさんのタイプです」。だから、あなはいかにも人間関係を円満にするのが苦手かわかります。成就する為には協力者がいかに大切かがわかります。風のタイプだから、強力な後楯がないと消えてしまうのです。だから不安なのです。

あなたには伝える使命を必ず果たせます!! 本を書くかも知れません。 今 どんなに辛いかわかります。 先が見えない感覚は 自信を持つのも苦しいでしょうが、魂は向かってるはずなのですら。光りに向かっています。あなたは何処までも信じているので、 生きているのだと思います。何処までも、信じているから諦めきれないのだと思います。

Peace of mind

ローマ

やんごとなき御方が、精神的ストレスからか、鼻出血や腸壁からの出血があったといいます。

精神的ストレスというのも怖いものですね。病気というのは、気の病と書きますから、やはり、精神的な要素が大きいのかもしれません。

社会的地位、出自、門閥、性別、境遇、国籍、年齢、職業など関係なく、心穏やかに生きられたら、どんなに幸せか、と思います。逆に言えば、心の平安を得られた人が幸福を勝ち得るのではないでしょうか。

どんなにお金があっても、どんなに境遇に恵まれていても、peace of mind が得られなければ、毎日が充実しないことでしょう。

邪気がないのが一番です。

そういえば、私も、最近、「我を忘れて」とか、無邪気といった忘我の状態をしばし味わっていません。

心の平安は努力しようと思ってもなかなか得られるものではありません。

精神的修養と称して座禅でもくめばいいのでしょうか?

女房関白の時代 

ローマ

公開日時: 2007年3月11日 @ 09:56

大手メーカー勤務のAさんは、早い帰宅だったので、奥さんに「これから帰ります」とメールを打ちました。

奥さんから帰ってきた返事は

「牛乳、レタス、マヨネーズ」の3文字のみ。

「買ってきてください」とも「帰りがけに、スーパーでも」とも何とも書いていません。わずか、3つの単語のみ。

かつて、高度成長期のモーレツサラリーマンのお父さんは、家に帰れば、奥さんに対して、

「フロ、めし、寝る」

の3つの単語のみで用を済ませていました。

その逆を彷彿とさせますね。

本来、男より、女の方が強いのではないでしょうか。

だからこそ、わざと、か弱く見せて、男の庇護を求めるふりをする…。

結婚式で「角隠し」をするのも、その名残なのかもしれません。昔の人は偉い。

作家のYさんも「女性というのは、本当に、恐ろしいですよ…。その点、わたし、女で、女に生まれて本当によかったと思います。女は怖いですよ…」としみじみ話されていたことを思い出します。

こういうことを書くと、必ず、女性の方から抗議が殺到します。しかし、怖いので、コメントは削除しませんので。

他力本願

ローマ

2月23日に46歳の若さで急逝した哲学者の池田晶子さんは、どうやら他力本願の人だったようですね。

携帯電話を持たず、インターネットもメールもしない。テレビは、見るとしたら、ニュースと天気予報程度。ひたすら、自己の人生を思索の時間に当てていたようです。

その結果、会得した最期で最大の人生訓は、

「生きるも死ぬも、全て他力によるものである」

という他力本願思想。

確かに、人間、生まれてきたのも偶然。死ぬのも偶然。結婚するのも偶然。(人は、赤い糸で結ばれた運命と言いまするが。)子供が生まれるのも偶然。あー、その繰り返し。

「人生は、自分の人生だと思うから不自由なのである」

うーん、確かにそうですね。人生は、仏教で言う「求不得苦」です。何一つ、自分の思い通りになることはありません。何1つ。

「人生というものを、生まれてから死ぬまでの一定の期間と限定して、しかも、それを自分の権利だと主張することが、現代人の人生観である」

「これはあまりにも貧しい」

ということで、彼女は、他力こそ本願、と主張するのです。

確かに「自分の人生だから不自由だ」という言葉は、キラリと光り、勇気付けられます。

だが、その一方では…

努力もやめて、すべて天に任せて、気楽に生きる。どうせ、自分の人生など思い通りにいかないのだから、あがくだけで、無駄。さのよいよい。

「他力本願」にそういう臭いも感じます。

恥を知れ!

ローマ

公開日時: 2007年3月9日 @ 10:55

今、ニュースで一番気になって、心を痛めているのは、全国で、色々な「金目」の資材などが次々と窃盗されている事件です。

銅線や鉄パイプをはじめ、お寺の釣鐘やガードレール、マンホール、公園の滑り台まで持ち去っている人がいます。

一体、誰が何の目的でこんなことをするのでしょうか?

もちろん、転売するためでしょう。

本当に困ったことです。私が今住む所でも、新聞の地域版に鋼管や銅線の盗難事件が片隅に載っているぐらいですから、全国で一体どれくらいの件数が起きているのか、想像もつきません。

日本人はもう少し倫理観を持った「恥を知る」民族ではなかったでしょうか?

「武士は喰わねど高楊枝」「痩せ我慢」…

こういう時に限って、教育の問題を掲げる人がいますが、恐らく、盗賊たちは、もうとうが立った確信犯の大人たちでしょうから、矯正のしようがないでしょう。

転売されているとしたら、盗品を受け入れる「組織」があるということです。全く、腐ってます。

憤りだけで、名案が浮かびません。